関東

【その他の山行】雲取林道氷柱ハイク

雲取林道氷柱ハイク

 奥秩父雲取林道に氷柱がぶら下る

山域地名:秩父市大滝雲取林道

期日:2024年1月29日(月)

参加者:L橋本 大嶋 須藤 豊島 高橋武 相澤 白根 

清水がしみ出る場所に氷柱が成長する

行動記録:熊谷駅南口7:00=140号国道、林道入口駐車場9:20-林道歩き、氷柱観賞-標高900m地点、昼食12:10/12:30-駐車場14:45=熊谷駅南口16:45

<天気晴れ>毎年、大寒の時期に実施している氷柱ハイクは、今回は知られていない雲取林道を選んだ。自然の中には、人間に知られていないが、魅力ある場所がたくさんある。国道140号を進み、堆積土砂を運搬しているダム湖の横を通り、三峰神社への道から林道に少し入った場所に駐車した。快晴、西の和名倉山が、大洞川の向こうに聳え立つ。支度をして、出発する。今回は、雲取林道を惣小屋谷付近まで歩いて林道脇の氷柱や、奥秩父の冬景色を見て楽しむハイクだ。2グループに分かれ出発する。林道なので、斜度は緩く、山麓の出入りに沿って林道は左右に曲がる。始めは杉林が多く、杉の伐採作業をしている。日が射す雑木林では体が温まり、少し暑い位。氷柱はあるのかと心配がよぎる。それにしても大洞川の谷は深く向かいの和名倉山は大きい。雑木林が多く魅力あるルートも作れそうだが、交通不便だ。

少し歩いて、崖から水が出ていて、氷柱があったが長さ30cm。これでは参加者に申し訳ない、もっと立派な氷柱があって欲しいと思う。沢には、水が無い。30分余り歩いて林道のために削り取った崖に氷柱が出ている。崖からは何十本かの氷柱が垂れ下がっている、見ごたえのある氷柱だ。最近の冷え込みは緩いので、例年の厳しい寒さなら、がちがちに凍っているだろう。

 風もなく、日向では暖かい。雑木林が増え、小鳥が、周りを飛ぶ。シジュウカラ、メジロ、ヒワ、ヤマガラ等。探鳥会をしてもよいくらい鳥が多い。

 古い作業小屋などもあるが、すでに廃屋で林道の工事は行われていない。途中からの林道には落石もあり、最後は車両通行止めのゲートが設置されている。その奥の林道は、落石ゴロゴロであった。岩石は、古く硬い秩父層の物だ。対岸の門前市沢の付近に、大規模な土砂崩れの跡が見える。「こうやって地形は変化していくんだ。」等々皆で話す。左側の崖は厳しくなり、氷柱は10mもの崖の上にぶら下っている。また目をこらすと日陰の雑木林の中にできてもいる。地層の関係で、沢に限らずに水がしみ出る場所に氷柱ができているようだ。

大洞川支流にかかるの荒沢橋を渡り、大洞川に架かる橋を渡り、大洞川左岸に渡り、上流に進む。「林道」とはいっても岩の多い登山道になっている。標高を上げたせいか、南向きの沢にも氷柱ができている。予定の時間になったので、昼食休憩とする。

 秩父の谷は深く、尾根は高い。厳しい地形で人家を作れない。谷の西奥の山には雪も積もっていた。

 上:標高を上げると南斜面にも氷柱が 中:大規模崩落 下:大洞川の谷は深い