関東

【ハイキング】宗四郎山、大ナゲシ 2022/5/8

山  域:両神山(埼玉県、群馬県)

右が宗四郎山、左が六助ノ頭


日  程:2022年5月8(日)
参 加 者:駒崎、新井浩
行動記録:
江南5:00=赤岩橋P7:20/7:45→赤岩峠9:00→雁掛峠→六助ノ頭1490m 11:00→宗四郎山1510m 11:30/12:35→雁掛峠14:00→大ナゲシ1532m15:05→赤岩峠16:00→赤岩橋P16:50
<天候:晴れ>
国道140号の滝沢ダムの先から中津川方面に進み、出合で小倉沢方面に入るところに、全面通行止めの標識が有り、下の方に土日は除くと書いてある。ダメもとで進むと、小倉沢集落手前の崖をコンクリートを吹いているところがあった。平日の工事中は通れないようである。通れて一安心、赤岩橋のところまで行き駐車をする。先行者の車1台あり。身支度をして、元鉱山の施設の中を通り、赤岩峠登山口を通過して、植林の急登を進む。やがて雑木の明るい尾根に上がり三つ葉ツツジがポツポツ咲いている。赤岩峠の手前の日が差し込んだ新緑はとてもきれいで、しばらく見とれてしまう。

 

赤岩峠では風が通り気持ちがいい。赤岩岳とは逆の西に延びる尾根に向かう。すぐに頭上にアカヤシオが迎えてくれる。地面に花びらが落ちているので咲いているのがわかるが、すでに終盤だ。途中大ナゲシへの分岐を見送りさらに西に進む。雁掛峠を過ぎ、雁掛ノ頭のピーク越え、六助ノ頭に着く。アップダウンが有り疲れるが、時折アカヤシオが満開できれいに咲いているので花見をしながらのんびり進む。ミツバツツジはまだ蕾の状態だ。六助ノ頭のピークを下ると、宗四郎山への岩場が始まる。トラロープや鎖が付いている。ルートを探しながら振り返ると、大ナゲシや赤岩岳が間近かに見える。やがて宗四郎山の山頂に着く。狭いが展望が良く、昼休憩には最適だ。日差しが暖かく、1時間以上ものんびりしてしまった。

 

来た道を大ナゲシの分岐まで戻る。分岐を北に向かい、大ナゲシの登りの基部にストックを置き、岩場に取りつく。登り始めると岩に岩茸(キクラゲに見た目が似ている)がびっしりついている。これは取らなくてはとビニール袋を出して、岩茸を取りながら登る。大量に採れて、良いお土産が出来た。垂直の岩場を鎖で登り大ナゲシ山頂。ここもすこぶる展望が良い。山頂からは先ほど登った、宗四郎山と六助ノ頭が猫耳のように三角に二つ並んでいる。赤岩岳(赤岩尾根)の先には両神山もすぐ近くに見える。

 

のんびりしたいが遅れているので、岩場を下る。来た道を戻り、予定よりも1時間ほど遅れたが、無事赤岩橋まで戻った。展望とアカヤシオと岩場を十分に楽しめた山行でした。
(新井浩 記)

【植樹祭とハイキング】足尾植樹祭と備前楯山

第26回足尾銅山の春の植樹デー&備前楯山(1272.4m)ハイキング

環境保全活動として足尾植樹に参加&アカヤシオの備前楯山ハイキング

期日:2022年4月24日(日)

参加者:L赤坂京子 木村哲也 相澤建二 高橋 仁 斎藤 順 豊島千恵子 山口文江  須藤俊彦 8名

 

行動記録<曇り>熊谷駅南口7:00=銅(あかがね)親水公園9:05/9:20-植樹地にて植樹10:30=舟石峠P10:45/11:20-備前楯山12:10/12:25-舟石峠P13:15-熊谷駅南口4:20

 

曇り空の中、予定通り熊谷駅を出発、大間々のコンビニに立ち寄り銅親水公園奥の何時もの駐車スペースに到着。今年は4日に分けて、植樹しているとの事、比較的車は少ない。植樹場所は駐車スペースに隣接している。受付を済ませ、苗木と道具を受け取り10m程高い所のひな壇で植樹を開始。土はたっぷり入っており、必要な穴はすぐ作れる。ここに用意されていた腐葉土と水を入れ植える。その後、歩く踏み固め終了。気持ちよく出来るので苗木、水補給支援の下、皆さん20本以上植樹する事が出来た。記念写真を撮り、植樹祭アンケートに協力して舟石峠に向かう(親水公園での豚汁等の接待は無し)。

舟石峠駐車場は日曜の植樹祭の為か混んでいる。駐車場の満開の八重桜の下での昼食後、登山開始。しばらく登ると道沿いにピンクのアカヤシオが現れる。山は芽吹いたばかりの木々の間から、頂上近くのピンクも見える。頂上近くは最高!との団体下山者の声に大に期待し登ると満開のアカヤシオ群落、写真を撮りながら登り、頂上直下の豪華なピンクに驚かされる。今まで見た最高かもしれない。

いつもは混み込みの頂上もグッドタイミングで空いている。山の高い部分は雲に覆われているが足尾の大煙突は良く見える。眺望を楽しみ、記念撮影後下山開始。植樹後のハイキングは毎年ここでいいねとか、この山の名前に何故備前というのがついているのとか、コロナ関連の会話を楽しみながら下山した。この山のアカヤシオをベストの状態で楽しめた事に感謝の一日になった。

 帰途、黒保根道の駅を覗き、途中からの雨の中、帰途につきました。

 

付記:山名(備前楯山)の由来は「一説に昔は黒岩山と呼んでいたが、1610(慶長15)年、備前国から移住した治部と内藏が道の露頭を発見し、日光座禅院に報告した。座主は二人の功を記念して備前楯山と改め、産銅を幕府に献上したという。楯とは鉱脈の露頭をいう」とのことです(出展;布川了「田中正造と足尾鉱毒事件と歩く」)。

                              (須藤俊記)

【ハイキング】三峰山表参道

三峰山表参道往復
山  域:秩父市 三峰山
山行形態:ハイキング
日  程:4月21日(木)

