東北

【山スキー】南八甲田山 2022/4/29-5/5

山  域:八甲田山(青森県)


目  的:春の南八甲田を滑りつくす
日  程:2022年4月29(金)~5月5日(木)
参 加 者: L 新井浩、駒崎、木村

アルバム


4/29(金) 

行動記録:東松山5:00=行田5:30=青森みちのく深沢温泉16:00 680km
 約10時間のロングドライブ。東北道羽生ICから黒石ICまでは渋滞なし。予定通りに宿に着く。2019年の時のままのたたずまいの宿にほっとしました。到着後すぐに温泉に浸かりました。

 

 

4/30(土)  

行動記録:宿8:00→猿倉温泉8:25/9:00→猿倉岳10:40/11:00→乗鞍岳13:00/45→猿倉温泉15:10
<天候:晴れ>
 今日のコースは、2019年に天候の関係で途中であきらめた猿倉温泉から猿倉岳、乗鞍岳のコースだ。宿を出発し、猿倉温泉まで25分ほど。昨日の雪で路面は一部真っ白になっている。猿倉温泉の一番奥に車を停めさせてもらう。先行者は5台ほどある。身支度を整えて出発する。

 

見覚え有る沢から取りつく。しっかりとしたトレースがありルートは明瞭だ。すぐに後ろに北八甲田の高田大岳が見えてくる。一面の青空に雄大な景色だ。猿倉岳の登りは、猿倉温泉が標高850m、猿倉岳は1354mで約500mの登りだ。順調にシール登行し、ブナ林から針葉樹林に替わる。振り返ると、北八甲田の山々が素晴らしい。この景色が見られるだけでも幸せだ。登り始めて1時間ほどで猿倉岳の尾根の縁を登るようになり、針葉樹もまばらになり視界が開ける。前方にはこれから登る乗鞍岳の東斜面が真っ白だ。その横には赤倉岳。この山も5/4の蔦温泉へのルートに入っている。猿倉岳の山頂は樹林の中だが、ちょっと外れると展望はすこぶる良い。

 

休憩を兼ねてシールを外し滑降準備。猿倉岳の南面を滑り、乗鞍岳とのコルに向かう。滑り始めは樹林の中を降りるがすぐに笹薮につかまる。こんなはずじゃなかったが、雪解けが早いようだ。板を外し笹薮を20m程藪を漕ぐ。すぐに雪がつながっていた。ここからは快適にコルまで滑り降りる。昨晩降った新雪がザラメ雪の上に10cmほど乗った雪の状態で、まずまずの滑れる雪だ。斜面は大きな割れが入っているところがあり、避けて滑る。乗鞍岳の登りを考えて、沢の上部へ向かうようルートを取りながら滑降。シールを付け、乗鞍岳に取りつく。快適に登行し、回り込むように乗鞍岳の山頂に到着。2019年の時のリベンジが出来た。

 

展望は素晴らしい。南には十和田湖、東斜面の先には赤倉岳。昼休憩のあといよいよ滑降。東の大斜面を気持ちよく滑り降りる。あっという間だが、この時のために登る価値あり。矢櫃萢までは斜面は緩いがツリーランを楽しむ。やがて湿原なのであろう矢櫃萢というところに出る。倒木が多い。竜巻でもあったのであろう。ここから猿倉温泉までは、斜度は緩いが、春スキーを満喫しながらツリーランを楽しみました。猿倉温泉の真上に出て、無事今日の山スキーを終えました。

 

帰りに、蔦温泉への下山場所を確認するために行って見るが雪が無い。蔦温泉は標高が低く(500m程)雪が消えている。今年は雪は多いと言っていたが、高温が続き雪解けは早いようだ。八甲田の周遊道路を走っていても、前には見られなかった新緑がきれいなほどだ。今回の南八甲田の山スキーの目玉の蔦温泉へのルートは残念ながらあきらめなくてはならなくなった。その代わりのルートを宿に戻り検討。猿倉温泉から、猿倉岳、乗鞍岳まで行き、赤倉岳をピストンしようということに決め、5/4に行くことにした。

 

 

5/1(日) 雨模様の為停滞
昨晩からテレビの天気予報を見ていたが、雨模様のため、本日は停滞する。昼頃に昼食をとるために八甲田ロープウエイまで行き、城ヶ倉大橋の取り付き場所を見るが雪が無いようなので、2019年の時に下山した沖揚平を見にいくと雪はあるようなので、5/3のルートを変更し、沖揚平から横岳のピストンとすることにする。

明日は宿の車で睡蓮沼に送迎を依頼した。睡蓮沼は駐車スペースが少ないので。

(4/29-30,5/1 新井浩 記)

 

5/2(月) 睡蓮沼7:35→櫛ヶ峯11:20/12:00→駒ヶ峯13:00→睡蓮沼14:00

<天候:晴れ>今日は睡蓮沼から櫛ヶ峯までのロングコース。朝食はおにぎりにしてもらい、宿の車で睡蓮沼まで送ってもらう。以前来た時より時間が早いせいか、思ったより車は少ないが、それでもそれなりに停まっているので送迎にしてもらって正解。

 

しばらくはトレースに沿って緩やかに登って行く。このトレースは駒ヶ峯へ向かうものと思われるので、途中から尾根上を忠実に登っていくと、1000mを越えた辺りで急斜面に行き当たった。凍った斜面のため、クトーを着け、トラバース気味に慎重に登って、斜度が緩やかになった所で朝食を兼ねて一息つく。ここからは、しばらくほぼ等高線に沿ったルート。帰路に辿る駒ヶ峯の稜線を左に見ながら進んで行く。所々で夏は湿原になっていると思われる広い雪原を通り展望が開けるので、スノーシューなどを使ってのスノーハイクで来ても楽しそうである。駒ヶ峯の西の鞍部まで登ると、目指す櫛ヶ峯の真っ白で大きな山体が目に飛び込んできた。若干下った後、急斜面の登りを頑張ると櫛ヶ峯の山頂に到着した。

 

 景色を楽しみながら昼食休憩を取り、いよいよ滑降。前回来た時、ベテランのスキーヤーがボトムまで一気に滑り降りていくのを見て、我々も同じコース取りをしたいと思っていた斜面である。期待に違わぬ良い斜面で、ボトムまで滑り降りてシュプールを見上げ満足する。

 

