甲信越

【ハイキング】総会記念ハイク 高川山

尾県資料館から高川山往復

 

 

山域:山梨県大月市 高川山(976ⅿ)

期日:2023年12月10日(日)

参加者:(9人)L高橋仁、SL木村、記 高橋武子、須藤、橋本、豊島、石川、駒崎、赤坂

行動記録:熊谷駅6:30=稲村神社・尾県郷土資料館駐車場8:40―小休止9:25/9:30―馬頭観音9:35―小休止10:10/10:20―急登―小休止10:40/10:45―禾生分岐―高川山頂(昼食)11:00/11:50―小休止12:20/12:25―林道始点13:05/13:10―稲村神社・尾県資料館13:20/14:00=熊谷駅16:40

快晴、落ち葉が降り敷く道を滑らないよう注意しながら登る。無風、暖かいとゆうより暑い。1枚脱ぎ2枚脱ぎして登る。麓の大月では最高温度が18.7度もあったとのこと、12月とは思えない暖かさです。木々の葉はまだ落ち切らず赤い葉も混じり、足元にはコウヤボウキの実の冠毛がかわいらしく目につく。頂上に近づくにつれ下りのパーティとすれ違う。禾生分岐手前の急登は、岩に落ち葉はついているし、下りの人には待っていただいてるしで、通り過ぎたらほっとし、一休みする。頂上はかなりの人。

昼食を済ませたら写真撮影や山座同定、青空を背景に白銀の富士山が何しろ圧巻、そして近くの山梨の山々や、遠く南アルプスの間ノ岳などを臨む、そして眼下にはリニア実験線が高川山から九鬼山へと突き抜けている。

下りは禾生分岐から谷道へ下る。九十九折りの土道で下り易かった。途中、1本の大きなカエデが美しく紅葉していた。下山後、尾県郷土資料館を見学、明治10年に開校した小学校の校舎とのことでしゃれた木造の洋館です。懐かしい昔の教室がそのままの雰囲気で残り、ドラマにも利用されたりするとのこと、いろいろ説明もしていただきました。

楽しい1日でした。              (高橋武記) 

 

【ハイキング】乗鞍岳

山域山名:北アルプス 乗鞍岳(3026m)

期日:2023年9月26日(火曜日)

行動記録

 熊谷駅南口4:55=川本道の駅5:10=花園IC=松本IC7:45=乗鞍観光センター8:45/ 8:00=畳平9:50/10:05-肩の小屋10:50-剣が峰11:50/12:15-頂上小屋12:25/12:40-肩の小屋13:15-畳平13:45/14:05=乗鞍観光センター14:55/15:10=松本IC=花園IC=川本道の駅18:50=熊谷市箱田19:20

 

参加者:L須藤、白根、黒澤

 

5時少し前に熊谷駅を出発、道の駅で黒沢さんと合流し長野周りで松本に向かう。安曇野では雲が高く常念などが良く見える。乗鞍の曇り予報もこの程度ならと期待してほぼ予定通りの時刻に松本ICを下りる。通勤時間にかかり、クルマが多くやきもきしながら予定より20 分程遅れて乗鞍観光センターに到着。急ぎ身支度をし、往復チケットを手にバスに乗車。車窓から綺麗なペンション、休暇村などの施設が見える。そんなところのバス停からも登山者を乗せ何回かスキー場を横切り登る。2000mを越えると木々の色づきがもや越に認識できる。バスは岐阜県に入ると間のなく日本一高い2700mの畳平に到着。霧雨が降っている。ターミナルビルで雨具を付け登山届を出し、出発する。広い車道を霞んだ白い池を見ながらなだらかな傾斜を登る。摩利支天岳を巻くところは落石防止の柵に大きな石がからんだり、壊れていたりする。道は下り、鞍部の肩の小屋に着く。ここから登山道が始まり、予想よりなだらかな道を進む。日本で一番登りやすい3000m峰の為か綿パンツに傘で歩いている二人ずれがいる。山頂は7度予報の為、低体温症に気を付けて下さいと声をかけていく。危険な所は無いがゴロゴロした岩が濡れており注意して登る。たくさんの人達が下りてくる。ガス越しにピークが見えてきたが、あの次が本当の頂上との事、ゆっくり登ると頂上直下にお土産を売る小屋があり、好天字の北アルプス方面の眺望写真があった。最後の急騰を登ると祠があり手をあわせる。祠を回り込むと背中合わせで別の社があった。長野、岐阜方面を夫々向いており、木曽駒山頂の2つの社を思い出す。この社前に標高標識があり、ここで写真を撮る。

