寒い時期限定=丸神の滝氷瀑と三十槌氷柱を観る
日本の滝百選の丸神の滝(埼玉で唯一)
山域山名:小鹿野町両神丸神の滝、秩父市大滝三十槌氷柱
期日:2022年2月2日(水)
参加者 :CL橋本 SL高橋 白根 栗原 新井勇 大嶋 山口 須藤 相澤 斉藤
行動記録:熊谷南口8:00=川本8:30=丸神の滝P10:00/15=丸神の滝
10:35/10:50=大滝温泉P12:00-三十槌氷柱見学12:40/13:10-大滝温泉P13:40/15:00=熊谷駅南口 16:30
穏やかな日和であるが、外気は冷んやり。日陰に入ると寒い。橋本リーダーから登山道が凍結している心配があり、軽アイゼンの用意し、昨年の夏、沢に滑落する死亡事故があったので、気を緩めない様にとの話があり出発。入山口には、チッカーがあり、各自、押して入る。少し歩くと古びた建物が見えてくる。学校の分校であったとのこと、なかなか、時代を感じる趣のある建物である。山陰に入ると冷たい空気が頬に触れ寒い。日が差す場所に出るとポカポカと暖かい。日差しは、春の気配。やがて山路を沢に沿って歩く様になる。沢は段差があり、段差のある箇所の川淵や落下する周りが氷結し、なかなかの冬景色。やがて丸神の滝が見えてくる。標識に日本の滝100選 高さ76m、3段12m、2段14m、1段50mと記してあった。滝は束ねた白糸が何本も岩肌を滑って落ちてくる様に見える。女性の長い後髪の様と言う声も。滝の周りは葉を落とした木が覆い寒々とした気配。水量が多いためか、滝の真ん中は沢の白い流れで、滝の左右は氷柱や氷塊ができている。春の若葉、秋の紅葉の頃は彩り、見事な景観を造るであろう。四季折々楽しめるとポスターで、見た様な気がする。記念写真や個々に写真を撮ったりして15分程度ここで楽しみ、駐車場に向かう。大滝温泉Pには車で向かう。
上:滝は北向きで、見る場所は暖かい 下:宝石のような氷塊
大滝温泉Pに12時に到着。お腹が空いているが、三十槌氷柱を見学してから食事を取るとのことで、車をここに置き、三十槌氷柱に徒歩で向かう。30分ほどで三十槌キャンプ場に着く。ここが入口で、氷柱へは環境整備協力金200円を払う。入場するとログハウスのバンガローが立ち並ぶ。各小屋には秩父の山名がかかっている。20以上あっただろうか。河原に降りる途中に人工の氷柱が、川べりに天然の氷柱が並ぶ。写真を撮っている人がチラホラ。先の人工の氷柱よりだいぶ小さいのに、がっかり。テレビやポスターで見たのとイメージが異なる。撮影角度で変わるのかなと勝手に考える。先の方にも数個見えるが2〜3個を見て戻ろうと振り返ると橋本リーダーが「こっち」と呼びかける。これを聞いてみんなドット大笑い。口には出さないものの、皆、がっかりした様だ。もし気づかず、車に戻っていたらお笑い草でいつまでも語られる珍事であった。
上流に戻り、改めて見る氷柱は、期待通りだ。崖の清水が天然の寒さにより創造された彫刻作品だ。横幅30m高さ10mもの氷柱の大群だ。この美しさに満足。隣にもう一箇所あり、この氷柱は、人工的に水を撒いて作った氷柱だ。これも自然が作った彫刻作品。両方ともなかなかのものであった。
上:崖からの清水が氷柱となる 中:数百本の氷柱が連なる
下:ここは人工的に水を撒いて氷柱を作った
大滝温泉に再び戻り、昼食を摂る。午後2時に近い。かなりお腹が空いている。道の駅もあったが、山の会なので、自然の中で食べようと近くの河原に向かう。春の日差しで暖かいが、風が吹くときつい。さっさと食事を済ませ、民俗資料館に入る。ここでの入場料が65歳以上は無料。昔の秩父地方の生活が紹介され、生活の様子や道具、食糧等が展示されていた。午後3時に解散。家路に向かう。
穏やかな日和に恵まれ、ゆったりとした時間の中、皆とワイワイ楽しい一日を過ごすことができた。お疲れ様でした。
(相澤記)