関東

【ハイキング】福寿草自生地を訪ねる 2023/3/14

福寿草自生地を訪ねる
山域山名:大ドッケ、細久保谷(秩父市浦山)
期  日:2023年3月14日 
参 加 者:CL石川 SL木村 相澤 高橋仁 三島

アルバム
行動記録:道の駅川本6:00=浦山大日堂7:30-細久保集落8:20-フクジュソウ自生地10:30/12:00-大ドッケ12:35-61号鉄塔13:40/14:10-大日堂14:40
<天気曇りのち晴れ>

 道の駅川本に集合し、途中で石川さんをピックアップし浦山大日堂に到着。準備後、浦山川沿いから細い沢沿いに入り、途中より山道に入る。東電の鉄塔整備用の道になる。道には大きな石が落ちており、山肌には剥がれ落ちた個所が確認できた。

 コースはところどころ崩れている箇所があり、気を付けて進んでいく。進んでいくと廃屋がある。完全に崩れた家や、家財道具が放棄された家もあった。動物の侵入を防ぐネットがところどころ設置されており潜り抜けて進んでいく。道に動物の頭蓋骨が落ちていて探検的な雰囲気だ。さらに崩れやネットを越えて沢に出る。この沢を詰めて行けば目的地となる。

 しばしの休憩後沢を詰めていく。通常の登山道ではない上、急登であるため厳しい。沢筋は気温が低いようでつららができているほどだったが、登りがきつくてさほどには感じない。1時間登り、まだ着かないのかと思っていたところかすかに黄色い花畑が見えた。元気を取り戻し花畑に到着。

 一面福寿草の花畑だ。曇り空のため蕾の花が多かったが、昼食を取り写真を撮りながら花が開くのを待った。1時間半この地で過ごすうちに開く花も多くなった。花は斜面一面に広がっているが、他の斜面ではなくこの場所だけに群落を作っていて、いろいろな自然条件が重なった結果なのであろう。初めて福寿草という花を見たが緑の葉に大きな黄色い花が美しい。葉が結構伸びており1週間ほど前に咲き始めたのではとのことで、咲き始めはもっと姿が美しいらしい。

 

 たっぷりの休憩後花畑を後にし、大ドッケにむかう。登り下りを繰り返し30分ほどで大ドッケに到着。木々に囲まれているが樹間より武甲山、大持小持の山並みを見ることができる。大ドッケをあとにしばらく下ると61号鉄塔に到着。時間も早いので休憩を取ることに。あとはどんどん下ってスタート地点に戻ってきた。適度に荒れた道、急登、一面の福寿草といろいろな要素を楽しめた山行となった。
(三島記)

 

 

 

【ハイキング】つるつる温泉から日の出山、御岳山

つるつる温泉から日の出山と御岳山    
山  域:東京都奥多摩:日の出山902m・御岳山929m
目  的:冬の奥多摩、展望の日の出山から御岳神社を往復する
期  日:2023年02月18日(土)

御岳神社大鳥居階段で参  加  者:(5名)L高橋仁、山口、須藤、赤坂、黒沢(現地集合)  

行  程:
熊谷6:00=日の出IC=つるつる温泉7:20/7:50→登山道➝林道出会い9:15→日の出山9:45/10:10→御岳山10:50/12:20→日の出山13:20/13:30➝林道出会い13:50➝林道➝つるつる温泉14:40/15:10=熊谷16:30

 日の出町のつるつる温泉で黒澤さんと合流して出発。舗装林道をしばらく歩いて、登山道に入る。植林の日陰でも風が無いので体が温まる。アウターを脱いでさらに登る。林道出会いを過ぎると断続的に表れる階段をひたすら登って日の出山頂に到着。東屋と山座盤のある山頂には10名くらいが展望を楽しんでいる。南に関東平野、丹沢、北には御岳山、大岳が目の前に見える。遠くには雲取山から鷹ノ巣山への尾根や都県境の長沢背陵が見渡せる。
日の出山山頂で 山頂の先の東雲館の左を下り御岳山に向かう。稜線は険しい大岩が露出して、南側をトラバースする道に崩れた岩塊がゴロゴロとしている。プラスチック制の大鳥居をくぐり最低鞍部の先に行くと、小さな畑が出てきた。御岳神社の御師(おし)集落の野菜畑だろうか? ほどなく御岳神社の参道に合流して、階段をいくつも登って神社に到着。780年という古から続く神社は大きく、様々な社や土産屋、多くの御師(おし)の宿舎がひしめき合っている。

