関東

【ハイキング】日和田山から物見山

日和田山・物見山・ユガテ周回の陽だまりハイク

日和田山金毘羅神社から

山域:埼玉県 日和田山305m・物見山375.3m          

目的:巾着田から日和田山、物見山、ユガテの陽だまりハイク
山行形態:ハイキング
期日:2022年 1月16日(日)
参加者:L高橋 相澤 黒沢 斉藤 豊島 名倉 新井勇 
行動記録:熊谷駅南口(7:30)=巾着田駐車場(8:40/9:05)→田部井淳子記念碑(9:20/9:30)
日和田山10:15/10:20→高指山10:45/11:00→物見山11:30/12:15→北向き地蔵12:40ユガテ13:25/13:45→東吾野駅14:35/14:42→高麗駅13:50→巾着田駐車場15:15/15:30=熊谷駅南口16:50
<天候:晴れ>巾着田の河原にカワセミを撮ろうとカメラの列、その話題で黒沢氏との駐車場での待ち合わせを忘れ、あらためて田部井淳子顕彰碑前で待ち合わせ。

登山口の田部井淳子モニュメント

日和田山登山口を過ぎ男坂・女坂分岐、女坂を選択、金毘羅神社前の岩の露出した見晴の良い展望台につき休憩。集合写真、展望を楽しむ、巾着田の名の由来の景色を確認、日和田山に到着、標高305mの低山だが関東百名山だそうです、杉林の中を抜け、高指山に寄ってから物見山に到着。

アンテナ塔が撤去されて広場になった高指山

山頂は人気の山域なのか家族連れが多く子供連れで大賑わい、昼食後三角点を確認、北東に約70mにあるが展望はなかった。北向き地蔵へ尾根の上り下りの繰り返しの連続、竹林を過ぎほどなくユガテに到着、静かな佇まいが良い雰囲気でトイレ、ベンチありで休憩。

春になれば桃源郷の花畑になるユガテ

橋本山、福徳寺を経て東吾野駅到着=高麗駅→巾着田駐車場
日和田山は初心者のハイキングコースだと思っていたが今回のような縦走コースとなると低山だがそれなりに体力が必要で、地味なコースではあるものの十分楽しめました。     (斉藤記)

【ハイキング】比企3山 2022/01/05

 

山域山名:笠山、堂平山、大霧山

期日:2022年1月5日(水)

参加者:名倉(個人・単独)

行動記録

自宅 5:00発

皆谷6:00/6:05-笠山7:40/7:50-堂平山-8:40/8:50-定峰峠10:15/25-

旧定峰峠11:00-大霧山11:35/12:15-粥新田峠12:35-橋場13:15-

皆谷13:35/13:55-自宅15:30(歩行時間6:20、休憩1:10) 

<天気:快晴>

今日は以前から気になっていた笠山を登る。武蔵丘陵森林公園から眺めた三角の目立つ山を笠山と知ってから2年ほどが経つ。どうせならと言うことで比企3山を縦走することにした。

朝支度を終えて車を発車させると丁度5時の時報がラジオから流れた。予定通りだ。まだ暗い中をカーナビに案内された無事皆谷の駐車場「ヤマメの里公園」に到着。

駐車場にトイレがあると思っていたが見当たらないし、とてつもなく寒いので簡単に身支度を整えて出発。ほの暗い中をヘッドランプもつけずに歩き始める。

初めはジグザグの車道と時々エスケープできる道を交互に行く。散歩の年配者に「早いねー、今日は寒いよ」と声を掛けられた。程なく笠山登山口から本格的な山歩きとなるが、少し行くとまた車道と交差したり平行していたり、何だか味気ないが気にしないことにして歩を進める。それにしても尾根に吹き付ける風が冷たい。

耳が痛くなるのでストックを交互に持ち替えてあいた方の手で耳を押さえ押さえ登る。稜線に出て東に関東平野、西に両神山などが見えるようになると直に笠山頂上に着いた。

10分ほど休憩して次の堂平山を目指す。少し下って登り返すと堂平山だが手前の登りでの冷たい風が今日の山行で一番辛かった。登りで苦しいのだが耳が冷たいので苦しさをまともに感じない。マスクを出して口に当てると少しマシになった。何とかこらえて歩を進めると堂平山の天体観測ドームが見えてきた。

