山行記録

北陸
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2017/08/07

【縦走】夏季合宿・剣御前小舎集中(立山周回1泊コース)

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夏季合宿・剣御前小舎集中(立山周回1泊コース)



山  域:立山連峰(剱御前、別山南峰、真砂岳、富士ノ折立、大汝山、雄山)

期  日:2017年8月5日,6日

参加者:CL石川、SL軽石、須藤、新井(望)、横尾


アルバム

行動記録:8/5 熊谷駅南口 4:00 → 扇沢 7:40/8:00 → 室堂ターミナル 9:55/10:20 → 雷鳥沢キャンプ場 11:05/11:35 → 剱御前小舎 14:15

8/6 剱御前小舎 6:00 → 別山南峰6:35/6:40 → 真砂岳 7:40/7:45 → 富士ノ折立 8:45/9:00 → 大汝山 9:15/9:30 → 雄山 9:50/10:35 → 一ノ越 11:25/11:35 → 室堂ターミナル 12:15/12:45 → 扇沢 14:20/14:30 → 熊谷駅 20:00

【1日目8/5】
 今回の山行は、剱御前小舎に宿泊して夏の立山、剱岳を3グループに分かれて縦走する。私たちのグループは、1日目は雷鳥沢経由で剱御前小舎へ、2日目に立山を縦走するコース。

 午前4時、まだ暗い熊谷駅を2泊組の皆さんと一緒に出発。少しずつ東から明るくなる中を関越道から上信越道へ。トンネルをいくつか抜けて長野県に入ると空は晴れ、八ヶ岳や浅間山がくっきり見える中を進んでゆく。遠く北アルプス方面を望み期待が膨らむ。

 7:40立山黒部アルペンルートの起点・扇沢に到着。装備を整えて8:00発のトローリーバスに乗り込む。15分ほどで黒部ダム駅に到着し、冷りとしたトンネルを徒歩で抜けると黒部ダムが見えてきた。空が近く感じる。晴天の下、ダムの放水に虹が掛っていた。幸先佳し。ケーブルカーで黒部平、ロープウエイで大観峰へ。展望台からは黒部湖、対岸の赤沢岳、針の木岳、さらに鹿島槍、五竜岳といった後立山連峰の山々も望め、少しずつ気持が昂っていく。トローリーバスで9:55室堂ターミナルに到着。集合写真撮影後、グループごとに行動開始。

 10:20室堂出発。雲の切れ間から時折青空が見え日が差すこともあるが、天候はおおむね曇り。立山は中腹から上が雲に隠れているが、一ノ越から雄山に登る斜面には沢山の行列が見える。前夜泊組の人達もこの渋滞の中にいるのだろうか。みくりが池の淵を回ってシナノキンバイやチングルマ(たぶん?)などの高山植物の群生の間の道を進むと強いイオウの臭いがする。地獄谷火山監視小屋周辺は風向きにより地獄谷から火山ガスが登ってくるようだ。雷鳥荘を過ぎるとオレンジ、黄、緑、色とりどりのテントがいくつも見える雷鳥沢キャンプ場を眼下に望む。石段に沿って約100mを一気に下りキャンプ場に到着。

 昼食後、剱御前小舎に向け出発。小川を渡ると早速登りが始まる。標高差約500mを体調を整えながらゆっくりと登って行く。時折太陽が顔を出すと一気に暑くなってくるが、少し登ると雪渓が現れ、冷やり気持ち良い。例年に比べ今年は残雪が多いようだ。キックステップで注意しながら登って行く。登山道に戻ると、白やピンクの可憐な高山植物があちらこちらに咲いている。花の名前を知らないのが残念。何度か休憩を入れながらひたすら登って行くと、突然前方で歓声が上がる。一羽の雷鳥が登山道に現れたのだ。登山者が取り囲んでシャッターを押す。周りに人がいてもまったく気にしない様子。後で調べたら、この辺りは「雷鳥坂」という場所らしい。一羽だけだったが、ここまで登ってきた甲斐があった。さらに登って行くとようやく剱御前小舎が見えてきた。