三峰神社拝殿前で

行  程:
斎藤宅8:00=神庭交流広場9:15/30→清浄の滝 10:30/40→三峯神社
センター12:15/14:15→神庭交流広場(16:15/16:30)=斎藤宅18:00
参 加 者:C L斎藤、相澤、高橋(仁)赤坂、内田(会員外)、高橋恵(会員外)

ハッキリとしない空模様で、心許なかったが、神庭交流広場に着く頃は薄日が差してきた。天気予報では夜半ごろに雨降り、登山中はどうにか持ちそうである。高橋(仁)さんの知人2名を紹介された後、登山口入る。
登山口の鬱蒼とした樹林帯を抜けると針葉樹が忽然と消え、周囲がパッと明るくなり、広葉樹の間から渓谷を望む。目の前の楓や楢の葉が光を浴び、眩しいほどの若葉色。桂やサワグルミも混じっているらしい。標識に渓谷の植生で記されている。せせらぎの音を聞きながら足を進める。渓谷がどんどんこちらに迫ってくる。両岸の岩壁から紅葉等の広葉樹が沢に反り出し、見事な景観を作る。其れに見惚れ、少し立ち止まる。本格的な山道に踏み入れると、目の先にシャクナゲが一面に広がる。花がチラホラ。山側に目をやると滝が沢に勢いよく流れ落ち、この流れが周りの自然に溶け込み、この様子も見事。竜門の滝と記されてあった。
 山道はつづら折りになっており、勾配がきつくなるが、地面がシットリと柔らかく差ほどきつく感じないで歩くことができた。しばらく歩きつづけると表参道にぶつかる。広場の入り口に燈明塔?が2基、林銑十郎と偉い軍人の名が刻まれている。広場はロープウェイ始発駅の跡地であった。山道からの展望はよく、近くの木々が芽吹き、白い花が一面に咲いたかのように華やぐ、道端に目を向けると、一人静、二人静がひっそりと佇む。二輪草やスミレ、葉が細く刻まれたエイザンスミレも見つかる。東屋が見えてきた。

見事な佇まいの清浄の滝

清浄の滝に到着。樹木に囲まれ滝は水の流れを数本作り,穏やかに落ちている。滝つぼを周辺の岩は苔むし、静寂な雰囲気。マイナスイオンを一杯吸い込み気持ちを和ませる。一息入れ,出発。ここからもしばらくつづら折りの道を歩む。ミツバツツジが目に留まる。花はほとんど落ち、数個残すのみ。ぽつりぽつりと見つかる。薬師堂へ、ここにも東屋があり、腰を下ろし、ぼんやりと前方に目をやると淡いピンク色の山桜が数本、山に収まり、芽吹きで山が霞に包まれたように淡い色で一面染まる。こんなのどかな景色に疲れが失せてくる。今まで明るかった山道が檜の大木にかこまれ鬱蒼としてきた。建物が見えてくる。昔、宿坊だったのか、裏側に建物が続く。ここを過ぎると山道の勾配がきつくなる。あと一息で神社。やがて、木立の間から社の一部が見え隠れしてきた。
奥宮遥拝殿の到着。ここから奥秩父の山々が一望できる絶景スポット。お腹もだいぶ空き、日本武尊の銅像で昼食。銅像は大きな手を広げた立像。大きな岩で囲まれ、その間から大木の馬酔木が2~3本。 鈴のような白い花がたわわに咲きこぼれる。ミツバツツジの大木もみられる。ふっくら大きな蕾をつけている。花をつけたミツバツツジも。昼食後、拝殿に向かう。参拝後、ビジターセンターに立ち寄ってみる。この道すがらミツバツツジの群落に出会う。鮮やか濃いピンクの花をつける。観光用に園芸用の木を植生したのであろう。自然の色と少し趣が異なる。センター内には、秩父に生息する動物のはく製や秩父周辺の山々の模型があり、結構楽しめる。センターを一歩出ると眼の前に白岩山、雲取山がくっきりと浮かぶ。先のミツバツツジの群落に目を向けると、鹿が2匹、人を警戒せず、草を食んでいる。未だ冬毛に包まれ、毛並みが濁っている。よくみると若い鹿のようだ。

つづら折りの道を下る
空模様が怪しくなってきた。登山口へ急ぐ。空気もだいぶ冷え、女性は上衣を羽織る。往路を戻る。下りも勾配のきつい箇所もあるが、道の表面が湿っており柔らかく岩も混じり、あまり滑らず歩き易い。登り返しは殆どなく、下りに下る。神庭広場に到着。今日も歩きました2万歩。どうにか天候に恵まれ、ワイワイガヤガヤ1日を楽しく過ごすことがでた。お疲れ様でした。                 相澤 記

【ハイキング】陣見山尾根歩き

陣見山尾根歩き

ツツジの咲く尾根を歩く・・・

=おすすめ50ルート踏査その3=

上:カタクリ 中:ミツバツツジが咲き向こうに玉淀湖 下:ヤマツツジ

山域山名:秩父陣見山(531m)尾根 

期日:2022年4月6日 

参加者:L橋本 黒澤

行動記録 秩父鉄道波久礼駅8:00-築坂峠9:20-虎ケ岡城址9:30/40-大槻峠10:00-陣見山10:55/11:10-榎峠12:10-雨乞山12:40/13:30-間瀬峠13:50-樋口駅14:45

<天気 曇り>埼玉労山50ルートの踏査を兼ねた3回目の山行である。「季節による自然の変化を知るには違う季節に同じ山に登るのが分かりやすい」と考えての企画である。今回は2名の参加なので、ゆっくりマイペースで歩く。天気は花曇りのようで、水蒸気が多いせいか遠景が白っぽくなっている。簡保の宿西側登山道に入り進む。雑木林の芽吹きはやっという感じで緑にまでならない木々の芽が落ち着いた雰囲気を醸し出す。この陣見山に至る尾根にはミツバツツジとヤマツツジが自生しており、開花を期待して登る。期待どおり、雑木林の中に続々とミツバツツジの株があり、薄紫の花を咲かせている。その向こうには荒川の流れが見えのどかでよい雰囲気だ。また、ヤマツツジは朱色の花は咲き始めでミツバツツジとのコントラストが良い。冬の落葉を踏んでの登山とは違い、植物の芽吹き、開花が目を引く。途中小休憩を入れ登る。築坂峠の分岐の東側の雑木林にカタクリの群生地があり、100mほど下る。カタクリの花が咲いているが数える程。前年見たときには数百も咲いていたのに、動物にでも食い荒らされたのか。残念な気持ちになる。虎カ岡城址の手前は急傾斜の階段がありこの付近はクサイチゴの白い花が目立つ。また、ヒトリシズカの株が余り目立たないが白い穂の花を咲かしている。城址で一休みする。ここから望む本庄市方面は霞んでいる。空気が澄んでいれば赤城山方面まで見えるのだが・・。また、城址の入口に直径35cmほどのヤマザクラの倒木があったが最近片付けられていた。地元の山岳会が片付けたのか、感謝したい。

