関東

【ハイキング】アカヤシオの栗生山 2023/4/8

山  域:栗生山968.2m 群馬県桐生市黒保根町


目  的:春の花散歩 アカヤシオ
日  程:2023年4月8日(土)
参 加 者:新井浩、駒崎
行動記録:深谷6:30⇒栗生神社下P8:30/8:50→栗生山10:10/12:25→栗生神社下P13:10

今年は桜が10日ほど早く開花。それに準じて山の花も早いだろうと、アカヤシオを期待して出かけてきました。
細い林道を栗生神社の示す方向へ車を走らせる。杉林の急坂を上ると、鳥居が見えて来て、駐車場に着く。車は一杯7-8台程度で、少し戻った広い路肩に駐車する。

 

やっぱりアカヤシオ目当ての人が一杯だなと思いながら出発準備。栗生神社の長い石段を登ると、何やら人が一杯いる。聞くところによると、来週日曜日にお祭りがあるらしく、掃除とその準備であった。境内脇には樹齢1200年の杉の大木があり立派だ。向かって左奥の登山口から登り始める。

 

暗い杉林の中の急登を登り、周りに岩が見え始めると頭上にピンク色がポツポツ見えるようになる。アカヤシオが咲いてる~♪。ゆっくり登るが、50分ほどでコルに到着。カタクリが咲いている。山頂は右に進むが、左手にアカヤシオが咲いているのでまずは見に行く。満開で咲いている。ピンクのかわいい花だ。一年ぶりの再会。

 

山頂へ向かう。途中にもアカヤシオが一杯咲いている。なかなか足が進まない。栗生山の山頂はアカヤシオに囲まれて展望はないが広いところだ。今回のアカヤシオは丁度いいタイミング。木によっては半分くらい蕾を持っているものもあるが、大半は満開だ。

 

ちょっと休んで南の尾根に向かう。先ほど登ってきたコルを通過して、尾根上を南に進む。ポツポツとアカヤシオが咲いている。ちょっと下りながら進むと、アカヤシオの林に入ったように周りがピンク色。まるで桜並木の中にいるような感じ。すごくきれいだ。

 

この中で昼休憩とする。アカヤシオに囲まれて最高のロケーション。樹間からは赤城山が見える。単独の人が来て話をしたが、今年は例年よりも開花が早く、明日以降寒気でやられるかもしれないから今日が一番いいのではないかとのことでした。2時間ものんびりして、下山も1時間掛からず13時に駐車場に到着し、非常にお手頃なハイキングとなりました(標高差350m位)。
(新井浩 記)

 

【ハイキング】細尾峠から明智平

朱・ピンク・白のツツジの競演を楽しむ

シロヤシオと華厳の滝アルバム

山  域:栃木県 茶ノ木平分岐1617m・明智平(1395m無名峰)
目  的:ミツバツツジとシロヤシオの行者道を歩く
期  日:2023年05月17日(水)
行  程:熊谷5:30=細尾峠7:40→茶ノ木平分岐9:50→明智平11:00/11:30➝茶ノ木平分岐12:50(茶ノ木平周回)/13:35→細尾峠14:50=熊谷17:40
参加者:高橋仁 高橋武 赤坂  
細尾峠はすでに7、8台が路肩駐車。その先に停めて茶ノ木平への北側尾根に取りつく。ほとんどが南側の薬師、地藏、夕日方面に往復するようで、茶ノ木平側はほとんどいない。
シロヤシオのトンネルを行くすぐに山ツツジが出迎えてくれる。登るにつれてヤマツツジは蕾に変わり、ミツバツツジとシロヤシオとの共演が始まる。ここもツツジの当たり年で、目の前に朱、ピンク、白の花をどっさりと付けた株が次々と現れて、楽しませてくれる。殊にシロヤシオは絶品だ。袈裟丸や高原山のそれを凌駕するほどの見事さ。
1400mあたりからシロヤシオも蕾に変わり、まだまだ数日間は楽しめそうだ。篭石で一息入れて茶ノ木平分岐に到着。今度は蕾から花へと変わるシロヤシオを楽しみながら明智平へ向かう。明智平からRWを使って茶ノ木平、中禅寺湖へと向かうハイカーとすれ違いながら、ベンチのある展望台で中禅寺湖や男体山の眺めを楽しむ。
男体山と華厳の滝1453m峰を越えると、伐採されて芝原の送電線鉄塔に出る。ここは今日の一番の展望地。女峰山、帝釈山、大真名子、男体山、奥白根山、錫ヶ岳、中禅寺湖を一望できる。殊に大きく迫る男体山の巨体は圧巻だ。1395m峰を超えて明智平RW山頂駅に下るとそこは観光地。展望台から華厳の滝、白雲の滝、男体ファミリーの山々を望みながらランチタイム。風が吹きぬけて汗を乾かしてくれる。
茶ノ木平にはシャクナゲも ひと汗かいて茶ノ木平分岐へ登り返し、ザックをデポして茶ノ木平を一巡り。中禅寺湖に直行するルートは少し荒れているが、一周できる。シャクナゲが満開できれいだが、上半分だけで下半分は鹿に食削されて枝木が丸見えになっている。
下山もツツジの中を そういえば、今日歩いた山は、笹原が一面に広がって、ツツジも下の方は枝も花も無く鹿の背丈の上あたりから横に枝を伸ばして広がっている。代替わりの若木が鹿の食害で育たなければ、この見事な風景も見られなくなってしまうのか?そんなことを考えながら、白、ピンク、朱のツツジをもう一度楽しみながら細尾峠に戻り着く。花三昧の楽しい山行にピリオド。(仁)

