秩父きのこ木の実山行
秩父の里山にも結構いろいろあるな~!
アカヤマドリ(食)
山域山名:秩父 西秩父桃湖周辺
期日:2023年10月3日
参加者:L橋本 栗原 新井勇
行動記録:熊谷7:30=間瀬峠9:00/9:30=西秩父桃湖駐車場10:00-女形谷周遊-展望台11:40/12:10-合角連大橋周遊-駐車場13:20=倉尾ふるさと館13:40/14:10=毘沙門水14:20=長瀞でマタタビ収穫15:20=熊谷16:30
<天気晴れ>今年のきのこ木の実山行は、秩父で計画した。朝7時台は、市内への通勤の車で、市街地を抜けるのに時間が余計にかかったが、寄居周辺からは、空いてきた。以前、行ったことのある間瀬峠に立ち寄ることにした。雑木林の横に車を停めて、キノコが出ていないか探す。車を停めた直ぐ横に、赤いタマゴタケが2本生えていた。赤いキノコだが、食可のキノコだ。他、雨が降った後だが、余り数は出ていない。それでも大きなイグチ科のアカヤマドリが2本生えていた。またシロオニタケも出ていた。他、地味で小さなきのこが3種類ほど出ていた。キノコは食べられるかどうかはともかく、色、形等変化に富み、見ていて飽きない。草や木と姿形が異なるが、植物の1種であり、興味は尽きない。キノコ狩りの後、峠まで車で登り、サルナシやアケビを探すが、蔓はあるが、実はなっていない。その年その年で出来不出来もあるし、他の植物との力関係で日陰になったりすると実らないようだ。
車で、西秩父の合角ダムの西秩父桃湖に行く。駐車場に車を停め、支度をして女形集落の谷の周遊道をハイキングする。車はほとんど走らず、道端の植物など見ながら歩く。秋の花や既に花を咲かせ実を大きくしている植物が目につく。フジは、房になって実を付け、ヨメナは薄紫の花を盛りと付けている。下の沢で工事をしていて削岩機の音が大きい。女形集落の手前で沢の右岸に渡り、周遊の道を歩く。やや北斜面もあり、秋の花が増える。紫色のツリフネソウが鮮やかだ。ヤクシソウも日に照らされ群生して金色に輝やく。イタドリの類は白い花を沢山咲かせている。ヌルデは小さい実を房状に付けている。ウルシと似ているが、葉に翼があるので区別できる。これからだが、紅葉が鮮やかな木だ。ミヤマタニソバも群生し白い花を咲かせている。ホップに似た実や白い線香花火のような実を付けた蔓植物もある。(名前不明)マタタビの蔓はあるが実は無い。アケビも採るが、中身は鳥が食べてしまっていた。実を幾つもつけた山ユリが数株ある。
それほど長い距離ではないが、次から次と実や花がある。里山の草花も相当綺麗だと思う。女形沢を一周し、ダム提の横にある展望台に登る。ここでダム湖を見ながら少し長い休憩をとる。
上から:ヌルデの実 2つ目:ヤクシソウ 3つ目:展望台で 一番下:湖面にはワカサギ釣りのボート
一休みして、2名でダムの南側を一周するため出発する。倉尾に通じる橋を渡り、トンネルを抜け、抜けた所で左折する。そこはダム湖の反対側で、緑がかった湖面が見える。蔓性の植物もあるが、実は付いていない。木々の間から、湖面に浮かぶボートが数艘見える。近くにいた方にお聞きすると、ワカサギを釣っているという。合角連大橋の道の手前に、石碑があり、ダム湖ができる前、今は湖底に沈んだ合角集落に住んでいた方の30名ほどの名前が刻んである。住んでいた方を取材した本を読んだことを思い出した。私事であるが、子ども連れでここに来て、ヤマメを獲ったことを思い出した。それは澄んだ清流だった。ダム湖の南側にも周遊道があるが、遠くなるので、橋を東に渡る。渡って左折し、右の岩山を見て、湖の岸の岩壁を観てダム提まで歩き、駐車場に戻った。
車で、倉尾の倉尾ふるさと館を見学した。小規模ながら、化石、岩石の展示や昔の生活の様子の展示もある。毘沙門水は白石山北側の清水で、透明な、くせのない水だった。
帰路、某沢に入り、サルナシを収穫する。表からは実が見えないが、採集鋏で採り始めると次から次に実が現れ、結構な量を収穫した。触って柔らかい実はそこで賞味した。
甘酸っぱい味は自然とは思えない味である。
サルナシがたくさん採れた