上越 那須

【山スキー】鹿俣山夜後沢山スキー 2023/1/4

鹿俣山夜後沢山スキー 

山  域:鹿俣山1636.7m(群馬県)

日  程:2023年1月4日(水)

参 加 者:CL石川、SL橋本、谷口、新井浩

行動記録:川本道の駅5:30=たんばらスキーパーク駐車場7:05/7:45→スキー場ゲレンデTOP9:30→鹿俣山10:25→1625m付近10:40/10:55~夜後沢滑降1515m11:10→鹿俣山西斜面登り返し→ゲレンデTOP13:00→駐車場13:20

<天候:雪>

たんばらスキー場の駐車場は小雪が舞っている。スキー場の脇の道路をビーコンチェックをしてからシールで歩き始める。キャンプ場への脇道に入るが、膝ぐらいまで板が沈んでラッセルが思うように進まない。時間が掛かるので、ルートを変えてスキー場の縁を歩き登る。整地されたスキー場エリアもふわふわの粉雪だ。シーズン初めなのでシール登行も疲れる。雪の降り方も激しくなってきた。

 

ゲレンデトップから鹿俣山に入るが、ノートレースで膝から膝上のラッセルだ。極端にスピードが落ちる。ここ1‐2日の間で積もった雪と思われ、サラサラであるが沈み込みが激しく、斜面ではスキートップがなかなか上がらず苦戦する。交代しながらラッセルし、やっと鹿俣山山頂。標識の頭が出ていたので。1mくらいの積雪であろう。雪も激しくなり風も少し出てきた。ドロップポイントまで少し移動し、シールを外す。プローブで積雪を測ってみると240㎝ある。滑り出すまでも深雪で大変だ。斜面に向かって滑り出すが、サラサラパウダーの深雪でスピードに乗らない。直滑降気味でいいくらいだ。数回に分けて滑り降りる。

 

 

楽しい時間はすぐに終わってしまう。標高差にして110Mくらいだが、下部の藪が残っており、このあたりで登り返すことに。お代わりと言いたいところだが、変な表現だが、雪が良すぎて登り返しのシール登行が大変なので、今回のみとする。登り返しもラッセルが大変で時間が掛かる。普段の2倍くらい時間をかけて登り返し、ゲレンデTOPに出た。ゲレンデを滑り降り無事駐車場に着いた。初すべりに大雪で大変な思いをするなんてなかなかない経験であった。

(新井浩 記)

【山スキー】至仏山 20220505

至仏山山スキー

山域:至仏山(尾瀬)

日時:2022年5月5日

参加者:L石川 大島 谷口

 

アルバム

行動記録:深谷川本5:30=戸倉第一駐車場7:15/7:40=鳩待峠8:07/8:11→原見岩9:42→オヤマ沢田代10:30→至仏山11:51/12:32→ワル沢渡渉点13:30→オヤマ沢出会い13:42/13:55→鳩待峠14:30=戸倉=深谷川本17:30

<天候快晴>
 4:50自宅を出発、5:15に川本道の駅に着いた。5:30に石川、谷口、大嶋の3人で谷口車にて出発。近くのセブンにて昼食.行動食を購入。関越道に入り、沼田インターで高速を下り、約2時間弱で戸倉温泉駐車場に着いた。7:40にワゴン車(¥1000)で出発、8:07に鳩待峠に着いた。連休のせいか登山客が多い。


 シールをつけて8:11に登高を開始する。約1時間30分で原見岩、10:30にオヤマ沢田代に着いた。至仏山頂上に11:51到着。天候は良好で視界を楽しむ。昼食休憩後12:32分滑降を開始する。

 ワル沢を下る。思ったより雪が柔らかく、滑りずらいが快適に下る。約1時間でワル沢渡渉点に着いた。少し登ってオヤマ沢出合で休憩し、鳩待峠に14:15頃着いた。ここで休憩後バスで14:30出発、15:00戸倉駐車場着。帰途につく。ここで精算(¥4,800)する。川本道の駅に17:30についた。天候に恵まれ、久しぶりに山頂より滑り降りることが出来た。 