堂平山山頂は日が当たっているので寒さも和らぎ360度の展望を満喫できた。今日は双眼鏡も持参しているので両神山の脇に見える八ヶ岳や蓼科山をアップで覗く。

浅間山を双眼鏡で覗くと雪煙が上がっているのがわかる。そういえば今日は山スキーに行っている人たちもいることを思い出し、風雪に苦労しているのではと慮る。

堂平山の次は大霧山だが間に白石峠、定峰峠、旧定峰峠と3つの峠を越える。峠を越えると言うことはその間にいくつかのピークもある。自分の感覚としてはアップダウンも覚悟を決めてマイペースで行けばさほど辛くない。ここは楽しむことに決めて一歩一歩進むことにした。白石峠から定峰峠まではコースタイムより5分多く要した。

逆に、旧定峰峠までと大霧山かではコースタイムよりそれぞれ15分ほど短縮。ペースは変わっていないので山と高原地図のコースタイムが甘く設定されていると思われる。

旧定峰峠は往時使われていただろう峠と言うことで古い時代を思わせる雰囲気がある。次に本日の最後のピーク大霧山を目指す。思ったより早く山頂に到着。趣のある旧定峰峠

山頂には2名先客がいたが程なく下山。その直後「名倉さーん!」との声。高橋仁さんだ。思わぬところでお会いできびっくりした。別の会の方々と車であちこち訪れている途中で粥新田峠から大霧山に立ち寄ったとのこと。両神山の勇姿遠くに浅間山

山頂では昼食と写真撮影をし下山の途についた。粥新田峠の先のコースは橋場バス停まで出てそこからバス通りを皆谷まで歩くコースをとった。粥新田峠の先から皆谷に結ぶルートもある様だが分岐を見逃してしまったらしい。今日は気温が低かったため、ここまでダウンを脱ぐことはなかったが車道に降りてきてから午後ということもあり、やっと暑くなってきてダウンを脱いだ。粥新田峠から1時間の車道歩きで皆谷の駐車場に着き、無事下山となった。

本日の自宅から1時間でくることが出来、コースは危険箇所は全くなく展望が良く、長さ的に6時間少しとトレーニングに丁度よいと思われる。

【その他】寄居地質見学ハイキング

寄居地質見学ハイキング

=寄居町の地形地質を見る=

場所:寄居町(荒川、深沢川周辺)

期日:2021年12月1日(水)

参加者:L橋本 大嶋 滝澤 栗原 新井勇 

上:正喜橋からの荒川 下:溶結性凝灰岩が出ている

行動記録:寄居駅南口8:50-正喜橋下玉淀川原左岸8:40/9:40=雀公園-鉢形城址10:10-深沢川10:40-玉淀ダム昼食12:00/12:40=折原橋下の川原13:10-寄居駅13:50

<天気曇り後晴れ>前日はかなり激しい雨が降り、1日の朝方まで雨だった。天気予報では9時ころから雨が止むというので実施した。駅に集合して出発する。車で通過することの多い寄居町だが、ゆっくり歩いて見ることにする。駅を出て町並を南側に進む。正喜橋の手前の小さい車道を右に曲がり60mほど進む。古い石碑に「名勝玉淀埼玉懸」とある。戦前の建立のようだ。セメント舗装の坂を川原に下る。ここまで入るのが分かりにくい。川原の端には駐車場やテーブル、トイレもあり、寄居町民の憩いの場となっている。まず上流に向かい100mほど歩く。川岸は崖となっており、地層が出ている。よく見ると礫が入っている礫岩だ。3000万年前の古第三紀層の地層だという。川を下流に向かう。ごつごつとした岩が川原に出ている。緑色で、流紋岩質の溶結性凝灰岩だ。凝灰岩のイメージは大谷石だが、火山灰や軽石が高温で堆積し圧縮されてできるとこのような硬い岩となるのだという。この岩は正喜橋まで左岸で続いている。川原の石は丸くなっているが、上流の山から流されてきた石で、長瀞周辺の変成岩、秩父盆地の新第三紀層の岩、その上流の秩父中生代古生代の古い岩石が混じっている。正喜橋の下流左岸は崖で現在の水流の上3mほどに横の窪みがある。以前の川はその場所を流れていた証拠でノッチという。正喜橋の下に階段ができており、雀宮公園に上がり、正喜橋を渡る。橋の上から荒川を見ると、岩盤が出ていて見事である。車道沿いに進み深沢川にかかる橋から川を見る。両側15mほどの崖で、鉢形城の守りになっていたことが分かる。

