2018/05/05 大菩薩嶺から富士
 

山行記録

九州・沖縄
2018/06/07

【ハイキング】九重山&阿蘇山

Tweet ThisSend to Facebook | by hasimotoyosihiko

ミヤマキリシマ咲き誇る九州・九重連山と阿蘇山

山域山名:九州 九重山&阿蘇山

期日:201864日(月)6日(水)

参加者:L橋本義 SL瀧澤 白根 新井勇 栗原幸 高橋武

行動記録:64日(月)第1日<晴れ>熊谷駅改札口5:00集合=京急線で羽田空港7:00=航空機JAL625便8:05=熊本空港着陸9:45・オリックスレンタカー=ミルクロード・大観望(昼食)11:30/12:00=牧ノ戸峠P・1台を長者原ビジターセンターPに置く・牧ノ戸峠登山口(1329m13:10→星生山下(1646m15:20→九重山避難小屋(1641m15:45→北千里ケ浜(1459m16:40→法華院温泉山荘(1271m17:30、入浴後夕食、21:00就寝

 熊谷駅に5人集合、新井さんは北本駅から乗車して合流。品川まで行って京急線で羽田空港に到着。ザックを預けた後それぞれおにぎりなどを買って朝食。JAL便は定刻どおりに離陸、一路西に向かって太平洋の海岸沿い飛び瀬戸内海から九州上空にかかります。やがて右下に九重連山が見えてきましたが、なんと山肌がミヤマキリシマの紫の花で染まっているのが見てとれました。これには大感激です。

 予定より早めに熊本空港到着、レンタカーは中型車を2台借りて出発です。途中阿蘇山の西側外輪山を北に抜けて「大観望展望台」に立ち寄りました。雄大なカルデラの低地全体が見下ろせる絶景です。今日は晴れていて低地の水田では田植えが行なわれていました。ここで昼食休憩。

 その後阿蘇山を離れて九重に向かいます。登山口の牧ノ戸峠に近づくと駐車場に入りきれないマイカーが路上駐車しています。我々は下山が長者原予定であるので、車1台を長?原に置きに行きました。

 登山口からの入山は1310分。車の多さからみて相当の登山者が入山しています。1年に1度のミヤマキリシマの花期だから仕方ありません。30分も歩くともう花が見えて来ました。最も手短に花に出あえるのがこの牧ノ戸登山口です。その分お花見客がここに殺到しています。下山する人も多いし、我々も次々に登場する花にカメラを向けているから足が進みません。やがて見えてきた星生山は頂上から鞍部まで花で覆われています。

 私にとって九重連山は永くあこがれの山でした。きっかけは『坊がつる讃歌』です。第2番に「ミヤマキリシマ咲きほこり 山くれないに大船(たいせん)の 峰を仰ぎて山男 花の情けを知る者ぞ」とあります。やっぱり花の時期に来なければなりません。ゆっくりペースで時間が遅れぎみなので、九重山避難小屋まで来た時にL橋本が判断して、最高峰・中岳(1791m)は諦めて、ここから直接法華院温泉に下ることにしました。ここからの下り道は火山性の硫黄に覆われた山の谷を下るもので、花はしばらくありません。九重が活火山であることがよくわかります。この黄色い山肌も飛行機からよく見えました。しばらく北方向に下ると三俣山が正面に見えてきて、ここは花に覆われています。

北千里ケ浜から東に折れてさらに下るとやがて今夜の宿・法華院温泉山荘が見えてきました。谷の小川の南側に2棟からなるかなり大きな山小屋です。谷の上から眺めると、山荘からさらに下ったところに湿原が広がっていますが、これが「坊がつる湿原」です。山荘に到着は1730分、我々の宿泊は本館ではなくログハウス1号です。早速移動して荷物を下ろしました。ログハウスは9?ほどでロフトがついています。またテラスにベンチがあって快適です。女性陣が上側に休むことになりました。テラスから湿原を眺めることができます。

早速温泉に入りました。ここでは温泉も期待していたのですが、少し期待はずれ。『坊がつる讃歌』では美しく歌われるのです。「出湯の窓に夜霧来て せせらぎに寝る山宿に 一夜を憩う山男 星を仰ぎて明日を待つ。」しかし、登山者が最高に多い時期だから、風呂はいもを洗うが如く人で一杯で、温泉の素だか垢だかわからない白い浮遊物が漂っていて、興ざめです。温泉だけは冬の人の少ない時期に来て、ゆっくり入るのがお奨めです。