  

   

上:ヒトリシズカ 中:暖かさのあるクサボケ 下:陣見山山頂

陣見山に続く尾根は広く、余り草花もない。アセビは、緑の葉が濃く、茶色の柔らかそうな新芽をだしているが、白い花をつけていない。杉林の急坂を登り、車道を横切り登ったところにクサボケが色鮮やかに咲いていて疲れを癒す。すぐに陣見山に着いた。写真を撮り、西に進み、明るい雑木林の下で小休憩をとる。

 ここからは、西にアップダウンしながら進む。目指す雨乞山が見える。雑木林の中を進む。風もなく、少し空が明るくなった。樹木は、尾根なのでアカマツが生えているが枯れている木もある。ヤマザクラの花が咲き、暑くも寒くもなく、ハイキングにはよい季節だ。一旦車道に出て、ここからの秩父方面の春霞の景色はいかにも山里という様子でのんびりした気分になる。

 山道にはスミレが薄紫の花を咲かせている。榎峠は車道の峠で、この時期花もない。ここから雨乞山までは、雑木林の中の道を進む。ヤマツツジの株はあるが、まだ咲いていない。やっと雨乞山に着く。天気も晴れ間が出て、穏やかな景色が広がる。登山者もパラグライダーの関係者もいない。静かな山頂で下の荒川沿いの景色が芝生の下に広がる。

 ゆっくりと休憩をとり、エネルギーを補給し、間瀬峠を目指す。途中右に曲がった雑木林には、ウグイスカグラという灌木が群生している。五角形の小さな桃色の花が咲いている。小さな花なのでアップして大きく撮る。秋には赤い実になる。また、林床にはスミレが咲いている。このスミレは葉が切れており、エイザンスミレだ。写真を撮っていて遅れたので、相棒が待っている間瀬峠に急いで下る。日が射し明るい。切り通しの左斜面を見ると登るときの群生地よりもカタクリの花が咲いている。南からの日差しがカタクリの花を照らし透き通るような色を出している。ここでも写真を撮る。

上:エイザンスミレ 下:ウグイスカグラ

 間瀬峠からは、細い林道になり、南向きの場所でゆったり下る。ここにもエイザンスミレが咲いていた。高山植物の花の魅力に取りつかれる登山者はかなり多いが、1000m以下のいわゆる里山程度の山にも魅力ある花は多い。人知れず里山に咲き、しぼむ花々は人にアピールしようと咲くわけではないので、それを綺麗かどうか、好きかどうかは、人の感性によるものだろう。ごそごそと音がする。1m位の茶色の蛇が脇を動いた。この暖かさでは、蛇も冬眠から覚め、動きまわる季節になったと感じた。

 会話をしているうちに秩父鉄道樋口駅に到着し、好天に恵まれた山行を無事に終えた。

(橋本記)

【ハイキング】花のあとさき探訪

花のあとさき探訪山行
山域・目的地 ① 旧吉田町太田部の楢尾集落探訪
       ② 三ツ山登山
参加者 L高橋仁 相澤 新井勇 栗原 瀧澤 斎藤 赤坂
行動記録
熊谷駅南口6:30=楢尾集落8:20/9:00➝土坂峠9:30/9:40➝三ツ山山頂11:15/11:30➝鞍部(仮昼食)11:45/11:55➝土坂峠13:40/13:45=道の駅龍勢会館14:20/14:35=熊谷駅16:20

三ツ山山頂は好展望地だが、霞んでいた 熊谷駅を高橋車4人で出発して、道の駅かわもとで斎藤車3人と合流。最初の目的地の楢尾へは群馬の神流湖経由で向かう。曇り空ながら至る所に満開の桜が楽しませてくれた。神流湖の上流、湖の幅も狭くなった所で橋を渡ると、旧吉田町の最北、太田部地区で谷の東側を少し登った所に楢尾集落がある。地図で見ると城峰山の北西の麓と言えるところである。
この集落の「むつばあさん」が晩年、自分の段々畑に花や木を植えて、NHKで放送され映画「花のあとさき」も作成されて広く知られるようになり、訪れる人も多くなったそうだ。むつばあさんも既に亡くなり10軒足らずの集落は、今は生活している人はいないという。

むつばあちゃんの家

むつばあさんの家では、見学者向けの説明を見る事ができ、我々もここから段々畑、集落をぐるりと一周してみたが、今年はまだ花に彩られるような風景は見られない。緑の葉が茂るだけのフクジュソウはかなり見かけ、道路沿いに数十メートル続くナンテンが印象に残った。

楢尾集落の上から、集落と対岸の塚山
次の目的地は、アカヤシオの三ツ山登山。山間地をウネウネと延びる林道を走り、土坂峠のトンネルの出口に駐車。ここから北東の塚山につながる県界尾根をたどり、途中から右に伸びる支尾根をたどると、地形図で849mの独立標高点の高みがあり、ここが三ツ山。コース一帯は良く手入れされた杉やヒノキの樹林が多い。地図でコースをしっかり把握しているリーダーに従って、高齢者の多い隊は、時折姿を見せる御荷鉾山や城峰山に歩みを止めたりしながらゆっくり進む。
三ツ山山頂は植林帯の上に突き出ている三つの岩っぽいコブで、一時間半ほどかけて到着。アカヤシオはピンクのつぼみをふくらませて開花直前だった。残念。

