埼玉県熊谷市の山岳会 海外トレッキング、登山、山スキーなど幅広く活動しています。
関東
【ハイキング】雨乞山から華厳の滝
山域山名:埼玉県皆野町:雨乞山598.2m、風早山730m
期日:2022年02月23日(水:祝日)
参加者:CL高橋、木村、相澤、名倉
行動記録:道の駅かわもと6:30=華厳の滝7:25(車デポ)=風戸入口(満願の湯)7:50→高松8:25→高松峠展望台→雨乞山(598.2m)9:10/20➝P(665m)10:00→障子岩10:10➝藤原峠10:15→P(718.6m)10:30→風早山(730m)11:00→P(651m)11:15→羊牧場跡12:00/35(昼食)→重木集落・小松を経て上空滝13:45/13:55→華厳の滝14:20/35=風戸入口=道の駅かわもと15:30
<天気:快晴>今日は山と高原地図や国土地理院の地図にも記載されていないルートをたどるコース。高橋さんが経験しているとはいえ、不安と期待を持ってのぞむ。天気は快晴で風もないが朝方の冷え込みは厳しい。
車2台で1台を秩父華厳の滝駐車場にデポし満願の湯駐車場を予定より40分早い7:50にスタート。最初は高松城跡まで国土地理院の地図に記載のあるルートであるが、狭く急な道をしばらく登る。30分程で民家の庭に出て、車道を500m程歩いた先を少し登ったところに高松峠展望台がある。南に雪で斑模様になった武甲山、皆野市街、東に宝登山、北側にはこれから登る雨乞山が見える。この先は地図にないルートだが、踏み跡もしっかりした尾根が雨乞山まで続いた。
今日は地図読みというテーマもあるため先頭を交代とし、ここで木村さんから相澤さんに交代。徐々に踏み跡が乏しく急登が多くなったきた。ピークを通過して下っていると、最後尾の高橋さんが「ちょっと待って、何かおかしくない?」との声。地図で確認すると、北に向かうべきところを西側の尾根に降りていた。登り返して北側の尾根を行く。その先のピークで同様のことがあった。踏み跡だけで歩いているとコースアウトに陥りやすいことを知る。また、この辺りから残雪の道となる。数日前に歩いたらしい人の足跡が残っている。ところどころ熊や鹿と思われる足跡も確認される。次のピークを過ぎたところで1名転倒した。急な下りで木をつかんだところ腐っていたのでバランスを崩したとのこと。前転しつつ5m位のところで止まったが、岩などの突起物はなくケガを免れることができ、この後の歩行にも支障を来すことはなかったのが不幸中の幸いであった。P665を過ぎると障子岩がある。上からだと分からないが下側に回り込むとかなり大きな岩だ。その先少し下って藤原峠。計画ではここで昼食であったが、まだ昼食には早いので先に進む。
藤原峠は日野沢・藤原と金沢・浦山を結ぶ峠の一つらしいがひっそりとしたところで小さな祠がひとつ置かれていた。
ここからは自分が先頭となる。踏み跡の殆どない急登を上り詰め、もう一度登り返したところが風早山で本日の最高点だ。展望は全くないので一呼吸して通過する。コースを間違えないように高橋さんが作成してくれた地図(国土地理院の地図に今日のコースを記したもの)とジオグラフィカ、ピンクリボンを良く確認して進む。少し下ったところで展望が開けたが昼食はもう少し先にということで更に進む。その先尾根を横切る踏み跡の先にピンクリボンが谷の方に見えたが、今日のコースではないことを確認してそのまま尾根を下る。ペットボトル発見。高橋さんが2年前にも確認したものだ。お昼は羊牧場跡ということにして少し見晴らしの良い所で小休止。ここで先頭が再び代わる。その先、重木集落と小松を結ぶ峠道に出て、そこを左にとり墓地などを通過して羊牧場跡に到着。誰もいないと思っていたが、年配の女性が畑仕事をしていた。