 14:15剱御前小舎到着。荷物を部屋に置いて早速ビールで乾杯。冷えていなかったが美味い。夕食後、まだ明るいので小屋の外を散歩していると、雲に覆われていた剱岳が姿を現してきた。夕日に照らされ岩の凹凸がくっきり見え、まさに「岩の殿堂」と言われる厳しい山容だ。「いつかは登ってみたい」と心に刻んでおく。



【2日目8/6】
 夜中の雨は明け方には上がっていたが、空は依然濃い雲に包まれていた。朝食後、出発準備を整えて外に出ると、雲が少しずつ晴れ剱岳もはっきり見える。

 6:00剱御前小舎から別山に向け出発。左手に剱岳を見ながら少し登ると、右手前方に今日登る雄山、大汝山方面がはっきり見える。今日は雲に隠れていない。30分ほどで別山南峰頂上に到着。日差しは無いが雲がだいぶ取れてきて、剱岳の全容が美しく見える。

 別山から真砂岳、大走り分岐にかけては緩やかな稜線歩き。右手に室堂平を見下ろし、左手に雲の合間から覗く鹿島槍などを眺めながら、イワツメクサやイワキキョウなどがそこかしこに咲く登山道は快適、気持ち良い!真砂岳の山頂は標識がないとどこが頂上か分からないほどなだらか。内蔵助カールの大雪渓も例年より雪が多いとのこと。稜線近くまで雪が残っている。大走り分岐から富士ノ折立に向かう途中で、ゴツゴツした岩が増え登山道は岩稜帯へと変わっていく。浮き石も多く、注意しながら一歩ずつ登って行く。この辺りで雄山方面から来た登山者が増えてきた。富士ノ折立への登りの途中で振り返ると、西側の雲が切れ富山市方面?、日本海(富山湾)、その先には能登半島らしい陸地も見えた。

 富士ノ折立では、一旦ザックを置いて持参したヘルメットをかぶり、頂上岩塔へのちょっとした岩登り体験。岩塔の上では足元まで遮る物の無い360°の大パノラマ、雄大な眺望を愉しむ。富士ノ折立から岩場を下り、登り返して15分で立山最高峰の大汝山に到着。頂上から雄山神社が間近に見える。一方で、今日は見納めとなる剱岳はガスに覆われてしまい、拝めないのが名残惜しい。



 そして、いよいよ雄山へ。20分ほど岩稜を歩いて9:50雄山神社に到着。初登頂の記念に頂上峰本社を参拝。参拝料500円を払うと鈴の付いたお札をいただき、鳥居を潜って社殿への石段を登る。お祓いの前に「雄山頂上 標高3003m」の標識を囲んで皆で写真撮影。天候が良ければ富士山と白山が見えるらしいが、今日の天気では無理か。安全登山のお払いの後お神酒をいただき、社務所前で昼食をとる。登ってくる人の多さに驚く。老若男女、日本人だけでなく外国人も多い。特に目立つのは同じジャージを着た小中学生の遠足?の集団。先生が声を張り上げている。怪我のないように引率するのは大変だ。

 昼食の間に雄山周囲は雲に包まれてしまい、雲行きが怪しくなってきた。一ノ越へ向け下山開始。ガレた岩場や砂ザレた斜面もあったが、想像していたより登山道は踏み固められており、それほど歩き難さは感じなかった。それより登り下りの登山者の行列が悩ましい。集団が通り過ぎる度に、何度も足止めされる。それでも何とか50分で一ノ越に辿り着く。天候はいよいよ怪しくなり、雷の音まで聞こえてきた。トイレを済ませて急ぎ室堂ターミナルへ向かう。周囲は完全にガスに包まれてしまい、室堂方面は全く見えず、ひたすら石道を下って行く。途中、残雪が被さっている個所を何か所も通るが、自分たちが何処にいるのか分からないのが困る。ガスの先に立山室堂山荘が見えてきたところで、いよいよ雨が降る始めた。あと少しの距離を一気に駆け抜け、計画より2時間近く早い12:15室堂ターミナルに到着。振り返ると立山三山は完全に雲に隠れていた。