 

【山スキー】川場スキー場から武尊山往復(個人山行)

ゲレンデトップから剣ヶ峯山剣ヶ峯山から武尊山武尊山頂から至仏山日時:2022年4月12日(火)

参加者:浅見
行程:
日高7:00=川場スキー場ベース9:00=リフト終点1860m9:50…剣ヶ峯山2020m10:30…
武尊山山頂2158m12:20→北面滑降→2090m地点13:00…登り返し…武尊山頂13:30…
剣ヶ峯山14:55…スキー場15:20→ゲレンデ下15:50
 関越道沼田IC周辺から川場村にかけて桜が満開で美しい山里の景色である。シーズンも終盤の川場スキー場は車の数も少ない。立体駐車場からエレベーターで7階に上がるとリフト券売り場がある。川場スキー場から武尊山へ登るにはここで所定の登山届を提出しココヘリの発信器を持たなければリフトを利用できない仕組みである。スキー場の営業と事故防止や遭難発生時の救助を考慮すれば、スキー場がココヘリと連携するメリットは大きいだろう。私が知る限り川場以外にも丸沼高原スキー場ゴンドラ利用で積雪期の日光白根山に登る場合はココヘリ発信器の携行が義務づけられる。今後更に拡がる事が考えられる。ココヘリ発信器は1回1000円でレンタルできる。私はココヘリに加入しているので自分の発信器を見せて登山届を提出し1500円を払ってリフト券を購入した。(1回券500円×2+ICチケット保証金500円)スキーを使わずに徒歩で往復する場合はスキー場内を歩くことは禁止されているのでリフト券は往復で2500円となる。(1回券500円×4+ICチケット保証金500円)
 スキー場トップ(1860m)の北側に剣ヶ峯山が立ちはだかっている。ちなみに武尊山系には「ケンガミネ」が2つある。前武尊の北側の剣ヶ峰(2083m)と川場スキー場の北側の剣ヶ峯山(2020m)である。後者は地理院地図では山名表記が無いが川場と玉原からの尾根が合わさる顕著なピークである。この時期の剣ヶ峯山東面は赤茶色の岩壁が威圧的だ。幸い尾根筋は雪が続いている。剣ヶ峯山を超えるまでは痩せ尾根をたどるので初めからスキーはザックにつけアイゼンピッケルで登りだした。剣ヶ峯山までは雪がつながっていいたが北側に5mほどの岩場がありアイゼンで慎重に下った。最低鞍部(1915m)までくれば後はシールで登れるだろうと考え、シールで10分ほど登った。しかしその後も痩せ尾根が続きジグザグに登れないので再びアイゼンに変える。結局山頂直下2050mからシール登高を再開し、夏道よりも東側に回り込んだ斜面を登って山頂に出る事ができた。山頂まで雪がつながっていたが山名表示板とその前の6畳ほどのスペースは地面が出ていた。数名の登山者がいたが山スキーは自分だけだった。ここからは北側に至仏や笠ヶ岳が近い、少し西側に谷川岳の岩壁が見える。北西側の手小屋沢源頭部を滑るつもりだったが、藪が濃いので変更して滑りやすそうな斜面を探す。やや東側にまわり込むようにして北側の尾根筋を滑った。もう少し時期が早ければ手小屋沢も滑れたであろう。下山は登った斜面(川場谷源頭部)を滑る。南斜面なので雪が緩みターンのたびに表面の雪が滑り落ちていく、数ターンで急斜面を抜け痩せ尾根の上に出る。ここからはスキーを背負って来た道を戻る。剣ヶ峯山直下の東側にトラバースのトレースがあったが、単独行ゆえに慎重に尾根筋を登り返した。
 スキー場トップまでアイゼンで戻る。結局歩きが90%滑りが10%であまり山スキー向きのルートではなかったが変化のある登山が楽しめた。ゲレンデ内は春の重い雪で滑りにくい。怪我をしないように慎重に滑った。リフト券売り場にICチケットを返却すると500円返ってくるので下山報告を忘れることもなかった。(浅見記)