昼食後華厳の滝上部に下る道を確認するため南側の植林地を少し降りてみたが、ひどい藪こぎが予想されるし、時間もあるので先ほどの峠に戻り重木集落最上部の住居跡を見てから小松方面に下る。別荘が2軒。1軒は廃墟だがもう1軒に人がいる。ここは華厳の滝から最奥部の小松の辺り。聞けば別荘を購入したが動物を飼っているので、大変だがここで生活しているとのこと。沢沿いの道をしばらく下ると上空滝があり、ここで写真などとり、奈良尾に通じる車道に出た。先ほどの羊牧場跡をそのまま下るとこの車道に下りてくるとのことだが、崖に近い急で荒れた斜面である。回り道をして正解だったようだ。少し歩くと、華厳滝を経て朝デポした駐車場に到着した。
本日の歩行距離約10km、高低差1000m程(ジオグラフィカより)。低山にしてはハードなコースだが、気温が低く天気にも恵まれたためか疲労感はあまりなく、静かな山を楽しむことができた。(名倉記)
【ハイキング】丹沢山・大山 2021/11/29
20211129 三ノ塔1204.7m二ノ塔1124m鳥尾山1136m新大日1340m塔ノ岳1490.9m丹沢山1567m鍋割山1272.4m
山 域:丹沢山塊
目 的:百名山紅葉山行
期 日:2021年11月29日(月)
行 程:
11/28深谷15:00~20:45
11/29行動(10:00)実行動(9:00)休憩(1:00)
大倉(5:00)→牛首(6:10)→二ノ塔(7:30)→三ノ塔(7:40/8:00)→鳥尾山(8:15)→新大日(9:00)→木ノ又小屋(9:10)→塔ノ岳(9:30)→丹沢山(10:20)→塔の岳(11:10)→金冷し(11:30)→二股分岐→(11:45)→鍋割山(12:10/12:50)→後沢乗越(13:20)→二股(13:45)→大倉(15:00)
20211129 大山1252m
山 域:丹沢山塊
目 的:紅葉山行
期 日:2021年11月30日(火)
行 程:
11/30八王子5:30~7:15(行動4:20)実行動(3:25)休憩(0:55)
大山ケーブル駐車場(7:15/8:00)→コマ参道(8:00)→ケーブルカー乗り場(8:10)→阿夫利神社(8:40/50)→夫婦杉(9:00)→富士見台(9:35)→大山(9:55/10:25)→見晴台(11:10)→二重滝(11:25)→阿夫利神社(11:35)→大山寺(11:45/12:00)→ケーブルカー乗り場(12:10)→コマ参道→大山ケーブルカー乗り場(12:20)
山行記録
11/28深谷を15:00に出発し食事を買いこみ出発する。大倉到着は20:45駐車場は24時間のコインパーキングを使う。(秦野戸川公園の駐車場は、24時間で無い為)土日が800円平日は500円。日曜の夜だったので停まっている車は、朝の時点で6台。夕飯食べ、夜勤明けで寝ていなかったため22:00には就寝
11/29朝4時に起き5時に出発。車の温度計を見ると3℃
道がよく解らず、携帯電話のGPSを使用しながら進んで行く、シカよけの網が貼ってある柵がありピンクテープも張ってある。開けずらい扉で紐をほどかないと開かない。おかしいな?と思いながらも杉林の中を進んで行くと3方向に分かれ道が左右の道には、私有地の看板真ん中の道には、何も無く真ん中を進む。雨請権現入り口の看板?先は牛首の文字があ。あっていると思い進んで行くと道が無くなっている。道をなんとなくGPS地図の方向を見ながら藪の中を進んで行く。何とか牛首にでる。牛首からの山道は杉林の中で足元は、とても整備されている。登りやすく綺麗な山道、朝日が杉林の間から美しく登る。よく見ると江の島、湘南の海岸線が朝日に光っている。
杉並木の中を進んで行く、三ノ塔の分岐に出る、二ノ塔方面に進む。木道になっている。とても整備されて歩きやすい。流石、百名山?都会の山?の感じがする。周りは、ススキが咲き誇っていて美しい。二ノ塔に到着するとそこからの展望の美しい事に驚かされる。湘南・鎌倉の町、そして富士も良く見える。三ノ塔に戻り三ノ塔からの展望も素晴らしい。
