関東

【山スキー】尾瀬西山イシゴネ沢

山域山名:尾瀬西山イシゴネ沢(群馬県)

参加者 :L新井、駒崎、木村、橋本、谷口

期  日:2022年2月20(日) 

行  程:

<行動記録>

川本道の駅(4:30)→尾瀬戸倉スキー場第二駐車場(7:00)→西栗沢出合(8:30)→1778mピーク(11:40)→北斜面滑走(12:20)→1778mピーク(13:10)→イシゴネ沢滑走(13:30)→西栗沢出合(14:20)→尾瀬戸倉スキー場第二駐車場(16:00)→川本道の駅(18:30)

<天気:晴/雪>

川本道の駅4:30に出発し、いつものセブンにより、赤城高原で小休憩を取り尾瀬に向かう、何を間違えたか岩鞍に行こうと・・・注意され戸倉に向かう戸倉スキー場手前の第二駐車場へ到着。着替えているとビーコンが見当たらない。今日はスキー場も近いしスキー場で滑ろうかと諦めていたが、皆に話すと先頭、最後は登らず間にはさんで行くということで、危険個所があった場合は、そこは避けるなど話し合ってもらい。山行に行けることとなった。

 駐車場を出発し、通行止めを乗り越え、板を履き歩きだす。ビーコンチェックを行う、胸のあたりが軽く、いつも胸にあるビーコンが無いだけでこんなにも不安になるものとは思いもしなかった。鳩待峠方面に向かい道を歩き進んで行く。今年は、雪が多く道のトンネル(スノーシェッド)の中まで雪がありシールのままで歩いて入れる。西栗沢出合までは3.5Km程いつもの事だが平坦な道が続いて行く。

西栗沢出合に着き左の尾根を登る。最初の尾根に上がるのがこの山の肝となる。木村さんをトップに登っていく。登りあがるとそこからは、わりと緩い登りが続く事となる。いつも人は少ないが今日は、誰も入っていないノ―トレース・ノ―トラックの白銀の世界が広がる。白銀の中ブナ林を登っていく2.5時間トップを交代しながら登っていく(自分は、ビーコン無しの為トップ無し)積雪は25cmといったところだろう。

1778mのトップに到着しシールを外す。気温が低く指が痛む。時間も少し遅れているのですぐに滑り出す。北面は積雪がもっと上がり下も絞まっても、凍っていなく下突きしないで気持ち良くよく滑れた。

斜度も程良く150m程滑り降りて登り返す。気持ち良く滑れたので登り返しも楽しい。

 40分程登り返し1778mのトップに到着し休憩をする。Lが山頂の積雪をゾンデで測る。2.7mがすべて埋まってしまった。今年はとても良いシーズンだ。最近ではありえない積雪が記録されている。休憩を終えイシゴネ沢に向かい滑りだす。良い感じにブナ林が生えている間を滑り降りる。あるのは自分たちが登ってきた。トレース跡のみ、皆、思い思いの場所を滑り下る。新雪が気持ち良く滑らせてくれる。今回は1200mぐらいより、西栗沢の方へ南の谷に入る。吹きだまりになっていてとても良い雪だ。すぐに西栗沢出合に出てしまい、残念に思いながら小休憩を取り。・・・そして問題の帰路・・・スキーはまだ良いのだがスノーボードは、シールを付けるのも面倒だし壺足で歩いていく。踏みぬけたろころは40cmは抜けてしまう。毎度思うがスノーシュ―を持ってこようと思うんだと思いながら歩いて行く。スキーのメンバーはかなり前を進んで行く。途中、雪の壁が崩れていて道が2/3程埋まってしまっていた。すぐ先でLが待っていてくれた。ここでも、ビーコンが無い事が怖く思えた。最後の橋前のゆるい下り、新雪過ぎて板が走ってくれない。橋の手前でストップし最後の登りをまた、壺足で登る。

