山頂に 白馬 佇む陣馬山
山域山名:神奈川県・東京都境 陣馬山(855m)
期日:2025年11月16日(日)
参加者:L橋本 須藤 福井 赤坂 鹿島
上:陣馬山山頂 下:陣馬の像
行動記録:熊谷駅南口6:30=関越道・中央道、相模湖IC=春日神社近くP7:50/8:05-栃尾尾根-陣馬山山頂10:30/11:10-一ノ尾尾根-駐車場13:00=(往路を帰る)=熊谷15:00
<天気晴れ>八王子JCでは少し、混んでいたものの、順調に相模湖ICを下りる。駅近くでは、何人ものハイキング客が山の方向に向かって歩いて行く。沢沿いを走って10分ほどで、登山口の駐車場に着くが、一杯なので、公衆トイレ脇の空きスペースに停める。身支度をして、まずは車道を栃谷川沿いに栃谷の集落に向かって歩く。秋が深まってきて、紅葉が進んでいる。栃谷の集落を抜けて栃尾尾根の山道に入るので、曲がり角を注意して進むと、丁寧な「陣馬山入口」の小さな表示板があり、ここから斜度のある集落内の車道を右、左と曲がりながら登っていく。民家がちらほらとあり、キクやバラなどが植えてあり、見ながら歩く。また、黄色の柚子が実り、秋の深まりを感じる。野原には、ノコンギクが色鮮やかに咲いている。途中で宿泊もできそうな立派な栃谷園地休憩所による。民家の脇を山道に入る。急坂で、歩くのもゆっくりとなる。標高が高くなり、南側の景色が広がる。秋にしては湿度が多いのか、もやが、かかっているが、冠雪の富士山がうっすらと見えた。15分ほどで尾根に着く。ここからは東北方向の陣馬山に向かって尾根を進む。落葉のある緩い山道では、おしゃべりしながら、坂がきつくなると呼吸優先で歩く。尾根だが、杉・檜の人工林か、コナラを中心とした雑木林の中の山道で、遠くの景色は林越しだ。足元には、地味だが、コウヤボウキ、カシワバハグマなどが生えている。クロモジは黄葉が進んでいる。雨が降らないので目立たないが苔も生えている。林の下草、灌木が生えているので、鹿があまりいないようだ。頂上近くになると、下ってくる登山者、追い抜く登山者がやや増える。斜度のきつい尾根を2か所ほど登り切り、落葉、紅葉した林、ススキなどの草の生えている尾根に出る。そこからは直ぐに陣馬山頂上で一気に見晴らしがよくなった。写真で見た白い馬が立っていた。登山者が一気に増え、ベンチなどで寛いでいる。西には、八王子方面の市街地が見え、北、西北には生藤山や奥秩父の山々、南に丹沢の山々が見える。南西には、富士山が見えるはずだが、白い雲で見えない。東方以外は、山々が連なっている。周辺にはススキが穂を立て、穂が動くことも無い。
時
上:明るい雑木林に心安らぐ 下:山頂付近にススキの草原が広がる
時間が早いが、空いているベンチで、昼食をとる。風も無く、雲が多いが穏やかなてんきでおしゃべりを楽しむ。
下山路は登りで使った栃尾尾根の西北にある一ノ尾尾根を下る。このルートは急な坂が無いせいか、登山者が多く、登ってくる登山者、下る登山者が多かった。栃尾尾根と同様に林が多いが、雑木林内では、紅葉が進み、明るくなり紅葉、黄葉を楽しめた。道には、もう落葉が絨毯のように積もっている。午前よりも晴れてきて明るい陽射しが道まで差し込む。山から車道になるがかなりの急斜面で左右にカーブしている。3か所ほど小さい無人直売所があり、柚子、エンドウ、豆などが置いてある。安いので買い求める。
往きの道に出会い、予定の時間に駐車場に着いた。天気に恵まれ、紅葉が楽しめ、あまりきつくない登山で、楽しい登山になった。
(橋本記)