 ここからまたシールを着け、駒ヶ峯の稜線に向かって登り返し。稜線は意外と木が密で真っ直ぐには進めない。やがて駒ヶ峯の山頂に到着するが、山頂には特に山名標のようなものは無かった。小休止の後、シールを剥がして睡蓮沼まで滑降。ルート取り良く快適に滑り降りて来られた。ロングコースでしたが、ツアーコースにもなっているだけあって良いコースでした。

 

5/3(火) 沖揚平8:10→横岳10:00→横岳肩より滑降×2→横岳12:35→沖揚平13:35

<天候:晴れ時々曇り>一昨日偵察しておいた、邪魔にならない場所に車を停め、準備を済まし出発。きれいなブナの林の中を快調に登って行く。

 

前回、下りで快適な斜度であった記憶があるが、その分登りとなると意外と斜度がある場所もあり、それなりに大変である。2時間程で稜線に出るが、今日は頂上稜線にガスがかかっており、展望はあまり良くない。横岳に到着し、この後の行動をどうするか相談する。予定では櫛ヶ峰まで行く計画であったが、昨日に比べて条件が劣るので、横岳周辺を何本か滑り往路を戻ることにした。

 

 横岳直下は雪が割れているので、逆川岳方面に少し滑り降りた後、南側斜面に滑り込む。ここが思いのほか良い斜面で、この斜面をおかわりする事にする。昼食休憩を取った後登り返し、もう1本滑り満足。稜線のガスも午後になると取れてきた。横岳山頂に登り返し、今度は登ってきた尾根の滑降。ブナ林の滑降はやはり気分が良い。意外と小沢が入り組んでいるので、右方向に意識して滑っていく必要がある。

 

快適な滑降ではあったが、最後の方でブナの芽を覆っていた殻が一面に散らばっていた上を滑ったので、宿に帰ってから板面をチェックしてみるとブナの油?が一部こびりついており、落とすのに苦労させられた。今年はブナの芽吹きが早いようです。

(5/2、3木村記)

  

5月4日(水) 

行動記録:宿=猿倉温泉7:55/8:10→猿倉岳9:55→乗鞍11:50/12:30→矢櫃萢13:10/14:00→猿倉温泉14:45

<晴れ後曇り> 予定は猿倉岳から乗鞍岳、赤倉岳を回って蔦温泉に下るルートでしたが、蔦温泉周辺に雪がない為、赤倉岳までとして戻ることにする。

 

 30日と同じ、猿倉温泉から入り上る。晴れているが風が強い。東に高気圧、東北北部は縦縞の等圧線の気圧配置、猿倉岳への上りで樹林の無い所で風にあおられることもあったが、厳冬期の風に比べたら問題ない。猿倉岳からは30日に乗鞍岳へ上り返した時に見た良いルートをとることにする。猿倉岳から尾根を進むと櫛ヶ峰コースの標識がある。そこを少し進むと乗鞍岳への谷に向かう緩やかな雪原が現れる。トラバース気味に滑り降り、シールを付けて乗鞍岳へ上り返す。谷は深くなく、標高も稼げたので良いルートが取れた。乗鞍岳山頂付近になるとガスってくる。山頂でお昼を摂り、ガスが切れるのを待つが、真っ白で視界が悪い為、赤倉岳はやめて30日と同じルートで戻ることにする。

 

 雨粒が少しあたることもあったが、矢櫃萢に来ると日が差してきて風の音はするがそよ風程度で暖かい。時間も早いので、のんびりティータイムにする。この辺りだけシラビソなどの針葉樹が幹から折れ、枝が散乱している。後で分かったのですが、猿倉周辺は突風が吹く事があるとのこと、その影響のようだ。そこからは乗鞍コースの標識をみながら猿倉温泉に滑り降りる。

 

 板の滑走面が半分位白く、こすると真っ黒になる油のようなものがついていて、滑りが悪く、少し登りも戻らず進めたのは、この為と分かりました。芽吹きが早く、芽鱗(ブナの冬芽を寒さからガードしている外皮のようなもの)が雪面が茶色になるほど落ちていた為、この油が板に付いたようです。

  

5月5日(木) 

行動記録:宿8:30=東松山20時過ぎ

<晴れ> 青森駅地下アウガ新鮮市場でお土産を買い、少し渋滞に会う程度で帰ることが出来ました。青森の高速道路脇は満開のリンゴの花できれいでした。

 (5/4-5 駒崎 記)

 

 

南八甲田山スキールート

4/30 赤線 猿倉温泉→猿倉岳→乗鞍岳→猿倉温泉

5/2 青線 睡蓮沼→櫛ヶ峯→駒ヶ峯→睡蓮沼

5/3 ピンク線 沖揚平→横岳→沖揚平

5/4 緑線 猿倉温泉→猿倉岳→乗鞍岳→猿倉温泉

【山スキー】会津駒ヶ岳 2022/4/17

山域山名:会津駒ケ岳

期日:2022年 4月 17日(日)

参加者:L新井 駒崎 木村 花森

行動記録:4/16 川本(19:00)=東北道=道の駅尾瀬桧枝岐駐車場(23:00)

4/17 道の駅(5:45)=登山口駐車場(5:50/6:20)―水場(9:15)―会津駒ケ岳山頂

(11:20/12:05)―源六郎沢―登山口(14:05/14:30)=東北道=行田(17:30)

<快晴>尾瀬桧枝岐道の駅でのテントは禁止と注意書きがありましたが、張ってしまいました。少々寒さを感じますが早朝から快晴です。支度をして5分で登山口駐車場に着きました、すでに8台くらいの車が止まっています、駐車場でもテントは張れそうですがこの時期はトイレが閉鎖されています。

 

登山口林道入り口から除雪はされていません、スキーにシールを付けて登り始めますが若干凍っておりシールのみでは上れなくクトーを付けます。今日はまだ先行のスキーヤーはいないようでトレース跡はありません。

 

急登を登り水場まできました、ようやく展望が開けて燧ケ岳が見えてきました、休憩しているといつの間にか7人くらいなりました。ここから山頂までは少し傾斜も緩やかで周囲を見渡せる余裕が出てきました、男体山、日光白根、燧ケ岳、至仏山、会津駒ケ岳山頂も見えています。昨夜からの泊掛けなのでしょうかテント1張があります、また山頂から4人のスキーヤーが源六郎沢に飛びこんで行くのが見えます、最後の急登22度を登ります。山頂直下の山小屋も見えてきました。