【ハイキング】美の山クリーンハイク 2023/6/4

美の山クリーンハイク

山域:美の山(蓑山)埼玉県・秩父

日時:2023年6月4日(日)

埼玉県勤労者山岳連盟北部ブロック主催行事

参加団体:

秩父アルペンくらぶ

深谷こまくさ山の会

上里ハイキングクラブ

熊谷トレッキング同人

参 加 者:L石川 高橋武 山口 滝澤 相澤 高橋仁 橋本 豊島 (8人)


行動記録:皆野町役場9:00挨拶・打合せ


熊谷8人 上里4人は皆野古道コース、深谷9人秩父6人は和銅コースにわかれる。


 役場9:15-皆野古道―休憩10:15/10:20―蓑山神社11:35―頂上・昼食11:10/12:25―関東ふれあい道―休憩13:10/13:15―皆野町役場14:00ごみの秤量等14:20解散


 快晴、古道はあまり人に歩かれてない感じで緑に染まってしまいそうな感じ、人が少ないせいかマナーが良くなっているのかごみが見つからない。緑濃いままごみも花もほとんど見ないまま蓑山神社到着、鳥居、参道、社と揃い、謂れも書いてある。

 神社を過ぎると明るくなりウツギ、コゴメウツギが咲き、木苺がたくさん実をつけている。喜んで口に含む。頂上を踏んでから展望台に上がり山座同定をする。

 昼食後4パーティ皆集まり金子伊昔紅氏の銅像の前で記念撮影する。同氏はいろいろに歌われていた秩父音頭の歌詞を取りまとめ、今の全国的に有名な秩父音頭にした方とのこと、ちなみに金子兜太先生のお父様とのことです。

 下りはアジサイ園を通り関東ふれあい道へ、アジサイは蕾がほころびかけたものも少しありましたがまだまだです。関東ふれあい道は明るい林の中の気持ちの良い道ですがここにもごみはほとんど無し。役場で秤量したところ燃えるゴミ0.8㎏ カン0.5㎏ ビン0.5㎏でした。皆さんマナーが良くなったことと喜びましょう。お疲れさまでした。
(高橋武記)

 

 

 熊谷トレッキング同人のメンバー

【その他の山行】蕨山登山道整備

蕨山登山道整備 (県連の行事)

杉の倒木片付けて気持ちよく歩く

1本目の倒木処理作業

山域・場所:奥武蔵蕨山名郷登山口から尾根に至る杉林内登山道

期日:2023年6月13日

参加者:L橋本 相澤 会員外4名 

行動記録:蕨山名郷登山口集合、作業予定、注意事項確認8:15-林道終点8:40-作業場所着、作業8:50から9:50-登山口10:20

<天気晴れ>以前、この登山道を歩いて、10本ほどの杉の倒木があるのに分かっており、この計画を立てた。参加者が6名になり心強い。また、天気は予報よりもよくなり朝から晴れて暑い。

 駐車場に集合し、リーダーの橋本から本日の計画、注意事項を伝える。チェンソー作業は園芸作業の経験があるNさんにお願いした。狭い林道を登り堰堤の手前の沢を渡り急な登山道に入る。尾根で傾斜もきつい。一面杉の人工林で暗い。1本目の倒木は急斜面で根を上側にして道を直角に塞いでいる。重心や、根のかかり具合を動かしたりして確認した。その結果、道の上側を一か所切断し、切った下側を沢側に落とすことにした。他の参加者は作業場所から離れ、Nさんにチェンソーで切断してもらう。上側から切り、下側から切り、すっと倒木の下方が離れた。手慣れている。切れた倒木を動かし、谷に落として1本目の処理が終わった。残った上側の倒木は、根が腐らず、少しも動かないので当分落ちない。