 私としては、今回が2回目の会山行参加で初めての北アルプス登山、それもいつかは行ってみたいと思っていた立山縦走であった。行動中は比較的天候に恵まれ、立山だけでなく剱岳や後立山連峰の山々をはじめとした雄大な景色を愉しみ、沢山の高山植物や雷鳥にまで会えたのが嬉しかった。また、縦走では、別山から富士ノ折立までの穏やかな稜線、富士ノ折立から大汝山、雄山へと続く岩稜と性質の異なる登山道を歩いたことは、今後登山を続けていく上でも貴重な経験になったと思っている。それから、メンバーの皆さんには色々と心遣いしていただき、本当に気持ち良く山行を楽しむことができました。(横尾記)




22:24 | 投票する | 投票数(0) | コメント(0)
2017/08/07

【無雪 PH】夏季合宿・剣御前小舎集中(立山・剱1泊コース)

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夏季合宿剣御前小舎集中(立山・剱1泊コース)

山域山名:北陸 立山・剱岳

期日:20178月4日(金) - 6日(日)

参加者:CL木村、SL駒崎、新井(浩)、三島(4名)

 アルバム

行動記録:

84日(金)

熊谷20:30=扇沢駐車場24:00

85日(土)

扇沢駐車場5:53 - 扇沢6:00/7:30=室堂9:00 - 一ノ越10:11 - 立山11:00/11:51 - 大汝山12:08 - 真砂岳13:11 - 別山14:04―剱御前小屋15:00

86日(日)

剱御前小屋3:00 - 剣沢小屋テント場3:41 - 剱山荘4:14/4:47 - 前劔6:04 - 平蔵の頭7:10 - 剱岳8:15/8:30 - 剱山荘11:11/11:59 - 剱御前小屋13:10 - 室堂15:23/15:45=扇沢17:21=

熊谷22:00

 扇沢発1番のトロリーに乗らないとその後が混むとゆうことで、前日に駐車場でテント泊し扇沢駅へ。600に駅について切符売り場に並ぶも発車は7:30。トロリーバスで赤沢岳の下をトンネルでくぐりかの有名な黒部ダムに出る。ダム上を渡り対岸に移る途中に黒部川への放水が見られた。ケーブルカーで再びトンネルをくぐり、ロープウェイでしばし展望を楽しみ、再びトロリーで立山の下をトンネルでくぐりようやく室堂に到着。

  

 室堂平ではすでにさまざまな高山植物が見られた。雪渓もいたるところに残っている。どちらも私は初めて見るものだ。一ノ越に向って整備された道を徐々に高度を上げていくがここですでに大渋滞。一般の登山客に交じってたくさんの小中学生が授業活動の一環で登っているようだ。混雑の中ようやく立山山頂に。自身初の3000m越えだ。山頂には一等三角点がある。

  
小高くなっているところに神社がありそこが雄山であるが、混んでいるし500円かかるということでパスすることに。神社の直下で昼食を取り出発。立山最高峰の大汝山に着くがここも混雑していたので遠巻きに撮影して次へ。真砂岳、別山とときどき霧に包まれながら進む。15時劔御前小屋に到着。他のコースからのメンバーはすでに到着しくつろいでいた。自分もビールをと思ったが軽く頭が痛い。もしかして高山病かと思い今日は控えた。小屋についてからも剱岳は雲の中であったが、夕方少しの間だけ雲が晴れてその姿を見ることができた。

  

 翌日2時半起床。起きた時に頭痛はなく一安心。3時に小屋を出発。真っ暗なので雪渓のトラバース道を通らず剣沢小屋前を通って行くことに。劔山荘のベンチを借りて朝食をとる。その間劔山荘泊りの人も出発の準備を始めていた。いよいよ剱岳に向かって今回の核心部に。稜線に上がると近くの山や富山湾が見えるように。一服劔を通り前劔に向かうあたりでコースが急になり岩登り的要素が出てくる。それと同時にまたしても渋滞気味に。狭いコースを大勢の人が山頂を目指すため、またツアーの人が多く鎖場でしっかり確保するために渋滞する。おかげで花や展望をゆっくり楽しみながら登ることができる。
 