 

5時間かけて山頂に到着です山頂の表札は雪で埋まっています。15人のツボ足と、12人のスキーヤーです、標高2000m越えで風もなく穏やかな中、360°の展望で昼食と日向ぼっこです、飯豊山も見えています。山頂を満喫しお楽しみの源六郎沢に飛び込ます、雪質は跳ね返りの良いザラメでとっても快適なバーンであ~という間に標高が下がりました。登山と快晴で山頂を楽しみ下山は山スキーと3拍子揃った山行でした。(記:花森)

 

【山スキー】森吉山 2022/2/10-13

山  域:森吉山1454.3m(秋田県)

日  程:2022年2月10日(木)~2月13日(日)
参 加 者:L新井浩、駒崎、木村
行動記録:
厳冬期の北東北にパウダーを期待して行ってきました。遠かった~

アルバム


2/10(木)移動日 東松山(7:00)=行田(7:30)=錦秋湖SA(13:55)=五城木八郎潟IC(15:25)=秋田県森吉湯の沢杣温泉旅館(17:30)650km
今日は移動日なので、朝は比較的ゆっくりと出発。東北道、秋田道と走り17:30に雪壁の中の宿に到着。650km

 
約10時間のドライブでした。部屋に入り、さっそく温泉に浸かる。適温で長く入れそうだ。その後夕食。地のものが中心で、きりたんぽ鍋がおいしい。部屋で軽く飲みながら明日の行動を考える。天気は良さそうだ。温泉に浸かりながら夜が更けました。

 

2/11(金) 杣温泉(7:30)=阿仁スキー場P(8:30/9:00)=ゴンドラ(9:15/9:35/9:50)→石森(10:25)→森吉山(11:45/12:00)→東斜面(12:15/12:55)→森吉山(13:25/13:40)→西斜面→石森(14:25)→スキー場P(15:15)
<天候:快晴>
朝風呂に入り朝食を取り、出発。宿から森吉阿仁スキー場までちょうど1時間。頭上は青空が広がっていて気持ちがいい。登山計画書を提出してゴンドラに乗り込む。ゴンドラからは樹氷がきれいだ。20分ほどで山頂駅に着く。-8℃。

 

外に出ると下界から日本海まで見える快晴。遠くに樹氷が見える。登山の人が多いだろうか。ぞくぞくと森吉山方面へ登っていく。我々もシールで登り始める。すぐに樹氷平の樹氷の中を進む。この樹氷を見るだけでも価値がある。今年は樹氷が順調に発達したようで、様々な形で立っている。30分ほどで石森と呼ばれるピークへ立つ。

 

目の前に森吉山の樹氷のなだらかな斜面が広がる。シールを剥がし、森吉山の基部まで一本滑る。ノートラックの斜面は気持ちがいい。雪質も最高だ。樹氷の間でシールを付けて森吉山を登る。樹氷の間を縫って登るのは気持ちが最高にいい。青空をバックに樹氷が映える。森吉山の山頂はにぎやかだ。山頂標識で記念写真を撮り東斜面へ向かう。

ほとんどノートラックの斜面が広がる。のっぺりした雪面を気持ちよく滑降。緩くなったところで昼休憩とする。こんなに天気が良くて、周りの樹氷の景色を見られるのは日頃の行いだろう。快晴無風の天気は厳冬期では年に1-2回と思われる。休憩後森吉山に登り返す。30分ほどで再び森吉山の山頂へ着く。シールを剥がし、登ってきた西斜面を樹氷を縫いながら滑降。これほど気持ちのいいところは他にはないだろうと思われる一本でした。

 

石森のピークに登り返して、ゴンドラの山頂駅に向かい、ぼこぼこに踏まれた尾根を滑る。ゲレンデは硬く、脇を滑るが重くなった雪で滑れず、仕方なく硬いゲレンデを滑るが、消化試合のごとく足が痛くなって悲鳴を上げた。宿に帰り、温泉に浸かって疲れを取りました。

 

2/12(土) 杣温泉(7:30)=阿仁スキー場P(8:30/8:55)=ゴンドラ(9:00/9:20/9:35)→石森(10:00)→阿仁避難小屋(10:20)→森吉山(10:55/11:20)→森吉山北西斜面(12:00/12:30)→稜線(13:00)→森吉避難小屋(13:10)→石森(13:30)→スキー場P(14:20)
<天候:晴れのち雪>
朝風呂に入り、朝食を食べてから出発。昨日と同じ行程で阿仁スキー場へ移動する。今朝も青空が広がって気持ちがいい。すぐにゴンドラに乗り込む。昨日よりも空いている感じだ。山頂駅の気温は昨日と同じ-8℃。良く冷え込んでいる。石森のピークまでシール登高。ちょっと雲が多いが晴れていて展望は抜群。ここからシールのまま阿仁避難小屋を経由して森吉山まで登る。樹氷の中を登るのはなかなか体験できないこと。昨日に続き今日も森吉山の山頂に立てた。すぐにシールを剥がし北面から滑り込む。なだらかな広大な斜面が広がっている。

 

途中には樹氷群があり、縫って滑るのが楽しい。途中から一ノ腰のピークを目標に北西へ向かう。なんて気持ちがいい斜面、雪質、樹氷なんだろう。標高差約300m滑って一ノ越の基部の沢状になっているところで昼休憩とシールを貼る。ここから稜線への登り返し。雪質も軽く、トレースを利用し、辺りを眺めながら登高する。

 

やがて稜線に上がる。石森に向かい、森吉神社と森吉避難小屋まで移動。時間があるので、西斜面を滑ろうかと眺めたが、天気の崩れが始まったのであきらめる。石森まで進み、シールを外して、北斜面をトラバースするようにゴンドラ駅まで降りる。観光客が大勢いる樹氷平の中を横切り、ゲレンデに出た。ここからは硬いゲレンデを我慢しながら駐車場まで滑り降りる。今日も充実した森吉山の山スキーでした。宿に戻り、温いとは聞いていたが、露天風呂に入る。雪壁に囲まれた露天風呂はやはり温く、立ち上がると寒いので、肩までつかりじっとしていた。露天風呂から上がって冷えた体を適温の室内の温泉に入り直した。明日の行程を相談したが、午前中だけでは、森吉山を楽しめないとの結果になり、予定を変更して、朝ゆっくりして帰ることにする。

 

 