しかし何はともあれ、法華院温泉山荘も坊がつるも、歌と地図を見て想像していましたが、実際はさらに素晴らしい。                 (瀧澤

65日(火)第2日<曇り後雨>法華院温泉山荘7:15?坊ガツル730?大船山9:30?大戸越(うどんごし)830/850?坊ガツル945/1000?雨ケ池越1110?長者原ビジターセンター1240/1400=車で移動=阿蘇市内民宿あそげん1500・泊 

 起きるのが少し遅く他のメンバーは朝焼けを見たが、見られず残念。ログハウス16人の宿泊でゆっくり寝られた。ログハウスは高台にあり、坊ガツルの草原とその向こうに聳える平治岳が曇り空に聳え、頂上付近がツツジで桃色に染まっている。綺麗だ。朝食は630分だが自由席なので早めに行く。30人ほどのグループがおり、そのグループ優先。ご飯のお替りもでき、十分にいただく。「10時から雨」の予報が当たらないよう祈りつつ男3名で平治岳と大船山鞍部の大戸越目指し出発する。他の3名は体力を考え直接長者原に向かう。15分歩き、坊ガツル通過。この平原は尾瀬に似ていて、やはり、堰止湖が平原化したものだろう。坊ガツルを過ぎると、なだらかな樹林の坂となる。カッコーやホトトギスがうるさいくらい大きな声で鳴いている。坂の入り口付近に「一人一石」の看板が出ている。登山道の荒れを防ぐため、土の削られた登山道に石を持っていって置くという趣旨が書いてある。大きくない石を一つ途中まで運んで登山道に入れた。道が急になる場所は明らかに道の土石が流されて1m程も深くえぐれている。木々は大きくなり、リョウブ、ミズナラ、ハリギリなど多い。汗が噴き出すが、休まず登って行く。登る先の空が木越しに明るくなり、峠に近いことが分かる。そして、坂が緩やかになり、木々の中から明るい所に出る。左手の平治岳西面がピンクの斜面となっている。これほどに大きなツツジの群生を見たことがなく、その綺麗さに感動し、後続の2人に「すごいよ」と声をかけた。この峠でツツジ見物をし、写真、休憩をとる。他のグループは頂上を目指し登っていった。少し雨もパラパラしてきた。天気予報どおりだ。雨が降るのは時間の問題だが視界も効くので少し登ることにする。10分も登らないうちに、ガスと風が急に付近を包み、ツツジが見えなくなる。もうこれまでと下山する。雨が道を少し濡らし、やや、べたつく所、滑りやすい石もあり注意して下る。坊ガツルの草原に出た所で雨も強くなってきたので、休憩所で雨具を着けた。そして、雨ケ池越で長者原に向かう。雨が強くなり、雨具も濡れてきた。このルートは入ってしばらくの間は、アセビの林、それが終わると落葉広葉樹の林でブナ、コナラ、ミズナラ、アオハダなどだ。峠かなと思うとまた歩く、緩やかなに登るが雨ケ池になかなか着かない。雨が木々の葉を叩き、その音がやや強くなる。やっと雨ケ池に着く。そこを越えると下り坂になり、広い草原を通り、やや急な坂となる。小沢の雨の中、休憩。紫のタニウツギがかなり群生していて目を引く。坂を下っていくと杉、桧があり、長者原に近いことが分かる。林道に出て広い草原を横切り、長者原ビジターセンターに到着した。坊ガツルからコースタイムよりも40分も長くかかってしまった。雨に少し降られたが、平治岳のキリシマツツジを見て感動した。直接ここに向かった3人と合流し阿蘇市内の民宿に3時頃には着くことができた。

6月6日第3日(水)<雨、曇り>民宿あそげん8:30=阿蘇火山博物館9:00/10:35=道の駅あそ望の郷11:30/10:35=熊本空港14:15/16:25=航空機=羽田空港17:50=熊谷17:40

朝から雨が降り続き、登山は中止として、阿蘇の草千里の駐車場の傍らにある火山博物館を見学することになった。草千里は阿蘇の観光写真にもよくある素晴らしい風景の見られる所だが、この日はガスっていて視界は10m-20m程。何も見えない。火山の学習はしっかりできた。

 次は南のカルデラ底に下り、南阿蘇村の道の駅あそ望の郷へ寄る。阿蘇の中央火口丘群の頂上部分は雲がかかっているが、裾は堂々と大きく望め、これを眺望できる席で昼食。外は明るいが雨は相変わらず降り続いている。昼食後の2時間も各自適当に時間を過ごし、1330分空港へ向かって3日間充実した九州の山旅を終えた。周到に企画準備したLに感謝しています。              (新井勇記)


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