三浦半島、横浜の町から湘南の海岸、真鶴、初島そして富士山、今日歩く、塔ノ岳から鍋割山までの大展望、とても美しい。休憩所があり、食事を取りながら休憩させてもらう。とても綺麗な休憩所で窓からの景色も美しい(宿泊は出来ない)尾根を進んで行くと、鳥尾山荘(週末営業?)を過ぎ、新大日茶屋(閉鎖)の姿を見ながら寂しいなと思いながら、木ノ又小屋を通るとここは、可愛いヨーロッパ調の可愛い建物で看板なども可愛く、今度泊まってみたいと思う小屋だ。
塔ノ岳山頂に到着するとそこからの展望は360°の展望が広がる、尊仏山荘は2階建ての立派な山荘、ここから富士山がガスり始めた。先を急ぎ尾根道を進んで行く。木道が多いのでそこまでではないが霜が解けて道がゆるくなって足元は、泥で汚れている。山頂に着く前にガスで丹沢山山頂、富士山は隠れてしまった。山頂はガスガスで何も見れない。ガスも抜けないようなので早々と塔ノ岳に戻る。塔ノ岳で軽く休憩し、鍋割山を目指す。鍋割山までも尾根歩きで木道が続く、とても歩きやすい道だ。一番?の目的の鍋割山に到着する。鍋割山荘の中に入り鍋焼きうどんを注文、中に入らないでと看板があったらしく、怒られながら注文する。1500円と少し高い?南西側はガスで見えないが南東の三浦半島から江ノ島、真鶴、初島、大島まで、綺麗に見える。素晴らしい景色を撮りながら待っていると、鍋が到着。汗と風で冷めきった体を温めくれる。1500円は安かったかな?
後沢乗越までも尾根歩きだが道は、周りはブナが生えて紅葉が終わった落葉した今は展望が隙間からあるが冬以外は、見えないであろう。後沢乗越からは、山は紅葉が終わっていたが900mから下は紅葉が残っていて杉林を歩く所々にある紅葉が美しく映える。
途中から鮎爺(ブログネーム)会い、鮎や川の山の話を聞きながら歩く、鮎爺とも二俣でわかれ杉林を歩いて行く、木を整備しているのであろう、たまにチェーンソウの音と木が倒れる音が響く、山道が終わりアスファルト道に出ると畑が広がる。農家さんたちが白菜を収穫をしている。とても良い田畑の風景の中を秦野戸川公園に到着する。夜中はよく解らなかったが、大山のもみじ祭りは、残念ながら土日で終わってしまって今から行くのは、無理となったので、公園前のお豆腐屋さんでお豆腐を買いそれを土産に八王子に居る姉の家に泊めてもらう。(ちなみに駐車場代がなぜか900円なぜだろう???)
11月30日5:30に八王子を出発し7:15分に到着、トイレを済ませお湯を沸かし、用意をして8:00出発、紅葉祭りが終わった事を聞いていたので少し期待を持たずに出発する。
コマ参道を通りながらお店がまだ閉店している中を歩いて行く、階段をのぼりながら、昔のながらの店が並ぶ、とても懐かしい風景が続く。コマ参道を過ぎるとロープウェー乗り場に着く、早咲きの梅が迎えてくれる。ここから紅葉が始まっていく、女坂と男坂があり、男坂を選択する。かなり急な石の階段を上っていく、樹齢何十年?何百年もあるであろう杉の木が生えている。間にモミジが色付いて美しい。ここは石段が続くが急でかなりきつい。
阿夫利神社に到着する。石段は、出来たばかりの様に白く輝いている。阿夫利神社にお参りをし、阿夫利神社からの景色を見るとここからの展望も美しい湘南の海岸線が美しい。ここから大山登山道を進む100円を払い(道中安全お守り)急坂で無くを急な階段を進む。まだ、紅葉も美しく映えている。少し進むと夫婦杉が堂々と映えている。根が一本で二股に分かれている。仲のよさそうな杉だ、このように、二人で上を目指し、根は一緒というような夫婦になれればなぁ~などと思いながら・・・富士見台へ富士見台からの富士の展望は、美しく江戸時代の人は、ここに茶屋を置き富士を眺めたと立て札が立っている。
