甲信越

【ハイキング】水ノ塔山・篭ノ登山 (個人山行)

ランプの宿から水ノ塔山・篭ノ登山   アルバム

水ノ塔山のイワカガミ 

山  域:長野県小諸市、東御市:水ノ塔山2202m、篭ノ登山2227m

期  日:2025年06月8日(日)

参  加:高橋仁、他4名

行  程:

高峰温泉現地集合9:00➝水ノ塔山10:25→篭ノ登山(昼食)11:00/12:10→兔平12:40→高峰温泉(解散)14:00

 

車坂峠から「ランプの宿高峰温泉」に到着。駐車場はすでに満車寸前。気温15度Ⅽ、薄曇りの中でも目指す水ノ塔山や篭の登山がはっきり見える。イワカガミ、ミツバオーレン、ツガザクラ、マイズルソウなどを足元に見ながら登る。しだいに岩のゴツゴツした、急な登りへとなるが、晴れ間ものぞき、高峰山や浅間山が望める。ジワリと汗ばむ頃に、アヅマシャクナゲの咲く山頂に着いた。日曜日なので、ハイカーも多めで、単独、二人連れの若い人が多い。我々5G(ファイブ・ジー)は、平日登山が多く、年配者ばかりの山が多かったが、今日は気分までが、いつもと違って、空も明るく見える。

篭の登山から池の平を望む

南側が激しく崩れて、赤ゾレた稜線を、高峰山を眺めて、軽くアップダウンすれば、東篭ノ登山へ到着する。岩がゴロゴロと敷き詰められた山頂は、殺風景と言えば殺風景だが、パノラマの展望はなかなかだ。南に池ノ平が、西に西篭ノ登山、湯ノ丸山、烏帽子岳、北西に四阿山、根子岳、そして東を振り返れば、さっき登った水ノ塔山の先に、浅間山と外輪山、前掛山が一望できる。さわやかな風に火照った体を休めながら、ゆっくりのランチタイム。

お腹のいっぱいになった5G(5人のジィ)は誰も、西篭ノ登山を往復しようと言わない。で・・・  西篭ノ登はカットして兔平(今は兔平とは言わないで、池ノ平駐車場と言っているようだ)に下山することに相成ってしまった。兔平で、7月の山行日程を決めたら、高峰温泉に戻ろう。車やバイクがホコリを挙げながら通る林道をテクテク歩いて、そろそろ飽きてきたころに駐車場に辿り着いた。西篭ノ登山をカットしたので、早い山行終了だが、休日渋滞にハマらずに帰れるから、良しとしよう。

                           (高橋仁)

【ハイキング】平標山、仙ノ倉山

花の平標山と展望の仙ノ倉山  アルバム

仙ノ倉山から平標山と苗場山を望む

山 域:新潟県:平標山1983.7m・仙ノ倉岳2026.2m

期 日:2025年06月27日(金)~28日(土)

参 加:高橋仁 木村、赤坂

行 程:

27日(金)晴れ/曇り、稜線はガス

道の駅かわもと6:00=花園=月夜野=平標山駐車場8:00/8:10➝松手山10:30/10:50➝平標山(昼食&花散策)12:35/13:40➝山の家14:20(避難小屋泊)

21日(土)晴れ、稜線は朝のガスと強風から9時過ぎ晴れる

山の家(避難小屋)6:15➝平標山7:10➝仙ノ倉山8:35/9:15→平標山10:40➝山乃家(昼食)11:30/12:25➝林道出会い13:15→登山口14:20=(往路を帰る)=熊谷17:00

 

登山口に1時間早く到着。ず~と気をもませていた気象予報も好転して、降られる心配はなさそうだ。松手山登山口からゆっくりペースで登り始める。人も少なく静かな山だ。思いがけずヤマツツジの花がたくさん出迎えてくれた。さらにタニウツギ、シャクナゲ、ギンリョウソウ、アカモノ、オノエラン、カラマツ草、ドウダンツツジ(ヨウラク?)などが楽しませてくれる。花の百名山の名を頂いた山だけの事はある。

松手山で水分とエネルギ補給をしたら、平標山へ。森林限界を超えた稜線はなだらかな曲線を山頂へと繋げている。あの山頂を超えた先はイチゲを盟主にコザクラ、チングルマ、オノエラン、チドリ、シオガマ、キンポウゲ、マイズルソウなどのお花畑が連なっているはずだ・・・・

