山 域 : 鹿留山1632.0、杓子山1597.5m倉見山1256.2m(山梨県都留市)
山行形態 : 無雪期ハイキング
目 的 : 展望(富士山)を楽しむ
日 程 : 2021年12月18日(土)
参 加 者 : 新井浩、駒崎
行動記録:
東松山5:00→都留市鹿留 倉見山登山口付近P 105.5km 7:03/7:23→御正体神社8:03→NO.242鉄塔9:05→鹿留山11:13→子ノ神→杓子山11:56/12:53→向原峠15:19→倉見山16:00→P17:30
16.7km 34000歩
都留の街から鹿留地区へ少し入った道が広くなっている路肩に駐車する。帰りに降りてくる倉見山登山口のすぐ近くだ。ここから鹿留山の登り口まで約1時間の車道歩き。日陰には薄っすらと雪が残っており、気温は氷点下でかなり寒いが、少し体が温まってきた。
赤い鳥居が見えると、御正体神社。ここの石段を上がり鹿留山に取りつく。ピンクテープがところどころある。すぐに今は使われていない林道に出て、やがて林道がなくなり杉林の急斜面を登ると鉄塔が立つ尾根に上がる。急に風が強くなる。上着のフードを被り手袋を2枚にするが、寒い。極寒だ。冬型の気圧配置による北西の冷たい風だ。陽が斜めに差してくるが寒い。急な登りだが汗は全くかかない。ピンクテープがところどころにあり、尾根を忠実に登るルートなので迷うことはない。斜面は硬く凍っており、落ち葉も重なって滑る。霜柱があるのだろう、バリバリと歩くたびに音がする。日影には雪が残っているが歩きにくくはない。尾根に上がってから2時間で鹿留山の山頂。計画よりも1時間遅れだ。急がないと昼休憩の時間が無くなってしまう。ここからは大きな登りはないはずだ。
快適な尾根道を進み、子ノ神のピークを通過。初めて登山の人とすれ違う。しばらく歩くと前方に富士山が見えてきた。きれいに晴れ渡っており、富士山には雲はかかっていない。急ぎ足で進み、杓子山に到着。いきなり人がたくさんいるので、びっくり。目の前にはすそ野を広げた富士山が大きい。山中湖、富士吉田の街並みが眼下に見え、人気の理由がわかる。風は弱まってきているが、日当たりのいい風よけになる南側の暖かな場所に腰を下ろし昼休憩。おでんを食べて温まりました。目の前には富士山がきれいだ。
予定よりも40分遅れで倉見山へ向かう。出発時にはGPSに入れたルートで向かう方向を確認するようにしており、過去の苦い経験を繰り返さないようにしている。ここからしばらくは一般ルートだ。歩き易い登山道を下る。しばらく歩いてからルートを確認すると、間違った道を進んでいるのではないか。途中の分岐を見落としている。気を落としたが、仕方なく戻る。この間約40分のロス。見落とした分岐まで戻る。確かにこの標識は見た。倉見山の名前がなかったので通過したところだ。ルートが頭の中になかったので、通り過ごしてしまった。わかってはいるが同じ過ちを繰り返してしまう。気を取り直して進む。激下りだ。地図では破線のルートだが、歩く人はまれなようだ。踏み跡も薄く、落ち葉、凍った斜面、細い尾根、急斜面と悪い条件の重なった登山道だ。整備もされていないので、木や岩につかまりながらやっと降りる感じだ。踏み跡も薄いので、下りやすいところを探しながら凍った急斜面を慎重に降りる。このようなところが延々と続く。向原峠に着いたときは2時間遅れの15:20で、この分では下山は17時を過ぎる見込みなので、ヘッドランプを点けるようになるはずと思うが、慌てずに行動するようにする。相変わらず細尾根の危ない登山道が続く。アップダウンも激しく、疲れがたまってくる。
やっとの思いで、倉見山に着く。富士山がきれいに見える山だ。ここからは整備された緩やかに下る道が続く。途中でヘッドランプを出して暗くなった時の用意をして進む。月がきれいに出ており、下界の街並みの灯りが見える頃にヘッドランプを点ける。緩やかな尾根道でも落ち葉が積もっているので、ヘッドランプの灯りだけでは道がわかり難い。視界に車のライトが見えるようになり、下山口に着いた。車道を少し歩いて駐車地点に到着。10時間近い行動時間のため疲れたが、充実感一杯だ。
(新井浩 記)