 こんな要領で、倒木を切り、寄せて、道を歩きやすくした。尾根に近い場所に、太く、長い杉の倒木があった。2本重なっている。切る順番は上の倒木から。硬くはないのですんなりと切れて移動した。下の1本は途中が土に埋もれている。1か所切ってロープで引いて谷側に落とすことにする。地面から浮いている部分をチェンソーで切る。架けたロープを上側から4人で力を合わせて引くと、少しずつ動き、最後は谷側に計画とおり落とすことができた。だが、倒木の先が道の近くの杉にかかり歩きにくい。引いてみたが、動かないのでその部分を切る。小さくなり、手で動かせた。

 合計10本ほどの倒木の切断、移動作業を行ったが、チェンソーの活躍もあり、予定よりも早く終わった。尾根まで登り、新緑と、そよ風を味わい、下山することにした。歩きやすい道になり、充実感のある登山道整備であった。

 ボランティアとしての登山道整備で、不慣れな参加者もいる。事故防止、安全作業を最優先させなければならない。チームで作業するので、作業現場の状況確認、作業手順、担当者、補助者等の任務分担等、声に出して共通理解し進めることが大切である。切断箇所や作業場所の下側には絶対に入らないこと、切った倒木の破片が飛ぶ場所や跳ね返りのある場所にはいないことなど安全作業の原則を守ることが大切である。また、作業に適した服装、手袋、ヘルメットも必須である。

(橋本記)

上:長い倒木は切ってロープで引いて動かす

中:落ち切らない部分を切る 作業は上側から

下:道の部分の倒木が撤去できた

 

 

 

【その他の山行】県境リレー登山 甲武信ヶ岳=笠取山

甲武信ヶ岳-笠取山を歩く

担当 埼玉労山県連理事会

期日 2023年8月28日、29日 

参加者 L橋本 相澤 他の会1名

 

  

上から 笠取山山頂 3河川分水嶺 雁坂峠 縞枯れの針葉樹 甲武信ヶ岳山頂 甲武信ヶ岳  

記録 

28日 熊谷5:00=140号国道・雁坂トンネル=道の駅みとみ7:40-新地平8:10-雁峠11:10-笠取山11:50-雁峠12:25-燕山13:15-古礼山14:15-雁坂小屋16:00泊(小屋泊り、テント泊)

29日 雁坂小屋6:10-雁坂嶺7:25-破風山9:15-甲武信ヶ岳12:20-木賊山・東分岐13:20-戸渡尾根・近丸新道・新道分岐15:00-徳ちゃん新道・西沢山荘16:25-道の

28日<天気晴れ時々曇り>道の駅みとみは、国道140号雁坂トンネルを通って、山梨県に入った広瀬湖のほとりにある。かなり広い駐車場がある。朝、早いせいか、予定よりも早く着いた。3人が合流して、車道を通り、新地平まで歩く。山側の林道に入るのだが、入口に案内板もなく、少し行き過ぎ、地図を見て引き返した。沢沿いの道に入ると、林道につながっていた。この林道は亀田林業の私道でこの付近の広い山林を所有しているというが、車の走った形跡がない。途中には、サルナシが実っていて、口に入れるが熟していないので酸っぱい。車道は、沢沿いに標高を上げていく。登山者も余り登っていないようだ。道には草が生え、朝日にススキの穂が輝く。アザミ、薄紫のトリカブトが咲いている。車道だが斜度があり、息が切れる。1時間ほど登って、尾根にカラマツ林が見え、やや高山の雰囲気になる。沢沿いで、透明な沢水が白い渦を巻くのが見え心地よい。渓流魚もいそうだ。苔むした岩や朽ち木、落ち葉などが増え、源流の雰囲気になる。背の低い笹もでてきた。やがて草原の鞍部に出た。手前に清水が湧いており、いただく。この鞍部が雁峠でベンチもあり一休みする。

 ザックをここにデポして、笠取山を往復する。「体に羽が着いたようだ」等話しながら多摩川、富士川、荒川の名前の刻まれた三角柱の石碑のある小さな分水嶺に着く。草原も適度に混じり、初秋の雰囲気だ。急傾斜を登り、笠取山に到着し、県境リレー登山旗を掲げ記念撮影をする。まずまずの天気で綺麗に撮れた。下りながら見ると黄色いマルバダケブキが群生している。

 雁峠に戻り、ザックを背負い、燕山を目指す。斜めに道が切ってあるが登りできつい。200mの高度を登り、汗を吹き出しつつ頂上に着く。2004mの山頂に達する。この標高になると笹原が増え、その中にまばらに針葉樹、広葉樹が生える。傾斜が緩く広く丸い尾根だ。笹の丈は低いが刈払いがされている。まばらに生える針葉樹が立木のまま枯れているのが目立つ。北八ヶ岳縞枯山のような様子だ。最後の坂を登り古礼山に達する。日が射し明るい。古礼山からは、一旦数十m下り、水晶山には登り返す。枯木に加え、根ごと倒れた倒木が目立つ。この付近で、メンバー1名の靴のソールが剥がれているのが分かる。チェーンスパイクとテープで応急処置して小屋に向かう。長時間の登高で疲れも溜まり、水晶山で長めに休憩する。ゆっくり目に歩き、目指す雁坂小屋にやっと到着した。