新雪でとても楽しい山行だったがビーコンを忘れるという大失敗をし、とてもビーコンの重要性を知った山行となった。

                                        谷口記

【ハイキング】丹沢山・大山 2021/11/29

20211129 三ノ塔1204.7m二ノ塔1124m鳥尾山1136m新大日1340m塔ノ岳1490.9m丹沢山1567m鍋割山1272.4m

山  域:丹沢山塊

目  的:百名山紅葉山行

期  日:2021年11月29日(月) 

行  程:

11/28深谷15:00~20:45

11/29行動(10:00)実行動(9:00)休憩(1:00)

大倉(5:00)→牛首(6:10)→二ノ塔(7:30)→三ノ塔(7:40/8:00)→鳥尾山(8:15)→新大日(9:00)→木ノ又小屋(9:10)→塔ノ岳(9:30)→丹沢山(10:20)→塔の岳(11:10)→金冷し(11:30)→二股分岐→(11:45)→鍋割山(12:10/12:50)→後沢乗越(13:20)→二股(13:45)→大倉(15:00)

20211129 大山1252m                                             

山  域:丹沢山塊

目  的:紅葉山行

期  日:2021年11月30日(火) 

行  程:

11/30八王子5:30~7:15(行動4:20)実行動(3:25)休憩(0:55)

大山ケーブル駐車場(7:15/8:00)→コマ参道(8:00)→ケーブルカー乗り場(8:10)→阿夫利神社(8:40/50)→夫婦杉(9:00)→富士見台(9:35)→大山(9:55/10:25)→見晴台(11:10)→二重滝(11:25)→阿夫利神社(11:35)→大山寺(11:45/12:00)→ケーブルカー乗り場(12:10)→コマ参道→大山ケーブルカー乗り場(12:20)

 

山行記録

11/28深谷を15:00に出発し食事を買いこみ出発する。大倉到着は20:45駐車場は24時間のコインパーキングを使う。(秦野戸川公園の駐車場は、24時間で無い為)土日が800円平日は500円。日曜の夜だったので停まっている車は、朝の時点で6台。夕飯食べ、夜勤明けで寝ていなかったため22:00には就寝

11/29朝4時に起き5時に出発。車の温度計を見ると3℃

道がよく解らず、携帯電話のGPSを使用しながら進んで行く、シカよけの網が貼ってある柵がありピンクテープも張ってある。開けずらい扉で紐をほどかないと開かない。おかしいな?と思いながらも杉林の中を進んで行くと3方向に分かれ道が左右の道には、私有地の看板真ん中の道には、何も無く真ん中を進む。雨請権現入り口の看板?先は牛首の文字があ。あっていると思い進んで行くと道が無くなっている。道をなんとなくGPS地図の方向を見ながら藪の中を進んで行く。何とか牛首にでる。牛首からの山道は杉林の中で足元は、とても整備されている。登りやすく綺麗な山道、朝日が杉林の間から美しく登る。よく見ると江の島、湘南の海岸線が朝日に光っている。

杉並木の中を進んで行く、三ノ塔の分岐に出る、二ノ塔方面に進む。木道になっている。とても整備されて歩きやすい。流石、百名山?都会の山?の感じがする。周りは、ススキが咲き誇っていて美しい。二ノ塔に到着するとそこからの展望の美しい事に驚かされる。湘南・鎌倉の町、そして富士も良く見える。三ノ塔に戻り三ノ塔からの展望も素晴らしい。

三浦半島、横浜の町から湘南の海岸、真鶴、初島そして富士山、今日歩く、塔ノ岳から鍋割山までの大展望、とても美しい。休憩所があり、食事を取りながら休憩させてもらう。とても綺麗な休憩所で窓からの景色も美しい(宿泊は出来ない)尾根を進んで行くと、鳥尾山荘(週末営業?)を過ぎ、新大日茶屋(閉鎖)の姿を見ながら寂しいなと思いながら、木ノ又小屋を通るとここは、可愛いヨーロッパ調の可愛い建物で看板なども可愛く、今度泊まってみたいと思う小屋だ。

