上越 那須

【山スキー】松手山 2025/2/2

松手山・山スキー記録

山  域:平標山系・松手山(新潟県)

登山形態:山スキー

日  程:2025年2月2日(日)

行動記録:川本(5:30)=火打峠駐車スペース (8:00)→元橋別荘地入山点965m(8:35)→

松手山山頂1614m (12:30/13:20)→入山点(14:10)→駐車スペース(14:35)=川本(17:00)

参 加 者: L浅見 駒崎 木村 3名

 平標山の前衛の松手山は2021年の1月に初めて入山したとき頂上直下までせまるも時間切れで打ち切った場所である。今回はぜひ山頂までと思い集合時間を30分早めて再挑戦である。また登りのルートは沢の中心部ではなく左岸の斜面を登ることとする。

国道から二居川を渡り元橋別荘地を北へ歩く。積雪は豊富だが2月にしては気温が高い。杉の植林の斜面から入山。わずかな登りで落葉した広葉樹林にでる。ここで沢の底に降りずに高度を保ちながら右寄りにルートをとる。樹間の空いているところを繋いで登る。松手山南西のコブ1600mで稜線に出る。南東側に張り出した雪庇に気をつけながら山頂に着く。南西側に苗場スキー場が見える。東側の平標は山頂がガスで見えないが3人分のシュプールと上部に雪崩の破断面を確認できた。春のような陽気の山頂でランチタイム。

滑降前に少し降りたところでピットを掘って雪の状態を観察する。衝撃を加える力を徐々に強めていくと肘からの強さで上から20㎝くらいの層がずれる。弱層の上に昨日今日の湿雪が乗っている。雪崩のリスクがあるのでお互い目視できる範囲、3~4ターン程度で区切りながら滑ることを確認する。オープンバーンを滑っても止まる場所は木の下に回り込んでリスク軽減を図る。山頂直下はしっとりパウダーを楽しめた。高度を下げると滑った後、上部の湿雪が雪だるま状に大きくなりながら転がり落ちていく。やがて雪が重くなり操作が難しくなる。ケガをしやすい雪質なので慎重に滑る。最後は杉の植林を抜けて道路に降りる。

滑りは快適とはいかなかったが4年越しの山頂を踏めたので充実した山行だった。

(浅見記)