三ツ山は狭い山頂に石祠が鎮座
二つ目のコブによじ登ると四周の山々がよく見渡せるが、曇天でスカッとした風景ではなく、奥秩父は山と雲の境が不明瞭。秩父方面も霞んで白っぽい、武甲山らしきものが見えた。
休んでいると寒く、今日の山行はここまでと、長居せず下の鞍部に下山。風の当たらない樹林に入って仮昼食とした。すると間もなく小雨が降りだして、上だけ雨具を付けて早々に下山開始。樹林の中なのでさほど濡れずに歩けた。ただ、Kさん「足が攣りそう」という事で、慎重にゆっくり時間をかけての下山となった。予定にあった城峰山はカットして、これで熊谷へ帰ることとなる。
吉田の龍勢会館に寄って、会計を済ませ解散としたが、長瀞、寄居間がノロノロの渋滞で熊谷着は4時過ぎ。   (新井勇紀)

【雪山訓練】谷川岳マチガ沢・西黒尾根

 

山域山名:谷川岳(マチガ沢→西黒尾根1140m)(群馬県)

参加者 :L浅見、石川、大島、新井、駒崎、木村、豊島、花森、谷口

期  日:2022年4月3(日) 

行  程:

<行動記録>

自宅(5:00)→谷川岳ロープウェー駐車場(7:00)→谷川岳登山指導センター(7:45)→マチガ沢(8:50)→右岸西黒尾根斜面で滑落訓練・ビーコン訓練(9:00/12:30)→西黒尾根アイゼン歩行訓練→西黒尾根1064m(13:45)→谷川岳指導センター(14:20)→谷川岳ロープウェー駐車場(14:50)→自宅(18:00)

<天気:晴/雨>

5:00自宅を出発し、下道で谷川岳ロープウェーに向かう、集合は、7:30となっていたので余裕を持っていたのだが6:50程にLより、到着していると連絡あり先を急ぐ、7:05に到着し準備を整える。7:30には熊トレメンバー8名と合流し、谷川岳登山指導センター横より登り始める。

アイゼンを履き登山を開始する。まず、ビーコン確認、Lが10m程前に立ち、Lの横を一人ずつビーコンのスイッチがSENDモードに入っているかの確認を行う。全員が終わり、最後にLのビーコン確認しビーコンチェックを終わらせ、10m程登り、夏道を進んで行く。アスファルトであろう道は雪で覆われている。3か所ほどアスファルトも出ていたが少しの距離だけなのでアイゼンは、装着したまま進む。マチガ沢までの道は、雪崩個所がいくつも発生していた。雪崩個所は、安全確保の為、間を15m~20mほど開けて進む。この時期の雪は、重そうでこれが上から降ってくるかと思うと恐怖を感じる。

 

無事、マチガ沢に到着するとテントを張っているチームがいた。あそこにテントは張らない方がよいのでは?確かにその300m先には、雪崩のデブリもできていて不安全であることは容易に理解できた。他にも雪崩訓練をしているチームが3チームほどあった。まずは、Lより滑落訓練の指示があり滑落訓練を開始する。

滑落訓練は、ピッケルの使い方を学ぶ、滑落し始めるとなるべく早くピッケルのピックの方を素早く雪面に深く射しこみ胸より下の位置で保持する。態勢は名古屋の鯱鉾(足をあげる)の様にする。緩い雪では、アイゼンも使って停めても良いらしいが、アイスバーンでは、アイゼンが引っ掛かり跳ね上がって飛んでしまうらしい。胸で保持するのもきついが足を上げるのも忘れてしまうなど、まずは、基本の形を覚えなければならないのを感じた。ピッケルを差し込むのは左回り右回りなどの議論の後、冬用ヤッケと夏用ヤッケを着用したときの滑落の違いの実践、やはり夏用ヤッケの方が滑りやすく加速してしまう(生地によって?自分は、良く解らなかった)ザックを背負っての滑落や頭からの滑落、回転しながらの滑落、各自色々な滑落想定を実施し訓練をして終了。

ビーコン訓練を開始する。最初にSLよりここで訓練をして良いか?ビーコンのスイッチを本当に切ってよいかなど、この前ビーコンを忘れた自分にもその時は、どうだったかの質問などが飛んできて、皆で考える。雪崩に対しても斜度が問題なのか?木が生えてない所は、雪崩かもしれないが木が生えていない所には、雪崩は、発生しないのか?次々と問題が出題される。講義も終わり、プローブ使い方の確認、プローブを出し雪が何m積もっているかの確認この時期になると層が何層にもなって解りづらいが2.7m程、積もっているのが確認できた。3班に別れビーコンを80cmの所に埋めてくださいと指示がでる。埋めた場所が分かっている状態でビーコンの数値がどのように指すのかの確認をする。自分のビーコンでは80の位置を指す事を確認。捜索訓練の掘り返しは、場所を変え、他の班が埋めたビーコンを探す。Cチームは、一人ずつ、ビーコンで場所の確認をする。三人とも同じような場所を指す。プロ―ビングをすると2本は、刺さるが1本外れてしまった。他の班も捜索は、難航したようだ。ビーコンでの捜索の難しさを教えられた。(自分のビーコンの正確性やプロ―ビングでの捜索の正確、A4サイズにも当てる事は難しいなど)すると、後ろで落石の様な音が聞こえる。マチガ沢ノ斜面がゆっくりだが雪崩れていた。自分たちの場所までは、遠く危険は、感じなかったが何時、雪崩が発生してもおかしくない事は実感した。

昼休憩をし、班ごとに西黒尾根に登る。Lから、マチガ沢より西黒尾根を目指す。1140mを目指さず、何mでも良いので西黒尾根に出てください、どのようなコースを通っても良くアイゼンを使用し安全に登る指示、Cチームは、駒崎Lの指示に従い西黒尾根を目指す。ジオグラフィカで雪崩斜面を確認しながら雪崩斜面で無い個所を探し。アイゼンで雪面を蹴りながら進んで行く、最初の斜面は、雪崩斜面の記載はなく雪崩の心配はなさそうだが結構な斜面を慎重に登る。直登出来ないのでジグザグに刻んで行く。