 雁坂小屋は、平日は無人で、この日は私たち3名のみだった。標高約2000mの雁坂小屋は平野部と異なり、涼しい風の吹く別天地だった。また、水も自由に使える小屋だ。テント泊2名、小屋泊り1名、早めの夕食を摂り、暗くなると同時に眠りについた。夜、起きた方から「星空が綺麗だった。冬の星座、オリオンが出ていた」と聞く。

 29日<天気曇>2日目の天気も尾根に雲がかかるがまずまず。朝食を摂り、出発する。小屋から雁坂峠に登る。ここからは山梨側の景色がよく見える。この峠は日本3大峠の一つとして有名である。地元、秩父高校の校歌に「雁坂峠の初あられ・・・」と歌われている。周囲は笹原が広がって気持ちのよい峠である。ここから甲武信ヶ岳に向かい、尾根を登る。雁坂嶺までは約200mの登りである。周囲の景色は前日の続きで笹原、枯れた針葉樹の林である。倒木もあるが、登山道の倒木は片付けられている。以前はこれほど枯れていなかった・・・が、原因は分からない。一つ目のピーク雁坂嶺2089mに到着。埼玉県の設置した山頂の標柱がまだ新しい。雁坂嶺から西破風山までは、余り高くない針葉樹、広葉樹に囲まれた大岩、大石の多い道だ。シャクナゲなども生えているので開花の季節には華やかになるだろう。標高差はないが歩きにくい大石を超えてやっと西破風山に到着。2つ目のピークだ。

 ここからは標高差200m大下りになる。この道は大石が多く、段差があり足の置き場に苦労する。慎重に下って破風山避難小屋に到着。笹原の中に建てられた小奇麗な小屋だ。

 ここから甲武信ヶ岳まではひたすら登る。途中、やや急な登山道は道が抉られ深さが1mほどにもなっている。整備が必要だろうが、手が入っていない。木賊山の巻道分岐から甲武信小屋に向かう。この道は山の北側でもあり、針葉樹が鬱蒼と茂っている。林床に倒木がたくさんあるが、朽ちてその上には、苔が茂っている。奥秩父のイメージはこんな景色だったと感じながら歩く。そして甲武信小屋にやっと到着した。小屋のベンチを借りて、やや長い休憩をとる。

 休んだ後、ザックをデポして、山頂に向かう。針葉樹の森を抜けると、西に金峰山などの山脈が見える。山頂で記念撮影。

 小屋に下って、木賊山(とくさやま)まで登り返し。今日最後の登りとなる。ほどなく森の中の木賊山に着き小休止の後、長い戸渡尾根、標高差1300mを下る。近丸新道、徳ちゃん新道と名前がついている。途中の岩場から広瀬湖が望める。見えると、あそこまで下ればよいと安心感がある。2人して、こけないよう注意しながら、程々のスピードで下り続ける。汗をかくので途中で水分補給する。標高1000mほどの場所にカラマツが生えており常緑針葉樹の森よりは明るくなる。徳ちゃん新道に入ってからも同じ位の斜度で下り続け、最後はやや東側の尾根を下るが、そこには岩は出ていないが急傾斜で転倒すると下まで落ちそうなので特に注意して下る。西沢山荘が見え、林道に出て、下山が終わった。林道を駐車場まで歩いた。長時間、標高差ある荒れた道をよく歩き切った。

【その他の山行】きのこ木の実山行

秩父きのこ木の実山行

 秩父の里山にも結構いろいろあるな~!

アカヤマドリ(食)

山域山名:秩父 西秩父桃湖周辺

期日:2023年10月3日

参加者:L橋本 栗原 新井勇

行動記録:熊谷7:30=間瀬峠9:00/9:30=西秩父桃湖駐車場10:00-女形谷周遊-展望台11:40/12:10-合角連大橋周遊-駐車場13:20=倉尾ふるさと館13:40/14:10=毘沙門水14:20=長瀞でマタタビ収穫15:20=熊谷16:30 