ゆっくり休むほど広くなく、眺望もきかないので先ほどの土産物屋前に戻り、昼食をとった。昨日下山時、怪我をした人がおり、へリ搬送されたとの事、濡れていることもあり注意して下る。この時間でもまだ登って来る人がいる。その中に軽装の4人の韓国の若者グループがあった。眺望を楽しむこと無く、花が落ちた駒草以外の植物も見る事も無く、淡々と歩き、無事に肩の小屋に到着。時計を見ると1時間早いバスに乗れそうな事、眺望が期待できないので、剣が峰眺望が楽しめるはずの富士見岳をパスして歩いていると、斜面に2羽の雷鳥がおり、お腹の部分だけが白かった。

山は相変わらず見えないが中2時5分のバスに乗り帰途についた。今回は4時間滞在でしたが5時間滞在なら、誰でも3000m峰の雰囲気と眺望を楽しむ事が出来る事を実感する一日であった。時期は紅葉する木がない秋ではなく雪と高山植物を楽しめる初夏が良い。

                               (須藤俊記)

【夏のアルプス】白馬三山コース 2023/08/05~07

2023夏のアルプス

白馬山荘集中・白馬三山コース

山  域:白馬岳2932m、白馬鑓ヶ岳2093m
目  的:夏のアルプスを楽しむ
山行形態:無雪期一般登山(小屋泊・テント泊)
期  日:2023年8月5日(土)~7日(月)

参加者:CL石川 SL橋本 大嶋 豊島

アルバム

行動記録:
8/5    5:00道の駅かわもと=猿倉8:15/8:37・・・09:57白馬尻荘跡・・・10:03/10:15白馬尻小屋跡・・・11:10大雪渓取りつき・・・12:50/13:07雪渓終わり2030m・・・15:03/15:13岩室跡・・・16:02/16:10避難小屋2450m・・・18:10頂上山荘‥‥18:51白馬山荘2830m泊


8/6    6:15白馬山荘・・・白馬岳06:41・・・06:57/07:12白馬山荘・・・07:43/07:50丸山・・・9:42/9/55鑓ヶ岳手前鞍部・・・11:48/11:53鑓ヶ岳・・・12:33/12:38鑓温泉分岐・・・13:03大出原・・・14:20白馬鑓温泉小屋泊


8/7    白馬鑓温泉小屋05:58・・・06:30鑓沢・・・06:54崩沢・・・06:57落石沢・・・07:02杓子沢・・・07:46サンジロ・・・09:01小日向のコル・・・10:32中山沢・・・11:00猿倉台地・・・11:19水芭蕉平・・・12:02猿倉荘

8/5 連日の猛暑が続く中、予定通りに出発し順調に高速道を進む。二つある猿倉の駐車場の下の方に誘導される。駐車場整理の方の話では先週より車の数が少ないとのこと。標高1240m猿倉荘前の登山指導所で登山届を提出する。雪渓でのアイゼン装着、午後より雷の予報が出ている等の諸注意を受ける。大雪渓往復組、栂池下山組とほぼ同時にスタートする。

 古い写真を調べたら40年近く前の山登りを始めた頃1986年8月25,26日、このコースを1泊2日で歩いたことが分かった。当時は白馬駅前の白馬山荘案内所で軽アイゼンをレンタルしたのだが、現在のものと比べずっしり重かった記憶がある。
 白馬尻小屋で先行2チームが待っていてくれて熊トレ3チームが一堂に揃い記念撮影する。もうしばらく雪渓の取りつきまで歩き1640m付近で軽アイゼン装着。一枚余計に重ね着をして手袋も装着し大雪渓に踏み入る。雪渓上を吹き降ろすガス混じりの風が寒さを感じさせるくらい。熱くなった体には丁度良い。2030mで雪渓上の道は終わり昼食休憩とする。


 この後、急斜面の中のジグザグの道をいくつもの小さな沢を越えながら歩く。あたりは葱平と言われる御花畑が広がっている。午後3時に近づくと予報通り雨が落ちてくる。雨具を着けたがしばらくすると止んだ。手前の山小屋である白馬岳頂上宿舎が見えているがなかなか近づかない。天気は回復。ふもとの白馬村は雷雲に覆われ降っているようで時々雷鳴が聞こえる。振り返ると眼下に虹も見える。時計を気にしながらひたすら歩みを進める。


