埼玉県熊谷市の山岳会 海外トレッキング、登山、山スキーなど幅広く活動しています。
北信越
【山スキー】鍋倉山 2023/4/14
山 域:鍋倉山(新潟県飯山市温井)
日 程:2023年4月14日(金)
参 加 者:L新井浩、石川、駒崎、谷口
行動記録:道の駅川本5:00=温井7:50/8:25→西ノ沢→鍋倉山12:10/12:50→西ノ沢滑降→温井14:35
まさかのシートラ(シートラーゲン:スキーをザックに取り付けて担いで登ること)になるとは。板の重みでザックが食い込み、肩が痛い。久々の重さだ。車道を歩いていると自転車で板を担いで登っていく二人に抜かれた。登りは辛そうだが、下りは楽ちんであろう。通行止め地点から板を下ろすまで、登り時間1:15。長かった。やっとシールを付けて歩きだす。ここまで雪が少ないとは。
シール登高を始めてからはたっぷりな雪。西の沢を詰めるが、今日の計画の黒倉岳の見える範囲の斜面は、雪が少なさそうで、ツリーホール(木の根元の雪解けした穴)が大きい。黒倉山をあきらめ、鍋倉山の斜面に取りつく。堅めのザラメ雪の為登りやすいが、斜面を登るためクトーを付ける。体力の落ちた体には、なかなかの登りだ。やっとのことで鍋倉山の稜線に登り上げる。もうちょっとで山頂と言い聞かせて頑張り、山頂到着。
黄砂の影響だろうか、白くかすんで周りの景色は見えない。地元の人に写真を撮ってもらい話をする。今日の雪の量は去年のGW明けと同じぐらいだそうで、雪解けが早いようだ。昼食を済ませ、待ちに待った滑降へ。登って来た尾根を途中まで滑り、西の沢に滑り込む予定。ザラメでなかなか滑りやすい。藪もまだほとんど出ていないので、快適滑降。西の沢に滑り込む地点からは、急な斜面になるがとてもいい感じで滑れる。下流へ斜滑降気味で滑り降りる。
美味しい楽しい時間はあっという間で、ブナ林を抜けて平原に出てしまった。すぐ下の車道では除雪車が稼働している。藪に少し手こずったが、シール歩行を始めた地点に無事到着。1時間ほどシートラで歩き、フキノトウを取りながら、無事駐車地点に返ってきた。雪のない温井地区は初めて見たが、待ちに待った春なのであろう、桜と水仙が咲いていた。
(新井浩 記)