塔ノ岳山頂に到着するとそこからの展望は360°の展望が広がる、尊仏山荘は2階建ての立派な山荘、ここから富士山がガスり始めた。先を急ぎ尾根道を進んで行く。木道が多いのでそこまでではないが霜が解けて道がゆるくなって足元は、泥で汚れている。山頂に着く前にガスで丹沢山山頂、富士山は隠れてしまった。山頂はガスガスで何も見れない。ガスも抜けないようなので早々と塔ノ岳に戻る。塔ノ岳で軽く休憩し、鍋割山を目指す。鍋割山までも尾根歩きで木道が続く、とても歩きやすい道だ。一番?の目的の鍋割山に到着する。鍋割山荘の中に入り鍋焼きうどんを注文、中に入らないでと看板があったらしく、怒られながら注文する。1500円と少し高い?南西側はガスで見えないが南東の三浦半島から江ノ島、真鶴、初島、大島まで、綺麗に見える。素晴らしい景色を撮りながら待っていると、鍋が到着。汗と風で冷めきった体を温めくれる。1500円は安かったかな?

後沢乗越までも尾根歩きだが道は、周りはブナが生えて紅葉が終わった落葉した今は展望が隙間からあるが冬以外は、見えないであろう。後沢乗越からは、山は紅葉が終わっていたが900mから下は紅葉が残っていて杉林を歩く所々にある紅葉が美しく映える。

途中から鮎爺(ブログネーム)会い、鮎や川の山の話を聞きながら歩く、鮎爺とも二俣でわかれ杉林を歩いて行く、木を整備しているのであろう、たまにチェーンソウの音と木が倒れる音が響く、山道が終わりアスファルト道に出ると畑が広がる。農家さんたちが白菜を収穫をしている。とても良い田畑の風景の中を秦野戸川公園に到着する。夜中はよく解らなかったが、大山のもみじ祭りは、残念ながら土日で終わってしまって今から行くのは、無理となったので、公園前のお豆腐屋さんでお豆腐を買いそれを土産に八王子に居る姉の家に泊めてもらう。(ちなみに駐車場代がなぜか900円なぜだろう???)

 

11月30日5:30に八王子を出発し7:15分に到着、トイレを済ませお湯を沸かし、用意をして8:00出発、紅葉祭りが終わった事を聞いていたので少し期待を持たずに出発する。

コマ参道を通りながらお店がまだ閉店している中を歩いて行く、階段をのぼりながら、昔のながらの店が並ぶ、とても懐かしい風景が続く。コマ参道を過ぎるとロープウェー乗り場に着く、早咲きの梅が迎えてくれる。ここから紅葉が始まっていく、女坂と男坂があり、男坂を選択する。かなり急な石の階段を上っていく、樹齢何十年?何百年もあるであろう杉の木が生えている。間にモミジが色付いて美しい。ここは石段が続くが急でかなりきつい。

阿夫利神社に到着する。石段は、出来たばかりの様に白く輝いている。阿夫利神社にお参りをし、阿夫利神社からの景色を見るとここからの展望も美しい湘南の海岸線が美しい。ここから大山登山道を進む100円を払い(道中安全お守り)急坂で無くを急な階段を進む。まだ、紅葉も美しく映えている。少し進むと夫婦杉が堂々と映えている。根が一本で二股に分かれている。仲のよさそうな杉だ、このように、二人で上を目指し、根は一緒というような夫婦になれればなぁ~などと思いながら・・・富士見台へ富士見台からの富士の展望は、美しく江戸時代の人は、ここに茶屋を置き富士を眺めたと立て札が立っている。

ここまで来ると紅葉が終わってしまっている、進んで行くと右手からエンジン音がする。荷運搬用のモノレールが右側を登っていく、羨ましいと思いながら、すぐに山頂に着く、鳥居をくぐり、茶屋に出る展望も素晴らしい。まだ、開店前なので、大山々頂の院へここが山頂となる。東に休憩できる椅子があったので、そこで、朝食?を取る。しかし、そこからもう一段降りると、トイレもあり大展望(神奈川が一望出来る)が広がる休憩所があった。ここで休憩すればよかったと思いながら。山頂を後にする。

木道と土の道を降りながら見晴台に到着する。見晴台からは、紅葉が終わってしまった大山が少し寒そうに見える。ススキ畑の休憩所となっている、少し休憩を取り、ここからは紅葉の美しい登山道を進むとても整備されている綺麗な道だ。鳥のさえずりも楽しく聞こえる。二重社・二重の滝で写真を取り、