 頂上宿舎の下まで、先着していた栂池下山組の花森さんがサポートに来てくれた。徐々に雷雲が下から迫ってくる。何とか振られずに山荘に到着したかったが小屋前100mで大降りになり最後はびしょ濡れになって小屋に到着した。

8/6 朝5時15分に朝食。快晴。6時過ぎに空身で山頂に向かう。かなりの人でしばし展望を楽しむ。

 

   山荘に戻り身支度して縦走に出発する。杓子岳前の小ピーク丸山へ向かう前後で時折稜線にガスがかかる。展望はなくなるが、雷鳥が登山道のすぐ脇のハイマツ帯から姿を現してくれた。3カ所で雷鳥に遭遇、そのうち2カ所ではヒナも連れているのが確認できた。

 時間がかかりそうなので杓子岳登頂はパスし、トラバース道を白馬鑓ヶ岳へ向かう。稜線の砂礫帯にはそこかしこにコマクサが咲いている。鑓ヶ岳手前の鞍部で昼食休憩をとり、標高差140mほどのガレた道を登る。山頂に着きそそくさと記念写真を撮って鑓温泉分岐に向かう。今日も午後3時から雨の予報のためテント泊予定の2人(石川、橋本さん)は降られる前にテントを設営しようとここから先行して降り鑓温泉に向かうことになる。


 このあたり一帯は国土地理院地図にも記されているように国の特別天然記念物になっている白馬連山高山植物帯の核心部である。すでに綿毛になったチングルマの群落や鮮やかなオレンジ色のクルマユリの一大群生地がひろがっている。途中2295mで軽く休憩をとり、ちょっといやなクサリ場をやり過ごして14:20に鑓温泉小屋着いた。

 テント泊は1人2000円、テント一張2000円、温泉入浴料1500円かかった。露天風呂は混浴で、女性は水着で入っている。テントを設営し、女性がいなくなったタイミングで風呂に入ったりして後続の二人を待つ。4時過ぎに二人が到着した。

8/7 昨晩は一時激しい雷雨となったが無事朝を迎える。今日は曇り空。6時前に出発。鑓温泉のある湯ノ入沢のダイナミックなスノーブリッジ、その下の激しい流れを右手に見ながら鑓ヶ岳、杓子岳に発する三つの沢に架けられた橋を渡って高度を下げていく。小屋の案内板に増水時に橋が流された場合は通行不能になると書かれていた。7月下旬までは雪渓歩きもあったようだが、すべて夏道を通るようになっていました。杓子沢を越えた地図上の1856地点が自然の展望台となっていて鑓温泉小屋までが見通せる。


 この後双子岩近くの小日向のコル(1824)を乗っ越してひたすら猿倉荘目指して下っていきました。

 猿倉荘に着いたら皆でコーラで乾杯。無事に歩き通せたことが何よりでした。

今回の反省・・・計画段階では漠然とコースタイムの1.2倍ぐらいまでの時間で歩けるだろうと考えていた。結果は2倍近くかかってしまった。例年通り初日に熊谷発の計画だったが、前日発にして当日は朝6時頃から行動開始にするべきでした。

 つらつらと振り返って思い返してみると、もし天候が悪化したり、体調不良者が出た場合は危険な状態になったと思われる(この経験を’ヒヤリハット’ならぬ’じんわりハット’と名付け、その事例として書き留めようと思います)。計画段階からメンバー間の意思疎通を図り慎重を期すこと、普段のトレーニングを欠かさぬことが長く登山を続けていくためには必要であることを強く再認識しました。

【夏のアルプス】白馬大雪渓往復

白馬大雪渓を往復

 アルバム

 山  域:北アルプス 白馬岳2932.2m
目  的:「夏のアルプス」大雪渓を登り、白馬山荘に集中合宿する
山行形態:無雪期一般登山(小屋泊)
期  日:2023年08月05日(土)~06日(日)
参 加 者:CL高橋仁、赤坂、相澤
行  程:
5日 道の駅川本5:00=花園IC=長野IC=猿倉駐車場8:30→白馬尻9:50/10:30→
大雪渓 11:10➝葱平12:40➝頂上宿舎16:00→白馬山荘16:40 (泊)