1060mで少しの藪を抜け尾根に出た、そのまま横にトラバースで西黒尾根に行く事が出来た。このまま下って良いとのことで西黒尾根の尾根伝いを降っていく降りは下りで夏道の影響か、風の影響か、段差ができている。段を降る時は、何度か滑ってしまい、転んでしまった。下りも雪崩個所は、特に見えなかったが転倒、滑落に注意し下った。下りは、あっという間に谷川岳登山指導センターに到着し、他のチームの到着を待った。20分程過ぎて皆が到着。Iさんの靴底が外れてしまったらしい、誰かがワイヤーを持っていてとりあえずの補修をしてくれたらしい。流石は熊トレ、対応出来ちゃうんだと思いながら、皆で登山指導センター写真を取り、ロープウェーに戻り解散になった。

今回の雪山訓練は、ビーコンや滑落、アイゼンと同じだったが、いつにも増し濃いものとなったと思う。目の前で小さいが雪崩が起きたりと、とても心の残る雪山訓練となった。

 

 

                                                谷口 記

 

【ハイキング】ヤシオ山、石尊山、深高山

アカヤシオ咲く、ヤシオ山、石尊山 

関東で最初にアカヤシオの咲くヤシオ山

山域:足利市 石尊山、深高山

期日:2022年3月30 日(水)  

行程:熊谷ドーム第三駐車場8:00=足利市叶花P9:20/30→ヤシオ山10:20→叶花P11:00→ 石尊山13:00→深高山13:45→猪子峠14:30→叶花P15:30/16:00→熊谷ドーム第三P18:00

参加者CL高橋(仁)、黒沢、斎藤、相澤

ヤシオ山山頂で 柔らかな日差しに包まれ、登山の支度を始める。近くの民家の庭先には桜が1本、見事な枝を張り7、8分咲き、こぶしの花は今が盛り。シバ犬10数匹が賑やかに出迎える。遠くの山は芽吹き、淡い色で染まる。長閑な里山の景色を堪能しながらヤシオ山の登山口に向かう。登山口の周辺はカタクリ群生地となっている。斜面一面びっしりとカタクリの花が俯き加減に咲き、ひっそりと佇む。登山道にも見える。ウグイスが「ホーホケキョ」と上手に囀り、里山の春を告げる。

 登山道は杉や檜の針葉樹林に囲まれ、ナラの広葉樹林が少し混じる。この枯れ葉を落とした木立の間から日が差し漏れ、明るさを保つ。やがて傾斜がきつくなり、息を弾ませながら尾根に進む。尾根は、まだ、冬景色。枯れ木のナラ林に赤松が混じり、この木立の間から暖かな日が差し込み、展望もきく。吹き抜ける微風が汗ばんだ体に心地よい。淡いピンクの花をつけたアカヤシオが1本、2本と見える。頂上を囲むように7、8本咲いていた。関東ではここが一番早く咲くという、記念の写真を撮り、往路を戻り、石尊山へ向かう。

石尊山山頂で

 石尊山の登山口に入ると左側に立派な社が鎮座。山路は鬱蒼とし、参道のような厳粛な趣が漂う。尾根に入ると先のヤシオ山と同じようにナラの樹林帯に赤松が混じる。ドングリが山路にかなり散らばっている。ここも頂上に近くになると傾斜がきつくなり、息が切れる。やがて岩が剥き出し、岩場となる。険しくなく、程よく岩が配置され、岩間の道は茶褐色の砂利に埋もれ、ロックガーデンの中を歩いている様。

釈迦岩展望地からお釈迦様の形の岩が見える

 岩間から山野草が咲いていたら申し分ないな、なんて思って道端に目をやると、あちこちにツツジの木を見つける。この花が咲く頃は見事なロックガーデンになるのだろうなと思いながら足を進めていると、古い社が目の前に現れる。赤と緑の天狗が対になって掲げられている。暖かな日が差し込み、展望も良い、目を遠くにやると「あれは熊谷ドームかな」と思われる建物。屋根の一部が茜色に輝いて見える。ここで昼食を取り頂上に向かう。この頂上でもアカヤシオが数本、まだ蕾の木も見つける。花は薄いピンクであるが、蕾は赤褐色をしている。

深高山山頂で「ポーズ!」・・??

 最後の深高山に向かう。穏やかな傾斜の山路が頂上まで延びる。頂上で記念撮影。思いのまま各自、グー、チョキー、パーの手をかざしポーズをとる。

 ここから猪子峠を経て下山。車道に出ると日差しが強く感じる。初夏の日差し。民家の庭を覗きながら歩く。水仙やムスカリが見える。芝桜も咲いている。1時間近く歩き続けると足が重くなり、一息入れる。この休憩の間に高橋リーダーが1km先の駐車場に向かい、車で戻る。1日に良く歩きました。お疲れ様。            (相澤記)

【山スキー】尾瀬西山イシゴネ沢

山域山名:尾瀬西山イシゴネ沢(群馬県)

参加者 :L新井、駒崎、木村、橋本、谷口

期  日:2022年2月20(日) 

行  程:

<行動記録>

川本道の駅(4:30)→尾瀬戸倉スキー場第二駐車場(7:00)→西栗沢出合(8:30)→1778mピーク(11:40)→北斜面滑走(12:20)→1778mピーク(13:10)→イシゴネ沢滑走(13:30)→西栗沢出合(14:20)→尾瀬戸倉スキー場第二駐車場(16:00)→川本道の駅(18:30)

<天気:晴/雪>

川本道の駅4:30に出発し、いつものセブンにより、赤城高原で小休憩を取り尾瀬に向かう、何を間違えたか岩鞍に行こうと・・・注意され戸倉に向かう戸倉スキー場手前の第二駐車場へ到着。着替えているとビーコンが見当たらない。今日はスキー場も近いしスキー場で滑ろうかと諦めていたが、皆に話すと先頭、最後は登らず間にはさんで行くということで、危険個所があった場合は、そこは避けるなど話し合ってもらい。山行に行けることとなった。