<天気晴れ>今年のきのこ木の実山行は、秩父で計画した。朝7時台は、市内への通勤の車で、市街地を抜けるのに時間が余計にかかったが、寄居周辺からは、空いてきた。以前、行ったことのある間瀬峠に立ち寄ることにした。雑木林の横に車を停めて、キノコが出ていないか探す。車を停めた直ぐ横に、赤いタマゴタケが2本生えていた。赤いキノコだが、食可のキノコだ。他、雨が降った後だが、余り数は出ていない。それでも大きなイグチ科のアカヤマドリが2本生えていた。またシロオニタケも出ていた。他、地味で小さなきのこが3種類ほど出ていた。キノコは食べられるかどうかはともかく、色、形等変化に富み、見ていて飽きない。草や木と姿形が異なるが、植物の1種であり、興味は尽きない。キノコ狩りの後、峠まで車で登り、サルナシやアケビを探すが、蔓はあるが、実はなっていない。その年その年で出来不出来もあるし、他の植物との力関係で日陰になったりすると実らないようだ。

 車で、西秩父の合角ダムの西秩父桃湖に行く。駐車場に車を停め、支度をして女形集落の谷の周遊道をハイキングする。車はほとんど走らず、道端の植物など見ながら歩く。秋の花や既に花を咲かせ実を大きくしている植物が目につく。フジは、房になって実を付け、ヨメナは薄紫の花を盛りと付けている。下の沢で工事をしていて削岩機の音が大きい。女形集落の手前で沢の右岸に渡り、周遊の道を歩く。やや北斜面もあり、秋の花が増える。紫色のツリフネソウが鮮やかだ。ヤクシソウも日に照らされ群生して金色に輝やく。イタドリの類は白い花を沢山咲かせている。ヌルデは小さい実を房状に付けている。ウルシと似ているが、葉に翼があるので区別できる。これからだが、紅葉が鮮やかな木だ。ミヤマタニソバも群生し白い花を咲かせている。ホップに似た実や白い線香花火のような実を付けた蔓植物もある。(名前不明)マタタビの蔓はあるが実は無い。アケビも採るが、中身は鳥が食べてしまっていた。実を幾つもつけた山ユリが数株ある。

それほど長い距離ではないが、次から次と実や花がある。里山の草花も相当綺麗だと思う。女形沢を一周し、ダム提の横にある展望台に登る。ここでダム湖を見ながら少し長い休憩をとる。

 

 

 

 

 

上から:ヌルデの実 2つ目:ヤクシソウ 3つ目:展望台で 一番下:湖面にはワカサギ釣りのボート

 一休みして、2名でダムの南側を一周するため出発する。倉尾に通じる橋を渡り、トンネルを抜け、抜けた所で左折する。そこはダム湖の反対側で、緑がかった湖面が見える。蔓性の植物もあるが、実は付いていない。木々の間から、湖面に浮かぶボートが数艘見える。近くにいた方にお聞きすると、ワカサギを釣っているという。合角連大橋の道の手前に、石碑があり、ダム湖ができる前、今は湖底に沈んだ合角集落に住んでいた方の30名ほどの名前が刻んである。住んでいた方を取材した本を読んだことを思い出した。私事であるが、子ども連れでここに来て、ヤマメを獲ったことを思い出した。それは澄んだ清流だった。ダム湖の南側にも周遊道があるが、遠くなるので、橋を東に渡る。渡って左折し、右の岩山を見て、湖の岸の岩壁を観てダム提まで歩き、駐車場に戻った。