2/13(日) 杣温泉(8:55)=道の駅あにマタギの里(9:55)=道の駅雫石あねっこ(11:48)=黒磯PA(17:00)=東松山(19:25)1446km
朝風呂に浸かり朝食を食べてから宿を出る。途中お土産を買いながら長い道のりの帰路に就きました。


今回の北東北の森吉山への計画する段階では、冬の荒れた天気を懸念しましたが、結果は晴れ続きの天気で、これ以上ない山スキーが経験出来ました。今度は花の時期に訪れたいものです。

(新井浩 記)

 

【山スキー】蔵王連峰 2022/1/21-24

蔵王連峰山スキー記録

日  程:2022年1月21日(金)~24日(月)

メンバー:CL浅見、SL新井浩、大嶋、石川、駒崎、木村、花森 計7名

     (24日は浅見、新井浩、大嶋、石川、駒崎、木村 計6名)

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1月21日(金)

行動記録:熊谷5:00=山形・蔵王アストリアホテル11:00/11:55=ロープウエイ山頂駅13:10/13:25→ホテルチェックイン15:00→ゲレンデ滑降

<小雪後晴れ>ロープウエイ山頂駅はマイナス9度、風があり視界がない為、地蔵岳登頂は諦め、15、16時過ぎまで各々ゲレンデ練習をする。樹氷はまだ少し早い感じでした。

(駒崎記)

 

 

1月22日(土)

行動記録:ホテル8:20=ロープウエイ山麓駅9:00=ロープウエイ山頂駅9:30

天候待9:30/10:30→地蔵岳方向へ約50m地点→山頂駅11:40→

ホテル13:40/14:40=遠刈田温泉・アクティブリゾーツ宮城蔵王15:50

<くもり>支度をしてロープウエイ山麓駅に向かう。ロープウエイを2本乗り継ぎ山頂駅に到着です。2本目のロープウエイからは前後のゴンドラが見えません、昨日同様展望もありません。山頂のレストハウスにて天候の回復を1時間待ちましたが天候に変化はないが、山頂を目指し登り始めましたが斜面の凹凸も見えづらくバランスを崩します。リーダーの判断で地蔵岳山頂はあきらめ下山します。ゲレンデ中ほどまでは斜面が見えず平行感覚を失いバランスを崩しながら降りてきました、樹氷のスノーモンスター群も見ることが出来ず残念でしたが雪質はよかったです。                    (花森記)

 

 

1月23日(日)

行動記録:8:30ホテル=白石スキー場9:00=スキー場トップ(標高1140m) 9:30→

不忘の碑付近(標高1650m)13:00/13:30→スキー場ベース15:00→

ホテル16:00

<晴れ> 白石スキー場は少し離れていて30分位かかった。9:00スキー場着。準備をしてリフト2本乗り継いでトップ(標高1140m)に9:30に着いた。

 

 ここからシールを付けて登高開始だ。はじめはブッシュをかき分けて登り、その後ブナとダケカンバの登りとなった。途中昼食をとり、標高1650mの不忘の碑付近で登りの終着とした。小休止して13:30に滑降開始だ。

 

 

 浅見リーダーを先頭にお互いの位置を確認しながら慎重に下る。雪質はサンクラフトで転倒することも多かったが登ったコースの右側(西側)を慎重に下る。14:30頃スキー場トップに戻り、15:00にはスキー場ベースに戻った。

 

 15:00今日帰る予定の花森さんを見送り、途中買い物をして16:00にはホテルに戻った。                                     (大嶋記)

1月24日(月)

行動記録:ホテル8:30=えぼしスキー場9:00/9:20=スキー場トップ9:44→

後烏帽子岳11:39/12:02→(ほぼ往路を戻る)→スキー場トップ12:27→

スキー場ベース12:52=熊谷18:45

<曇り時々晴れ> 今日は最終日。天候は晴れ予報でやや風あり。宮城蔵王えぼしスキー場に着いて早速準備をし、ゴンドラとリフトを乗り継いでスキー場トップに立つ。ここの標高は1365m。目指す後烏帽子岳1681mまで約300mの登りだ。スキー場の公式発表では積雪160㎝で昨晩からの新雪が数㎝積もったぐらいか。

 

 オオシラビソ(アオモリトドマツ)の林が続く中を登る。登りはじめは木々の枝は雪を載せているがまだ全部覆われてはいない。つまりまだ樹氷の完成には至っていないのだが、高度を上げるにつれて樹氷のかたちになっていく。ここは蔵王の地蔵岳より東に位置する、つまり季節風の影響が少し弱まるためかやや小ぶりな樹氷だった。山頂付近では視界も開け青空をバックに純白の雪面を登る。冬山ならではの清々しさがうれしい。

 

 山頂では雪の上に顔を出した標識を囲んで記念撮影する。雲は流れるが青空をバックに前烏帽子岳、屏風岳から連なる稜線、蔵王の山々が見え、遠目からも樹氷がたくさん見える。

  

 昼食のパンをコーヒーで流し込みシールを外していよいよ滑降となる。今回は登りのルートに添って、フカフカな雪面を皆思い思いに滑ってゆく。だんだん林が密になって取れるコースも限られてくるころゲレンデに飛び出した。

 

 今回の3泊4日蔵王山域山スキー山行は、1,2日目は悪天で制約を受けたが、昨日今日は好天に恵まれ厳冬期山スキーの良さを満喫できた。             (石川記)

 

4日間の記録

 今回の蔵王山スキー4日間は2日目までを山形側から地蔵岳、熊野岳、刈田岳を目指し、3日目4日目を宮城側から不忘山、後烏帽子岳を目指す計画を組んだ。西からの季節風を受ける山形側は降雪が多く、宮城側は少ない。2日目までは山形蔵王の悪天候の洗礼を受け地蔵岳にも近づけない状況。悪天候に加えて視界が悪く、風が作る雪面の凸凹すら良く見えない。ロープウエイ山頂駅から50mほど進んだ所で撤退を決めた。山頂駅からザンゲ坂を下るコースはスキー場のゲレンデの一部なのだが視界がきかず滑りづらい。「樹氷原コース」の看板を見逃さないように注意しながら慎重に滑った。