オノエラン

ところが、である! 山頂から先の稜線にはガスが広がり、眺望は無い!せっかくの花も写真映りは期待できない。とりあえずランチにして、少しばかり花めぐりをしたら、避難小屋のある山の家に下ろう。明日の晴れを期待して、今日の酒宴をゆったりと楽しもうではないか。避難小屋宿泊は、明日2時起きをして、谷川岳まで歩き、西黒を下るという大宮の青年と、われら3人の4人だけ。2時起きの青年に配慮して、静かで控えめな酒宴を早めに切り上げて就寝しよう。

4時起床。窓からの平標から仙ノ倉のあたりは濃いガスで全く見えない・・これは想定の範囲内だから、がっかりはしない。日が昇れば必ずガスは晴れるはずだから・・淡々と支度をして、小屋の掃除をして、予定より早く出発して平標山へ登り返そう。途中の小さな湿原には、ワタスゲ、イワイチョウ、コバイケイソウ、フデリンドウ、モウセンゴケなどが咲いている。稜線は毛渡沢(土樽)側から吹きあがる強風が、濃いガスを吹き上げている。とりあえず、仙ノ倉山まで行って時間稼ぎをしよう。そのうち風とガスは収まると確信して・・・花は帰りにゆっくりと楽しめばいい。

という訳で、仙ノ倉山で様子を見るうち、苗場山が顔をのぞかせ、赤城、子持、小野子、皇海、武尊、至仏山などが判別できる。やがてエビス大黒や万太郎がガスの上に黒々とした頭を見せて来た。ウン!よしよし!これでいいのだ!写真を撮って、一息入れてからお花畑に戻れば目論見通りだ。仙ノ倉から平標の稜線をつなぐ登山道は、いつの間にかハイカーの行列ができている。そうか!今日は土曜日だった。谷川連峰の中でも人気の高いメジャーな山は、こういうものなのか?

今年は雪消えが遅く、花も遅いかと思ったが、連日の暑さで例年と同じ開花となったようだ。チングルマは終わり、イチゲやコザクラも終盤か?オノエランは盛りのようで白い花を次々と開いている。まあ、これだけ楽しめれば充分。あとは小屋に戻り、ランチを済ませて、平元新道を下り、林道を延々と歩いて駐車場に戻ろう。樹林帯の下りは木陰で涼しくて歩きやすい。起床を早めたので、予定を一時間も早く終了できた。(高橋仁)

【ハイキング】根子岳 2025/7/13

根子岳

山名山域:根子岳(長野県)
日時  2025年7月13日(日)
参加者 CL石川 SL相澤 赤坂 須藤 高橋仁 高橋武 豊島 橋本

アルバム


行 程:川本6:15―峰の原高原P 8:30―登山口8:40―避難小屋10:00/10:15-子根子岳11:50―根子岳12:20/13:10-避難小屋14:10-峰の原高原P 15:10


<天候:晴れ>
ペンションが何軒か並ぶ林の坂道を10分ほど行くと根子岳登山口の道標が現れ林の中の登山道に入る。15分程の所に料金所の看板があり、その先は牧場。牧場と林の間の登山道を行く。林の北側はゴルフ場。カートの音や人の声が聞こえてくる。日差しは強いが、風は心地よい。が、足下にはアリの大群、とても避けきれず上がってくるアリを払い除けながら歩く。途中水分補給休憩を取り、テングクワガタ、ミヤコグサなどなど、楽しみながら進む。標高1650m辺りから勾配がきつくなる。オダマキやハクサンフウロを目の端で確認しながら、もう一息で避難小屋だ。日陰を求めて小屋の中に入るが、あまりの蒸し暑さに入り口前で微風を感じて休憩。避難小屋の先で、道が二股に分かれる。向かって右側の根子岳への道を行く。2025m辺りで小休止。西に広がる菅平高原に、レタス畑の栽培シートだろうか、白い塊が沢山広がっている。


子根子岳の分岐で分かれ、5人が子根子岳山頂に向かう。雲がずいぶん湧いてきて眺望は残念だが、猫の耳?が付いた頂上標識で記念撮影を済ませ、急いで根子岳へ。アキアカネの大群が舞っている。昼食、思い思いに写真を撮りゆっくり下山。


避難小屋と1555m辺りの牧場で小休止。15:10には駐車場に無事到着。夏山ハイキングを楽しみました。それにしても2000mの山でこの暑さは大変です。     (豊島記)


