山スキー記録    熊谷トレッキング同人

浅草岳ムジナ沢滑降

山域山名:浅草岳(新潟県)
期  日:2006年4月27日(木)
参 加 者:宮田、木下(計2名)
行動記録:北本(3:00)=小出IC=浅草山荘500m(6:00/6:40)→ムジナ沢下降点640m
(7:10)→900m(7:50/8:00)→1270m(9:00/9:15)→カヘヨノボッチ1484m
(9:45/10:10)〜ムジナ沢下降点640m(10:35)〜浅草山荘500m(10:45)

(天候:くもり時々小雨、1200mから上部は小雪)
 先々週に悪天のため延期した白毛門ウツボギ沢を滑る予定であったが、また今回も雨の予報。仕方なく低気圧から遠い浅草岳ムジナ沢に変更し、まだ朝早い高速を走る。関越トンネルを抜けると、まだ魚沼の田圃は数十pの残雪に覆われていた。小出で高速を降りて車がほとんど走っていない国道で入広瀬を抜けると、守門岳と浅草岳の懐の五味沢だ。浅草山荘前も軽く1mを超える残雪が残っていた。

 曇天の空のなか、山荘前の池の畔からムジナ沢を目指す。支尾根を3,4本ほどトラバース気味に乗越すとムジナ沢が見えた。640mでムジナ沢に立つ。下降点周辺は所々沢の流れが口を開けていて、斜面の雪も不安定な箇所があった。あと数日もすればこのルートは通れなくなり、50mほど上部から下降することになるであろう。

 雲が次第に厚くなり小雨が落ちてきた。雨具を着るほどでもないが、少々気分も暗くなった。ムジナ沢の登りは、登行支柱を使わないほどの緩やかな傾斜だ。1100m地点の滝は上半分くらいが見えていた。滝を右から高巻き、雨から雪に変わったムジナ沢をさらに詰めていく。前岳に突き上げる左俣と北岳方面の右俣との分岐は、雪の広場のようにひらけていた。左俣の右岸側を登り、1270m付近からカヘヨノボッチから落ちる支尾根の急登に取り付く。斜度は35度くらいはあるだろうか、ムジナ沢一番の好斜面である。

 登るにつれてガスが濃くなり、視界が効かなくなってきた。急登を一気に登り切ると、カヘヨノボッチの肩に出た。左側の雪庇に注意しながら登ると、三角点があるカヘヨノボッチ1484mだ。山スキーガイドの写真にあるカヘヨノボッチの大雪庇を見下ろす。尾根には亀裂が入っていて、近づくと崩落しそうである。ここで山頂を目指すか相談する。この視界では展望は望めず寒気が入る前に下山しようと決め、滑降体制に入る。

 肩まで狭い尾根を滑り、ここからが期待の大斜面だ。大きな急斜面1枚バーンで、滑るにつれて視界も良くなってきた。滑った斜面を見上げて、やっと2人とも気分も取り直してきた。滝を左斜面の斜滑降でクリアし、あとは沢底をひたすら直滑降で滑る。アッという間に下降点だ。あとは斜面をトラバースして、ひとけのない浅草山荘に到着した。午前の一番風呂にゆっくりと浸かり、旧広神村にある小松屋の美味しい蕎麦を食べて帰路に着いた。 (宮田記)