 駐車場を出発し、通行止めを乗り越え、板を履き歩きだす。ビーコンチェックを行う、胸のあたりが軽く、いつも胸にあるビーコンが無いだけでこんなにも不安になるものとは思いもしなかった。鳩待峠方面に向かい道を歩き進んで行く。今年は、雪が多く道のトンネル(スノーシェッド)の中まで雪がありシールのままで歩いて入れる。西栗沢出合までは3.5Km程いつもの事だが平坦な道が続いて行く。

西栗沢出合に着き左の尾根を登る。最初の尾根に上がるのがこの山の肝となる。木村さんをトップに登っていく。登りあがるとそこからは、わりと緩い登りが続く事となる。いつも人は少ないが今日は、誰も入っていないノ―トレース・ノ―トラックの白銀の世界が広がる。白銀の中ブナ林を登っていく2.5時間トップを交代しながら登っていく(自分は、ビーコン無しの為トップ無し)積雪は25cmといったところだろう。

1778mのトップに到着しシールを外す。気温が低く指が痛む。時間も少し遅れているのですぐに滑り出す。北面は積雪がもっと上がり下も絞まっても、凍っていなく下突きしないで気持ち良くよく滑れた。

斜度も程良く150m程滑り降りて登り返す。気持ち良く滑れたので登り返しも楽しい。

 40分程登り返し1778mのトップに到着し休憩をする。Lが山頂の積雪をゾンデで測る。2.7mがすべて埋まってしまった。今年はとても良いシーズンだ。最近ではありえない積雪が記録されている。休憩を終えイシゴネ沢に向かい滑りだす。良い感じにブナ林が生えている間を滑り降りる。あるのは自分たちが登ってきた。トレース跡のみ、皆、思い思いの場所を滑り下る。新雪が気持ち良く滑らせてくれる。今回は1200mぐらいより、西栗沢の方へ南の谷に入る。吹きだまりになっていてとても良い雪だ。すぐに西栗沢出合に出てしまい、残念に思いながら小休憩を取り。・・・そして問題の帰路・・・スキーはまだ良いのだがスノーボードは、シールを付けるのも面倒だし壺足で歩いていく。踏みぬけたろころは40cmは抜けてしまう。毎度思うがスノーシュ―を持ってこようと思うんだと思いながら歩いて行く。スキーのメンバーはかなり前を進んで行く。途中、雪の壁が崩れていて道が2/3程埋まってしまっていた。すぐ先でLが待っていてくれた。ここでも、ビーコンが無い事が怖く思えた。最後の橋前のゆるい下り、新雪過ぎて板が走ってくれない。橋の手前でストップし最後の登りをまた、壺足で登る。

新雪でとても楽しい山行だったがビーコンを忘れるという大失敗をし、とてもビーコンの重要性を知った山行となった。

                                        谷口記

【ハイキング】丹沢山・大山 2021/11/29

20211129 三ノ塔1204.7m二ノ塔1124m鳥尾山1136m新大日1340m塔ノ岳1490.9m丹沢山1567m鍋割山1272.4m

山  域:丹沢山塊

目  的:百名山紅葉山行

期  日:2021年11月29日(月) 

行  程:

11/28深谷15:00~20:45

11/29行動(10:00)実行動(9:00)休憩(1:00)

大倉(5:00)→牛首(6:10)→二ノ塔(7:30)→三ノ塔(7:40/8:00)→鳥尾山(8:15)→新大日(9:00)→木ノ又小屋(9:10)→塔ノ岳(9:30)→丹沢山(10:20)→塔の岳(11:10)→金冷し(11:30)→二股分岐→(11:45)→鍋割山(12:10/12:50)→後沢乗越(13:20)→二股(13:45)→大倉(15:00)

20211129 大山1252m                                             

山  域:丹沢山塊

目  的:紅葉山行

期  日:2021年11月30日(火) 

行  程:

11/30八王子5:30~7:15(行動4:20)実行動(3:25)休憩(0:55)

大山ケーブル駐車場(7:15/8:00)→コマ参道(8:00)→ケーブルカー乗り場(8:10)→阿夫利神社(8:40/50)→夫婦杉(9:00)→富士見台(9:35)→大山(9:55/10:25)→見晴台(11:10)→二重滝(11:25)→阿夫利神社(11:35)→大山寺(11:45/12:00)→ケーブルカー乗り場(12:10)→コマ参道→大山ケーブルカー乗り場(12:20)

 

山行記録

11/28深谷を15:00に出発し食事を買いこみ出発する。大倉到着は20:45駐車場は24時間のコインパーキングを使う。(秦野戸川公園の駐車場は、24時間で無い為)土日が800円平日は500円。日曜の夜だったので停まっている車は、朝の時点で6台。夕飯食べ、夜勤明けで寝ていなかったため22:00には就寝

11/29朝4時に起き5時に出発。車の温度計を見ると3℃

道がよく解らず、携帯電話のGPSを使用しながら進んで行く、シカよけの網が貼ってある柵がありピンクテープも張ってある。開けずらい扉で紐をほどかないと開かない。おかしいな?と思いながらも杉林の中を進んで行くと3方向に分かれ道が左右の道には、私有地の看板真ん中の道には、何も無く真ん中を進む。雨請権現入り口の看板?先は牛首の文字があ。あっていると思い進んで行くと道が無くなっている。道をなんとなくGPS地図の方向を見ながら藪の中を進んで行く。何とか牛首にでる。牛首からの山道は杉林の中で足元は、とても整備されている。登りやすく綺麗な山道、朝日が杉林の間から美しく登る。よく見ると江の島、湘南の海岸線が朝日に光っている。

杉並木の中を進んで行く、三ノ塔の分岐に出る、二ノ塔方面に進む。木道になっている。とても整備されて歩きやすい。流石、百名山?都会の山?の感じがする。周りは、ススキが咲き誇っていて美しい。二ノ塔に到着するとそこからの展望の美しい事に驚かされる。湘南・鎌倉の町、そして富士も良く見える。三ノ塔に戻り三ノ塔からの展望も素晴らしい。

三浦半島、横浜の町から湘南の海岸、真鶴、初島そして富士山、今日歩く、塔ノ岳から鍋割山までの大展望、とても美しい。休憩所があり、食事を取りながら休憩させてもらう。とても綺麗な休憩所で窓からの景色も美しい(宿泊は出来ない)尾根を進んで行くと、鳥尾山荘(週末営業?)を過ぎ、新大日茶屋(閉鎖)の姿を見ながら寂しいなと思いながら、木ノ又小屋を通るとここは、可愛いヨーロッパ調の可愛い建物で看板なども可愛く、今度泊まってみたいと思う小屋だ。

