1. 【縦走】初夏の北海道 花旅 2021/7/3-11

投稿日時: 2021/07/18 araiguma

山  域:北海道 夕張岳、西別岳、阿寒岳、羅臼岳、斜里岳、藻琴山
登山形態:無雪期テント、避難小屋泊縦走
日  程:2021年7月3日(土)~7/11日(日)

参 加 者:新井浩、駒崎

北海道の花旅は今年で3回目。いずれも天気が安定している7月初旬の花が一番多い時期を狙って。1回目は暑寒別岳、大雪山縦走、2回目は、日高山脈 幌尻岳~ヒパイロ岳縦走、アポイ岳、羊蹄山。そして今回は、夕張岳、石狩岳、阿寒岳、羅臼縦走と欲張りな計画をしました。

アルバム

行動記録:
7/3(土)移動日
羽田11:00=千歳空港12:35 SKY711=夕張岳登山口15:20→夕張岳ヒュッテ泊16:35
レンタカー移動距離82km
 

<天候:雨/晴れ>
予定の飛行機に乗り一路北海道へ。羽田は雨であったが、千歳は晴れている。ガス缶を4缶買い、レンタカーを借りて2時間ほど離れている夕張岳ヒュッテを目指す。すぐに高速道路に乗り、夕張ICで降りて夕張の町中を通り、シューパロ湖に掛かる橋を渡り林道に入る。未舗装の林道だ。夕張岳からの帰りの車であろう、すれ違いに時間を要する。林道を40ほど走りゲートの前の広場に駐車する。遅い時間のため、下山したのであろう、停まっている車は数台であった。テントや余分なものは車において、夕張岳ヒュッテに向かう。15分ほどで着いた。受付をして説明を受ける。なんと風呂に入れるそうである。今日の宿泊は我々だけで、拍子抜け。外にテント泊が1組のみ。日帰り登山が主流のようである。外のテーブルで、管理者のユウパリコザクラの会の方たちと夕食。いろいろ話をする。夕食後、風呂に入る。なんと五右衛門風呂。外で薪を燃やしている。きれいに管理されている小屋で、皆さんの手作りだとか。

 

7/4(日)夕張岳
夕張岳ヒュッテ4:55→冷水コース→展望台7:00→夕張岳9:55/10:55→馬の背コース分岐13:15→夕張岳ヒュッテ14:10/14:45=道の駅かみしほろ泊21:30
レンタカー移動距離183km/累計265km

 

<天候:晴れ>
4時起床、小屋の中のテーブルで昨日購入したコンビニ食で朝食し、最小の装備で5時前に出発。冷水コースを登り始める。ガスで真っ白だが、明るい空だ。ダケカンバの森を進み、馬の背コースと合流し快調に高度を稼ぐ。シラネアオイの群生地では、最盛期は過ぎているがかなり広範囲に株が見られる。ウコンウツギが登山道に沿って満開だ。右手の前岳を巻きながら登山道は延びている。

 

山道は前半が急登で後半は緩く、湿原も見られる。木道が出て来て、花も一杯だ。ミゾホウズキ、シラネアオイ、エゾノリュウキンカ、ツバメオモトなど。雪渓が残っているところでは、ミズバショウ、ミツガシワ。シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、チングルマなど。広範囲に広がるシロウマアサツキの群生も見られた。風衝地にはユウバリソウがすでに最終盤で最上部に白い花が残っている。ユキバヒゴダイとミヤマアズマギク、エゾタカネツメクサ、チシマキンレイカも混生している。ユウバリソウの名残が見られてよかった。山頂手前には社があり、鳥居もある。

 