 車で、倉尾の倉尾ふるさと館を見学した。小規模ながら、化石、岩石の展示や昔の生活の様子の展示もある。毘沙門水は白石山北側の清水で、透明な、くせのない水だった。

帰路、某沢に入り、サルナシを収穫する。表からは実が見えないが、採集鋏で採り始めると次から次に実が現れ、結構な量を収穫した。触って柔らかい実はそこで賞味した。

甘酸っぱい味は自然とは思えない味である。

サルナシがたくさん採れた

【沢登り】奥秩父真ノ沢

真の沢沢登り

 荒川源流「真ノ沢」の厳しさと魅力を味わう

山域山名:秩父 荒川源流真の沢

期日:2023年9月23日、24日

参加者:橋本 他の会4名 埼玉労山沢人主催 

行動記録:22日 寄居22:00=国道140号=道の駅三富2:00 車中仮眠 

          千丈の滝

23日 道の駅三富6:00=トラウトオン入川7:00-柳避難小屋11:00/11:45-千丈の滝15:40-テント場16:30 同所泊 

24日 テント場7:10-荒川源流の碑12:30-甲武信小屋13:00-甲武信ヶ岳往復-甲武信小屋14:00-木賊山14:30-西沢渓谷駐車場18:00

23日<曇、小雨>今回の沢登りは、5名のグループで、2台の車を利用し、1台を道の駅三富に、他の1台を沢登りの登山口の入川の釣場駐車場に置く。入川から、荒川源流の真ノ沢を遡り、甲武信小屋まで登り、木賊山を経て、西沢渓谷に下り、そこに駐車しておいた車を利用して入川の駐車場まで戻り、帰るというルートだ。朝、山梨側から長い雁坂トンネルを抜けると、雨雲が立ちこめ、小雨もぽつぽつとしている。少しは降ると予想する。140号国道から細い道に入り、上流の渓流釣場の駐車場に車を停める。しばらくは、登山道を歩くので沢用具はザックに詰め、普通の登山装備を身に着ける。道は、いわゆるトロッコ道で、森林軌道がまだ残っている。幅は2mほどあり、斜度は緩い。左の沢には澄んだ沢水が流れている。この道の上流部には、滝があり、白い飛沫が流れ落ちている。入川と白泰沢との合流点がトロッコ道の終点になっている。ここからが本格的な山道歩きとなる。道は、しばらくは白泰沢右岸に沿って登る。霧雨が降っているが、広葉樹の樹林の下で雨具を着けるほどでもない。沢筋から斜度がきつい尾根に登る。風もなく、気温が低くなり、汗が出て寒く感じる。尾根に登って一休み。ブナなどの広葉樹林だが太い木々が多く、雲も厚くなり暗い。林床には下草、灌木もなく落葉が積もり、秋らしくキノコが何本か出ている。

 この後は入川左岸を、高度をあまり上げずに山麓に沿いながら歩く。大きな木が無く日が射す場所にはアセビや草も生えている。崖も無く、木の根も出ておらず割合歩きやすい道である。歩くうちに雨が強くなって木々から大きな雨粒も落ちてくる。徐々に、沢の高さに近くなり、沢の音がして、ログハウスの柳避難小屋に着いた。ここで一休みし、沢装備を付ける。小屋には先客の釣人1名がおり、5日間ここで寝泊まりしてイワナ釣りをしているという。「15匹釣った、釣った魚はリリースする。」などと話していた。

 いよいよ、沢登りだ。小屋の中で軽い食事をし、装備を付け出発した。少し歩いて、二つ目の吊橋の手前から、真の沢に入る。ここは股の沢と真の沢の合流点である。入川の渓流釣場の付近の水量と同じ位の水量である。小雨が降り続く中、澄んだ沢水の中を歩き、流れが深い場所では、岸を歩く。荒川源流部で、左右は急傾斜であるが、木々が鬱蒼と繁っている。沢には直径1、2mの大岩がゴロゴロとしている。沢水は、白い渦となって、ドードーと小滝のように流れ落ちている。この連続である。倒木もあり、跨ぐか、その下を潜って進む。「通らず」というゴルジュでは、通過できそうにないので、遡行図を参考に、左岸を巻いて通過した。その後も、高くはないが、滝が続く。渕では、黒い魚影が動く。沢は、滝、瀬、渕と様々な姿を見せている。武信白岩沢合流点にザックを置いて、50mほど上流に遡る。暗い中、白い流れを落としている千丈ノ滝に出会う。奥秩父最深部の2段高さ35mの立派な滝だ。滝そのものも見ごたえがあるが、左右の大岩壁も大迫力である。どういう地形変動でこの滝ができたのか。

 一旦、下流に下り、右岸の斜面に取りつき、滝を巻くため先行の3人で登る。森の中の急斜面だ。距離にして、100mほど登って、後続の2名を待つ。数分待っていたが、登って来ないので、Mさんに後続者が見える場所まで、下ってもらう。呼んでみたりするも、反応がない。Mさんに確認してもらったら、川原付近にはいないという。3人で話合い、既に、滝を巻く道を上流に行ったのではないかという結論になった。付近の道をよく見ると滝を巻いているようなほぼ水平な踏み跡があった。この道を上流に向かう。100mほどで滝の上流に出て、対岸に幕営準備をしている2名を見つけた。このヒヤリハットは、私の判断ミスに原因があり、何点か反省点がある。後続者を待たないで、登り過ぎたこと。「林道」のイメージで、広い道があると誤解していたこと。滝を巻く場合、滝の高さ以上にあまり登らないことなどが理解不十分だったことである。今後に生かす教訓としたい。

 テン場は左岸の苔むした割合平坦な場所で、倒木もあった。全員でタープを張り、着替えをし、夕食の準備をした。小雨も降るなか、焚火がうまく起こせず苦労する。それでも、どうにか、ご飯を炊き、お湯を沸かしてみそ汁を作り、持参した魚を焼き、夕食を食べて、体を温めることができた。小雨が降り続く中、タープの下で各自シュラフの中に入り、疲れた体を休めた。風が無いのが幸いだった。