塔ノ岳山頂に到着するとそこからの展望は360°の展望が広がる、尊仏山荘は2階建ての立派な山荘、ここから富士山がガスり始めた。先を急ぎ尾根道を進んで行く。木道が多いのでそこまでではないが霜が解けて道がゆるくなって足元は、泥で汚れている。山頂に着く前にガスで丹沢山山頂、富士山は隠れてしまった。山頂はガスガスで何も見れない。ガスも抜けないようなので早々と塔ノ岳に戻る。塔ノ岳で軽く休憩し、鍋割山を目指す。鍋割山までも尾根歩きで木道が続く、とても歩きやすい道だ。一番?の目的の鍋割山に到着する。鍋割山荘の中に入り鍋焼きうどんを注文、中に入らないでと看板があったらしく、怒られながら注文する。1500円と少し高い?南西側はガスで見えないが南東の三浦半島から江ノ島、真鶴、初島、大島まで、綺麗に見える。素晴らしい景色を撮りながら待っていると、鍋が到着。汗と風で冷めきった体を温めくれる。1500円は安かったかな?

後沢乗越までも尾根歩きだが道は、周りはブナが生えて紅葉が終わった落葉した今は展望が隙間からあるが冬以外は、見えないであろう。後沢乗越からは、山は紅葉が終わっていたが900mから下は紅葉が残っていて杉林を歩く所々にある紅葉が美しく映える。

途中から鮎爺(ブログネーム)会い、鮎や川の山の話を聞きながら歩く、鮎爺とも二俣でわかれ杉林を歩いて行く、木を整備しているのであろう、たまにチェーンソウの音と木が倒れる音が響く、山道が終わりアスファルト道に出ると畑が広がる。農家さんたちが白菜を収穫をしている。とても良い田畑の風景の中を秦野戸川公園に到着する。夜中はよく解らなかったが、大山のもみじ祭りは、残念ながら土日で終わってしまって今から行くのは、無理となったので、公園前のお豆腐屋さんでお豆腐を買いそれを土産に八王子に居る姉の家に泊めてもらう。(ちなみに駐車場代がなぜか900円なぜだろう???)

 

11月30日5:30に八王子を出発し7:15分に到着、トイレを済ませお湯を沸かし、用意をして8:00出発、紅葉祭りが終わった事を聞いていたので少し期待を持たずに出発する。

コマ参道を通りながらお店がまだ閉店している中を歩いて行く、階段をのぼりながら、昔のながらの店が並ぶ、とても懐かしい風景が続く。コマ参道を過ぎるとロープウェー乗り場に着く、早咲きの梅が迎えてくれる。ここから紅葉が始まっていく、女坂と男坂があり、男坂を選択する。かなり急な石の階段を上っていく、樹齢何十年?何百年もあるであろう杉の木が生えている。間にモミジが色付いて美しい。ここは石段が続くが急でかなりきつい。

阿夫利神社に到着する。石段は、出来たばかりの様に白く輝いている。阿夫利神社にお参りをし、阿夫利神社からの景色を見るとここからの展望も美しい湘南の海岸線が美しい。ここから大山登山道を進む100円を払い(道中安全お守り)急坂で無くを急な階段を進む。まだ、紅葉も美しく映えている。少し進むと夫婦杉が堂々と映えている。根が一本で二股に分かれている。仲のよさそうな杉だ、このように、二人で上を目指し、根は一緒というような夫婦になれればなぁ~などと思いながら・・・富士見台へ富士見台からの富士の展望は、美しく江戸時代の人は、ここに茶屋を置き富士を眺めたと立て札が立っている。

ここまで来ると紅葉が終わってしまっている、進んで行くと右手からエンジン音がする。荷運搬用のモノレールが右側を登っていく、羨ましいと思いながら、すぐに山頂に着く、鳥居をくぐり、茶屋に出る展望も素晴らしい。まだ、開店前なので、大山々頂の院へここが山頂となる。東に休憩できる椅子があったので、そこで、朝食?を取る。しかし、そこからもう一段降りると、トイレもあり大展望(神奈川が一望出来る)が広がる休憩所があった。ここで休憩すればよかったと思いながら。山頂を後にする。

木道と土の道を降りながら見晴台に到着する。見晴台からは、紅葉が終わってしまった大山が少し寒そうに見える。ススキ畑の休憩所となっている、少し休憩を取り、ここからは紅葉の美しい登山道を進むとても整備されている綺麗な道だ。鳥のさえずりも楽しく聞こえる。二重社・二重の滝で写真を取り、

また、阿夫利神社に戻る。日の入り方が変わり、朝とは、また違った、顔を見せてくれる。観光客の中に外国の子供たちが遠足なのか何十人も遊んでいる。朝は、閉店していた、茶屋が開き食べ物や、お菓子色々な物が売っている。トイレもあり、観光するのにもよい所だ。帰りは、女坂を帰る。女坂はゆるいのかと思いきや急な石段になっている。男坂とどう違うのか?次回は女坂を登ろうと思いながら、降っていくとケーブルカーを左手に見ながら女坂の七不思議の立て札を探しながら降っていく、少し行くと、大山不動尊に出る。ちょうど御住職がホラ貝を吹きながら登場・・・そんなことがどうでもよくなるような、美しいモミジの紅葉、周辺が真っ赤になり美しい何十枚も写真にとり、この場所には、紅葉終わり間近なのであろうがとても感動をした。

名残惜しかったが、昨日まではライトアップされていたかと思うとその景色も見たかったと思う。(異常なほど混雑していると昨日会った鮎爺が「初詣だ、あれは」と言っていた。)ここからも、紅葉と看板を楽しみながら進む。七不思議の立て札も面白かったが、途中の大山小学校の子が描いた「大山の最高でしょう紅葉狩り」がとても心に残る。「最高です!」と思いながら、橋を2つほど過ぎ男坂との分岐に着く、