<出会った花>

1500m~1800m ヤナギラン、カワラマツバ、オニシモツケ、カラマツソウ、イブキジャコウソウ、テングクワガタ、ミヤコグサ、キバナノヤマオダマキ、ハクサンフウロ、ウツボグサ、タカネシュロソウ,ホタルブクロ
1900m~2200m ホソバノキソチドリ、ウスユキソウ、ミヤマホツツジ、シラタマノキ、タカネシュロソウ、ネバリノギラン、シロバナハナニガナ、ハナニガナ、ハクサンチドリ、コケモモ(実)、ガンコウラン(実)、コキンレイカ、ヤナブキショウマ、テガタチドリ(つぼみ)、テガタチドリ、エゾシオガマ    (赤坂記)

【ハイキング】鉢山 横手山 岩菅山 2025/07/19、20

鉢山 横手山 岩菅山

山域山名:鉢山 横手山 岩菅山 (長野県志賀高原)

日程 :2025年7月19,20日(土日)

参加者: CL石川 木村

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行動記録:

7/19 鉢山、横手山   熊谷5:30 = 8:50志賀高原・硯川→渋池(09:00)→四十八池分岐(9:45)→鉢山(10:15)→のぞき分岐(12:03)→横手山頂ヒュッテ(12:40)[休憩 20分]→横手山(13:14)→渋峠(13:45) 14:37=(バス)=14:52ほたる温泉 =木戸池キャンプ場15:15

<天候:晴れ> 関越道渋川ICで降り草津を経て志賀草津高原ルートに入り、硯川の前山リフト前に駐車する。リフトを利用(¥600)し標高1820mの前山湿原の一角に立つ。夏らしい緑一色のさわやかな高原である。少し歩くと白いワタスゲや赤やオレンジ色をしたモウセンゴケの岸辺に囲まれた渋池があり志賀高原らしい静かなたたずまいを見せている。志賀山へのルートとの分岐を過ぎ、なだらかな樹林の中の道を進む。志賀高原の代表的な池巡りコースの遊歩道で歩きやすい。


 左手に大小たくさんの池のある四十八池の湿原が見えてくる。湿原の端に休憩用の東屋とトイレが整備されている。ここから池巡りコースから離れ鉢山へ向かう。鉢山は円錐形をしていてお菓子の甘食のような形をしている。急な階段の登山道を標高差で150m程登る。池巡りコーズと違いぐっと登山者が少なくなる。登山道は整備されてからの年月の感じられてやや荒れ気味である。鉢山山頂の標識のある所は木々で覆われ展望もない。


 鉢山を過ぎ硯川と横手山の分岐を過ぎたあたりから今日一番の核心部と言ってもよい登坂路となる。いくつかの小ピークを越え、斜度が緩んだところが泥んこ道になっている。時折予期せずくるぶしあたりまで泥の中に登山靴を沈めたりしながらなんとか通過する。一時横手山スキー場のニッコウキスゲが盛りのゲレンデに出たり、最後は横手山山頂直下を150mほど直登して展望台に到着する。ここで昼食。


 この後山頂を経由して登ってきた道と反対側の渋峠スキー場のゲレンデの道を下り渋峠へ下る。路線バスでほたる温泉(硯川)まで戻って(\600)、車で木戸池キャンプ場に移動し幕営した。(石川記)

 

7/20 岩菅山  木戸池キャンプ場6:50=岩菅山登山口7:15→小三郎小屋跡7:25→アライタ沢出合7:50→ノッキリ9:10→岩菅山10:00/10:45→ノッキリ11:15→アライタ沢出合12:25→登山口12:55


<天候:晴れ> 昨晩は夕食の豚しゃぶと焚火で楽しい一夜を過ごした。木戸池キャンプ場は、トイレが遠いのが難点だが連休でも混みあってはおらず、水道もあって刈り払いもきちんとされていて良いキャンプ場だった。朝食はハムと野菜のサンドウィッチを食べ、夜露に濡れたテントはそのままにして岩菅山登山口へ車で移動。登山口に着いてみると、何だか随分と混みあっている。聞くと高校生を中心としたボランティアグループが、登山道の道標整備を行うために集まっているとのこと。


彼らより先行して出発。登山口から10分程登ると、用水路に突き当たって、アライタ沢出合までは用水路に沿ってほぼ水平に進んで行く。人工の流れだが、せせらぎの音を聞きながら歩くこの区間は、個人的には岩菅山の好きなポイントの一つだ。アライタ沢からは道は急坂となり、黙々と登っていく。2022年の夏合宿で来た時は、登山道沿いにマイヅルソウやアカモノの花が咲き盛っていた記憶があるが、その時より時季が早いにも関わらず花は終わってしまっていた。今年は花の巡りが早い。

主稜線と合流するノッキリで一息いれ、思いのほか岩がゴロゴロしている急登を頑張ると、岩菅山の山頂に到着した。

 

 

 