上:深沢川の礫岩 下:晩秋の玉淀湖

次に鉢形城を歩き、再度深沢川の上流部に入る。小さい川に入り出ている岩を観察する。丸い礫の入った礫岩だ。古い地層で、サメの歯が以前発掘され、石炭も含んでいることから、岸から近い海岸でできた地層であることが分かる。

 この沢から出て車道を玉淀ダムまで40分ほど歩く。天気は完全に回復し、日差しは強くなった。折原橋信号をさらに進みバイパス下を通り、細い道を右に曲がる。すると満々と水を湛えた玉淀ダムの上に架けられた歩道に出る。上流の景色は晩秋の雰囲気だ。下流にはダム下の渕、2つの橋、青い荒川の流れが広がる。

ダム横の休憩舎で昼食休憩とする。

上:玉淀ダム下荒川左岸 下:変成岩が出ている

 休憩後、バイパス橋脚下の荒川左岸に下りる。そこには、緑っぽい大岩があり、長瀞と同じ変成岩の岩が露出している。見事な大岩だが、案内板もなく、もったいない気がする。

そこから車道に上がり、寄居駅まで歩いた。

【ハイキング】杓子山、鹿留山 2021/12/18

山  域 : 鹿留山1632.0、杓子山1597.5m倉見山1256.2m(山梨県都留市)


山行形態 : 無雪期ハイキング
目  的 : 展望(富士山)を楽しむ 
日  程 : 2021年12月18日(土)
参 加 者 : 新井浩、駒崎
行動記録:
東松山5:00→都留市鹿留 倉見山登山口付近P 105.5km 7:03/7:23→御正体神社8:03→NO.242鉄塔9:05→鹿留山11:13→子ノ神→杓子山11:56/12:53→向原峠15:19→倉見山16:00→P17:30
16.7km 34000歩

都留の街から鹿留地区へ少し入った道が広くなっている路肩に駐車する。帰りに降りてくる倉見山登山口のすぐ近くだ。ここから鹿留山の登り口まで約1時間の車道歩き。日陰には薄っすらと雪が残っており、気温は氷点下でかなり寒いが、少し体が温まってきた。

 

赤い鳥居が見えると、御正体神社。ここの石段を上がり鹿留山に取りつく。ピンクテープがところどころある。すぐに今は使われていない林道に出て、やがて林道がなくなり杉林の急斜面を登ると鉄塔が立つ尾根に上がる。急に風が強くなる。上着のフードを被り手袋を2枚にするが、寒い。極寒だ。冬型の気圧配置による北西の冷たい風だ。陽が斜めに差してくるが寒い。急な登りだが汗は全くかかない。ピンクテープがところどころにあり、尾根を忠実に登るルートなので迷うことはない。斜面は硬く凍っており、落ち葉も重なって滑る。霜柱があるのだろう、バリバリと歩くたびに音がする。日影には雪が残っているが歩きにくくはない。尾根に上がってから2時間で鹿留山の山頂。計画よりも1時間遅れだ。急がないと昼休憩の時間が無くなってしまう。ここからは大きな登りはないはずだ。

 

快適な尾根道を進み、子ノ神のピークを通過。初めて登山の人とすれ違う。しばらく歩くと前方に富士山が見えてきた。きれいに晴れ渡っており、富士山には雲はかかっていない。急ぎ足で進み、杓子山に到着。いきなり人がたくさんいるので、びっくり。目の前にはすそ野を広げた富士山が大きい。山中湖、富士吉田の街並みが眼下に見え、人気の理由がわかる。風は弱まってきているが、日当たりのいい風よけになる南側の暖かな場所に腰を下ろし昼休憩。おでんを食べて温まりました。目の前には富士山がきれいだ。

右の山は杓子山 
予定よりも40分遅れで倉見山へ向かう。出発時にはGPSに入れたルートで向かう方向を確認するようにしており、過去の苦い経験を繰り返さないようにしている。ここからしばらくは一般ルートだ。歩き易い登山道を下る。しばらく歩いてからルートを確認すると、間違った道を進んでいるのではないか。途中の分岐を見落としている。気を落としたが、仕方なく戻る。この間約40分のロス。見落とした分岐まで戻る。確かにこの標識は見た。倉見山の名前がなかったので通過したところだ。ルートが頭の中になかったので、通り過ごしてしまった。わかってはいるが同じ過ちを繰り返してしまう。気を取り直して進む。激下りだ。地図では破線のルートだが、歩く人はまれなようだ。踏み跡も薄く、落ち葉、凍った斜面、細い尾根、急斜面と悪い条件の重なった登山道だ。整備もされていないので、木や岩につかまりながらやっと降りる感じだ。踏み跡も薄いので、下りやすいところを探しながら凍った急斜面を慎重に降りる。このようなところが延々と続く。向原峠に着いたときは2時間遅れの15:20で、この分では下山は17時を過ぎる見込みなので、ヘッドランプを点けるようになるはずと思うが、慌てずに行動するようにする。相変わらず細尾根の危ない登山道が続く。アップダウンも激しく、疲れがたまってくる。