【山スキー】前武尊山から荒砥沢滑降(個人山行)

山域:武尊山系・前武尊山(群馬県)

日時:2022年3月25日(金)
参加者:浅見
行程:
日高7:00=オグナほたかスキー場9:00=リフト終点1820m10:00…シール登行…
前武尊山頂2040m11:00→荒砥沢滑降→1825m地点…登り返し…前武尊山頂12:00
→スキー場ゲレンデ12:30→ゲレンデ下12:50
 久しぶりに前武尊山から荒砥沢に行ってきた。沼田ICから川場村経由でオグナほたかスキー場へ、峠越えの道ゆえにカーブが多く真冬は避けていた。雪のないこの時期は近道なので利用価値がある。リフト券売り場で1回券3枚買おうとするとゲレンデトップまでに4本乗り継ぐと言われた。ゲレンデ下部の長い4人乗りリフトが廃止されたようだ。リフト券売り場の奥に登山届を提出する箱がある。ゲレンデ下部はカラマツ林のなかの緩斜面。2本登ると上部エリアに出てブナ林となる。ゲレンデトップでシールをつけて登山開始。3月下旬で天気もよく前武尊山頂まで約1時間、汗をかきながら登った。シールを剥がして荒砥沢を目指す。山頂直下はシラビソの藪がうるさいが剣ヶ峯との鞍部に出るとダケカンバの疎林の斜面となる。まだザラメになりきらない雪は重いが適度な斜度があるのでそこそこ快適な滑りができた。斜度が緩む1825mで切り上げ登り返す。雪が良ければ1750mくらいまで快適に滑れるだろう。鞍部まで登り返して西側をのぞくと谷のむこう側に川場スキー場から武尊山へと続く尾根が見える。山頂からは尾根筋の登路を滑ってスキー場に戻った。東側の十二沢源頭部を滑るとリフト下をくぐってゲレンデに出る事になるが、スキー場は安全面からこれを禁止している。
16時頃に帰宅したがスキー場から電話がかかってきて下山したか確認された。登山届を入れた箱の隣に下山届の箱があったことを思い出した。スキー場側も登山者の安全を気にしてくれていることをありがたいと思った。(浅見記)

【山スキー】東谷山 2022/2/26

山  域:東谷山1554m(新潟県湯沢町)


日  程:2022年2月26日(土)
参 加 者:L新井浩、駒崎、木村、谷口
行動記録:川本5:00=貝掛温泉入口バス停付近駐車 7:35/7:50→西尾根→東谷山11:00/11:30→北斜面滑走1200m12:05→東谷山肩13:50/14:30→北西斜面滑走→貝掛温泉入口バス停付近駐車1540
<天候:晴れ>
駐車地点の貝掛温泉入口の駐車帯はすでに20台近くの車が停まっている。こんなに東谷山人気があるのだろうか。雪壁もすごい。いつもの年の倍、4m位あるだろうか。よじ登って歩き始める。国道下のトンネルは埋まって通れず、橋の下を迂回して潜る。

 

その後は山頂までトレースがあり、ありがたく使わせてもらう。途中の藪も全くなく、予定よりも早く山頂に着いた。展望の良いピークまで行き滑降準備と休憩を取る。登山の人が多く休んでおり、日白山へ向かうようだ。晴れて青空と360°の展望で爽快な気分。

 

いよいよ北斜面に滑り込む。いい雪といい斜面だ。パウダーの中でリズムを取ると沈み込む感じと浮き上がる感じががなんとも言えない極上の雪だ。どこまでも続く快適斜面。どこまで下ろうかと考えているともっと下まで滑りたいとの声に、OKしてしまう。気が付くと、標高差350mも下りてきてしまっている。