また、阿夫利神社に戻る。日の入り方が変わり、朝とは、また違った、顔を見せてくれる。観光客の中に外国の子供たちが遠足なのか何十人も遊んでいる。朝は、閉店していた、茶屋が開き食べ物や、お菓子色々な物が売っている。トイレもあり、観光するのにもよい所だ。帰りは、女坂を帰る。女坂はゆるいのかと思いきや急な石段になっている。男坂とどう違うのか?次回は女坂を登ろうと思いながら、降っていくとケーブルカーを左手に見ながら女坂の七不思議の立て札を探しながら降っていく、少し行くと、大山不動尊に出る。ちょうど御住職がホラ貝を吹きながら登場・・・そんなことがどうでもよくなるような、美しいモミジの紅葉、周辺が真っ赤になり美しい何十枚も写真にとり、この場所には、紅葉終わり間近なのであろうがとても感動をした。

名残惜しかったが、昨日まではライトアップされていたかと思うとその景色も見たかったと思う。(異常なほど混雑していると昨日会った鮎爺が「初詣だ、あれは」と言っていた。)ここからも、紅葉と看板を楽しみながら進む。七不思議の立て札も面白かったが、途中の大山小学校の子が描いた「大山の最高でしょう紅葉狩り」がとても心に残る。「最高です!」と思いながら、橋を2つほど過ぎ男坂との分岐に着く、

やはり、朝とは違う光が入り、また、違う景色を見せてくれる。降ると、ケーブルカー乗り場は、はまだ渋滞だ、コマ参道も開店され、人でにぎわっている。昨日は豆腐だったが、ここも豆腐料理店が軒を連なる。食べたいなぁ~と思いながら、ミカンを買い(ミカンも有名?)帰りに食べながら帰路に着きました。

 

今回の山行は、紅葉ハイクのつもりで行ったが道迷いから始まって不安になったが、紅葉だけでなく、三浦半島、神奈川の町、湘南、真鶴、初島、大島と海岸線、富士山の美しい景色が見られた。もちろん紅葉は、素晴らしく丹沢の大山不動尊の紅葉は、また別格でした。丹沢は、山道が整備されており木道が多くとても歩きやすい山道になっている。都会の山?という印象だ。大山も山道は整備されている、神社までは石段が多く、そのあとも綺麗に整備されている。やはり、大山の紅葉は、やはり心に残るような紅葉でした。チョット整備され過ぎている感じはあったが、登る人数も多く、山道を壊さない為の方法なのだろう。夏の丹沢はヒルが怖くて行きたくないと思っていたが、コースも沢山ありまた、登ってみたい山の一つになりました。

                                              谷口記

 

【ハイキング】雨乞山から華厳の滝

山域山名:埼玉県皆野町:雨乞山598.2m、風早山730m

期日:2022年02月23日(水:祝日)

参加者:CL高橋、木村、相澤、名倉

行動記録:道の駅かわもと6:30=華厳の滝7:25(車デポ)=風戸入口(満願の湯)7:50→高松8:25→高松峠展望台→雨乞山(598.2m)9:10/20➝P(665m)10:00→障子岩10:10➝藤原峠10:15→P(718.6m)10:30→風早山(730m)11:00→P(651m)11:15→羊牧場跡12:00/35(昼食)→重木集落・小松を経て上空滝13:45/13:55→華厳の滝14:20/35=風戸入口=道の駅かわもと15:30

 

<天気:快晴>今日は山と高原地図や国土地理院の地図にも記載されていないルートをたどるコース。高橋さんが経験しているとはいえ、不安と期待を持ってのぞむ。天気は快晴で風もないが朝方の冷え込みは厳しい。