ミヤマダイコンソウ、ミヤマオグルマが咲く山頂は狭く、多くの人が休んでいる。歩いて来たルートを見ると、前岳からは高原のような地形になっていることがわかる。花はこの地形に集中してあった。天気もいいのでゆっくり昼食をとる。下りは、雪渓のところで、ユウパリコザクラをもう一度確認する。良く眺めてみると、ピンクの花が咲いているのが何か所かわかってくる。カメラで望遠で取るがやはり小さい。小屋の管理人が双眼鏡を持って来た?と聞いたのはこのことかと思われる。ここ以外はサクサクと歩き、2時間ちょっとで夕張岳ヒュッテに戻ってきた。荷物をまとめ、お世話になった管理人の人にあいさつをしてヒュッテを後にする。林道を走り、国道を約3時間快適に走行し、暗くなった上士幌の街の中で豚丼の夕食。その後「道の駅かみしほろ」にて泊。天気予報を見ると、明日明後日と天気が崩れる。石狩岳は山中テント泊なので、予定を変更して明日は観光の一日とすることにする。

 

7/5(月)観光の日
道の駅かみしほろ6:10=オンネトー8:00=アイヌコタン=オンネトー国設野営場12:20=野中温泉=野営場泊
レンタカー移動距離134km/累計399km

  

今日は雨予報なので、阿寒湖の観光とすることにした。オンネトーを見学して、阿寒湖へ移動。アイヌコタンの中の木彫りの店を4件ほどみる。今日は平日なので観光客はほとんど見かけない。店の中も静か。いつもは店の中で木彫りの実演をしているのであろう、彫刻刀やら掘り掛けのものがある。ゆっくり見て回り、店の人に色々聞いてみる。店の特徴が出ているところもあるが、そうでなくお土産だけを扱っている店などいろいろ。その後オンネトーの国設野営場に移動してテント設営する。温泉に浸かりに雌阿寒温泉の野中温泉に行く。白濁硫黄の最高の温泉。田中陽希のサイン色紙、1カ月前に書かれた掛かれたものがあった。野営場に戻り、オンネトーを散策。緑色の湖面がきれいだ。明日は、あちこちからもらったパンフレットから、西別岳という山に登ることにする。摩周湖の東側にあり、標高799.5mで花の名山となっている。

 

7/6(火)西別岳
オンネトー国設野営場6:40=西別岳登山口9:00→西別岳11:40/12:30→登山口14:00=雌阿寒温泉泊16:45
レンタカー移動距離177km/累計576km

 

朝食後テント撤収して、摩周湖を目指して車を走らせる。北海道の国道はほとんどが60km/hとなっており信号もほとんどなく、快適に飛ばせる。峠道を走っていて鹿に何回か遭遇する。鹿注意の看板が多いのもうなずける。地図とにらめっこで車を走らせ、未舗装の林道を30分以上走り、西別岳登山口に着く。そこには立派な避難小屋「西別小屋」が立っており、シーズン中は混むのであろうか。小雨まじりの平日の朝なので、誰もいない。掲示板の地図によると、山頂まで1:30で、途中に第1~3までのお花畑とあるので、期待しよう。

 

最初は唐松の林をゆるゆる登っていくが、いきなりの急登が始まる。がまん坂と名付けられている。スキー場のような感じの笹原の急登。ガスで周りは全く見えない。急登が終わり、いい感じの白樺林になり、そこを抜けると草原の第1お花畑。ヨツバシオガマやフウロがポツポツとみられる。その先の第2お花畑も同じような感じだが、エゾツツジが見られるようになってきた。段々エゾツツジが増えて来ていい感じ。途中のリスケ山の山頂にはエゾツツジとマルバシモツケが一杯咲いている。先に進むと尾根が幅広く、草原状に続いており、エゾツツジ、ヨツバシオガマ、アヤメ、オダマキ、チシマフウロなどがたくさん咲いている。第3お花畑、ごくらく平と続き、やがて山頂に到着。ガスって真っ白で摩周湖は残念ながら見えない。

 

いつの間にが小雨は止んでいるが、風が強くなってきた。山頂直下で風の弱いところで昼休憩。休憩中に単独登山者と話をする。摩周岳から来たが、そんなに花はなかったとのこと。摩周湖第1展望台から摩周岳の間は、整備があまりされていなくて、摩周岳~西別岳は良く整備されているとのこと。地元の標茶山岳会が整備しているらしい。西別岳はきれいに整備されていました。晴れて展望が良ければ気持ちのいい稜線とお花畑でよい山だとお思います。来た道を戻り、雌阿寒温泉の野中温泉の白濁硫黄の温泉を堪能。露天風呂のすぐ近くまでエゾシカの群れが来ていました。

