'99 山スキーの記録

西吾妻山
 1/14〜15  参加者 村越、宮田、青木、松本、大野
「体力養成ラッセル山行」
(文 青木理)
 米沢でも20年ぶりのドカ雪が降ったあとで、福島からの国道は完全に圧雲状態。天元台スキー場のリフトの終点から登りだすと、どうも雪が重い。翌日は冬型になるという宮田予報官の話だったので、藤十郎から大平コースを下る日帰りの日程に変更した。日本海からの湿った新雪のせいで、下りもぜんぜん滑ることができず、ひたすら交代でラッセルしながら下りる。そのため時間もかかり、最後はヘッドランプ行動となる。滑りが苦手で、体力に自信のある人にはピッタリの、高校の合宿のような山行であった。
※宿泊 小野川温泉山川旅館1泊1万円(朝食付き)

雨館山山スキー 2/11〜13 参加者 宮田、青木、須藤
(文 青木理)
 2月11日(木)、熊谷を午前4時、パジェロで出発する。途中休憩をとりながら、予定通り9時頃、小谷温泉付近に到着する。車道分岐付近まで車で登り、9時40分、パジェロとしばしのお別れ。小雪の降るなか、なだらかな登りの車道を大海川に沿って、重い深雪をラッセルしながら進む。ワセ沢の手前で尾根に入り、1485mの山頂を目指し、1380mまで登った所で昼食をとる、40分ぐらい時間をつぶした後、シールをはずし、少し重い雪にてこずりながらも、深雪を楽しみながら滑り降りる。途中からは、登りの時につけたラッセルに沿って下ったが、スキーが滑らず、半分は歩きながら無事パジェロと再会する。山田温泉まで直行し、後はゆっくり温泉気分にひたる。
 2月12日(金)、寒波到来の予報が出ていたため、白馬山麓のスキー場で、一日ゲレンデスキーを楽しむ。

燧岳山スキー山行  (文 須藤) 
参加者 宮田(CL) 青木(SL) 須藤(会計) 南雲(装備)  須藤健(医療) 松本(食料)
1999年 
320() 雨 ()

0400 熊谷市役所集合、宮田パジェロと青木レガシィに分乗して出発。昨日までは春の陽気だったが、今朝から冬に逆戻りした寒さ。低気圧の通過により平地では小雨が降り、福島県にはいる頃には完全に雪に変わった。

0830 桧枝岐到着。酒屋の自販機でビールを補給。ここで明日の宿を予約しておく。公共浴場から近いところを探し、見晴館に決める。ここから先は積雪1m、車道だけ除雪してある。

0845 七入到着。除雪はここまで。橋の上に車を停めてスキーの準備。他に、スノーモービルを楽しみに来たらしい車が2台止まっている。

0945 歩行開始。標高1070m。小雪舞う林道は咋日からの新雪が積もり歩きやすい。林道のヘアピン部分を沢沿いに直登する。軽い新雪の下の古い雪はがりがりで、シールがききづらく登りに苦労する。トラバースでもエッジがかかりにくく足を滑らせる場面も。

1035 2つ目の車道ヘアピン部分で小体止。毎度ながら、最初の1本はしんどい。

1045 歩行百聞。もうひと登りでブナ平に出るはず。ザックを担ぐのは1.ぶりなので肩が痛い。ブナ平に出ると平坦な樹林歩きになる。視界があまり良くないので、今どこにいるのか目印がわからない。

1130 テン場到着。標高1400m。テント設営。初めて使用するアライテントの設営に少し手間取る。背が高く居住性は良いが、設営のしやすさではダンロップに劣ると思う。内張りは快適そうだが、内張りと本体の間にある20個以上のフックを止めるのはちょっとキツイ。お茶を沸かして昼食を取る。午後は大杉岳往復の予定だが、みんな寝不足のせいか、昼食後すっかりくつろぎモードに入り「午後はカレー作りをしよう」「ウイスキー開けましょうか」等々の後ろ向きの発言が主に若手から出るが、リーダーの厳しい声に渋々テントから出る。

1400 テン場の裏の沢を渡り大杉岳方面へ出発。例年なら沢はまだ完全に埋まっていると言うが、沢は割れていて3分の1ほどがスノーブリッジになっている状態。雪が本格的に降ってきた。春のべた雪ではなく、さらさらの雪だ。尾根に取り付いて斜面がきつくなるとやはりさらさらの新雪に悩まされる。しかし、滑るのは楽しそうな雪だ。下りの滑降を楽しみにしながら苦労して登る。

