山スキー記録    熊谷トレッキング同人

磐梯山頂から桂沢源頭の急斜面を舞う!!
アルバム

山域山名:磐梯山(福島県)
期  日:2008年3月16日(日)
参 加 者:CL宮田 SL木下 浅見(計3名)

行動記録:北本(5:00)=猪苗代ミネロスキー場(9:00)=スキー場TOP1260m(9:35)→
 赤植山1430m(10:00)→沼の平(10:30)→火口壁縁(10:50)→弘法清水小屋西→
 磐梯山1818m(12:15/13:00)〜1434南東尾根〜桂沢源頭〜1200m→
 猪苗代中央スキー場TOP1260m(15:05)〜ミネロスキー場ベース(16:00)=北本(20:00)

 3月も中旬となると暖かい日が増えて、前日は杉花粉の大量飛散があってクシャミ鼻水が止まらずどうしようかと思ったが、東北のしかも雪山に登るのだから花粉は少ないだろうと期待しつつ早朝北本に向かった。スキー場ベースでは花粉を感じていたもののシールをつけて登り始めてからはほとんど気にならなくなったのでありがたかった。

 ミネロスキー場は駐車場への誘導からスタッフの接客態度などとてもていねいで印象がよい。リフトを2本乗り継いでゲレンデトップにつくと下のスタッフから連絡を受けていたのだろうパトロールの人が小屋から出てきて計画書を受け取ってくれた。山での安全は自己責任で守るという原則を確認すれば後は笑顔で見送ってくれる。こんな登山者とスキー場の良好な関係がどこのスキー場でも築けたらいいと思う。そのためには登山者の側も努力しなければならないと思う。たとえば、オグナ武尊スキー場で群馬ローカルの人たちがやっているように下山時にリフト下を横切らないような看板の設置など、一般のスキーヤーやボーダーをコース外に誘い込まないような努力が必要だと思う。


 ミネロスキー場TOPから赤植山(あかはにやま)へ疎らな広葉樹の急斜面を登る。暖かくヤッケを脱いで登った。赤植山山頂はまさに磐梯山の凛とそそり立つ姿の展望台である。朝日を受ける東面の岩壁の絶好の撮影ポイントだろう。風が強い。沼の平までの約50mはシールをつけたまま下る。一部やせていて雪もついていない所でスキーをはずした。沼の平は風もなくテントを張って素晴らしい景色のなかで泊まれたら最高の場所でしょう。夏道沿いに火口壁まで登ると裏磐梯の檜原湖が見えた。南側の猪苗代湖がおだやかに湖面を見せているのに対して、北側の桧原湖は凍結している。標高の差もあるのだろう。後で調べたら猪苗代湖の515mに対して桧原湖は820mだった。


 雪はついているものの火山特有のごつごつした斜面を登っていく、登りやすいところを選んで標高を上げていく、途中で左側に弘法清水小屋が見えたので西側の夏道沿いに登ったことになる。頂上まで後わずかな所でアイゼンをつけスキーを背負って山頂に着いた。山頂からは360°の大展望。安達太良、吾妻、飯豊連峰と会津の山々。南側には猪苗代湖と白い水田が広がる。登山者で賑わう山頂の誰もが満足そうな笑顔だった。

 シールをはずし、ヘルメットをかぶり滑る準備を整える。ここから南面に下るのはわれわれ3人だけである。いきなりの急斜面に緊張するが、滑り出してみると雪は適度に締まり滑りやすい。南東尾根をはずさないように約100m下って1800mから左側の谷に入る。ここから気持ちのよい急斜面が400m続き3人とも大満足だった。左から沢が合流する1200m地点から左側の尾根にトラーバスで乗りあがればゲレンデに戻れるつもりでいたが、急斜面の上に木が密生していて無理なのでシールをつけて約50mの登り返しとなった。急斜面と藪こぎに30分悪戦苦闘してやっとスキー場TOPにたどりついた。

 2月に雄国山に行ったときに猪苗代から見た磐梯山の勇姿が印象に残り、いつか登りたいと思っていたが、良い仲間に恵まれて1ヶ月後に登頂ができ、さらに期待以上の大斜面を滑れて、とてもうれしく思っている。  (浅見記)