 24日<天気曇後晴れ>天気予報どおり、明るい空で夜が明けた。朝食をとり、タープなど宿泊の設営を片付け、沢装備をして7時には出発した。試しに釣りをして2匹を釣りあげた。その後は木賊沢合流点からは、右の真ノ沢に入る。木賊沢の方が本流のように見える。沢は急流になり、滝が続く。左岸を巻いたり、右岸を巻いたりする。滝の横が突破できそうな場所は、かなり高い大岩の間を、攀じ登る。白い岩盤が出てその上を流れるナメの滝も通過する。途中で珍しく、右岸に泊まっている人がいて焚火の煙が出ている。釣人か。三宝沢を右に見て進む。さすがに沢が狭く、水量も少なくなる。そして、倒木地帯になり、大量の倒木が沢の中にも、沢を横切るようにも倒れている。倒木の上は滑りやすいし、下を潜れば、ザックが引っかかる。汗をかきかき登る。沢なので、休憩の度ごとに、美味しい水が飲めるのはありがたい。そんな沢を詰めて登って行き、大岩壁の横を遡る。そしてやっと荒川源流の碑にたどり着くことができた。皆の協力で登れたと、固い握手をした。

 ここで、沢装備を解き、一般登山装備にして、まず、甲武信小屋に登り、休憩をとる。ここからは関東平野を望むことができた。4人は、甲武信ヶ岳山頂に登頂した。帰ってきてから全員で、木賊山を経て、戸渡尾根を、下り続け、西沢山荘に着いた時には、日暮れて暗くなり、ヘッドランプを付けて車道を歩いた。駐車場まで、30分ほど、無事に着くことができた。1日目ほぼ8時間、2日目ほぼ10時間の厳しい沢登りが終わった。奥秩父最深部、ほとんど誰も入ることのできない真ノ沢沢登りの厳しさと魅力を味わうことができた。全員が登れたのは、リーダーの力、個々人の力、チームの協力の成果である。

【ハイキング】花見ヶ原から黒檜山 秋合宿2023/10/07

花見ヶ原から黒檜山(赤城) 

秋合宿・一日目 黒檜山往復  黒檜山山頂は大賑わいだった高橋仁

山域:赤城山(黒檜山1827.6m)群馬県桐生市

日程:2023年10月07日(土)

参加者:L 高橋仁 駒崎 赤坂

行動記録:熊谷6:00=大間々=花見ヶ原森林公園駐車場8:30/9:00➝尾根下(昼食)11:00/11:20→黒檜山12:00/12:35➝駐車場14:30=銀山平キャンプ場15:40

〈天候:曇り、強風〉秋の合宿1日目の山行で、赤城山の東山麓の花見ヶ原森林公園から黒檜山を往復した。到着が遅れて1時間遅れで駐車場を出発。キャンプ場の中を抜けて、登山道に入るとササがかぶって歩きにくい。コロナの影響で何年か刈り掃いしてなかったのか?樹林の登山道は勾配が緩くて歩きやすいが、大岩がゴロゴロしているところも出てくる。以前、5月下旬に来た時は、麓からヤマツツジ、レンゲ、ミツバ、シロヤシオ、アカヤシオと、登るにつれて様々なつつじを楽しんだコースだ。

朝からの強風が収まらず、防寒着を着けても寒いくらい。赤いナナカマドの実が落ちている。(前日に、那須の朝日岳で4人が低体温症で亡くなったとは後で知った)これでは稜線に出たら食事もできないだろうと、樹林の中でランチタイム。紅葉には少し早い樹林の隙間から駒ヶ岳、長七郎、小沼、地蔵などが見え隠れして来て、尾根の展望地に出た。ひとしきり写真を撮ったら、黒檜大神を過ぎて黒檜山頂に到着。花見ヶ原コースの静けさは一変して、大沼から登ってきた登山者でごった返している。百名山の人気はすごい。

風は収まってきたが、ガスが出てきて日光や上州、信越の展望が隠れてきたので、早々に下山開始。落ち葉で分かりにくい道に悩まされながらキャンプ場に着くと、朝は閑散としていたキャンプ場は大賑わいで、駐車場も満車状態になっていた。そして、車で熊トレの合宿地、銀山平キャンプ場に移動したら、こちらもずいぶんと賑わっている。キャンプ人気がこれほどとは!(仁)

【ハイキング】尾瀬あやめ平周回 2023/10/14

山  域:尾瀬が原とあやめ平1969m

 目  的:紅葉の尾瀬を楽しむ

山行形態:ハイキング

 期  日:2023年10月14日(土曜日)

 行  程:(6時間 16.4Km)

自宅4:40=戸倉第2駐車場6:50=鳩待峠7:45-山の鼻-竜宮十字路9:45/10:00

-富士見田代11:30-あやめ平12:00/12:25-鳩待峠13:45=戸倉駐車場14:30=自宅17:30

 

参加者:(1名)須藤俊彦  

 