車2台で1台を秩父華厳の滝駐車場にデポし満願の湯駐車場を予定より40分早い7:50にスタート。最初は高松城跡まで国土地理院の地図に記載のあるルートであるが、狭く急な道をしばらく登る。30分程で民家の庭に出て、車道を500m程歩いた先を少し登ったところに高松峠展望台がある。南に雪で斑模様になった武甲山、皆野市街、東に宝登山、北側にはこれから登る雨乞山が見える。この先は地図にないルートだが、踏み跡もしっかりした尾根が雨乞山まで続いた。

民家の庭先に出る

武甲山

 

 

 

 

 

今日は地図読みというテーマもあるため先頭を交代とし、ここで木村さんから相澤さんに交代。徐々に踏み跡が乏しく急登が多くなったきた。ピークを通過して下っていると、最後尾の高橋さんが「ちょっと待って、何かおかしくない?」との声。地図で確認すると、北に向かうべきところを西側の尾根に降りていた。登り返して北側の尾根を行く。その先のピークで同様のことがあった。踏み跡だけで歩いているとコースアウトに陥りやすいことを知る。また、この辺りから残雪の道となる。数日前に歩いたらしい人の足跡が残っている。ところどころ熊や鹿と思われる足跡も確認される。次のピークを過ぎたところで1名転倒した。急な下りで木をつかんだところ腐っていたのでバランスを崩したとのこと。前転しつつ5m位のところで止まったが、岩などの突起物はなくケガを免れることができ、この後の歩行にも支障を来すことはなかったのが不幸中の幸いであった。P665を過ぎると障子岩がある。上からだと分からないが下側に回り込むとかなり大きな岩だ。その先少し下って藤原峠。計画ではここで昼食であったが、まだ昼食には早いので先に進む。

障子岩

P718 山の名前?

 

 

 

 

 

藤原峠は日野沢・藤原と金沢・浦山を結ぶ峠の一つらしいがひっそりとしたところで小さな祠がひとつ置かれていた。

ここからは自分が先頭となる。踏み跡の殆どない急登を上り詰め、もう一度登り返したところが風早山で本日の最高点だ。展望は全くないので一呼吸して通過する。コースを間違えないように高橋さんが作成してくれた地図(国土地理院の地図に今日のコースを記したもの)とジオグラフィカ、ピンクリボンを良く確認して進む。少し下ったところで展望が開けたが昼食はもう少し先にということで更に進む。その先尾根を横切る踏み跡の先にピンクリボンが谷の方に見えたが、今日のコースではないことを確認してそのまま尾根を下る。ペットボトル発見。高橋さんが2年前にも確認したものだ。お昼は羊牧場跡ということにして少し見晴らしの良い所で小休止。ここで先頭が再び代わる。その先、重木集落と小松を結ぶ峠道に出て、そこを左にとり墓地などを通過して羊牧場跡に到着。誰もいないと思っていたが、年配の女性が畑仕事をしていた。

昼食後華厳の滝上部に下る道を確認するため南側の植林地を少し降りてみたが、ひどい藪こぎが予想されるし、時間もあるので先ほどの峠に戻り重木集落最上部の住居跡を見てから小松方面に下る。別荘が2軒。1軒は廃墟だがもう1軒に人がいる。ここは華厳の滝から最奥部の小松の辺り。聞けば別荘を購入したが動物を飼っているので、大変だがここで生活しているとのこと。沢沿いの道をしばらく下ると上空滝があり、ここで写真などとり、奈良尾に通じる車道に出た。先ほどの羊牧場跡をそのまま下るとこの車道に下りてくるとのことだが、崖に近い急で荒れた斜面である。回り道をして正解だったようだ。少し歩くと、華厳滝を経て朝デポした駐車場に到着した。

上空滝

本日の歩行距離約10km、高低差1000m程(ジオグラフィカより)。低山にしてはハードなコースだが、気温が低く天気にも恵まれたためか疲労感はあまりなく、静かな山を楽しむことができた。(名倉記)

【ハイキング】新春鍋ハイク

熊トレ恒例 新春鍋ハイク=大霧山 

山域山名:大霧山766m粥新田(かいにだ)峠

期日:2022年1月29日(土)

