山行記録

甲信越 >> 記事詳細

2017/07/13

【無雪期PH】 塩見岳、蝙蝠岳

Tweet ThisSend to Facebook | by jin
鳥倉林道から塩見岳、蝙蝠岳往復
 
   

山 域: 南アルプス 塩見岳、蝙蝠岳

日 程: 2017年710日(月)ー12日(水)

参加者: CL高橋(仁),相澤


1
日目:710(月)晴/曇り

熊谷2:00→鳥倉林道ゲート駐車場6:40/7:00→鳥倉杜登山口7:40→三伏峠10:30→本谷山頂上11:50/12:25→塩見小屋14:15

 

 日々目まぐるしく変わる天候に、やきもきしていたが、天候が上向くとの予報で決行。熊谷を未明の2時に出発。鳥倉林道を走行しているとゲートがかかり車両進入禁止となる。その近くの駐車場に車を止め、林道を歩く。林道は舗装されているが、かなりの落石が散乱している。一時間足らずで大きな広場に到着すると、雲に隠れていた太陽が顔をだす。まずは安堵、この天候が続いてくれればと祈りながら、登山口に向かう。登山道の周辺一帯はシダに覆われカラマツ林であるが、なんとなく鬱蒼とした感じ。鳥がかしましく囀っている。その声を聞きながら、やや急登な道を進む。道は次第に荒れ、岩がむきだした道となる。この不安定な大気の状態にもかかわらず、ここ最近、雨が降らなかったのか、幸いにも道は乾燥しており靴が岩にかかり歩きやすい。やがて丸太で作られた梯子のような橋が現れる。連続して道にかかっている。どれも今にも壊れそうなので慎重に渡る。途中に水場があり、この清水で喉を潤す。
 まもなく三伏峠に到着する。この峠は日本で一番高いと言われる峠であるとのこと。ここで一服し、三伏山へ向かう。この頂上は、360度展望が開け中央アルプスの山々が望める。この山を越えると登山道の傍ら一面に黄色の菫が咲き誇り、今、春を迎えているといった様子。他にも白や黄色の花をつけた山野草が陽を浴び嬉々と咲いていた。こんな様子を楽しみながら進むと本谷山へ到着する。山頂はハイマツに囲まれ、前方にどっしりと構えた塩見岳を望む。ここで昼食をとり、本谷山を越えるとコメヅカとダケカンバの樹林帯に入る。この二つの木がせめぎあって生え、あちこちに枯れ木が目立つ。縞枯れ現象のような感じである。この樹林帯を通りぬけるとハイマツ帯の道となり、塩見小屋に到着。背後に天狗岩その奥に塩見岳が聳えたっている。(相澤)
     

 

2日目:7月11日(火)晴れ 

塩見小屋5:30→塩見岳6:30/6:55→北俣岳分岐7:15?2768ピーク8:15/8:30→蝙蝠岳9:50/10:30→塩見岳13:25→塩見小屋14:30

 

5時食事5時30分出発。今日も天気は良い。今日は塩見岳とその先の蝙蝠岳を往復する。ハイマツの尾根から天狗岩を巻いてガレた岩場を登りきると塩見岳西峰に到着し、正面に富士山が現われた。振り返れば西から、空木岳と木曽駒、その奥に御岳山、左に乗鞍岳、穂高連峰、槍ヶ岳が望める。北には仙丈ケ岳、甲斐駒ヶ岳、北岳、間ノ岳、農鳥岳。そして富士山の南に白峰南陵の笊が岳の双耳峰が、そして圧巻は大きくどっしりと悪沢岳(荒川東岳)、中岳、前岳が連なり、さらに三伏峠への稜線が延びている。まさに360度の大パノラマ展望台だ。素晴らしい眺望をいつまでも楽しんでいたいが、まだ先がある。
 東峰から仙塩尾根を分けて、北俣岳やいくつものピークのある長い尾根が、緩くカーブしてその先に蝙蝠岳がある。左の富士山と並んで、緩やかでピラミダルな山容の蝙蝠岳は大きく見事だ。
痩せ尾根や、だらっと広がった尾根をアップダウンを繰り返して進む。キバナシャクナゲ(ゴシキシャクナゲ)やイチゲ、キンポウゲ、キンバイ、イワカガミ、ミツバオウレン、イワベンケイなどが楽しい。前に荒川三山、後ろに塩見岳を眺めながら進み、ハイマツに覆われた道を上り詰めて蝙蝠岳山頂に到着。
  誰もいない山頂を占領して、荒川三山の抜群の眺望を楽しんで、帰ることにする。塩見岳に戻ったころにガスが出てきた。「塩見岳で百名山を達成した」という人が山頂に一人。小屋までの間に三人とすれ違った。いずれも鳥倉登山口から来たようだが、あの素晴らしい眺望が見られないとは気の毒なことだ。塩見小屋に戻り「百名山98座登頂祝い」のお酒を頂く。結構長く感じた一日だった。(高橋仁)

   
 
 

3日目:712日(水)曇り/晴 

塩見小屋5:30→本谷山頂上7:00→三伏峠8:20→鳥倉登山口10:30→鳥倉林道ゲート駐車場11:10

 

朝、目覚めると雨は止んでおり、木々も濡れておらず、昨夜はあまり降らなかったのではないか。今日は天候が崩れる覚悟で出発する。午後から崩れる予報なので予定の12時までには下山したい。昨日の登山でかなり体を消耗したので体調に少し不安を持っていたが小屋からの道はなだらかな道で歩きやすく、快調なテンポで降りる。徐々に空が明るくなり薄日が差さす天気模様となる。このまま天気は持つのではないかと心も軽くなる。甲斐駒ケ岳は左に見ながら下り、本谷山頂を目指し登り返す。汗が滲み出るが、爽やかな風が吹き抜け心地良い。
  
 本谷山を越え、三伏山を通過、ここ周辺は展望が開けるが眺望は霞んで悪い。中央アルプスは雲がかかり山容は見えない。三伏峠で小休止、ここから道が悪くなり勾配が急になる。徐々に足に疲れを感じ、つま先が痛くなる。水場に到着する。多く飲んだつもりはなかったが、すでに500mlペットの水をあけていた。この容器に水を補給。
 下るにつれ足が重くなる。天候はどんどん良くなり、陽射しが強くなる。もう雨の降る気配はない。やがて丸太作りの梯子が連続してかかる道となる。この梯子をバランスとりながら下りるが、足の疲れも追い打ちをかけ,フラフラしながら渡る。枯れ木の樹林帯を通過するころは陽の光が燦々と射し込んでくる。下界はかなり暑いのではないか。カラマツ林に入ると春ゼミであろうか、蝉の鳴き声が響く。木々の隙間からアスファルトの道が見えてきた。林道はもう間近だ。
 登山口を出ると陽が強烈に顔を射し痛い感じ。林道はアスファルトなので陽の跳ね返りがあり、重い足取りとなる。駐車場が対岸に見えてくるが、まだまだ道のりはある。やっとの思いで到着。帰り途中で大鹿村の温泉に浸り疲れを癒し、家路へ。お疲れ様でした。今回の登山は天候に恵まれたことに感謝・感謝。(相澤)

 



15:52 | 投票する | 投票数(1) | コメント(0)