 

やっとの思いで、倉見山に着く。富士山がきれいに見える山だ。ここからは整備された緩やかに下る道が続く。途中でヘッドランプを出して暗くなった時の用意をして進む。月がきれいに出ており、下界の街並みの灯りが見える頃にヘッドランプを点ける。緩やかな尾根道でも落ち葉が積もっているので、ヘッドランプの灯りだけでは道がわかり難い。視界に車のライトが見えるようになり、下山口に着いた。車道を少し歩いて駐車地点に到着。10時間近い行動時間のため疲れたが、充実感一杯だ。
(新井浩 記)

【ハイキング】陣見山尾根歩き

陣見山尾根=初冬の尾根歩き(埼玉労山ハイキング) 

=落ち葉を踏んで初冬の尾根を歩く=

山域山名:秩父陣見山(531m)雨乞山(510m)尾根

期日:2021年12月18日(土曜日)

参加者:L橋本(当ハイキング担当)大島 豊島 名倉 黒澤 須藤 他会23名

       埼玉労山所属の会から29人が集まり元気よく歩いた

行動記録:<晴れ、風強> 波久礼駅8:00/8:15-築坂峠9:20-虎ヶ岡城址9:35/9:45-大槻峠10:10-陣見山11:15/11:20-榎峠12:15-雨乞山12:55/13:30-間瀬峠13:45-樋口駅14:45

 参加者29名が波久礼駅に集合。役員挨拶、準備体操後にグループ別に出発。1Gの我々は橋本Lをトップにして出発。かんぽの宿への登り道側溝には昨日の風花の名残がある。宿手前を左に入る。冬のたたずまいの気持ちの良い山道はやがて風の強い尾根にでた。途中で小休止し、急な木段を登るとあずまやの立つ虎ヶ岡城址に着く。築城時期には諸説あり、戦国時代には鉢形城の支城であったが、秀吉の北条攻めの際、真田昌幸によって落城したとの説明板があった。赤城山は雪雲の為、裾しか見えない。木立の尾根を更に進み、急坂を下ると馬頭観音碑のある大槻峠につく。広い尾根筋の2カ所の急坂を登ると車道に出る。車道を横切り少し登ると陣見山である。頂上にはテレビ塔などが有り、眺望は全く無い。6人の記念写真後頂上が狭いこともありすぐ出発する。道は広く問題はない。遠くに一部枯色した雨乞山が見える。

  上:531mの山だが急登はきつい 下:陣見山山頂

車道に出た所で後続を待ちながら軽食をとる。他会の人から12月に発行の「私たちの山旅」(熊トレの登山記録誌)贈呈に感謝の言葉をいただいた。ロープを張った急坂を登り植林された林と進むと榎峠につく。右に赤城山方面、左に荒川流域を見ながら車が通れる程の道を歩くと南側に芝斜面を持つ雨乞山に到着。ここはパラグライダーが盛んな所で、その離陸場であるが、今日は強風の為か該当者はいない。かんぽの宿や陣見山などがよく見える。足下には荒川流域が、その向こうには大平山から続く山波が見える。目を転じるスカイツリーまで、はっきり見える。

上:空気が澄み長瀞・秩父がよく見える 下:景色見ながらゆっくり休む

風は遮られており、ゆっくり昼食を摂り、全員で記念撮影を行った。広い道を西に少し歩くと青い布テープが道路に張ってある手前を右に曲がり落ち葉で覆われた道に入る。ここは本当にわかりにくい。枝越しに真っ白な浅間山が見える。道は間瀬峠の車道にでた後、左に少し歩き、左側のガードレールが切れたところから山道に入る。何年か前、会であけび取した事を思い出す。広い気持ちの良い下り坂を行くと、やがて140号沿いの集落にでる。国道を少し下流に歩くと樋口駅につき役員挨拶の後、解散、帰途についた。樋口駅は無人であり切符を持たず乗車、降車駅で精算した。

 今日歩いた道には危険な所は無く、雨乞山西側の1カ所に注意すれば道迷いもなく、冬に楽しく歩けるコースであった。                (須藤俊記)