白馬大雪渓山域は高山植物が豊富と聞く、一面のお花畑を楽しみに、登山道に一歩踏み入れる。すぐに猿倉山荘が見え、小屋の前にアイゼンが並び吊るされている。ここで借りることができるようだ。ここを素通りし、なだらかな登山道をしばらく歩く。やがて道は岩がむき出し傾斜も徐々に上がってくる。ゴロゴロ岩がむき出した山道は白馬尻まで続く。やがて川のせせらぎの音が耳に入ってくる。せせらぎの音を聞きながら足を進めると前方が開け大雪渓が目の前に広がる。白馬尻に着く。一休みしていると、他の2グループと顔を合わせ、記念写真を撮る。          ここではアイゼンを取り付けることができず、もう少し歩き、大雪渓が間近に迫った箇所でアイゼンを靴に取り付ける。雪渓の上は天然のクーラーとなり、シャツ1枚では寒く、上衣を羽織る。歩き始めは穏やかな傾斜で歩き易かったが、徐々に斜面がきつくなり、一息入れる。1時間30分位歩いた所で、アイゼンを取り外し、山道に入る。ここからはゴロゴロとした岩の上を歩く。ここらあたりが葱平と呼ばれている所か、高山植物が目立ってくる。シロウマタンポポ・キンポウゲ科の黄色や、トリカブト、・ミヤマオダマキの紫、クルマユリの朱色が山道を囲む。登りにつれ、高山植物は豊富になり、目の前にお花畑は広がる。雪渓とお花畑の織り成す景色に目を見張る。ハクサンフウロ、ハクサンイチゲ、ミヤマワガタソウ、ウルップソウ、イワギキョウ等々の名が聞こえてくる。覚えきれないほど程の種類の植物が目に飛び込む。
高度をあがるにつれ、稜線付近は、天然のロックガーデンが展開する。一方、山道は傾斜がきつくなり、大雪渓で疲れた足はさらに重くなる。高山植物の写真撮影が重なりペースが遅くなる。更に悪いことに葱平を過ぎる頃から雨がポツリポツリと来る。急いで雨具を羽織る。やがて雨脚が速くなり、視界が悪い。やっとの思いで、稜線に。この頃は雨も止み一息入れる。頂上山荘の前に広がる天然のロックガーデンに目を向けると、イワギキョウ、ウルップソウの紫が映え、気持ちが癒される。重い足をひきずり白馬山荘へ向う。
6日 白馬山荘6:10➝山頂往復➝白馬山荘6:40/7:45➝葱平10:05➝大雪渓11:05➝白馬尻11:50/12:30➝猿倉駐車場13:30
ザックを山荘に置き、 朝、一番で白馬山頂に向かう。山道は登山者で賑わう。頂上の標識の前は記念写真を撮ろうと登山者で列を作る。30分程度で往復することができ、少しゆとりの時間を作れたので山荘のレストランに寄り、コーヒーを飲みながら、しばらく談話を楽しむ。
8時前に山荘を離れる。山荘付近は岩礫地帯が広がる。ここら辺にコマクサが植生していると聞き目を配りながら下っていると、あちらこちらと4株程度みつかる。首を垂れたようにピンクの花が可憐。更に赤褐色のイブキジャコウソウがこんもりと生えているのが目に入る。ミヤマアケボノソウも見つける事が出来た。黒味掛かった紫の珍しい色の花。
稜線を外れると傾斜がきつくなるが、葱平迄の道のりはお花畑が一面に広がり美しい景色をつくる。朝日を浴び、花が喜々と昨日の曇天の中で見た時よりも花の色は映えている。葱平と呼ばれるのは、葱がこの辺一帯に生えていたのかどうか解らないが、気のせいか仲間の白馬浅葱の赤紫が目立つ。この辺りから、登山者が賑わい下山者と登山者が交差し、立ち止まりペースが落ちる。
大雪渓に入るとガスで視界が悪い。さらに傾斜がきつくなり、ストックの必要な個所であるが、生憎間に合わせで買ったストックはいつの間にか短くなり役立たず。前につんのめり足の運びが上手くいかない。やっとの思いで大雪渓を渡りきり、アイゼン外す。その時、靴底のソールが剝がれているのに気づく。白馬尻までその状態で進み、ここで、昼食を取り、高橋仁さんにテープで靴底の応急処置をして頂く。
ここからは森林帯に入る。心配していた天候は急変する様子もなく、一安心。ここからは、1時間程度の道のりにホットはしたものの下る一方なので、つま先や腿に痛が走る。やがて山道は平坦となり、猿倉山荘に到着。ここで、冷たいコーラを飲み一息つき,車に乗り込む。途中、日帰り温泉で汗を流し、帰宅に向かう。お疲れ様でした。翌日、好日山荘へ行き、靴の修理依頼とストックを購入、次期の登山に備える。                          相澤 記