 3日目、4日目は宮城側なので比較的穏やかな天気。不忘山は蔵王連峰の南側に位置し、白石スキー場から上はゴヨウマツ、ブナ、ダケカンバの疎林の中を登った。稜線上からは太平洋や牡鹿半島も見えた。後烏帽子岳はえぼしスキー場の上はゴヨウマツとオオシラビソの混交林だが、登って行くと樹氷をまとったオオシラビソの純林となる。同じ宮城側でも植生の違いがある。4日間で冬の蔵王連峰の様々な表情を見ることができた。  (浅見記)

【山スキー】裏磐梯丸山 2022/01/30

裏磐梯丸山

 (個人山行)

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山域:裏磐梯スキー場から丸山
日時:2022年1月30日
参加者:木村、石川、(以下 熊谷ASC)L宮田、福田、菅谷


行動記録:行田5:15=羽生IC=猪苗代磐梯高原IC=裏磐梯スキー場9:00/9:50-ゲレンデトップ10:10/10:20・・・銅沼10:30・・・丸山12:15/12:52・・・イエローフォール14:10/14:26・・・銅沼・・・裏磐梯ゲレンデトップ14:50/15:03・・・裏磐梯スキー場15:15


 木村さんがスキーを新調した記念ということで宮田氏から声がかかり参加した。まだ明けやらぬ東北道をひたすら北上し、待ち合わせ場所の猪苗代インターそばのセブンイレブンに8時半に到着する。宮田車が30分ほどかかるというのでスキー場に先行して待つことに。


 久しぶりに三氏と合流し、リフトを2本分乗ってシールを付け樹林の中へ。福田さんのいつものヘルメット姿に心が和む。最初は銅(あか)沼目指して夏道のルートを行く。ほぼ平坦な道を進むと程なく視界が開け銅沼の湖上に着く。しばらく中の湯跡への道を進み、すぐに右手のブナ林に入ったところで休憩。アル熊の人たちは最初2時間ほどは休憩をとらず登っているとか。この後丸山の南側稜線からを山頂へ。やや風もあり雪も降っている。お腹を満たし滑降準備をする。


 山頂から標高差150mほど、かなり斜度もある。何とか降りて再び銅沼へ。この後シールを付けイエローホールという硫黄の噴出口を見に行く。ツボ足、スノーシューのパーティーが2組ほど来ていた。時間的に我々が最後になる。シールのままゲレンデトップに戻る。


 コロナ禍で往復の道中は別々、交流した時間は山行中のみでしたが相変わらず皆さん元気そうでした。また時折晴れ間ものぞき裏磐梯の全容が見え、山体崩壊のすさまじさを感じることができた。 (石川)

 

【山スキー】燧ヶ岳 2021/5/15

山域:燧ヶ岳 俎嵓2346.2m(福島県桧枝岐村)

日程:2021年5月15日(土)前夜泊

参 加 者:CL新井浩、SL浅見、橋本、駒崎、谷口

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行動記録:

5/14(金) 東松山(20:00)⇒東北道=御池駐車場24:05泊

5/15(土) 御池6:00→広沢田代→熊沢田代→燧ヶ岳 俎嵓10:15/11:05→東ノ田代11:40→林道12:00→御池駐車場12:30

 

<天候:晴れ>

真っ暗な東北道から桧枝岐村に向かい順調に車を走らせ尾瀬御池の駐車場に入る。何台か停まっている。星空が凄くきれいだ。すぐに車の隣にテントを張って就寝。翌朝テントの外に出ると青空でいい天気だ。朝陽が昇ってきた。広い駐車場には10台程停まっている。後から来たH氏の車もある。雪の壁は5-6mはあるだろう。お湯を沸かし朝食をとり支度をして予定通り6時出発する。広沢田代に上る急斜面があるので、最初からクトーを着け歩き始める。雪は登りやすく柔らかめであったが、案の定登りで苦戦。広沢田代に着き休憩を取る。ここからではまだ燧ヶ岳は見えずに、熊沢田代の丘が見えるだけだ。まだここ広沢田代は雪原になっている。

 

熊沢田代へは東側の急斜面を斜行するように登り、ピークを越えると熊沢田代に着く。振り返ると会津駒ヶ岳が大きく、眼下には先ほど歩いた広沢田代がまっしろだ。燧ヶ岳も見えた。雪付は例年と同じようだ。少し下ると、熊沢田代は湿原が出ていて雪が切れているので木道をスキー板を外して少し歩く。そこから先、本峰へは夏道沿いに登るが西に少しそれたようで、雪がつながっているところを探しながら登る。夏道沿いが良いようだった。山頂付近はガスが掛かったり晴れたりしているが概ね良好だ。俎嵓の山頂まで板を履いたまま登り上がると、先客が数名休んでおり、我々も板を外して休憩。ガスの中に入って尾瀬ヶ原、尾瀬沼を見ることが出来ないのは残念だ。

 

 

休憩後待ちに待った滑降だ。山頂から北東方面に滑り込む。柔らかめのザラメ雪で滑りやすい。熊沢田代の横から東ノ田代に向かって振り子沢形状の谷を気持ちよく滑る。緩い斜度の樹林の中を、木々をよけながら滑るのは楽しい。東ノ田代では一度板を外して歩く。その先、狭い沢形状を降り、急斜面を滑り降り、沢の中を快適に滑る。2年前に滑っているが今年の方が雪付が良いようだ。斜度が緩くなってくると終了地点の林道に出た。滑っているときは気が付かなかったが非常に暑い。上着を脱いで、板を背負い御池駐車場に向け歩く。30分ほどで駐車場着。お疲れさまでした。時間はまだお昼過ぎ。皆さんの足前がそろっているので、予定よりも早く降りてこられました。帰りに道の駅で、山菜をお土産にして、明るいうちに帰ってきました。

(新井浩 記)

 

【山スキー】月山 2021/5/2-5

山  域:月山1984m(山形県)

月山 スキーを背負って急斜面を登る
日  程:2021年5月2日(日)~5月5日(水)
参 加 者:L新井浩、木村、駒崎

アルバム

行動記録:
5/2 深谷⇒東松山8:00⇒行田8:30=姥沢 ほていや山の家15:00

  天気予報を見ると、天気が思わしくない。5/2-3は山は暴風雪のようである。初日は午後に滑る予定であったが、移動だけにして、朝ゆっくり出ることにした。いつものGWとは違い、渋滞知らずで月山に到着した後、宿に入りのんびりする。今回の宿は、ほていや山の家というところ。いつものところが今年はやっていないので、宿代だけで選んだ。月山の姥沢駐車場の目の前の立地。山小屋と同じくらいおんぼろ(失礼)であったが、一泊二食で7000円であり、山小屋よりも安く、食事はおいしかった。風呂に難があったが、合格点。テレビ無し。