 

7/7(水)雌阿寒岳、阿寒富士
雌阿寒温泉6:00→雌阿寒岳8:50→阿寒富士10:25/11:00→オンネトー13:10→雌阿寒温泉泊14:20

<天候:曇り/ガス>
宿からすぐそばが雌阿寒岳の登山口だ。入山名簿に記入して出発。活火山なので注意書きがある。火山活動に異常があった場合はサイレンで知らせるそうだ。すぐに1合目の表示が出てきた。アカエゾマツの純林を進むと両脇にはコケモモの白、淡いピンクのかわいい花が咲き、イソツツジも満開に咲いている。3合目を過ぎる頃からハイマツが出て来て、メアカンキンバイの黄色の花が出てきた。4合目になるとハイマツだけになり、露岩地帯には、メアカンフスマも一杯咲いている。岩陰にはイワブクロも。

 

7合目辺りからはガスの中に入り、景色が見えなくなる。砂礫地にはメアカンキンバイとメアカンフスマの株は小さくなり、あちこちにたくさん咲いている。9合目で火口の縁に乗り、急に風が強くなった。ガスで濡れ寒いので、雨具の上着だけ着る。残念ながら火口は見えない。火口の縁を歩いてる実感がないまま雌阿寒岳の山頂に着く。写真だけ撮り阿寒富士に向かう。砂礫の登山道を下っていると、ピンクの花が見える。コマクサだ。ここで見られるとは思わなかった。広範囲にたくさん咲いている。雌阿寒岳と阿寒富士のコルでは風が収まり、阿寒富士の登りに入る。ジグザクの登山道をザクザクと登る。崩れやすい斜面だが、メアカンフスマやメアカンキンバイ、コマクサがへばりついている。

 

阿寒富士の山頂も視界はないが、ガスも薄れ風も収まってので、昼休憩とする。火口らしきものも見えるようになる。辺りには登って来た時と同じ花が点々と咲いている。火山の雄姿を見られなくて残念だが、花の時期に来られたので良しとしよう。コルまで戻り、オンネトー方面へ下山する。ザレた登山道をもくもくと歩き、やがてアカエゾマツ林となり、オンネトー野営場に着く。昨晩泊まったところだ。オンネトーを巻きながら雌阿寒温泉への道を進む。シャクナゲが満開だ。1時間ほどで雌阿寒温泉に到着。ゆっくり白濁硫黄の温泉に浸かる。

 

 

7/8(木)斜里岳
雌阿寒温泉4:50=斜里岳登山口7:25/7:40→下二股8:40→上二股10:20→斜里岳11:30/11:50→上二股12:30→熊見峠13:15→下二股14:00→登山口14:50=羅臼岳登山口 木下小屋泊17:30
レンタカー移動距離194km/累計770km

 

<曇り/ガス>

4時起床し、宿を後にして斜里岳登山口へ約2時間のドライブ。満開のジャガイモ畑の向こうに斜里岳が見えてくる。なかなかいい景色だ。斜里岳登山口には清岳荘がある。コンクリート製の立派な山小屋だ。登山者名簿に記入し、登山計画書を投函。最初は林道歩きだ。やがて沢沿いを渡渉を繰り返し、沢を行ったり来たり、沢を登ったりと、沢歩きのような登山道で、なかなか楽しい。下二股で旧道へ向かう。滝が次から次へと出てくるが、川床をそのまま登高する。水量が少なく、トラクションが良く効き不安はない。上二股で新道を合わせ、水量が少なくなった沢床が登山道になる。両側にはウコンウツギ、チシマヒョウタンボクが見事に咲き、岩肌にはミヤマダイコンソウ、シナノキンバイ(チシマノキンバイソウ)などが咲いている。稜線まで沢を詰めて歩き、稜線上のコルにで出た。稜線上には、ヨツバシオガマ、ミヤマオグルマ、ゼンテイカ(ニッコウキスゲ)などが咲いている。斜里岳の山頂は誰もおらず、残念ながらガスの中で展望無し。