当初は10月16日に予定していたが、14日の方が穏やかな予報であり、また単独故14日に変更した。道路は何の問題も無く戸倉に着いたが第一駐車場は満杯で第2駐車場に車をとめた。身支度を整えバスで鳩待峠に到着。売店前では大規模な建物工事中である。鳩待山荘、休憩所の建て替えらしい。登山届を提出する。尾瀬ヶ原に向かう道の両端は紅葉が始まっており、就学前の子供も含め多くの人達が歩いている。その中に尾瀬名部物の歩荷さんが自分の身長より高い荷物を運んでいる。山の鼻でトイレを済ませ尾瀬ヶ原に入る。この季節の尾瀬ヶ原は一面の草紅葉で、池塘には赤みがかったヒツジグサが静かに浮いている。何となく至仏山と燧ケ岳が大きく見える。両側の林は色づいてはいるが遠方の為か、艶やかには見えない。竜宮十字路で一休みし長沢新道に入る。山にはいるとすぐにクマよけの鐘が調子が悪い。出没する時間帯ではないが、ラジオと笛を使いながら歩く。道はすぐ急登になるが、ブナ林の中、気持ちが良い。道には真新しい階段が数多く設置されており、よく整備され危険はない。たまに下って来る人と道を譲り合いながら、登る。まだ緑色が残っている楓などを愛でながら進むと、やがて道は平たんになり、真新しい木道にメッシュ状のゴムマットが固定されて、滑る危険性を除去している。

稜線上の富士見田代を過ぎると左手に遠くは富士山、南アルプス、近くは日光白根山、赤城山、上州武尊山が見える。ナナカマドの葉は赤くなるというよりチジれて赤黒い。やがて正面に至仏山、燧ケ岳が見えてくるとあやめ平だ。キンコウカは花軸も葉も茶褐色になって静かに立っている。ベンチからは会津駒ケ岳、平が岳その他判明しない山々も直ぐ近くに見える。昨年7月の黄色に染まったキンコウカ越しの山々の記憶を思い出しながら昼食をとった。

昼食後も艶やかな色彩を探しながら、歩いたが残念ながら目にしたものは何となくくすんだ木々であった。帰路鳩待峠からのバスから見た染まりかけの赤色は稜線部より美しく感じたが、2000m付近は単に盛りを過ぎただけだったのかもしれない。(須藤俊 記)

【ハイキング】備前楯山 秋合宿2023/10/07

        秋合宿 備前楯山
            
1. 山  域:備前楯山
2. 目  的:テント泊を経験
3. 期  日:2023年10月7日(土)
4. 行動予定:熊谷(9:30)=ベルク(9:40/10:10)➡舟石峠P(12:30/13:00)    
➡備前楯山(13:50/14:00)➡舟石峠(14:40)➡銀山平(15:10)
5. 参 加 者:相澤、黒澤、豊島、石川、木村

買い物に時間がかかり、舟石峠駐車場に計画より遅れて到着。ここで昼食を手早く済ませ、登山口に向かう。この付近一帯はすすきの原っぱが広がる。白い穂が風に吹かれてそよぐ。風は冷たく木枯らし模様。山に入ると樹々は緑を残し、秋の気配にまだ遠い。落葉松も緑。毎年、春の植樹の帰りがけに寄る時期は芽吹きの頃。今は山道の両側は深々と草が生え、春とは様相が一変している。


    深閑とした森林の中を黙々と歩く。樹々の間から冷たい風が頬をさす。


   春はそろそろアカヤシオの花がポツポツと点在し、見えるころであるが、見えるのは緑の樹々ばかり。葉っぱが風でそよぎ、ガサガサと音を立てる。頂上に向かう山道はアカヤシオの樹々が枝を張り、山道が窮屈。春の時期より狭く感じる。岩もゴッゴツとむき出し歩きづらい。頂上へ到着。ここからの展望が相変わらず良い。男体山が堂々とした姿で望まれる。足尾の山々も緑を残し、ここも秋の気配からほど遠い。頂上からの下りはゴッゴツとした岩肌の上を歩く。足元に注意しながらゆっくりと足を進める。岩肌から樹々の根が張り出す山道と変わる。ここも滑らないように歩く。山は相変わらず深閑とし、樹々は緑を残しているが、寒いせいかなんとなく寂しいい。


    展望が開けてくる。足尾の山を正面に見ながらすすきの原っぱを通り抜け、登山口に到着。支度を着替えず、そのまま車の乗りこみ、銀山平キャンプ場に向かう。炊事場に向かい。食事の材料、鍋等の食器類、テントを車から降ろし、食事の準備にとりかかる。手の空いた者はテントを張り、後続の仲間を待つ。  (相澤記)

 

山頂より植樹のされた足尾の山々と男体山方面を望む