 

5/3 観光 悪天候のため 鶴岡市市立加茂水族館、酒田市 山居倉庫

 

 今日の予報も暴風雪。よって観光の一日とした。最初に向かったのが、鶴岡市の加茂水族館。宿の人のお勧めのところ。すんなり駐車場に入れて、整理券を配っていたが、待たずに入館できた。入館料は1000円であった。近郊の川や海の魚などが展示されていて、迷路のような順路で進んでいくと、お目当てのクラゲが出てきた。イメージ通りにフワフワ漂っている。目を凝らしてみる小さなものから30cmくらいの大きなものまで居り、珍しいものが見られて満足であった。昼は館内でふぐ刺しの定食をいただく。

 

その後酒田市へ向かい、日向山公園に寄り、そこからてくてく歩き山居倉庫という昔の米蔵を見て、今夜のつまみを海鮮市場で調達して宿に帰る。

 

5/4 姥沢8:00→月山10:50~東斜面滑降1600mまで~月山13:30      ~牛首~姥沢15:00

 朝起きて付近を散歩。フキノトウがあちこちに出ている。ガスで真っ白だが、時折青空も見え、早い人たちが出かけていく。朝食を取り、準備して外に出ると青空が広がっている。8時に宿を出て月山リフト乗り場へ歩くが、ここの10分ほどが地味にキツイ。リフト券を買う列に並ぶと見たことあるような人が見えた。誰だったか思い出せなかったが、外に出てみるとなんとNPOさいたまの人たち5名であった。偶然であるが、同じような行程を考えていたのであった。月山山頂まではご一緒する。

 

                NPOさいたまの人たちに会ってびっくり!

姥ヶ岳を左手に巻きながら順調快適にシール登高し、牛首手前で尾根に乗る。1840m付近で雪付が悪くアイゼンに履き替える。風が非常に強い。板を背負うとずっしり重く、風であおられる。振り返ると、品倉尾根や姥ヶ岳、湯殿山が真っ白な穏やかな稜線を描いていて、雄大な景色が広がっている。後続のスキーヤー、登山者が豆粒のように転々と後に続いている。NPOさいたまの人たちは板をデポして登ってきている。風が強いので滑るのはあきらめたのだろ。我々は東斜面を滑る目的のために強風の中、板を背負ってあおられながら登る。アイゼンが効き、不安な感じはない。やがて山頂に着く。山頂はなぜか風がほとんど感じられなかった。

 

記念写真を撮り、NPOさいたまの人たちと別れて東斜面に向かう。東側の斜面は広大で、見渡す限りの雪原だ。谷を左手に見ながら標高差約350m程を真東に向かって滑る。斜度は物足りないが、どこを滑ってもいい斜面は気持ちがいい。あっという間に1600m地点まで降り、昼休憩をする。見上げると視界一杯に月山の雪原が広がっており、こんな広大な斜面に我々しかいない。休んでいると1グループがこちらに向かって滑り降りてくる。気持ちが良さそうだ。

 

休憩後シールを着けて山頂へ向け登り返す。途中、大雪原と呼ばれる南側の斜面も同じように広大でいつかは滑ってみたいと思う。胎内岩の露岩地帯を抜け山頂エリアに着く。まだ登って来て山頂神社へ向かう人もいる。風で雪付が悪いのでいったん板を脱ぎ、夏道沿いに1900m地点まで降りて板を履く。少し滑ると板を履くのが早かったようで雪がつながっていない。笹原の中を雪がつながっているところを探しながらに滑る。あとは広大な斜面を牛首下まで気持ちよく滑降。リフト乗り場を目指してトラバースし、姥ヶ岳の南尾根に乗り、眼下に見える姥沢の駐車場にめがけて滑り降りる。途中スキースクールの練習と思われるグループを横目に見ながら自由に滑り、宿の玄関先まで滑って本日のスキーは無事終了となる。充実感一杯である。月山の広大な斜面を滑ることが出来て、今回の目標を一つクリヤーした。志津の温泉に入りに行き、宿のおいしい夕食を食べ、夜の懇親も地酒とワインを飲みながら非常に楽しく夜が更けた。

 

5/5 姥沢8:00→姥ヶ岳9:10~西尾根~石跳川~姥沢11:00/11:50⇒東松山18:00

 

 今日は最終日。外は晴れており、朝食を食べてから宿を出る。今日は湯殿山の雪の具合でコースを選択する予定だ。リフトに乗り湯殿山の雪付を見ると、正面の雪はついているようだ。リフトを降りると、NPOさいたまの人たち2名と鉢合わせする。聞くと同じようなコースを計画していたので、一緒に行動することにした。姥ヶ岳山頂でシールを外して、西斜面まで担いで藪を越える。我々は装束場の避難小屋を目指してそこで一休みすることにしていたので、西に雪のつながっているところを探しながら滑る。NPOさいたまの人たちは石跳川沿いをそのまま行くというので別れる。

 

装束場手前まで滑り降りて、湯殿山の尾根に雪が付いていないので、湯殿山はあきらめて、石跳川沿いに滑降する。なかなかいい斜面が続く。右手の湯殿山の急斜面が滑れないのが残念だ。行く手にNPOさいたまの人たちが見えたので、合流。ネイチャーセンターへ行くとのこと、我々は姥沢の宿まで登り返さなくてはならないので、またの機会にご一緒しましょうということで別れる。ブナの林の中で一休みして、シールを付けて姥沢まで登る。宿の前まで登り、今回の月山山スキーは終了。一日半の行動でしたが、月山の広大な斜面を堪能できました。帰りがけにフキノトウをお土産に摘んで帰った。

(新井浩 記)

【山スキー】西吾妻山・西大巓 2020/2/29-3/1

【個人山行】

山  域:西吾妻山、西大巓(福島県)

日  程:2020年2月29日(土)→3月1日(日)

参 加 者:新井浩、 駒崎

アルバム

行動記録:2月29日 グランデコスキー場8:10/8:30→ゲレンデトップ9:12/9:20→西大嶺10:30/10:45→避難小屋11:30/12:05→西吾妻山12;20/12:45→スキー場15:25