参加者:CL橋本 SL大嶋 高橋 山口 須藤 瀧澤 名倉 斉藤 豊島 赤坂 栗原 木村 新井勇

行動記録:熊谷駅南口8:00=東秩父村ヤマメのP9:00-経塚バス停9:55-旧定峰峠11:00/11:10-大霧山12:10/12:15-粥新田峠・鍋あり・昼食・休憩12:45/13:45-橋場P14:25=熊谷駅南口15:30

<天気晴れ>大霧山は関東平野と秩父盆地の境の山で766mの標高だ。晴れているが寒い。小川町から東秩父村白石車庫までのバス便があるので、往復別ルートの登山にした。経塚バス停から登り、山頂を経て、粥新田峠に下り、そこで昼食をとり、駐車場まで下ルートをたどることにした。

        大霧山山頂にて 

 熊谷から車で東秩父村に向かう。橋塚の駐車場は満杯で先のヤマメの里公園駐車場に車を停める。予定より早く着いたので、登山口の経塚バス停まで歩く。30分ほどで登山口に着く。バス停を目印に登ろうとするが、入り口が登山地図では分かりにくい。よく見れば、バス停の標識の裏に小さな「大霧山CP」の標識がかかっていた。ここから林道のような道を登る。登山道はすぐに杉の植林の尾根の道となりそこをたどる。道には落葉が積っている。道は濡れてもいないし登り易い。登山道としては幅広で、この上に旧定峰峠があるので、昔は歩かれていたようだ。途中に林道整備中の看板があり、チェーンソーの元気な唸り声が聞こえる。山林の管理が中々行き届かない時代に、こうした作業が行われているのは森林再生の活気を感じる。旧定峰峠近くではフジ蔓が何本も杉などに巻き付いている。まるでフジと杉が戦っているようである。道は一旦車道に出て数分歩いて、再び登山道に入り、直ぐに旧定峰峠に着いた。1時間ほど登ったのでここで小休憩した。真新しい道標が設置されている。関東ふれあいの道なので埼玉県の名前がついている。尾根だが杉の林の中で暗いが風はほとんどない。

 休憩後、方向を北に変え、頂上に向け尾根を歩く。傾斜は緩い。低山で冬に登り易いのか、時々登山者に会う。数分歩くと東側に牧草地が広がり、うねった丘陵地の先に関東平野が見える。牧草地といっても冬なので薄茶の枯れた草があるのみだ。頂上近くになると雑木林になり、明るく、日差しも出て暖かいように感じる。秩父の方向も見通せる。盆地の東にある蓑山がすぐ隣だ。南東には笠山が大きく見える。登りの途中で1名が脚ツリになり、服薬・防寒、マッサージ等対応するも治らず、他の2名同行で下山することになった。

 上:大霧山山頂から群馬方面の山々 下:東秩父村の集落

大霧山頂上には数名の登山者がいた。北の方向は眺望がよく効く。白い峰々が見え、特徴のある苗場山を見ることもできた。ここまでくると両神山も大きく見える。大霧山からの下りは結構な急傾斜で注意して下りる。周囲は雑木林で明るく、岩も無く、気持ちよく歩ける道だ。滑るから気をつけようなどの声が出る。岩は無いが泥の下には氷の板が隠れていた。泥があるので滑らないが、霜柱が毎晩大きくなり板状になったようだ。次第に標高を下げると、斜面に東秩父の集落があるのが見える。のどかな良い景色だ。

 粥新田峠に下り、秩父側に歩き昼食場所に着いた。鍋料理組の皆さんが準備してくれた熱い鍋料理が準備されていた。熱い鍋料理は冷えた体と心を本当に温かくしてくれました。1時間ほど昼食、鍋料理で寛いだ後、南向きの登山道を東秩父の橋場まで下りた。天気にも恵まれ、ゆったりと大霧山登山と鍋料理を楽しむことができました。

    熱い鍋料理に体と心が温まる

(橋本記)

【その他】丸神の滝氷瀑&三十槌氷柱見学

寒い時期限定=丸神の滝氷瀑三十槌氷柱を観る

  日本の滝百選の丸神の滝(埼玉で唯一)

山域山名:小鹿野町両神丸神の滝、秩父市大滝三十槌氷柱

期日:2022年2月2日(水)