 

昼休憩し、下山する。チングルマやミヤマダイコンソウも多い。上二股で新道へ入り、熊見峠へ向かう。途中でオホーツク海と斜里の海岸線が見え感激する。熊見峠へ延びる尾根道が眼下に繋がっている。リンネソウが足元に咲いていた。下二股で旧道と合流し、楽しい沢床歩きをして、登山口へ到着。これから羅臼岳の登山口の木下小屋まで約2時間のドライブ。ジャガイモ畑の中を走り、斜里の街からはオホーツクの海岸線をウトロまで走る。山道を走っていると、前方に親子熊が見えた。これが今回唯一の熊との接近でした。木下小屋では管理人さんと同い年だということがわかり、翌日まで、いろいろ話が出来ました。この小屋には源泉かけ流しの露天風呂があり、大変雰囲気のいい小屋でした。

 

7/9(金)羅臼岳
木下小屋5:15→弥三吉水7:00→羅臼平10:10→羅臼岳11:30/12:10→羅臼平13:10→二ツ池キャンプ地泊17:15

 

<天候:晴れ>
4時前に起床、小屋の外のテーブルで朝食をとる。気温は17℃。5:15に元気で帰ってくるんだよと、管理人に見送りを受けて出発。もくもくと歩き、大沢入口に3時間半ほどで到着。例年であれば雪渓が残っているところだそうだが、今年は全くない。その代わりにエゾコザクラが見渡す限り咲いている。これほどすごいとは。イワヒゲ、エゾツツジ、チングルマなどと混生して咲いている。いつまでたっても足が進まない。チシマクモマグサもたくさん咲いている。いつまでも居たいがそうはいかないので、先に進み、すぐに羅臼平に着く。

 

三ツ峰がかっこよくそびえている。羅臼岳は雲の中。フードロッカーを見に行く。初めて見た。幕営地から離れたところにあり、ヒグマから食料を遠ざけることにより、接触が避けられるというもの。金属製の重いふたをレバーを引きながら開けて中を覗いてみたが、特に変わった作りではない。休憩後、羅臼岳に向かう。登り出すとガスが晴れて来て、羅臼岳の山頂が見えてきた。石清水のしたたりを口に含んで英気を養い、大きな雪渓の雪を簡易浄水器に詰めて、冷たい水を飲む。やがて岩場になりエゾノツガザクラのピンクの花があちこちに咲いている。

 

山頂が見えてきた。三人ほどが休んでいる。明日登る硫黄岳がガスで見えたり隠れたりしている。眺めを楽しみながら昼休憩。下山前に硫黄山をバックに記念写真。岩場を気をつけながら羅臼岳まで戻り、二ツ池方面へと進む。三ツ峰と隣のピークとの鞍部に登る道は、両側にウコンウツギの花が満開。ところどころにエゾノツガザクラのピンクとチングルマの白とのお花畑が広がる。後ろを振り向くと先ほど登ってきた羅臼岳がガスの合間に見え隠れする。雄大な景色だ。三ツ峰キャンプ地を過ぎサシルイ岳の脇を通り、いくつものチングルマとエゾコザクラのお花畑を抜けるとオッカバケ岳の登りに入る。途中の雪渓の雪で、冷たい水でのどを潤す(簡易浄水器使用)。ハイマツの中を登り、オッカバケ岳の鞍部に着く。ここを乗越すと二ツ池だ。硫黄岳が見えてきた。山頂部にガスが流れており、見え隠れしている。

 

少し下ると二ツ池が見えてきた。硫黄岳と二ツ池とチングルマのお花畑。いい景色だ。手前の雪渓の上で休みながらガスが流れる硫黄岳を堪能する。二ツ池湖畔には一張りのテントが見える。チングルマのお花畑が続く湖畔を歩き、本日のテント場の二ツ池キャンプ地に到着。先着者と話をしながら隣にテントを設営する。蚊が多く、蚊取り線香を車の中に置いてきたことが悔やまれる。夕食を食べた後は、食料をフードボックスに仕舞う。今日一日お花畑を堪能した一日であった。