  
地図を確認し、帰りのことを考えて北側の尾根を乗越そうかとも思ったが、稜線まで登り返すことにする。シールを付け、登り返すが、急な斜面と深雪でかなり大変で1時間半も掛かってしまった。眺めのいい稜線で遅めの昼休みをとる。仙ノ倉山、平標山、苗場山、苗場スキー場などがくっきり真っ白に見える展望だ。これから下る北西の谷筋はどうだろうか。上部はまだパウダーで快適に滑降。

 

中間部からは重雪になってきたので、足を取られないように気を付けながら消化試合のごとく下山する。雪が多いので沢筋を行けるところまで滑降した。今回も楽しく、安全に山スキーが出来ました。

(新井浩)

【山スキー】鹿俣山矢後沢山スキー・ビーコン訓練 2022/01/16

鹿俣山夜後沢山スキー・ビーコン訓練

山  域:鹿俣山(群馬県)
日  程:2022年1月16(日)
参 加 者:CL新井浩 SL木村 石川 駒崎 花森 谷口

アルバム

行動記録:深谷・川本5:30=たんばらスキー場駐車場1240m7:40/8:10・・・森林キャンプ場8:24・・・鹿俣山1637m 10:13・・・滑降準備10:14/10:34・・・滑降終了10:57・・・(登り返し)・・・昼食/ビーコン訓練11:29/14:02・・・駐車場14:25=川本17:00

天候:晴れ

 熊谷トレッキング同人の新プライベートゲレンデとして勝手に指定してもいいくらいの鹿俣山矢後沢でここ数年慣例となっている山スキーとビーコン訓練を行ったのでレポートする。ちなみに旧プライベートゲレンデは角間山北面。

 リフトが動き出す前のたんばらスキー場の駐車場に着き、運よくセンターハウス至近場所に誘導された。天気が良くて風もなく絶好のスキー日和。


 

 

最初からシールを付けてゲレンデ右手のペンション村の車道をしばらく進み雪に埋もれたキャンプ場に入る。このあたりの積雪量は150㎝ほどか。夏道沿いにくるぶし程度のラッセルで緩やかな傾斜のブナ林の中を進む。朝の光が樹間を通り抜けて雪面に描く縞模様にいつもながら癒される。遠くでコゲラのドラミングも聞こえる。

 

 途中斜度の増した斜面を二つ越して最後はゲレンデ最上部に入り、リフト降り場上から鹿俣山の西側稜線、山頂へ。山頂の標柱は雪に埋もれ見当たらず、木に付けられた看板を確認する。さらに東側に少し進みシールを外して滑降準備をする。


 

 

  連日の降雪かつ時間が経過したことにより適度に雪が締まり絶好のパウダースノー。リーダーが先行しその後撮影会となる。標高差150mほど滑降を楽しんで山頂西側の斜面まで登り返し昼食そして今日メインのビーコン訓練を行う。


 最初に雪面下70㎝にビーコンと30㎝四方のクッションを入れたビニール袋を2個目の前で埋め、20mほど離れた場所からビーコン探索を行い各自の機器の特性を把握する。次にプローブを使って埋設物を確認。その後スコップによるV字コンベアメソッドによる掘り出しを行った。結果プローブで埋設物と思ったものは雪中の固い雪隗であり、掘り出してもなかなかビーコンの発見にいたらず手間取ってしまった。


 プローブで埋没者を特定することの難しさが体感できたと共に、プローブが人体を模したクッションに当たるときと雪隗に当たるときの感覚の違いが判ったのは収穫だった。また、実際の埋没ではビーコンで1m以内の表示が出たら掘り出しを始めた方が発見が早そうだ。

 最後にスキーを付けて先行者が埋没した想定で捜索、救出の一連の動作を行った後リーダーから様々な反省点の指摘がありこの日の訓練を終了した。この後ゲレンデを滑り降り、駐車場に戻った。 (石川記)
 

 

【山スキー】東谷山 2021/12/29

山  域:東谷山1554m(新潟県湯沢町) 