ここまで来ると紅葉が終わってしまっている、進んで行くと右手からエンジン音がする。荷運搬用のモノレールが右側を登っていく、羨ましいと思いながら、すぐに山頂に着く、鳥居をくぐり、茶屋に出る展望も素晴らしい。まだ、開店前なので、大山々頂の院へここが山頂となる。東に休憩できる椅子があったので、そこで、朝食?を取る。しかし、そこからもう一段降りると、トイレもあり大展望(神奈川が一望出来る)が広がる休憩所があった。ここで休憩すればよかったと思いながら。山頂を後にする。
木道と土の道を降りながら見晴台に到着する。見晴台からは、紅葉が終わってしまった大山が少し寒そうに見える。ススキ畑の休憩所となっている、少し休憩を取り、ここからは紅葉の美しい登山道を進むとても整備されている綺麗な道だ。鳥のさえずりも楽しく聞こえる。二重社・二重の滝で写真を取り、
また、阿夫利神社に戻る。日の入り方が変わり、朝とは、また違った、顔を見せてくれる。観光客の中に外国の子供たちが遠足なのか何十人も遊んでいる。朝は、閉店していた、茶屋が開き食べ物や、お菓子色々な物が売っている。トイレもあり、観光するのにもよい所だ。帰りは、女坂を帰る。女坂はゆるいのかと思いきや急な石段になっている。男坂とどう違うのか?次回は女坂を登ろうと思いながら、降っていくとケーブルカーを左手に見ながら女坂の七不思議の立て札を探しながら降っていく、少し行くと、大山不動尊に出る。ちょうど御住職がホラ貝を吹きながら登場・・・そんなことがどうでもよくなるような、美しいモミジの紅葉、周辺が真っ赤になり美しい何十枚も写真にとり、この場所には、紅葉終わり間近なのであろうがとても感動をした。
名残惜しかったが、昨日まではライトアップされていたかと思うとその景色も見たかったと思う。(異常なほど混雑していると昨日会った鮎爺が「初詣だ、あれは」と言っていた。)ここからも、紅葉と看板を楽しみながら進む。七不思議の立て札も面白かったが、途中の大山小学校の子が描いた「大山の最高でしょう紅葉狩り」がとても心に残る。「最高です!」と思いながら、橋を2つほど過ぎ男坂との分岐に着く、
やはり、朝とは違う光が入り、また、違う景色を見せてくれる。降ると、ケーブルカー乗り場は、はまだ渋滞だ、コマ参道も開店され、人でにぎわっている。昨日は豆腐だったが、ここも豆腐料理店が軒を連なる。食べたいなぁ~と思いながら、ミカンを買い(ミカンも有名?)帰りに食べながら帰路に着きました。
今回の山行は、紅葉ハイクのつもりで行ったが道迷いから始まって不安になったが、紅葉だけでなく、三浦半島、神奈川の町、湘南、真鶴、初島、大島と海岸線、富士山の美しい景色が見られた。もちろん紅葉は、素晴らしく丹沢の大山不動尊の紅葉は、また別格でした。丹沢は、山道が整備されており木道が多くとても歩きやすい山道になっている。都会の山?という印象だ。大山も山道は整備されている、神社までは石段が多く、そのあとも綺麗に整備されている。やはり、大山の紅葉は、やはり心に残るような紅葉でした。チョット整備され過ぎている感じはあったが、登る人数も多く、山道を壊さない為の方法なのだろう。夏の丹沢はヒルが怖くて行きたくないと思っていたが、コースも沢山ありまた、登ってみたい山の一つになりました。
谷口記
【山スキー】尾瀬西山イシゴネ沢
山域山名:尾瀬西山イシゴネ沢(群馬県)
参加者 :L新井、駒崎、木村、橋本、谷口
期 日:2022年2月20(日)
行 程:
<行動記録>
川本道の駅(4:30)→尾瀬戸倉スキー場第二駐車場(7:00)→西栗沢出合(8:30)→1778mピーク(11:40)→北斜面滑走(12:20)→1778mピーク(13:10)→イシゴネ沢滑走(13:30)→西栗沢出合(14:20)→尾瀬戸倉スキー場第二駐車場(16:00)→川本道の駅(18:30)
<天気:晴/雪>
