埼玉県熊谷市の山岳会 海外トレッキング、登山、山スキーなど幅広く活動しています。
関東
【ハイキング】鈴ヶ岳渋川ルート
初冬の赤城・鈴ヶ岳は粉雪の花盛り アルバム
山 域:群馬県渋川市:鈴ヶ岳1564.7m
期 日:2025年11月19日(水)
参 加:高橋仁 高橋武 髙橋陽 須藤
行 程:晴れ
別府沼駐車場6:30=R17バイパス=旧赤城キャンプ場=登山口8:15
➝南ルート→石碑9:20→大ダオ10:14→山頂11:00/11:40→大ダオ12:30→北ルート→登山口14:00=道の駅=ふじみ=別府沼公園16:00
かなり前から気になっていた、赤城・鈴ヶ岳の渋川ルートで歩いてみよう。前日からの寒波到来で、厳しい冷え込みと10mの強風という予報だったが、さほどの風も無く、日差しもだんだん暖かくなってきた。積もる落ち葉はうっすらと粉雪がかぶさって朝日に輝いている。落葉で埋もれた道を、赤布の目印を追って歩くうちに体も温まってきた。ふと足元を見れば、クマに破壊されて道端に落ちた看板のアクリルカバーに粉雪がまぶされて、ガラスのショーウインドゥみたいだ。
うっすらと汗ばむ頃に清滝観音の石碑分岐に着いたので、一息入れよう。見上げる鈴ヶ岳の山頂は木々が白く輝いている。霧氷かと思ったが昨夜の粉雪のデコレーションだった。沢沿いに急登を詰めて大ダオに登れば、新坂平(白樺牧場)からの登山道と交わり、山頂までの岩ルートの登りだ。ロープの付いた岩場を3か所も登れば、鍋割山、荒山、地蔵岳、黒檜山が望める岩のテラスがある。地蔵や黒檜の北稜は樹林がパウダースノーで飾られて、まるで桜の花が満開になったように綺麗だ。
あまり広くない山頂は、岩と三つの山神石碑で陣取られて、つつじの低灌木で眺望が無い。樹林越しに上越国境の谷川連峰の雪山が見えるが、山座同定はイマイチ定かでない。今日の鈴ヶ岳は我ら4人の貸し切り桟敷席なので、ゆっくりとランチを楽しんでから下山開始。落ち葉と岩と木の根に滑らない様に慎重に下ろう。
大ダオからは北ルートに下ろう。沢沿いの急坂は、霜柱と石ころの上に落ち葉と雪が乗って、歩きにくい。ここも慎重に下って、林道に出た。カラマツの落ち葉が積もった林道をテクテクと歩いて車を置いた登山口に到着。最初は寒かったが、最後は小春日和の陽だまり山行みたいな穏やかな締めくくりとなった。道の駅ふじみで土産をゲットして帰ろう。
(高橋仁)