<天気:小雪後晴れ>先週の物足りなさがあり、直前の天気予報を見て再度西吾妻山をチャレンジしました。

 予定通りの時間にスキー場に到着。気温はマイナスで寒い。リフト券も待たずに買えてスキー場トップにも予定通りの時間に着く事ができる。(翌日に分かった事ですが回数券は券売機で買えます。) リフトを降りると20人ほどのつぼ足、スノーシューの登山者でいっぱいでスキーヤーはいるのかなという感じです。

  

 

小雪が降っていて、スキーのトレースの跡に薄っすら雪が積もっている。気温が低くさらさらの雪で上りやすい。偽ピークは左に巻いていっきに西大嶺へ、視界は良くないが風は微風程度です。小休止して、シールをはずして鞍部へ滑り込む。シールを着けなおして踏み固められたトレースを避難小屋へと向かう。何度か来ているが道がこんなに踏み固まれしっかり付いているのは初めてです。小屋の周りや中も人が多いです。2階でお昼を摂り山頂へ向かう。ガスの中で視界は良くないがトレースがはっきりしているので迷うことなく頂上に到着する。

  

 

写真を撮り、南東に少し行くと開けた場所に出る。シールをはずしてスキーモードにする。雪は止んできたが視界なく方向を確認しながらゆっくり南へ滑る。ホワイトアウトでは良くある現象、自分は止まっていて回りが動いているように感じられめまいがするようだ。少し高度を下げると視界が良くなり樹林に入る。硬かった雪面も新雪が軽くのる様になり板が良く滑り快適。ノートラック、1、2人位入っているのだろうか時々滑ったばかりの跡に遭遇する。平らになり少し漕ぐようになってきたところで先行者の跡を行かせてもらう。日がさしてきて粉雪がきらきら舞うのはとてもきれい。雪は次第に重くなっていくが滑るには問題ない。

 

二十日平辺りに来ると樹林は濃くなっていき、渡渉点上へのトラバースは藪になってくる。先行者は渡渉点へは向かわず、さらに尾根を進んで行っているが、我々は予定の渡渉点へ向かう。最後は急な斜面をどうにか下りる。沢は埋まってないが、少しの飛び石上で行けそうです。板を下ろし、ストックで2,3の雪をかぶった石の上を渡る。初めに靴先を少し水に付けただけだったのが靴の中に水が入ってきてとても冷たい、気を付けなければと思った。シールで少し登りゲレンデの下の方に出て駐車場に戻る。地図を見たが先行者は中ノ沢をどうして渡ったのだろうと疑問が残る。

 

 3/1(日) 

グランデコスキー場9:10/9:50→ゲレンデトップ10:20/10:40→西大嶺12:25/13:10→ゲレンデトップ13:40→スキー場14:10

<天気:晴れ曇り>今日は昨日より気温は高め。南西尾根は下部が藪だらけと思える為、西大嶺からスキー場に滑るルートに変更。

 

 

 

 リフト上から上り始めると青空が見えてくる。雪は重め。トレースは昨日のスノーシュー、つぼ足の跡が固まってぼこぼこで歩きにくい。青空で雪をかぶった木々がきれいなので雪景色を楽しみながらゆっくり上る。西大嶺はガスに覆われている。スキーヤー6名位。風はさほど強くないので、できそこないのモンスターに隠れてお昼休憩。薄日が差しモンスターが浮かび上がる。のんびりした後滑り降りる。先週よりやや左にルートをとりゲレンデへ、林間は滑りやすく、重めな雪だが板が良く回り快適に滑り下りました。

 (駒崎記)

 

 

 

【山スキー】西大巓 2020/2/22-23

山  域:西大巓(福島県)

日  程:2020年2月22日(土)~2月23日(日)

参 加 者:CL 新井浩、SL 木村、駒崎、谷口

アルバム

行動記録:2/22 行田6:00=グランデコスキ-場9:15/10:30=スキー場TOP11:00→西大巓12:25/13:00→スキー場13:55=宿14:50

<天候:晴れのち曇り>

グランデコスキー場に着いたが、車が多く、第二駐車場に停める。リフト券を買うためにならび、ゴンドラに乗るために並び、第4Qリフトを下りたゲレンデTOPに着いたのが11:00となってしまった。本日の最後尾で山に入る。新雪が20cm程あるが、堅いボブスレーのコースの様なトレースを進む。

 

青空がきれいで、磐梯山、安達太良山、西吾妻山がくっきり見える。が雪がやはり少ない。樹氷は発達しておらず、登っていると頭の上から雪の塊が落ちてくる。暖冬の影響がここでも出ていた。

 

ほとんど苦労することなく、西大巓の山頂着。20名ほどが休んだり準備をしている。西吾妻へ取りついているグループも見える。雪崩の心配はなさそうなので、東斜面を一本滑ってから戻ることにして、その前に昼休憩。出発準備をしていると、風が出てきて、雪が舞い始めた。天気が荒れそうなので、東斜面はパスすることにして、登ってきた南斜面を第4Qリフトへ向かって滑ることにした。その時、熊トレメンバーのSさんが突然現れた。西吾妻山をピストンしてきたとのこと。世の中は狭い。一緒に写真を撮って先に出発された。

 

我々も少し遅れて、滑降開始。途中で追い越し、西寄りにコースを取る。こちらのほうが樹間が広く、ノートレースのところが滑れるので選択。案の定快適にツリーランを楽しむ。森の中はパウダーが温存され快適な滑りができた。楽しい時間はあっという間に終わる。ゲレンデの端の柔らかいところを流して終了。宿に向かう途中コンビニで買い出し。桧原湖は去年は氷の上にワカサギ釣りのカラフルなテントがいっぱいあったが、今年は凍っていない寒々とした湖でした。宿に着いて早速温泉ということだったが、外の温泉引湯管がやられてしまったようで、ぬるいお湯しか出ないとのことだったが、やっぱり温泉に入りたいので、入ってみることに。ちょうど人肌くらいの湯温。入っているだけならいいが寒くて出られない。こんな時もあるだろうとあきらめ。夕食は豪華で食べきれませんでした。ワカサギの唐揚げを自分たちで揚げて食べるのが美味い。夜も更けたころに温泉が直ったとのことで、早速入りに行くが、今度は熱くて入れず、しばらく水でうめてから入り、温泉を夜のうちに2回ほど楽しみました。 

 

 