川本道の駅4:30に出発し、いつものセブンにより、赤城高原で小休憩を取り尾瀬に向かう、何を間違えたか岩鞍に行こうと・・・注意され戸倉に向かう戸倉スキー場手前の第二駐車場へ到着。着替えているとビーコンが見当たらない。今日はスキー場も近いしスキー場で滑ろうかと諦めていたが、皆に話すと先頭、最後は登らず間にはさんで行くということで、危険個所があった場合は、そこは避けるなど話し合ってもらい。山行に行けることとなった。
駐車場を出発し、通行止めを乗り越え、板を履き歩きだす。ビーコンチェックを行う、胸のあたりが軽く、いつも胸にあるビーコンが無いだけでこんなにも不安になるものとは思いもしなかった。鳩待峠方面に向かい道を歩き進んで行く。今年は、雪が多く道のトンネル(スノーシェッド)の中まで雪がありシールのままで歩いて入れる。西栗沢出合までは3.5Km程いつもの事だが平坦な道が続いて行く。
西栗沢出合に着き左の尾根を登る。最初の尾根に上がるのがこの山の肝となる。木村さんをトップに登っていく。登りあがるとそこからは、わりと緩い登りが続く事となる。いつも人は少ないが今日は、誰も入っていないノ―トレース・ノ―トラックの白銀の世界が広がる。白銀の中ブナ林を登っていく2.5時間トップを交代しながら登っていく(自分は、ビーコン無しの為トップ無し)積雪は25cmといったところだろう。
1778mのトップに到着しシールを外す。気温が低く指が痛む。時間も少し遅れているのですぐに滑り出す。北面は積雪がもっと上がり下も絞まっても、凍っていなく下突きしないで気持ち良くよく滑れた。
斜度も程良く150m程滑り降りて登り返す。気持ち良く滑れたので登り返しも楽しい。
40分程登り返し1778mのトップに到着し休憩をする。Lが山頂の積雪をゾンデで測る。2.7mがすべて埋まってしまった。今年はとても良いシーズンだ。最近ではありえない積雪が記録されている。休憩を終えイシゴネ沢に向かい滑りだす。良い感じにブナ林が生えている間を滑り降りる。あるのは自分たちが登ってきた。トレース跡のみ、皆、思い思いの場所を滑り下る。新雪が気持ち良く滑らせてくれる。今回は1200mぐらいより、西栗沢の方へ南の谷に入る。吹きだまりになっていてとても良い雪だ。すぐに西栗沢出合に出てしまい、残念に思いながら小休憩を取り。・・・そして問題の帰路・・・スキーはまだ良いのだがスノーボードは、シールを付けるのも面倒だし壺足で歩いていく。踏みぬけたろころは40cmは抜けてしまう。毎度思うがスノーシュ―を持ってこようと思うんだと思いながら歩いて行く。スキーのメンバーはかなり前を進んで行く。途中、雪の壁が崩れていて道が2/3程埋まってしまっていた。すぐ先でLが待っていてくれた。ここでも、ビーコンが無い事が怖く思えた。最後の橋前のゆるい下り、新雪過ぎて板が走ってくれない。橋の手前でストップし最後の登りをまた、壺足で登る。
新雪でとても楽しい山行だったがビーコンを忘れるという大失敗をし、とてもビーコンの重要性を知った山行となった。
谷口記
【ハイキング】ヤシオ山、石尊山、深高山
アカヤシオ咲く、ヤシオ山、石尊山
山域:足利市 石尊山、深高山
期日:2022年3月30 日(水)
行程:熊谷ドーム第三駐車場8:00=足利市叶花P9:20/30→ヤシオ山10:20→叶花P11:00→ 石尊山13:00→深高山13:45→猪子峠14:30→叶花P15:30/16:00→熊谷ドーム第三P18:00
参加者CL高橋(仁)、黒沢、斎藤、相澤
柔らかな日差しに包まれ、登山の支度を始める。近くの民家の庭先には桜が1本、見事な枝を張り7、8分咲き、こぶしの花は今が盛り。シバ犬10数匹が賑やかに出迎える。遠くの山は芽吹き、淡い色で染まる。長閑な里山の景色を堪能しながらヤシオ山の登山口に向かう。登山口の周辺はカタクリ群生地となっている。斜面一面びっしりとカタクリの花が俯き加減に咲き、ひっそりと佇む。登山道にも見える。ウグイスが「ホーホケキョ」と上手に囀り、里山の春を告げる。