 

7/10(土)硫黄岳
二ツ池キャンプ地5:40→知円別岳分岐7:50→硫黄山9:45→カムイワッカ湯の滝13:30=タクシー移動=木下小屋14:45=屈斜路湖温泉泊17:00
レンタカー移動距離112km/累計882km

 

<天候:晴れ>
4時前に起床し、辺りを散策。やがて南岳より朝陽が昇る。朝食後テント撤収し、予定よりも少し早く出発。二ツ池の西側を回り、ハイマツの中を南岳の尾根に乗る。目の前に硫黄山群が見えてきた。振り返ると、二ツ池とその後ろにはオッカバケ岳が雄大に広がる。オホーツク海やウトロの街も見える。やがて南岳を通過。東側には国後島の山々が雲海の上に頭を出している。尾根上の風衝地にはメアカンフスマが見られる。シレトコスミレはすでに咲き終わり。湿地帯にはエゾコザクラや咲き終わったチングルマの群生地が点在する。

 

知円別岳が遠くに見えてくると、春遅くまで雪があったのであろう雪田地帯には、チングルマとエゾコザクラのお花畑が延々と続いている。登りにかかるとウコンウツギが両側に咲き、やがてハイマツ帯となり知円別岳の尾根に乗ると目の前は荒々しい火山帯が広がり、火山砂礫地帯にはコマクサが咲いている。硫黄山に向かいいくつものピークを細尾根で超える。ザレていて足元が崩れ非常に歩きにくい。南側を見ると、雪渓が点在し、羅臼岳や斜里岳が遠くに見える。硫黄山手前のコルには、見たかったシレトコスミレが満開状態でまだ咲いていた。火山岩の間を登り、硫黄山の山頂。オホーツク海や羅臼岳、知床連山がきれいに見える。反対側は荒々しい火山しか見えない。

 

下りの砂礫地は滑るので慎重に歩を進める。硫黄沢沿いに下山をする。沢の中をもくもくと下山し、新噴火口でタクシー会社へ連絡する。ここからはオホーツク海に向かって下山。やがて硫黄山の登山口に出て、林道を歩き、カムイワッカ湯の滝でタクシーに乗り、木下小屋まで移動する。木下小屋では管理人といろいろ話をして、荷物をまとめ小屋を後にする。ぜひまた訪れたい小屋だ。レンタカーで2時間ほど、広大な北海道のジャガイモ畑の中を走り、今夜の宿泊地屈斜路湖温泉に着き、2日間の汗を温泉に浸かって洗い流した。

 

7/11(日)藻琴山
屈斜路湖温泉3:50=ハイランド小清水725P4:35→藻琴山5:40→小清水P6:30=屈斜路湖温泉7:15/10:10=美幌峠10:30=女満別空港11:40/13:40→羽田15:35  ADO078
レンタカー移動距離124km/累計1006km

 

<天候:曇り>
早くも今日は最終日。昼には女満別空港に着かなければならないため、手軽に登れる山を選択。屈斜路湖の北にある標高1000mの藻琴山で、屈斜路湖の眺めを期待して登ったが、雲海の下で残念ながら見えなかった。北側には知床連山と網走湾の海が見えた。屈斜路湖温泉に戻り、温泉で北海道の疲れを取り、女満別に向かう。途中美幌峠で屈斜路湖を眺め、最後の北海道の直線道路を走り、予定通り女満別空港に到着。レンタカーを返却する。走行距離は1006kmと良く走った。11:40に飛び立ち、羽田には予定通り15:35に降り立ちました。

 

この時期に3年連続で北海道の山を巡ってきました。雄大な景色、見渡す限りのお花畑、豊富な高山植物と本州にはないものが一杯の北海道。登りたい山は山ほどあるので、また訪れたい。

(新井浩 記)