やはり、朝とは違う光が入り、また、違う景色を見せてくれる。降ると、ケーブルカー乗り場は、はまだ渋滞だ、コマ参道も開店され、人でにぎわっている。昨日は豆腐だったが、ここも豆腐料理店が軒を連なる。食べたいなぁ~と思いながら、ミカンを買い(ミカンも有名?)帰りに食べながら帰路に着きました。

 

今回の山行は、紅葉ハイクのつもりで行ったが道迷いから始まって不安になったが、紅葉だけでなく、三浦半島、神奈川の町、湘南、真鶴、初島、大島と海岸線、富士山の美しい景色が見られた。もちろん紅葉は、素晴らしく丹沢の大山不動尊の紅葉は、また別格でした。丹沢は、山道が整備されており木道が多くとても歩きやすい山道になっている。都会の山?という印象だ。大山も山道は整備されている、神社までは石段が多く、そのあとも綺麗に整備されている。やはり、大山の紅葉は、やはり心に残るような紅葉でした。チョット整備され過ぎている感じはあったが、登る人数も多く、山道を壊さない為の方法なのだろう。夏の丹沢はヒルが怖くて行きたくないと思っていたが、コースも沢山ありまた、登ってみたい山の一つになりました。

                                              谷口記

 

【ハイキング】雨乞山から華厳の滝

山域山名:埼玉県皆野町:雨乞山598.2m、風早山730m

期日:2022年02月23日(水:祝日)

参加者:CL高橋、木村、相澤、名倉

行動記録:道の駅かわもと6:30=華厳の滝7:25(車デポ)=風戸入口(満願の湯)7:50→高松8:25→高松峠展望台→雨乞山(598.2m)9:10/20➝P(665m)10:00→障子岩10:10➝藤原峠10:15→P(718.6m)10:30→風早山(730m)11:00→P(651m)11:15→羊牧場跡12:00/35(昼食)→重木集落・小松を経て上空滝13:45/13:55→華厳の滝14:20/35=風戸入口=道の駅かわもと15:30

 

<天気:快晴>今日は山と高原地図や国土地理院の地図にも記載されていないルートをたどるコース。高橋さんが経験しているとはいえ、不安と期待を持ってのぞむ。天気は快晴で風もないが朝方の冷え込みは厳しい。

車2台で1台を秩父華厳の滝駐車場にデポし満願の湯駐車場を予定より40分早い7:50にスタート。最初は高松城跡まで国土地理院の地図に記載のあるルートであるが、狭く急な道をしばらく登る。30分程で民家の庭に出て、車道を500m程歩いた先を少し登ったところに高松峠展望台がある。南に雪で斑模様になった武甲山、皆野市街、東に宝登山、北側にはこれから登る雨乞山が見える。この先は地図にないルートだが、踏み跡もしっかりした尾根が雨乞山まで続いた。

民家の庭先に出る

武甲山

 

 

 

 

 

今日は地図読みというテーマもあるため先頭を交代とし、ここで木村さんから相澤さんに交代。徐々に踏み跡が乏しく急登が多くなったきた。ピークを通過して下っていると、最後尾の高橋さんが「ちょっと待って、何かおかしくない?」との声。地図で確認すると、北に向かうべきところを西側の尾根に降りていた。登り返して北側の尾根を行く。その先のピークで同様のことがあった。踏み跡だけで歩いているとコースアウトに陥りやすいことを知る。また、この辺りから残雪の道となる。数日前に歩いたらしい人の足跡が残っている。ところどころ熊や鹿と思われる足跡も確認される。次のピークを過ぎたところで1名転倒した。急な下りで木をつかんだところ腐っていたのでバランスを崩したとのこと。前転しつつ5m位のところで止まったが、岩などの突起物はなくケガを免れることができ、この後の歩行にも支障を来すことはなかったのが不幸中の幸いであった。P665を過ぎると障子岩がある。上からだと分からないが下側に回り込むとかなり大きな岩だ。その先少し下って藤原峠。計画ではここで昼食であったが、まだ昼食には早いので先に進む。

障子岩

P718 山の名前?

 

 

 

 

 

藤原峠は日野沢・藤原と金沢・浦山を結ぶ峠の一つらしいがひっそりとしたところで小さな祠がひとつ置かれていた。

ここからは自分が先頭となる。踏み跡の殆どない急登を上り詰め、もう一度登り返したところが風早山で本日の最高点だ。展望は全くないので一呼吸して通過する。コースを間違えないように高橋さんが作成してくれた地図(国土地理院の地図に今日のコースを記したもの)とジオグラフィカ、ピンクリボンを良く確認して進む。少し下ったところで展望が開けたが昼食はもう少し先にということで更に進む。その先尾根を横切る踏み跡の先にピンクリボンが谷の方に見えたが、今日のコースではないことを確認してそのまま尾根を下る。ペットボトル発見。高橋さんが2年前にも確認したものだ。お昼は羊牧場跡ということにして少し見晴らしの良い所で小休止。ここで先頭が再び代わる。その先、重木集落と小松を結ぶ峠道に出て、そこを左にとり墓地などを通過して羊牧場跡に到着。誰もいないと思っていたが、年配の女性が畑仕事をしていた。

昼食後華厳の滝上部に下る道を確認するため南側の植林地を少し降りてみたが、ひどい藪こぎが予想されるし、時間もあるので先ほどの峠に戻り重木集落最上部の住居跡を見てから小松方面に下る。別荘が2軒。1軒は廃墟だがもう1軒に人がいる。ここは華厳の滝から最奥部の小松の辺り。聞けば別荘を購入したが動物を飼っているので、大変だがここで生活しているとのこと。沢沿いの道をしばらく下ると上空滝があり、ここで写真などとり、奈良尾に通じる車道に出た。先ほどの羊牧場跡をそのまま下るとこの車道に下りてくるとのことだが、崖に近い急で荒れた斜面である。回り道をして正解だったようだ。少し歩くと、華厳滝を経て朝デポした駐車場に到着した。

上空滝

本日の歩行距離約10km、高低差1000m程(ジオグラフィカより)。低山にしてはハードなコースだが、気温が低く天気にも恵まれたためか疲労感はあまりなく、静かな山を楽しむことができた。(名倉記)