登山道は杉や檜の針葉樹林に囲まれ、ナラの広葉樹林が少し混じる。この枯れ葉を落とした木立の間から日が差し漏れ、明るさを保つ。やがて傾斜がきつくなり、息を弾ませながら尾根に進む。尾根は、まだ、冬景色。枯れ木のナラ林に赤松が混じり、この木立の間から暖かな日が差し込み、展望もきく。吹き抜ける微風が汗ばんだ体に心地よい。淡いピンクの花をつけたアカヤシオが1本、2本と見える。頂上を囲むように7、8本咲いていた。関東ではここが一番早く咲くという、記念の写真を撮り、往路を戻り、石尊山へ向かう。
石尊山の登山口に入ると左側に立派な社が鎮座。山路は鬱蒼とし、参道のような厳粛な趣が漂う。尾根に入ると先のヤシオ山と同じようにナラの樹林帯に赤松が混じる。ドングリが山路にかなり散らばっている。ここも頂上に近くになると傾斜がきつくなり、息が切れる。やがて岩が剥き出し、岩場となる。険しくなく、程よく岩が配置され、岩間の道は茶褐色の砂利に埋もれ、ロックガーデンの中を歩いている様。
岩間から山野草が咲いていたら申し分ないな、なんて思って道端に目をやると、あちこちにツツジの木を見つける。この花が咲く頃は見事なロックガーデンになるのだろうなと思いながら足を進めていると、古い社が目の前に現れる。赤と緑の天狗が対になって掲げられている。暖かな日が差し込み、展望も良い、目を遠くにやると「あれは熊谷ドームかな」と思われる建物。屋根の一部が茜色に輝いて見える。ここで昼食を取り頂上に向かう。この頂上でもアカヤシオが数本、まだ蕾の木も見つける。花は薄いピンクであるが、蕾は赤褐色をしている。
最後の深高山に向かう。穏やかな傾斜の山路が頂上まで延びる。頂上で記念撮影。思いのまま各自、グー、チョキー、パーの手をかざしポーズをとる。
ここから猪子峠を経て下山。車道に出ると日差しが強く感じる。初夏の日差し。民家の庭を覗きながら歩く。水仙やムスカリが見える。芝桜も咲いている。1時間近く歩き続けると足が重くなり、一息入れる。この休憩の間に高橋リーダーが1km先の駐車場に向かい、車で戻る。1日に良く歩きました。お疲れ様。 (相澤記)
【雪山訓練】谷川岳マチガ沢・西黒尾根
山域山名:谷川岳(マチガ沢→西黒尾根1140m)(群馬県)
参加者 :L浅見、石川、大島、新井、駒崎、木村、豊島、花森、谷口
期 日:2022年4月3(日)
行 程:
<行動記録>
自宅(5:00)→谷川岳ロープウェー駐車場(7:00)→谷川岳登山指導センター(7:45)→マチガ沢(8:50)→右岸西黒尾根斜面で滑落訓練・ビーコン訓練(9:00/12:30)→西黒尾根アイゼン歩行訓練→西黒尾根1064m(13:45)→谷川岳指導センター(14:20)→谷川岳ロープウェー駐車場(14:50)→自宅(18:00)
<天気:晴/雨>
5:00自宅を出発し、下道で谷川岳ロープウェーに向かう、集合は、7:30となっていたので余裕を持っていたのだが6:50程にLより、到着していると連絡あり先を急ぐ、7:05に到着し準備を整える。7:30には熊トレメンバー8名と合流し、谷川岳登山指導センター横より登り始める。
アイゼンを履き登山を開始する。まず、ビーコン確認、Lが10m程前に立ち、Lの横を一人ずつビーコンのスイッチがSENDモードに入っているかの確認を行う。全員が終わり、最後にLのビーコン確認しビーコンチェックを終わらせ、10m程登り、夏道を進んで行く。アスファルトであろう道は雪で覆われている。3か所ほどアスファルトも出ていたが少しの距離だけなのでアイゼンは、装着したまま進む。マチガ沢までの道は、雪崩個所がいくつも発生していた。雪崩個所は、安全確保の為、間を15m~20mほど開けて進む。この時期の雪は、重そうでこれが上から降ってくるかと思うと恐怖を感じる。
無事、マチガ沢に到着するとテントを張っているチームがいた。あそこにテントは張らない方がよいのでは?確かにその300m先には、雪崩のデブリもできていて不安全であることは容易に理解できた。他にも雪崩訓練をしているチームが3チームほどあった。まずは、Lより滑落訓練の指示があり滑落訓練を開始する。