 

【一泊ハイキング】花の巻機山

雪渓と花の巻機山

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山域山名:巻機山 (1967m)新潟県
期日:2023年6月24日(土)~25日(土)
参加者:CL黒澤 SL高橋仁 花森 赤坂

行動記録:6/24 川本(6:00)=関越道=湯沢石打スマート=桜坂駐車場(8:00)
登山口発(8:30)―7合目(11:45/12:30)―避難小屋(14:00)
<雨・くもり>川本出発時はくもり、関越トンネルを抜けると雨。今日は移動だけなので雨でも構わないと明日の晴天に期待して向かう。国道を外れ桜坂駐車場に向かう道路では地元の人が道路整備の草刈りをしています、助かります。桜坂駐車場に着きました3割程度の駐車スペースが空いています、少雨でも登山者がけっこういる、100名山効果です。
 少雨のため、雨具に着替えて出発します、10:00ごろから雨が収まります、ぼちぼち下山者とすれ違うようになり、山頂は雨でなにも見えませんと挨拶をかわします、7合目での昼食時では雨が上がり周辺が明るくなって来ました。雨具を脱ぎ蒸し暑さから少し開放されました。ニセ巻機山に着いたときは青空、残雪、新緑、山並み、お花畑と記念写真が撮れる状態になっています。避難小屋に到着、けっこう綺麗、先客者は2名。

  荷物を置き小休憩後、水場に向かいます、先行者からは上流は雪渓で水が汲めないので下流へ向かいます、幸い少し下った所で雪渓が切れており水が確保できました。まだ時間があるのでのんびり分岐まで往復夕暮れを待ちます。夕食では単独登山者より料理を振舞って頂きおいしくいただき就寝につきました。           (記:花森)

行動記録:6月25日
巻機山避難小屋5:40→巻機山分岐6:00/6:15→割引岳(1930m)6:50/7:10→巻機山分岐7:40/7:50→巻機山8:00/8:10→牛ヶ岳8:20/8:30→巻機山9:10→巻機山分岐9:30/9:40→巻機山避難小屋9:50/10:20→前巻機10:30→7合目(昼食)11:10/11:30→5合目12:35/12:50→巻機山登山口13:50→駐車場→熊谷18:15
<天候快晴>
 朝4時頃起床、朝食後それぞれで山小屋周りを散策。雪解け後の足元はお花畑と雪渓と青空。日の出は4:25だが山の上では5:20頃山からお日様は山から顔を出した。予定より20分早く山小屋を出発、巻機山分岐を目指す。鳥の声が爽やかに聞こえる。木道と池塘が美しく、まだ白い水芭蕉が残っていた。

 巻機山分岐(巻機山標柱)からは霧が出ていたので先に割引岳を目指すことにする。雪渓が行く手に大小2つもあり、緊張しながらこわごわ渡る。なんとか行きは雪渓をアイゼンなしで歩ききり、割引岳頂上へ到着。霧が少し出ているが雲海が素晴らしく火打山も見える。休憩後巻機山分岐に戻る。帰りは雪渓の怖い二人は大きな雪渓は山の上を巻いて歩いた。ハイマツ、ツツジ、笹のブッシュの中、足を取られながら歩き切った。朝露でズボンが冷たい。アイゼンがあればとアイゼンの頼もしさを感じた。

 巻機山分岐に着く頃には朝早く登ってきた人たちに出会う。分岐からは巻機山の景色を楽しみながらたおやかな山の木道を歩く。山肌にある池塘がきれいだ。ケルンが積んである頂上に着く。なだらかな山、青空に染まった池塘、大きな雪渓を眺めながら牛ヶ岳に向かう。牛ヶ岳では残念ながらわずかに霧がかかってしまったが越後三山が霧から顔を出している。牛ヶ岳から巻幡山頂、分岐を経て避難小屋に戻る。

避難小屋で荷物のパックをして下山する。前巻機山を経由して七合目で昼食を摂り、時折花を楽しみながら段差のきつい山を降りきった。天候にも恵まれ、お花畑、雪渓、池塘、たおやかな山、巻機山は忘れられない素敵な山の一つになりました。

 ギンリョウソウ、アカモノ、イワカガミ、ドウダンツツジ、ツマトリソウ、ショウジョウバカマ、ハクサンコザクラ、マイズルソウ、タカネスミレ、イワイチョウ、キッコウキスゲ(蕾)、
ワタスゲ、タテヤマリンソウ、ツバメオモト、オノエラン                 <赤坂 記>