1. 【山スキー】森吉山 2022/2/10-13

投稿日時: 2022/02/25 araiguma

山  域:森吉山1454.3m(秋田県)

日  程:2022年2月10日(木)~2月13日(日)
参 加 者:L新井浩、駒崎、木村
行動記録:
厳冬期の北東北にパウダーを期待して行ってきました。遠かった~

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2/10(木)移動日 東松山(7:00)=行田(7:30)=錦秋湖SA(13:55)=五城木八郎潟IC(15:25)=秋田県森吉湯の沢杣温泉旅館(17:30)650km
今日は移動日なので、朝は比較的ゆっくりと出発。東北道、秋田道と走り17:30に雪壁の中の宿に到着。650km

 
約10時間のドライブでした。部屋に入り、さっそく温泉に浸かる。適温で長く入れそうだ。その後夕食。地のものが中心で、きりたんぽ鍋がおいしい。部屋で軽く飲みながら明日の行動を考える。天気は良さそうだ。温泉に浸かりながら夜が更けました。

 

2/11(金) 杣温泉(7:30)=阿仁スキー場P(8:30/9:00)=ゴンドラ(9:15/9:35/9:50)→石森(10:25)→森吉山(11:45/12:00)→東斜面(12:15/12:55)→森吉山(13:25/13:40)→西斜面→石森(14:25)→スキー場P(15:15)
<天候:快晴>
朝風呂に入り朝食を取り、出発。宿から森吉阿仁スキー場までちょうど1時間。頭上は青空が広がっていて気持ちがいい。登山計画書を提出してゴンドラに乗り込む。ゴンドラからは樹氷がきれいだ。20分ほどで山頂駅に着く。-8℃。

 

外に出ると下界から日本海まで見える快晴。遠くに樹氷が見える。登山の人が多いだろうか。ぞくぞくと森吉山方面へ登っていく。我々もシールで登り始める。すぐに樹氷平の樹氷の中を進む。この樹氷を見るだけでも価値がある。今年は樹氷が順調に発達したようで、様々な形で立っている。30分ほどで石森と呼ばれるピークへ立つ。

 

目の前に森吉山の樹氷のなだらかな斜面が広がる。シールを剥がし、森吉山の基部まで一本滑る。ノートラックの斜面は気持ちがいい。雪質も最高だ。樹氷の間でシールを付けて森吉山を登る。樹氷の間を縫って登るのは気持ちが最高にいい。青空をバックに樹氷が映える。森吉山の山頂はにぎやかだ。山頂標識で記念写真を撮り東斜面へ向かう。

ほとんどノートラックの斜面が広がる。のっぺりした雪面を気持ちよく滑降。緩くなったところで昼休憩とする。こんなに天気が良くて、周りの樹氷の景色を見られるのは日頃の行いだろう。快晴無風の天気は厳冬期では年に1-2回と思われる。休憩後森吉山に登り返す。30分ほどで再び森吉山の山頂へ着く。シールを剥がし、登ってきた西斜面を樹氷を縫いながら滑降。これほど気持ちのいいところは他にはないだろうと思われる一本でした。

 

石森のピークに登り返して、ゴンドラの山頂駅に向かい、ぼこぼこに踏まれた尾根を滑る。ゲレンデは硬く、脇を滑るが重くなった雪で滑れず、仕方なく硬いゲレンデを滑るが、消化試合のごとく足が痛くなって悲鳴を上げた。宿に帰り、温泉に浸かって疲れを取りました。

 

2/12(土) 杣温泉(7:30)=阿仁スキー場P(8:30/8:55)=ゴンドラ(9:00/9:20/9:35)→石森(10:00)→阿仁避難小屋(10:20)→森吉山(10:55/11:20)→森吉山北西斜面(12:00/12:30)→稜線(13:00)→森吉避難小屋(13:10)→石森(13:30)→スキー場P(14:20)
<天候:晴れのち雪>
朝風呂に入り、朝食を食べてから出発。昨日と同じ行程で阿仁スキー場へ移動する。今朝も青空が広がって気持ちがいい。すぐにゴンドラに乗り込む。昨日よりも空いている感じだ。山頂駅の気温は昨日と同じ-8℃。良く冷え込んでいる。石森のピークまでシール登高。ちょっと雲が多いが晴れていて展望は抜群。ここからシールのまま阿仁避難小屋を経由して森吉山まで登る。樹氷の中を登るのはなかなか体験できないこと。昨日に続き今日も森吉山の山頂に立てた。すぐにシールを剥がし北面から滑り込む。なだらかな広大な斜面が広がっている。

 

途中には樹氷群があり、縫って滑るのが楽しい。途中から一ノ腰のピークを目標に北西へ向かう。なんて気持ちがいい斜面、雪質、樹氷なんだろう。標高差約300m滑って一ノ越の基部の沢状になっているところで昼休憩とシールを貼る。ここから稜線への登り返し。雪質も軽く、トレースを利用し、辺りを眺めながら登高する。

 

やがて稜線に上がる。石森に向かい、森吉神社と森吉避難小屋まで移動。時間があるので、西斜面を滑ろうかと眺めたが、天気の崩れが始まったのであきらめる。石森まで進み、シールを外して、北斜面をトラバースするようにゴンドラ駅まで降りる。観光客が大勢いる樹氷平の中を横切り、ゲレンデに出た。ここからは硬いゲレンデを我慢しながら駐車場まで滑り降りる。今日も充実した森吉山の山スキーでした。宿に戻り、温いとは聞いていたが、露天風呂に入る。雪壁に囲まれた露天風呂はやはり温く、立ち上がると寒いので、肩までつかりじっとしていた。露天風呂から上がって冷えた体を適温の室内の温泉に入り直した。明日の行程を相談したが、午前中だけでは、森吉山を楽しめないとの結果になり、予定を変更して、朝ゆっくりして帰ることにする。

 

 

2/13(日) 杣温泉(8:55)=道の駅あにマタギの里(9:55)=道の駅雫石あねっこ(11:48)=黒磯PA(17:00)=東松山(19:25)1446km
朝風呂に浸かり朝食を食べてから宿を出る。途中お土産を買いながら長い道のりの帰路に就きました。


今回の北東北の森吉山への計画する段階では、冬の荒れた天気を懸念しましたが、結果は晴れ続きの天気で、これ以上ない山スキーが経験出来ました。今度は花の時期に訪れたいものです。

(新井浩 記)