滑落訓練は、ピッケルの使い方を学ぶ、滑落し始めるとなるべく早くピッケルのピックの方を素早く雪面に深く射しこみ胸より下の位置で保持する。態勢は名古屋の鯱鉾(足をあげる)の様にする。緩い雪では、アイゼンも使って停めても良いらしいが、アイスバーンでは、アイゼンが引っ掛かり跳ね上がって飛んでしまうらしい。胸で保持するのもきついが足を上げるのも忘れてしまうなど、まずは、基本の形を覚えなければならないのを感じた。ピッケルを差し込むのは左回り右回りなどの議論の後、冬用ヤッケと夏用ヤッケを着用したときの滑落の違いの実践、やはり夏用ヤッケの方が滑りやすく加速してしまう(生地によって?自分は、良く解らなかった)ザックを背負っての滑落や頭からの滑落、回転しながらの滑落、各自色々な滑落想定を実施し訓練をして終了。
ビーコン訓練を開始する。最初にSLよりここで訓練をして良いか?ビーコンのスイッチを本当に切ってよいかなど、この前ビーコンを忘れた自分にもその時は、どうだったかの質問などが飛んできて、皆で考える。雪崩に対しても斜度が問題なのか?木が生えてない所は、雪崩かもしれないが木が生えていない所には、雪崩は、発生しないのか?次々と問題が出題される。講義も終わり、プローブ使い方の確認、プローブを出し雪が何m積もっているかの確認この時期になると層が何層にもなって解りづらいが2.7m程、積もっているのが確認できた。3班に別れビーコンを80cmの所に埋めてくださいと指示がでる。埋めた場所が分かっている状態でビーコンの数値がどのように指すのかの確認をする。自分のビーコンでは80の位置を指す事を確認。捜索訓練の掘り返しは、場所を変え、他の班が埋めたビーコンを探す。Cチームは、一人ずつ、ビーコンで場所の確認をする。三人とも同じような場所を指す。プロ―ビングをすると2本は、刺さるが1本外れてしまった。他の班も捜索は、難航したようだ。ビーコンでの捜索の難しさを教えられた。(自分のビーコンの正確性やプロ―ビングでの捜索の正確、A4サイズにも当てる事は難しいなど)すると、後ろで落石の様な音が聞こえる。マチガ沢ノ斜面がゆっくりだが雪崩れていた。自分たちの場所までは、遠く危険は、感じなかったが何時、雪崩が発生してもおかしくない事は実感した。
昼休憩をし、班ごとに西黒尾根に登る。Lから、マチガ沢より西黒尾根を目指す。1140mを目指さず、何mでも良いので西黒尾根に出てください、どのようなコースを通っても良くアイゼンを使用し安全に登る指示、Cチームは、駒崎Lの指示に従い西黒尾根を目指す。ジオグラフィカで雪崩斜面を確認しながら雪崩斜面で無い個所を探し。アイゼンで雪面を蹴りながら進んで行く、最初の斜面は、雪崩斜面の記載はなく雪崩の心配はなさそうだが結構な斜面を慎重に登る。直登出来ないのでジグザグに刻んで行く。
1060mで少しの藪を抜け尾根に出た、そのまま横にトラバースで西黒尾根に行く事が出来た。このまま下って良いとのことで西黒尾根の尾根伝いを降っていく降りは下りで夏道の影響か、風の影響か、段差ができている。段を降る時は、何度か滑ってしまい、転んでしまった。下りも雪崩個所は、特に見えなかったが転倒、滑落に注意し下った。下りは、あっという間に谷川岳登山指導センターに到着し、他のチームの到着を待った。20分程過ぎて皆が到着。Iさんの靴底が外れてしまったらしい、誰かがワイヤーを持っていてとりあえずの補修をしてくれたらしい。流石は熊トレ、対応出来ちゃうんだと思いながら、皆で登山指導センター写真を取り、ロープウェーに戻り解散になった。
今回の雪山訓練は、ビーコンや滑落、アイゼンと同じだったが、いつにも増し濃いものとなったと思う。目の前で小さいが雪崩が起きたりと、とても心の残る雪山訓練となった。
谷口 記