鎖場は真新しい鎖がしっかりと付けられており人気コースであることがわかる。いくつもの鎖を登りついにかの有名な“カニのたてばい”に。遠目から見ると岩の割れ目に人がしがみついているようで難しそうだが、実際登ると鎖だけでなくステップがしっかりついている。ここを抜けるとほどなく剱岳山頂。雲間から北アルプスの山々が見える。山頂は有名な山の休日によくある混雑。
  

記念写真を撮ってすぐに下山。”カニのヨコバイ“を抜け鎖場を下り少し広くなっているところでお茶休憩。最後の展望を楽しみ劔山荘まで降りた。朝と同じベンチで昼食を取り室堂に向けて出発するとついに雨が。天気が心配された山行でここまで降られなかったのは幸運。往きとは異なりトラバース道を通って劔御前小屋へ。雷鳥沢に降り最後に階段での室堂への登り返しがきつかった。トロリー、ケーブル、ロープウェイを乗り継いで扇沢に戻ると扇沢は洪水警報が出る土砂降り。温泉に入り夕食を取って熊谷に戻ったのは10時ごろだった。


06:00 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0)
2016/08/19

【個人山行 無雪PH】白山 荒島岳

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白山 荒島岳

山域山名:北陸 白山 荒島岳

期日:2016815日から18

参加者:橋本義彦、会員外K、M

行動記録:815日 熊谷700=(関越道、上信越道、北陸道)=市の瀬1630永井旅館泊 816日 市の瀬640=車=別当出合720-甚之助避難小屋1040-南竜山荘1120/1210-展望歩道-室堂420白山室堂泊 817日 室堂440-御前峰510/550-室堂・朝食620/730-観光新道経由-別当出合1115=車・福井駅でK下車=大野市荒島岳勝山口P1700テント泊 818日 勝山口530-荒島岳山頂845/900-勝山口1125=(東海北陸道・中部縦貫道、長野道、上信越道、関越道)=熊谷1930

816日<晴れ、時々曇り>市ノ瀬から別当出合までは平日なのでマイカー規制・シャトルバス運行がなく、自家用車で移動する。別当出合のPは4割位の駐車あり。50mほど上がり別当出合センターで準備をして砂防新道の吊橋を渡る。尾根筋の樹林下を歩く。すぐに息が荒くなる。登山道は石で階段や敷石歩道ができており、泥にまみれることもなく、滑ることもなく快適に高度を上げられる。樹林下だがキツリフネ、センジュガンピ、トリカブトなどが咲いている。ムシカリの赤い実が目立つ。追い抜く人もちらほら。地面に直径数cmの丸い石が転がっているがそれが入った礫岩が所々にある。白山は火山の山なのだがそのすぐ隣に水成岩があるのを不思議に感じた。中飯場からは柳谷川の工事用建物などが見える。過去何回も土石流を起こした谷で、砂防の堰堤が沢に何段にも重なっており今も工事を継続している。甚之助避難小屋に着く。立派な建物で新しい。標高は1970mで、この付近から木々も低くなる。そして室堂に直接登る南竜分岐からはほぼ平らな道を東に進む。この付近にお花畑が上下に広がっている。白いサラシナショウマが群生して見事だ。南竜山荘の大きな建物を回りこんで展望新道に進むと高原状の場所で青々とした笹原だ。ここは木道が整備されている。別山も見え、ここで昼食。笹原の切れ目を見れば既にチングルマは咲き終わっている。昼食後、本日最後の登りにかかる。まず沢筋を登る。沢の上も下も高茎草原で、イブキトラノオが穂を出している。アザミやセリ科植物の白い花、コウゾリナの黄色等色とりどり。尾根筋に登ると東側に切れた斜面には赤紫のカライトソウの群落が広がる。これも見事だ。花を楽しんだ後はハイマツの中を進む。ここでも、紫のミヤマリンドウが目を楽しませてくれる。西に進んで、今日泊まる白山室堂に到着した。御前峰ははっきり見えている。遠くの山々は見えない。同行のMは時間があるからと夕食前御前峰に1時間で往復した。Kは途中で靴の底が両足ともに剥がれてしまい、修理できず、売店で長靴を買う羽目になった。雲が多く、夕焼けは見えなかったが夜には星が出ていた。