1450 小1時間歩いて標高1600m。尾根筋は風も冷たく、今日の登りはここまで。嬉々としてシールを外す。

1500 滑降開始。ガチガチの雪の上に15cm程度のふわふわの新雪が付いている。この新雪が深すぎずに軽くてとても滑りやすい。僕は今シーズン初滑りで、昨年のゴールデンウィーク以来のスキーに少し不安があったのだが、この雪で不安も消し飛んだ。全く抵抗を感じず、曲がりたいと思っただけで曲がれてしまうので楽しくてしょうがない。自分が上手くなったような錯覚に陥る。

1530 楽しい滑りもあっという間に終わり、テン場到着。かついできたお酒を一杯やりながら晩御飯のカレー作りを楽しむ。南雲さんがお湯を足にこぼしてしまい火傷を負う。皮膚がむけているので化膿止めに抗生物質軟膏を塗ってもらう。まわりは慌てているが、本人はわりと平気そうな顔をしている。

2000 就寝。

321()曇のち雪

0500 起床。天候は曇り。雪は止んでいるようだ。朝食の餅ラーメンを食べる。松本君お薦めの「しゃぶしやぶ餅」はあっという間に食べられるようになるので便利。ラジオで情報収集。2つ玉低気圧が通過するため、今晩から明日にかけて全国的に大荒れとのこと。午前中に勝負し、昼までには撤収し、とっととずらかる作戦に決定。

0755 テン場発。車道を渡り、燧岳を目指す。薄曇でたまに陽が射す。沼山峠に向かう林道を渡り、東田代北側の谷を詰めばじめると登りがきつくなってくる。昨日と同様、固い氷状の雪の上に1520cmのさらさらの新雪。斜面の風の当るところは新雪がついていない状態。

0845 小休止。ここから先はさらに急登になりそうだ。ここで宮田・須藤・南雲はスキーアイゼンを装着。残る3人は持っていない。この差が後で大きく響くことになるのだ。

0855 沢はさらに急登になり、斜登高でトラバース気味に高度を稼ぐようになってくるとスキーアイゼン未装着組が遅れ始めた。新雪の下の固い雪に確実にエッジを食いこませないと表面の新雪はすぐに流れてしまう。スキーアイゼン装着組はさくさくと確実に登って行くが、未装着組は一歩ずつエッジを噛ませ、おそるおそる体重をかけ、時々ずるつと落ちては冷や汗をかきながら登るのだ。

0945 沢から尾根筋に登ったところで小休止。

1000 歩行再開。メラッパシ田代と東田代の間の急斜面にかかる。トラバースしながら少しづつ高度を稼ぐ。スキーアイゼンのない3人は相変わらず3歩登って2歩落ちるような登高を続け、「山を降りたら絶対にスキーアイゼンを買いに行く」と固く心に誓うのであった。朝よりも雲が厚くなり、雪が降り始める。

1035 東田代北東の急斜面の途中、標高1775mで小体止、すぐにはメラッパシ田代が見え、遠くには会津駒を望む.ここでタイムリミット。引き返すことにする。登りで散々苦しめられた新雪だが、下りでは楽しませてくれそうだ。シールを外しながらわくわくする。

1100 滑降開始。昨日同様、軽い新雪は抵抗を感じさせない。「思っただけで曲がれる」ので立木をよけて滑るのがとても楽しい。メラッパシ田代を経由してさらに下ると、少し雪が重たくなってくる。車道を渡ってブナ平に下り、平坦な樹林帯の中をクロカン気分で進めばテン場はすぐそこだ。

1200 テン場到着。缶ビールがサイコーに美味い。昼食を取/)ている我々の横をスキーのパーティーが山に入っていく。雪はさらに本格的になってきた。さっさと撤収してト山することにする。

1335 撤収終了、下山開始。上に比べると雪がだいぶ重たく感じるが、蛇行する林道をショートカットして下ると、咋日苦労した登りもあっという間だ。
1400 七人到着。スキーを脱ぎ、単に積む。
1420 七人発。桧枝岐へ。

1435 民宿見晴館到着。乾いた畳の上に座り、人心地がつく。夕食前に村営の共同浴場へ。料理おいしくお酒もサービスしてもらって6300円。ただし青木・松本君は元気な2人の男の子の遊び相手をさせられてかなり疲れた様子。

322()大雪

朝、宿で目が覚めると外は大雪。山は大荒れの様だ。

0845 見晴館出発。風が強く、地吹雪で視界が悪い。そろりそろりと慎重な運転で山を降りる。予想外に時間がかかるが、鬼怒川までの道筋で何回も追突事故現場を目撃。路面凍結で事故が多発しているようだ。あせらずゆっくり行くのが正解のようだ。今市で昼食をとり、東北道へ乗る。
1500 熊谷到着。北風が強く、かなり寒い。村越先生に帰着の電話を入れ、解散。