山スキー記録    熊谷トレッキング同人

‘藪とパウダー’(その2) & モナカ雪
白馬乗鞍岳・天狗原山スキー
山域山名:白馬乗鞍岳山系・鵯峰、天狗原(長野県)
期  日:2006年12月23日(土)
参 加 者:CL宮田 SL木下 井上(計3名)

行動記録:栂池スキー場ゴンドラ駅(10:20)→鵯峰西方1930mピーク(11:30/11:55)〜
 北面1820m(12:15/12:50)→鵯峰鞍部(12:15)→天狗原下2060m(13:50/14:00)→
 天狗原南端2100m(14:35/14:55)〜成城小屋(15:30)〜スキー場(15:35)

(天候:晴れのち時々小雪)

 もうクリスマスだというのに栂池スキー場で滑れるのは最上部のゲレンデのみ、積雪は50pほどしかない。地球温暖化なのか、1年おきの頻度で年末までまとまった雪が降らなくなった気がする。今日は弱い冬型の気圧配置であるが上空は快晴、白馬岳主稜線は雲が覆っていた。

 シールを付けてゴンドラ駅を出発。遅い歩き始めであるが、寡雪の山には山スキーヤーも少なく、先行者は4,5名ほどしかいないようだ。早大小屋前を通過し、次のヘヤピンからトレースを外れて、鵯峰北面のパウダーねらいで西側の鞍部を目指す。樹林帯の中は思いのほか粉雪、もしかしたら北面はパウダー?の期待が膨らみ、急登もいきおい登っていく。鞍部から下方を覗き込むと、鵯峰北面は適度な傾斜のいい斜面が拡がっていた。

 さあ、行きましょう。陽が当たらない北面の雪は真冬を思わせるパウダー!でしたが、雪面を覆おう藪と枝がラインを遮り、2,3ターンがやっと。沢も割れだしたので100m下って諦める。昼食を食べながら午後の作戦会議。この先の斜面を目指すにも小沢を乗っ越すのが一苦労のため、鵯峰鞍部から天狗原を目指すことにする。登り返すのもブッシュとひたすら格闘で、天狗原ははるか遠い。強風抜ける斜面を回り込むと、天狗原南端に着いた。

 この下には無木立の斜面が拡がり、足下の雪質もまずまず。今シーズン初のパウダー滑降かと期待をこめて、斜面に飛び込む。…が2,3ターン後すぐに、ウィンドクラスト、モナカとめまぐるしく雪質が変わり、体がついていけない。標高を下げると、ターンも難しいほどの厚いモナカが待ち受けていた。苦痛の林間滑降に耐えて、やっと林道が見えホッと一息。あとはクルージングでスキー場に滑り込む。腿筋に力を入れなくてもスキーが自由に回るあまりの違いに驚き、ゴンドラで下山するゲレンデスキーヤーの長蛇の列に我々3人も呑み込まれていった。                     (宮田記)