【個人山行】
登山形態:山スキー
目  的:山スキーを楽しむ
日  程:2021年12月29日(水)
行動記録:川本(5:30)=貝掛温泉入口バス停付近駐車 (7:44/8:09)→西尾根→東谷山12:41/13:38→北西斜面滑走→貝掛温泉入口バス停付近駐車(14:57)
参 加 者:L新井浩、谷口

昨日までの日本海側のドカ雪で新雪を期待して出かけました。通過した火打峠は20台以上の車列。平標山はにぎわっているのであろう。東谷山の登り口の貝掛温泉入口の駐車スペースは車無し。先行者が居ると思ったがいない。ラッセル大変だなと思う。

 

準備をして国道わきを歩き、トンネルをくぐって林道を登る。案の定トレースなくラッセル。10-20cmの沈み込みだが、かなり重労働。緩い林道は先行するが、尾根に登る前に若い者に先を譲る。シーズン初めのいいラッセル訓練だ。標高1200m付近で後続のボーダー2人に追いつかれ、先に行ってもらう。その後はトレースをたどる楽チン登高で、山頂手前までトレースを利用し体力温存。それでも1時間以上の遅れが出て、北面滑降は今回おあずけ。山頂先の眺めのいいピークで昼休み。平標山は雪煙が出ている。相当風が強そうだ。ここ東谷山は風もなく快適だ。

 

パウダーを願って滑降開始。急斜面だ。雪玉がコロコロ落ちる。やや重めの雪になったが、上部はあらかた藪は消えている。ブナ林を気持ちよく滑降。しかし、中間部からは藪に阻まれる。連続ターンがままならず、藪をかき分け滑る感じだ。沢底はまだ埋まっていないため、左岸斜面を藪をよけながら降りる。何とか斜度の緩いところまで降りたが、藪は変わらず。沢底を滑ると少しは滑れるが、穴が開いているところあり要注意。もう一降りが必要だろう。

 

林道にでて登りのトレースに乗り、駐車場に着いた。シーズン初めはこんなものだろうということで、年末年始の大雪を期待して、帰路に就きました。
(新井浩 記)

【山スキー】鹿俣山・夜後沢山スキー 2021/12/25

山  域:鹿俣山(群馬県沼田市)


【個人山行】

登山形態:山スキー
目  的:山スキーを楽しむ
日  程:2021年12月25日(土)
参 加 者:L 新井浩、駒崎、谷口
行動記録:川本道の駅(5:30)=たんばらスキーパーク駐車場(7:05/8:05)→鹿俣山(10:25)
→夜後沢滑降×2→鹿俣山西尾根14:15→スキー場滑走→駐車場14:35

玉原のスキー場の駐車所は空いていて、かなり前の方に停められた。登山計画書を提出、シールを付けてスキー場を歩き始め、すぐにブナ林の林に入る。笹が出ており雪は少ないが、思ったよりも雪が多い。笹をよけながら朝日の差し込むブナ林を順調に登高する。いつ見てもブナ林は感じが良い。

 

ゲレンデTOP近くでゲレンデに降りて登高し、リフト降り場のすぐ上から鹿俣山の尾根に乗る。ここまで登り始めて約2時間。いい準備運動だ。昨日のトレースと思われる跡があるが、今日は一番乗りのようだ。鹿俣山に向かい上り始める。10cm程度沈む感じでサラサラな雪で期待が高まる。夏道を進み難なく鹿俣山の山頂へ着く。標柱がまだ出ており積雪は少ないが、滑れそうだ。スキー場のHPでは積雪90cmとなっている。滑降地点まで少し藪を抜けながら移動する。尾根のコブで日当たりが良く眺めがいい場所を今日の滑降ポイントとして、シールを外す。

 

いよいよ滑降だ。一人ずつ交互に滑る。まだ藪が少々うるさいが十分に滑れる。笹や小枝をよけながらあっという間に沢まで降りる。もう一本滑ることにして、尾根まで登り返す。滑降17分、登り返し40分。尾根上で風当たりの少ないところで昼休憩。日向はポカポカで暖かいが、気温は低そうだ。雪はサラサラパウダーで申し分無い。もう一本滑る。2本目は1本目よりも少し下まで行く。高低差150m程だが、満足だ。登り始めた尾根上を目指し登り返し。藪の濃いところを避けて登高する。2本目は滑降18分、登り返し60分。シールを外し、ゲレンデまで降りる。スキーレッスンをしながらゲレンデを滑り、無事駐車場へ到着する。行動時間6時間半。総移距離8.5km、累計標高差730m。