南竜分岐近くのお花畑

817日<晴れ後曇り、一時小雨>朝起きると、雲海が広がっているが視界が効く。朝食前に御前峰に登ることにした。30分で頂上に着く。雲海が四方に広がっている。日の出時刻よりも遅く、東の雲海から太陽が出た。日光が雲海を照らし、近くの雲が流れ、中々の景色だ。信仰登山と思われる20人ほどのグループが日の出とともに万歳を唱和していた。室堂センターには「2017年白山開山1300年」の幟が立てられていた。この山は御前峰に神社奥宮があり信仰の山なのだ。雲が山頂付近を流れ、イワヒバリが飛ぶ。頂の西に雲が回りこみ、影白山が写る。雲が近くにくるとブロッケンが出た。若い登山者がそれを見て喜んでおり、写真に収めていた。下りてから朝食をとり、下山する。ハイマツ帯を弥陀ヶ原に下りる。尾瀬ヶ原のようでもある。黒ボコ岩から別当坂分岐までは観光新道で稜線歩きだ。この道もお花畑が広がっており、イブキトラノオ、トリカブト、タカネマツムシソウ、ハクサンシャジン、シモツケソウなどなど多くの花が色鮮やかに咲き、十分に楽しむことができた。白山は花の山として有名で「ハクサン」の名前のついた花も多いが、時期、場所のためか見ることの出来ない花もあった。また、お花畑には何十種類もの花が咲いており、名前不明も多かった。観光新道は、低い樹木帯やちょっとした岩場がある。新しい殿ケ池避難小屋もあり安心なコースだ。別当坂分岐から別当出合までの500mの下りは樹林の中に入り急な階段を下りるような感じだ。この急登が最初だと相当大変ではないかと思う。途中ぱらぱらと小雨が降ってきたので雨具をつける。木々の間に往路の吊橋を見て別当出合に戻ったことが分かり安心した。





上:御前峰の日の出  下:観光新道のお花畑 

8
18日<曇り一時雨>天気が下り坂なので荒島岳に向け、早めに出発する。元勝山スキー場を登る。桜などの苗が植えられている。百名山で登山者が増えており、地元の有志が整備に取り組んでいる看板があった。250mほど高度をかせぎ、振り返ると九頭竜川が見える。白山は雲に隠れて見えない。ここからは樹林内だ。ブナの大木、中木が茂っており、森林浴だ。オオバクロモジ、ナンゴクミネカエデ、リョウブ、エゾユズリハも自生しているというが暗くて分かりにくい。モミジハグマやホトトギスがひっそりと咲いている。急登が何箇所もあり、汗が噴き出す。それに、ブナの木の下の道なので、木の根が網のように広がっている。白山展望地からは雲が見えるのみだ、少鞍部を3箇所越え、シャクナゲ平に着く。ここから荒島岳には方向を南東に変え、標高差30mほどを下がる。すると急登になり、掛け声とともに登るような高さの岩場などが現れる。鎖やトラロープがあるが自力で登る。白山ほどには登山道は整備されていない。雨もきそうだし、と急いで登る。木々も背丈が低くなり、傾斜も穏やかになり、霧に浮かぶ山頂に到着した。眺望はなく、1人の先着者が休んでいる。視界の効かない分、頂上の花は雨に濡れ、美しい。シモツケソウ、アザミ、キンミズヒキが群落で色鮮やかである。雨もやや強めになり、本降りかと思われるので雨具をつけ往路を引き返す。途中、頂上を目指すグループに数組出会う。急いで下りたので2時間半ほどで駐車場に着いた。雨もやみ、油蝉などが暑さの中で鳴いていた。
(橋本義記)