行動記録:2/23 宿8:00=野地温泉9:15→裏山(村越先生の木)→野地温泉10:35/12:55=行田17:00

<天候:暴風雪>

北海道付近に大きな低気圧があり、強い冬型の気圧配置なので、荒れることは予想していたが、宿の外に出てみると思った以上の荒れ模様。西大巓の行けるところまで行こうと滑る用意をして外に出たのだが、スキー場のゴンドラも動かないかもしれないので、温泉でもということになり、野地温泉に行き、裏山を一本滑ってから温泉に入ることにして移動。 

 

野地温泉ホテルの駐車場に車を停めて、裏山に登る。唸るような暴風雪だが、樹林の中はさほどでもない。。フードを被ってシールで登る。30分程で村越ツリーに到着。ビールを上げて休憩してから滑降。パウダーで気持ちがいい。短いが楽しいひと滑りでした。待ちに待った温泉。白濁硫黄の温泉らしい温泉でにんまり。この後ラーメンをすすってから帰途につきました。
二日間ともちょっと滑り足りない感じでしたが、楽しく行ってこられたので良しとしましょう。
(新井浩 記) 

 

【山スキー】栗駒山 2020/1/10-12

1.山  域:栗駒山 須川岳・大地森(宮城県)
2.登山形態:山スキー
3.目  的:厳冬期の栗駒山登頂と山スキーを楽しむ
4.日  程:2020年1月10日(金)~12日(日)
5.行動:
1/10 熊谷=ハイルザーム栗駒
1/11ハイルザーム栗駒=世界谷地入口P→世界谷地湿原→大地森~往路を戻る
1/12ハイルザーム栗駒→イワカガミ平→中央ルート→栗駒山(須川岳)~往路を戻る
6.参 加 者: 【CL】木村、新井浩、駒崎、谷口 

アルバム

行動記録:

1月10日(金)羽生IC(9:00)→築館IC(13:00)→昼食・買い物→ハイルザーム栗駒(15:00)

6:45に自分の家を出て皆を乗せ、羽生インター近くのコンビニで飲み物を買い、出発。長い道程なので交代で運転をしていく。築館で食事処を探す。コスモスという「ボリュームが多い」にひかれそこに決め行くとボリュームが、本当にすごかった。皆2人分もあろうかという量でした。近くのスーパーでこれからの夜の晩酌のお酒を買いハイルザーム栗駒へ到着。温泉もよく(冬季で露天風呂は無く残念だったが)食事も美味しく、良い公共の宿。お土産やプールもある。運転疲れで軽くお酒を飲んで自分は就寝、ほかの人は???

 1月11日(土)ハイルザーム栗駒(7:30朝食/8:30出発)→世界谷地入口P(9:10)→世界谷地湿原(10:00)→大地森(12:30/13:30)→世界谷地入口P(15:30)→ハイルザーム栗駒(15:45)

朝食は、7:30からということで、出発は8:30。除雪が世界谷地P手前までしかされていなく車を路肩に駐車し歩く。初めてのスノーボードのスプリットということで少し緊張しながら進む。世界谷地は平らな湿原が続き周りの山々がとても美しく見える。残念なことに雪が少なく、しかたなく夏道を進んでいく。

 

大地森への登りが始まりなかなかスプリットのコツがうまくわからない。試行錯誤しながらなんとか大地森山頂へ。風もなく、山頂で昼ごはん。山頂では、東栗駒がよく見える。栗駒山頂は、ガスに隠れてみることができない。やっと待ちに待った、山スキー、雪が少なく藪が多い、藪の間をすり抜け進んでいく。滑っているとすぐに世界谷地まで下りてしまい、そこからはスノーシューで歩く。遅れないように必死で歩くがやはりスキーの機動力には勝てない。世界谷地駐車場~車までは300mぐらいだが車道を滑る。雪も雨の跡も残る雪だったが、スプリットがうまく使えず、ストレスで溜まっていた自分にはとても気持ち良かった。夜はたまたま一緒になった熊谷アルパインスキークラブの方々と交流会(飲み会)になった。

 

1月12日(日)ハイルザーム栗駒(7:30朝食/9:00)→栗駒高原駐車場9:30出発→イワカガミ平(10:30)→栗駒山(12:30/45)→イワカガミ平(13:30/14:00)→栗駒高原駐車場(14:30)→ハイルザーム栗駒(15:00/16:00出発)→国見PA(17:30/18:00)→羽生IC(22:30)

 朝、事件(部屋鍵紛失)があり出発が遅れる。そして、昨日お酒を酌み交わしたので(ごちそうになった?)アル熊の人達も、ピストンで駐車場まで送っていく。アル熊の方々とイワカガミ平までは、ご一緒させていただく。やはり体力かスプリットが悪いか、アル熊の人たちがすごいのだろう、かなり遅れてしまう。汗だくになりながらイワカガミ平に到着する。アル熊の人達とはここで別れ、自分たちは栗駒の頂上を目指す。やはり、雪少なく夏道を登っていく。途中より樹氷とまではいかないが木々が美しく真っ白になっている。この辺りで急に気温も下がって上着を着て冬山の登山の恰好に戻す。上を見ると、ガスで頂上は、見えたり見えなかったりだが、見えたときはとても雄大で美しい。山頂近くの夏道の周りの木々が見えなくなったあたりから急に風が強くなってくる。風は、異常とも思えるほど強い。指も風のせいか感覚がなくなるほどだ。

 

頂上も風強く、写真を撮ったらすぐ降りる。風が強い中滑り降りる、山頂近くは、まだ雪が多く皆好きな所を滑るがすぐに雪が少なくなり夏道の細い道を滑り降りる。スノーボードは、止まりそうな斜度なので止まらないように滑り続けていく。雪が少ない中でもスキーもスノーボードも皆うまいところを滑っていき、とても楽しめた。イワカガミ平で昼食をとり、そこからは、車道を滑り降りる。昨日同様、藪もなく止まる心配もない車道は、山ではないが、スピードを上げ楽しむ。すぐに駐車場までついてしまい今回の山行はこれでお終い。

ハイルザーム栗駒へ戻り、朝の事件を解決し、温泉につかりアル熊の方々に別れを告げ、帰りは工事中の国見PAで夕飯をとり、黒磯で休憩し、帰路についた。

2泊3日の行程程だったが時間もゆっくり取れて良かった。雪が少ない中だがスプリットの問題も課題も解り、とても良い山行になった。

(谷口記)