 
シーズン初めの足慣らしとしては、満足のいくものでした。用具の点検も兼ねての初すべり。今回のトラブルは、①2回目のシール登高時にシールの全面はがれが発生しテープで留めた。②登高時に滑って板が外れ、その時に流れ止めのワイヤーが切れた。の発生がありました。日頃の点検、手入れが必要ですね。

(新井浩 記)

【山スキー】鹿俣山・夜後沢 山スキー 2020/12/27

山  域:鹿俣山(群馬県)

日  程:2020年12月27日(日)

参 加 者:L 新井浩、駒崎、谷口、浅見

アルバム

行動記録:深谷6:00=たんばらスキーパーク8:45→東側尾根→鹿俣山10:45→1685m付近11:30/12:00~夜後沢滑降~鹿俣山斜面→たんばらスキーパーク14:10

<快晴>

 

 

 

  

【山スキー】山スキー訓練 日白山 2020/3/14

山  域:  越後・日白山

目  的:  雪山訓練(熊谷アルパインスキークラブ&熊谷トレッキング同人合同山行)

日  程:  2020年3月14日(土)

参 加 者:CL宮田KASC、SL浅見KTG、 新井KTG、栗原聡KASC、林KTG

アルバム

行動記録:

川本6:00=二居8:50→林道→地王堂川徒渉点9:10→地王堂川左岸尾根1270m地点10:20→日白山南尾根1500m鞍部11:15→日白山山頂1631m12:35/12:50→日白山南尾根1500m鞍部13:05→地王堂川左岸尾根1270m地点13:40/15:00→地王堂川徒渉点15:25→二居15:40=川本19:00  

  

この日の訓練は当初蓬沢で計画されていたが、天気が良くないでのルートが明瞭な日白山に変更になった。

 二居の集落から東へ500m程に駐車スペースがある。天候は雪。リーダーとメンバーが相互にビーコンチェックをすることから訓練が始まる。雪山のルーティーンとして身につけたい。地王堂川右岸の林道を20分ほど登り、作業道で川に降りる。橋は流されていて飛び石で小さな流れを渡る。ここからスギの植林のための作業道を使って左岸尾根に取り付く、若い杉林を抜けるとブナの急斜面になる。

 

堅雪の上に5cm程新雪が着いていて傾斜がきつくなるとシールが効きにくい。アイゼンに履き替えて安全を期す。1270m付近で傾斜が緩みシール登行に戻す。ダケカンバの疎林が広がる広い斜面を登っていくと傾斜がきつくなり再びアイゼンで南尾根の鞍部にでる。ここから狭い南尾根を東側の雪庇に気をつけながらシールで登る。山頂は狭い雪の高まりになっている。天気が良ければ大展望を楽しめるが今日は降雪のため、西に東谷山に続く尾根、北東にタカマタギへ続く尾根が確認できる程度である。風が無いだけありがたい。

 

滑落者救出訓練

 

待望の滑降は下に硬い層がある雪質で快適とは言えないながらも、ツリーランが楽しめた。ブナ林の急斜面の上まで滑って大休止と訓練となった。今回は雪庇の踏み抜きなどで滑落した人を引き上げ訓練である。会装備のフローティングロープと遭対装備を使って少ない力で引き上げる3分の1システムを作った。支点工作には立木を使ったが、木が無いところではスキーやスコップなどを埋めて支点にすることもできる。ロープワーク学習時に紹介する。降り続く雪の中での訓練は寒かったが有意義であった。 

 

滑りにくい林道を、怪我のないように気をつけて滑り、二居の温泉で暖まって帰路についた。

(浅見記)