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2016/07/31

【無雪PH】猫又山

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   猫又山

山域山名:猫又山(富山県)

期日:2016731()

参加者:新井浩、駒崎

行動記録:<晴れ一時雨>馬場島3:30=ゲート3:47→取水口4:17→大猫平7:15→大猫山8:30→猫又山1055/11:30→ブナクラ乗越13:35→取水口16:50→ゲート17:20

 6年前、富山の方に秋の猫又山から見る剣岳は良いですよと言われ、行程が長いので夏に、今年は雪が少ないので行ってみることにしました。花は期待しなかっただけに、猫又山頂下カールのお花畑に出会ったときは、感激しました。

 早朝、ヘッドランプをつけて出発。単独の方が我々を抜いていく(この日会ったのはこの方のみ)。周回地点の取水口に着くと猫又山への標識がある。そこから直に急登が始まる。馬場島荘の方に猫又山までは最近入る人が多くなったから問題ないと聞いたが、あまり歩かれている雰囲気はない。藪っぽく、昨夜の雨の為か草木は濡れていて、びっしょりとなる。暑くて雨具を着なかったのは失敗。でもときおり剣岳が顔を見せてくれ嬉しくなる。

 緩やかになり平らな窪地になると、池塘が現れ大猫平に着く。ここから剣が良く見える。
  

イワショウブが咲いている所で小休止する。キンコウカなどが咲く湿原地帯を30分ほど歩き、大猫山の尾根に上がると、直にお地蔵さんのいる山頂に到着。山頂尾根付近は笹原ですが、ガスがあり展望なし。ここでA氏は靴の中まで濡れ、雨具をはく。登山道は尾根上だが藪が多い。藪にうんざりしていると、前方が開け、草原にそそり立つ猫又山が目に飛び込んでくる。以外にかっこいいです。それからは今までの藪がうそのように山頂まで花畑の小道が続く。キスゲ、チングルマ、ハクサンコザクラ、ハクサンフウロ、キンポウゲやシモツケソウの群落、気が付くと猫又山頂でした。毛勝山が近くに見えます。予定より早めだったので30分ほど休憩して下る。
  

 山頂から少し戻ると、お花畑の中にブナクラ乗越への分岐があり、広いガレ場を下る。雪渓が少し残っていて、ハクサンコザクラが咲いている。2羽の雷鳥にも会う。ハイマツが全くないところにいるのは不思議だ。ガレ場の底まで行かないで右に折れ、首まである笹薮に突入。荒れたやせ尾根を藪と戦いながら下る。13時過ぎに雨が降り出し雨具を着る。藪を抜け視界が開けてくると目の前に赤谷山が現れ、直に鞍部のお地蔵さんのいる乗越に到着。

 そこからは沢沿いに下る。雨は14時過ぎに止んだが、1時間の夕立の影響で枝沢を3回渡渉する。靴の中に入るほどの水量でなかったが、沢沿いの登山道は川のようになっていて、初めは足元を気にしたがそのうち諦め濡れてくる。この沢沿いの悪路は予定より時間がかかった。整備された広い道に出ると直に取水口、そしてゲートに到着終了。

 今回のルートは、かき分けないと道がわからないほどの藪が多かったですが、藪を抜けたところは別世界でとても素晴らしかったです。         (駒崎記) 
  
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2016/07/20

【無雪PH】笠ケ岳

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笠 ケ 岳

山域山名:北アルプス笠ケ岳

期日:2016718-19

参加者:L石川邦彦 橋本義彦

行動記録:7/17(日)花園道の駅1800=(上信越道、長野道)=新穂高P2300車中泊

7/18(月)新穂高P700-笠新道登山口815-杓子平1210-笠新道分岐1400-笠ケ岳山荘1520 
7/19(火)笠ケ岳山荘550-雷鳥岩755-中尾高原口1210-新穂高P1240=(上信越道、長野道)=花園道の駅1740