参加者 :CL橋本 SL高橋  白根  栗原  新井勇  大嶋  山口  須藤  相澤  斉藤

行動記録:熊谷南口8:00=川本8:30=丸神の滝P10:00/15=丸神の滝

 10:35/10:50=大滝温泉P12:00-三十槌氷柱見学12:40/13:10-大滝温泉P13:40/15:00=熊谷駅南口 16:30

穏やかな日和であるが、外気は冷んやり。日陰に入ると寒い。橋本リーダーから登山道が凍結している心配があり、軽アイゼンの用意し、昨年の夏、沢に滑落する死亡事故があったので、気を緩めない様にとの話があり出発。入山口には、チッカーがあり、各自、押して入る。少し歩くと古びた建物が見えてくる。学校の分校であったとのこと、なかなか、時代を感じる趣のある建物である。山陰に入ると冷たい空気が頬に触れ寒い。日が差す場所に出るとポカポカと暖かい。日差しは、春の気配。やがて山路を沢に沿って歩く様になる。沢は段差があり、段差のある箇所の川淵や落下する周りが氷結し、なかなかの冬景色。やがて丸神の滝が見えてくる。標識に日本の滝100選 高さ76m、3段12m、2段14m、1段50mと記してあった。滝は束ねた白糸が何本も岩肌を滑って落ちてくる様に見える。女性の長い後髪の様と言う声も。滝の周りは葉を落とした木が覆い寒々とした気配。水量が多いためか、滝の真ん中は沢の白い流れで、滝の左右は氷柱や氷塊ができている。春の若葉、秋の紅葉の頃は彩り、見事な景観を造るであろう。四季折々楽しめるとポスターで、見た様な気がする。記念写真や個々に写真を撮ったりして15分程度ここで楽しみ、駐車場に向かう。大滝温泉Pには車で向かう。

 上:滝は北向きで、見る場所は暖かい 下:宝石のような氷塊

大滝温泉Pに12時に到着。お腹が空いているが、三十槌氷柱を見学してから食事を取るとのことで、車をここに置き、三十槌氷柱に徒歩で向かう。30分ほどで三十槌キャンプ場に着く。ここが入口で、氷柱へは環境整備協力金200円を払う。入場するとログハウスのバンガローが立ち並ぶ。各小屋には秩父の山名がかかっている。20以上あっただろうか。河原に降りる途中に人工の氷柱が、川べりに天然の氷柱が並ぶ。写真を撮っている人がチラホラ。先の人工の氷柱よりだいぶ小さいのに、がっかり。テレビやポスターで見たのとイメージが異なる。撮影角度で変わるのかなと勝手に考える。先の方にも数個見えるが2〜3個を見て戻ろうと振り返ると橋本リーダーが「こっち」と呼びかける。これを聞いてみんなドット大笑い。口には出さないものの、皆、がっかりした様だ。もし気づかず、車に戻っていたらお笑い草でいつまでも語られる珍事であった。

 上流に戻り、改めて見る氷柱は、期待通りだ。崖の清水が天然の寒さにより創造された彫刻作品だ。横幅30m高さ10mもの氷柱の大群だ。この美しさに満足。隣にもう一箇所あり、この氷柱は、人工的に水を撒いて作った氷柱だ。これも自然が作った彫刻作品。両方ともなかなかのものであった。

 

上:崖からの清水が氷柱となる  中:数百本の氷柱が連なる

 下:ここは人工的に水を撒いて氷柱を作った

  大滝温泉に再び戻り、昼食を摂る。午後2時に近い。かなりお腹が空いている。道の駅もあったが、山の会なので、自然の中で食べようと近くの河原に向かう。春の日差しで暖かいが、風が吹くときつい。さっさと食事を済ませ、民俗資料館に入る。ここでの入場料が65歳以上は無料。昔の秩父地方の生活が紹介され、生活の様子や道具、食糧等が展示されていた。午後3時に解散。家路に向かう。

穏やかな日和に恵まれ、ゆったりとした時間の中、皆とワイワイ楽しい一日を過ごすことができた。お疲れ様でした。 

                               (相澤記)