御岳神社本殿
 手ごろな昼食場所が無いので、御師集落を抜けてビジターセンターの庭で昼食、館内を見学してから日の出山に戻る。山頂の眺望をもう一度楽しんだら、林道出会いから林道経由で下山。平井川源流の碑で湧水を飲んで、長い林道に飽き飽きしたころに、滝本登山口の蛙に出迎えられて、つるつる温泉に戻る。(高橋仁)

登山口の蛙のモニュメント

【ハイキング】赤城山スノーハイク

赤城山スノーハイク(黒檜山、駒ケ岳)

域山名:群馬県赤城山(黒檜山1827.6m、駒ケ岳1685m)

期日:2023年1月15日(日曜日)

参加者:L 高橋仁、大嶋博、須藤俊彦

氷結した大沼

行動記録

 大嶋邸6:30=駒ケ岳登山口駐車場8:10-黒檜山登山口8:40-赤城山10:50-ビューポイント10:55//11:35-駒ケ岳12:45-駐車場13:45=大嶋邸16:10

 駐車場から登山口まで氷結した道路を注意深く歩く。大沼は全面凍結しており多くの釣り人が氷上にいる。空は青く予報より良い。登山口で軽アイゼンを付け、登りだす。雪が岩の隙間を埋めており、歩きやすい。予想より暖かく服装を整え、釣り人の大沼や地蔵岳を眺めながらゆっくり登る。やがて富士山ビューポイントに着くが南西から左側の眺望は悪い。一方右側には枝越しに八ヶ岳、浅間山、上越国境の山々の雪が日の光を受け輝いて見えてきた。

黒檜山山頂最後の急斜面を登りきると間もなく頂上、それをパスして、先のビューポイントまで行く。日曜日という事もあり入れ替わり人が来る中、雪の山々を眺めながら昼食をとる。浅間から燧ケ岳までの山々が目の前に並んでいる。北アルプスは見えない。

 頂上に戻り記念撮影した後、駒ケ岳に向けて出発する。下山時いつもの事であるが、今回も無事に登れた、またここに来ることが出来るかなと思う。木の階段は全て雪の下、雪も緩んだせいか、急斜面は滑りそうで歩きにくい。今日は軽アイゼンでない方が良かった。そういえばほとんどの人が10本歯以上のアイゼンを付けていた。東方面にはきめ細かな雲海が湧き上がっており、駒ケ岳の登りの段階でその雲に飲み込まれ、頂上に着いた時には、何も見えない。

駒ヶ岳への登り道 長居は無用と先を急ぐ。3か所ある鉄梯子の内、下部2か所の梯子の一部は完全に雪の下になっていた。それでも最後の梯子を過ぎると、初めて土の上をあるく事になった。タイミングをみてアイゼンを手に下げ、無事に下山する事が出来た。

車に乗るとガラスに水滴がつきだした。予報通り、みぞれっぽいのが降っているが、全く濡れる事も無く帰途につくことが出来た。

                               (須藤俊記)

【その他】熊倉山登山道整備 2022/12/20

熊倉山登山道整備(県連の活動)

山域山名:秩父 熊倉山 

期日:2022年12月20日 

参加者:L橋本 秩父アルペンクラブ8名 大宮労山2名

作業内容:登山道の倒木の切断、移動 5か所

行動記録:道の駅ちちぶ8:00=林道秩父中央線日野コース入口駐車場9:10-主な倒木撤去作業現場10:30から11:40-下りながらの倒木撤去-駐車場12:50

 

上:2本の太い倒木を切る 下:倒木を道下に移動させ、安全に歩けるようになった

<天気晴れ>道の駅ちちぶに参加者11名が時間どおり集合して現場に車4台で向かう。天気は晴れて寒いが日差しが眩しい。秩父の山々は紅葉、落葉し冬の様子だ。旧荒川村役場を過ぎ、荒川中学校入口を左に折れて集落の中の細い道を進む。先頭のL橋本が、道を間違え一つ東側の谷に入ってしまった。右に曲がるべき場所を直進してしまった。30分ほどロスして、9時ころに目的の駐車場に到着した。南側に山がある地形なので、日陰で寒い。

 簡単に本日の予定や注意を打合せ、作業の道具を分担して持ち、目指す作業場所に向かう。倒木切断にはチェンソーが使われることが多いが、道具の多さ・重さ・危険を考え、手鋸での作業とした。この登山道は、沢沿いを30分ほど進み、尾根に取りつき、熊倉山に通じる。Lの橋本の所属会が昨年登山し、数か所杉林の中に、倒木があるので今回、県連での登山道整備を計画した。