7/18
(月)<晴れ>車の鍵のトラブルあり、予定よりも1時間遅れで出発する。ほぼ満杯だが、登る人は少ない。3連休で下山者が多いためか。左俣林道を笠新道まで歩く。予想よりも天気がよく暑い。笠新道入り口の清水で喉を潤し、急登に取り付く。ブナの大木が多く、樹陰で涼しいが、急登の連続で直ぐに心拍が増し、汗が噴出す。登山道はつづら折れで大石もなく、木の根も少なく登りやすいが標高差1100mを一気に登るのはさすがに辛い。10人以上の下山者に会う。途中、ササユリ、ヤマアジサイが咲いている。小休止を入れつつ、尾根に出ると急に視界が開ける。北の抜戸岳から笠ケ岳までの稜線がはっきり見える。杓子平は標高2450mで森林限界の境である。見上げる山麓、尾根は白っぽい岩と張り付いた草地だ。抜戸岳南の谷はカールになっている。この谷の西側を抜戸岳まで登る。急で石、岩の道だが目指す峰、稜線、山荘も見え気が楽になる。標高差300mを登り双六からの道と合い、ここから西に方向を変える。視界良好、穂高、槍の稜線が東によく見える。焼岳、乗鞍岳もよく見える。素晴らしい眺望だ。緩やかなアップダウンを繰返し、幾つかテントがはってある脇を登りきると笠ケ岳山荘に到着した。山荘は割合新しく、民宿のようでもある。宿泊者は10人ほどで空いており、快適に過ごすことができた。コーヒーブレイクを入れてから山頂まで行く。山頂からは本当に素晴らしい景色が見える。薄い影ながら能登半島、白山、木曽御岳、南アルプス、甲斐駒ケ岳の左について富士山が見える。北アルプスも双六から、黒部五郎、昨年熊トレで登った薬師岳、・・・・槍ヶ岳の稜線には山小屋も見える。雲が飛び、稜線の西に入り込み、ブロッケンが出た。雲が濃くなると鮮やかに、薄くなると薄く出る。ブロッケンは違う場所にいる他人のは見えず、自分にしか見えない。条件がそろっていてずっと出ていた。下って山小屋としては贅沢な夕食をいただき、翌日の好天を願って眠りについた。
 
  
上:抜戸岳付近からの笠ケ岳  下:笠ケ岳から振り返る抜戸岳から双六に続く稜線

7/19(火)<晴れ>天気よし。視界良好。6時前に出発する。山頂を通り南の稜線を下る。山頂は割れた石で覆われていて下山道も全て敷き詰められたような石である。割れた面が平らで敷石の道のようでもある。振り返ると所々に大岩もあり、岩塊斜面といわれるほど広い場所もある。400mほど下るとハイマツ地帯に入り尾根の東側をトラバースする。クリヤ谷コースは利用者が少ないようで、道に両側からの植物が覆いかぶさり路面が見えにくい。雷鳥岩を過ぎると尾根に出て一気にクリヤ谷に下りる。谷の最上部は草原でキスゲが群生していてとても綺麗だ。下山路は岩場あり、大石あり、油断のできない悪路だ。高度を下げると沢の音がする。下り、横切りを何十回と繰り返して高度を下げる。樺、笹の付近では石が草陰で濡れており、笹、木の根、泥ともに滑りやすく、何回となく尻餅状態、前のめりになる。踏ん張って、注意深く下りているので下山なのに汗が噴き出る。樹林帯に入るが沢筋の大石でコケもついており濡れていて歩くのが大変である。沢筋のヤマアジサイが「がんばってね」と慰めてくれているようでもある。増水時は渡渉が大変と聞いていたが、無事に2回渡る。振り返れば木の間に柱状の岩がそそりたっている。標高を下げるにつれ杉や檜、ナラが生えるようになり、道も里山っぽくなり、木々の間に民家の赤い屋根を見て、登山口に着いた。 (橋本義記)
 

上:笠ケ岳からのブロッケン  下:雷鳥岩付近から振り返っての笠ケ岳
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