【ハイキング】乗鞍岳ピークハント 2025/8/3

夏のアルプス乗鞍岳ピークハント  アルバム

乗鞍岳山頂下の権現池

山  域:長野県松本市・岐阜県高山市 乗鞍岳(3025.7m) 
山行形態:ハイキング
期  日:2025年8月3日(日)

参  加:(8人)高橋仁、須藤、相澤、橋本、赤坂、石川、駒崎、木村
行  程:
美鈴荘=6:30=観光センター7:00=朴木平7:50=畳平8:50→肩ノ小屋9:15➝剣ヶ峰10:45/11:00→蚕玉岳(こだまだけ)➝肩ノ小屋11:50/12:15→富士見岳12:40/12:50➝県境広場13:10→畳平13:20/14:00=バス=朴木平14:50=松本=花園=熊谷

 夏のアルプス・二日目:美鈴荘から観光センターに移動して7時発畳平行きシャトルバスに乗るはずだったが・・・乗車券が完売済。松本発直通便だけでなく、シャトルバスも予約制だった。確認を怠った結果が招いた事態・・・ならばタクシーでと電話をするも、14人4台はすぐに手配できないという・・・運のいいことに、隣で聞いていたお兄さんが「ほおのき平から30分おきにバスが出て、乗り切れなければ増便が出るから待たずに乗れるよ」と教えてくれた。早速白骨温泉経由で安房トンネルを抜け、ほおのき平からバスに乗る。畳平には予定より1時間弱の遅れで到着できた。捨てる神あれば拾う神あり!アドバイスありがとう!

 剣ヶ峰往復と剣ヶ峰+周辺ピークハントの2チームに分かれて出発する。夏の花は終わりかと思ったが、雪消えの遅いところは、コマクサ、イチゲ、シオガマなどが咲き、イタドリ、ウメバチ、ウサギギク、オトギリ、ダイコンソウ、イワギキョウ?などが目を楽しませてくれる。不消ヶ池(きえずがいけ)を右に見ながら石ごろの道路を歩き、摩利支天岳分岐に着くが「工事中進入禁止」のゲートがあり、摩利支天はパスして、肩ノ小屋へ行こう。広い庭にベンチなどもある大きな小屋だが、人も多い。ここから登山道に変わるが、火山噴出物の岩ゴロ道は歩きにくい。汗もかいたので途中で休憩を取り、肩ノ小屋や摩利支天の気象観測所を見下ろして、水分とエネルギを補給する。

 朝日岳への分岐もロープが張ってあり、進入禁止らしい。登っている人はいるが、ここは素直にパスしよう。蚕玉岳(こだまだけ)は左から巻いて鞍部に出る。見上げれば朝日権現社と乗鞍奥社を頂く剣ヶ峰が指呼の先に。見下ろせば眼下に深い色の権現池・・・。フッと、吾妻連峰・一切経山の魔女の瞳を連想してしまった。二度も訪れながら悪天でお目にかかれなかった魔女の瞳への執着が心の底に潜んでいたのだろうか・・・? さて、山頂がガス包まれる前に一先ずここで集合写真を撮っておこう。

蚕玉岳から剣ヶ峰をバックに 頂上小屋の前から剣ヶ峰に向かうが、長蛇の列が動かない。どうも乗鞍奥社の前で記念写真の順番待ちをしているようだ。ここは行列の右側から奥社を回り込んで山頂に出る。御嶽山方面はガスで見えないが、全員の到着を待って山頂標の下で記念撮影だ。込み合った山頂は早々に引き揚げて、肩ノ小屋でゆっくりランチにしよう。蚕玉岳は登りでは巻いたので下りはピークを踏んでおこうか?などと言っていると、大嶋チームが登って来た。剣ヶ峰をバックに全員の写真を撮って、我々は先に下ろう。肩ノ小屋の北側に日陰を求めてランチタイム。目の前の摩利支天の麓に雷鳥の親子がチョコマカト動いているというので、人だかりができて、みんなで写真を撮っている。

 そうこうしているうちに雨が降り出したので、富士見岳に向けて出発だ。対岸に残雪を抱えた不消ヶ池を見ながら富士見岳に登る。ザレた斜面はコマクサが群生していて、ピンクのまだら模様が一面に広がる。少しピーク過ぎだが、まだまだきれいなコマクサが雨で黒くなった火山灰の中に浮かび上がる様をしばし眺めいる。

富士見岳のコマクサ まだ、大黒岳と魔王岳も登る予定だったが、雨が収まらないので、県境広場から畳平に戻ることにしよう。バスターミナルで大嶋チームの到着を待って、ほおのき平行バスに乗る。             (高橋仁)