 沢沿いの道は大岩を登ったりする道であるが、周囲は落葉樹で明るい。10mもの大岩が立ち上がりなかなかの沢だ。落葉上を澄んだ沢水が流れ本当に気持ちがよい。何本か枯れ木が倒れているので移動させながら歩く。尾根への取り付き地点、沢の分岐で一休み。体が温まってきた。

 後は、杉檜の植林の尾根を、右左に曲がりながら標高を上げる。そして、目的の場所に着く。杉の倒木が登山道を直角に塞いでいる。太さ直径は40㎝ほどある。しかも2本重なっている。手鋸で切れるかと多少の心配が心をよぎる。事故防止を第一に考え、切断箇所を少なくし、再度倒木が登山道を塞がないようにする手順を考える。そのために①2本の倒木の上の1本の一か所を切断し、下部を登山道からロープで引いて、移動させる。②上部の丸太を下に引く。下の倒木についても同様の手順で倒木を移動させる手順を考える。この手順を参加者で確認し作業を開始する。休憩組は、作業場所の上で休憩する。

 杉の倒木は太く、芯はしっかりとしている。手鋸で切り始める。鋸は目立てしたので、引く度におが屑がこぼれ杉の香りが漂う。次第に切り進み、下からも切り、斧で切口を広げる。そして間もなく、切口が離れた。下部の丸太にロープをかけ、横から10人ほどで声をかけ引いて道下に落とした。続いて、上部にもロープをかけ、下の立木に支点を取り、引く。動いて、道まで落ちそこの石にかかったので、バールで木口を上げて引くと下に移動させることができた。下の丸太も同様の方法で移動させることができた。半分に切断しても丸太の重さは数百㎏あるようで、落ちる音は低く響き、安全第一の作業手順が大切である。

 

上:倒木を切る 下:ロープで引いて移動させる

この作業場所が一番の大仕事だった。倒木があった場所を片付けたので、安全、楽に歩けるようになった。この後、下りながら、細い倒木を数か所切り、片付けた。沢筋の道を注意しながら歩き、駐車場に無事に着いた。簡単に反省会をした。「登山道の整備は、連絡したのか。」と質問があった。今回の登山道については管理者不明で連絡はしなかった旨返答した。他県では、地元の関係団体と協力して登山道整備を進めている取組みもあるので参考にしたい。 

【ハイキング】新雪の水沢山

新雪の水沢山ハイキング    高橋仁 
山  域:群馬県、(榛名)水沢山1194.4mm
目  的:水沢山の陽だまりハイクと展望を楽しむ
山行形態:ハイキング
期  日:2022年12月25日(日)
新雪の斜面を登る行  程:
熊谷駅南口7:30=道の駅川本8:00→関越道駒寄SI=水澤観音9:00→お休み石10:30/11:00➝水沢観音11:40=水澤うどん昼食=往路を戻る=熊谷15:30
参加者:L高橋仁 白根幸一 黒沢孝

水沢観音の駐車場は昨日の積雪がくるぶし位まである。アイゼンやスパッツをつけるほどでもない。観音様の階段から登り始める。新雪の水沢山は、雪景色目当ての多くのハイカーが来ている。日差しが出てきて、体が温まってきた。

30分くらい登った740m地点で、Aさんが不調を訴えて、そのまま倒れこんでしまった。幸いけがもなかったが、息が上がり、めまいがしたと云う。ザックの胸バンドを着ぶくれした状態できつく締めすぎたので、呼吸に負荷がかかったかも知れない。
この時点で下山を考えたが、Aさんの体調が落ち着いてきたので、他メンバーが荷物を背負って、少し先まで登ってみることにした。
お休み石で休憩。今日はここまでゆっくりと、900m地点の「お休み石」まで登る。この先は急登があり、積雪も多くなって来たので、今日はここで引き返すことにする。
水分、エネルギ補給の休憩をしていると、数十羽のヤマガラが、近寄ってきた。掌にパンくずを載せて掲げると、手に留まっては、パンくずをくわえて行く。完全に人なれして、餌付けされているようだ。そういえば沼田の戸神山でも、小鳥が餌をねだって近寄ってきた事があった。小鳥との触れ合いは嬉しい気もするが、自然界ではよい事なのか?複雑な気もした。
山頂の展望はまたの機会に取っておいて、下山開始。滑るので慎重に下って、お昼前に水沢観音に到着。せっかくだから水澤うどんを味わってから帰ることにする。(仁)昼前の下山。まだ登ってくる人が大勢