甲信越

[ハイキング] 六萬騎山・角田山(個人山行)

六萬騎山と坂戸山転じて角田山へ  アルバム

六萬騎山のカタクリ

山域:新潟県六萬騎山と角田山

期日:2025年4月7日、8日

参加:高橋仁、他4名

行程:

7日(月)六日町蕎麦の中野屋時集合(昼食)11:00/11:40=六萬騎山駐車場12:30→六萬騎山周回14:00=旧湯之谷村・大湯温泉(泊)15:00

8日(火)ホテル湯本8:30=角田浜駐車場11:00→桜尾根→角田山13:15→桜尾根→駐車場14:50(解散)

静岡と熊谷、深谷から六日町の中野屋に集合。昼食を済ませて六萬騎山麓の駐車場から取り付く。雪割草、コシノコバイモ、カタクリ、キクザキイチゲなどが迎えてくれる。昨日まで雪が残っていた斜面に、雪のアイロンで落ち葉が張り付つけられている。その落ち葉を持ち上げてカタクリが目を出し始める。山頂から南へ下ると、開きかけたツバキやマンサクの花が雪や寒波でやられている。イワウチワはつぼみがピンクに膨らんでいる。

坂戸山に芽をやれば、まだまだ雪がたっぷり着いていて、花には早すぎる様だ。明日は予定変更で旧巻町の角田山にすることにして、旧湯ノ谷村の大湯温泉に。伊藤園グループのホテル湯本は、月曜でも駐車場がいっぱいの客がいるが、それ以外の旅館はひっそりとしている。閉館したところが多いようだ。

朝の温泉と食事の前に、大湯温泉を散歩する。道路わきの残雪越しに魚沼駒ヶ岳が朝日に輝いている。雪解け水が音を立てて流れ、あふれた水はアスファルトの坂道をなめ滝のように流れる。魚沼駒の登山口、枝折峠への道路はここで除雪終点。道路わきの廃屋が雪につぶされて無残な姿を晒している。雪国の田舎ではよく目にする光景だ。

小出インターから巻潟東、角田岬へと移動して角田山へ取り付く。灯台下の駐車場は雪割草目当ての登山者の車がいっぱいだ。桜尾根の雪割草は先週来た時よりも開いて、白、ピンク、紫、青、濃・淡、大・小と実に多彩で多様な花が二、三輪の小株から、シクラメンの鉢のように、もこもこッとした大株まで、「見て!」「見て!」と言わんばかりに競って咲いている。

白とピンクのカタクリ

登るにつれて、キクザキイチゲ、カタクリが増えてくる。先週来たときは下を向いていたイチゲとカタクリが、上を向いて花びらを開いている。エンゴサク、ナニワズ、ラショウモンカズラ、チョウジサクラ、アブラチャン・・・と?!  アッタ!アッタ! 今週も白いカタクリが! 10万株に一つと言われる突然変異の花がお目見えだ。

そんなこんなで山頂に着いたら、時折、雨がパラついてきたので、灯台コースは止めて、桜尾根を戻ろう。海岸近くまで降りると、登るときは見えなかった佐渡の島影が黒く見えている。今回の山行はここまでだ。北陸道経由で帰る静岡組を見送って、我々は関越道から帰路に着く。       (高橋仁)

【ハイキング】雪割草の樋曽山&角田山(個人山行)

エフェメラルの樋曽山と角田山アルバム

山域:新潟県樋曽山296m、角田山482m

期日:2025年3月30日(日)~31日(火)

参加:高橋仁、赤坂、他8名

行程:

30日:熊谷=巻潟東IC=五箇峠林道入口10:30→五箇峠登山口11:20→福井山12:00/12:30→海岸の見えるテラス往復13:21→樋曽山13:50→福井山14:50→五箇峠15:00→林道入り口15:50=岩室温泉ゆもとや(泊)16:20

31日:宿泊地8:40=角田岬駐車場9:00→桜尾根登山口9:10→角田山11:10→観音堂11:30/13:10→角田山12:20→三望平12:40→灯台14:50→駐車場15:15=巻潟東IC=熊谷19:10

雪割草の宝庫、新潟県の樋曽山と角田山を一泊二日で贅沢に登ってきたた。

樋曽山

樋曽山の山頂は何もない

日本海に面した、弥彦山、樋曽山、角田山の山域は午前中に雨雲が通過するので、日程を角田山から樋曽山に変更して、登山口到着時間も遅らせて天気の回復を狙った。うまい具合に五箇峠登山口では雨も止んでくれた。イチゲ、ニリンソウ、カタクリに始まり、コシノカンアオイ、エンレイソウ、雪割草、キクザキオウレン、ナニワズ、ショウジョウバカマ、アブラチャン、クロモジ、チョウジ桜、イカリソウ、エンゴサク・・・。

エフェメラル(春の妖精)たちが、入れ代わり立ち代わり現れる。中でも雪割草は多種多様の花色、大きさで、大株、小株と変化に富んでいるし、花の多さに圧倒される。イチゲとのコラボ、カタクリとのコラボと楽しめる。おまけに10万本に1本と言われる白いカタクリにもお目にかかれた。オウレンの多さも群を抜いている。

時折アラレがパラつく寒い天気だったが、大満足で下山して、岩室温泉の老舗ホテルに泊まる。

角田山

 角田山山頂手前の木道で

夜中に雪が降って、車の屋根や窓が白い。山も白くなっている。それでも天気は快方に向かっている。角田岬の海水浴駐車場に車を置き、赤布だけが目印の桜尾根に取り付く。私有地を登山用に開放して頂いているコースで、雪割草の多さは半端でない。

登山者も多いし、写真を撮りまくっているのでなかなか先に進まない。振り向けば、砂浜から日本海が広がり、佐渡ヶ島が大きく横たわっている。海抜0メートルから450mヘの花山行だ。樋曽山程花の種類は多くないが雪割草の多さとカタクリの多さは、もの凄い。ようやく山頂稜線に出て、山頂の先にある観音堂に足を進める。

観音堂の前は広い芝地で、越後平野が広がり、その先には鳥海山から朝日連峰、月山、飯豊連峰、越後山群、浅草岳、守門岳などの雪を頂いた山々がが望めるはず・・・。残念ながら飯豊や浅草、守門がうっすらと見える程度。越後平野の田んぼに水が張られたら、また一味違う風景が楽しめそうだ。

名残惜しいが帰りの時間を考えれば長居はできない。山頂に戻り、灯台コースの尾根を下る。こちらはカタクリの群生がすごい。白いカタクリも見つけた。やせた尾根に岩場も出てきて気は許せないが、眺望は素晴らしい。朝は鉛色だった日本海は青く澄んできて、佐渡ヶ島が目の前に広がる。アップダウンを繰り返して、眼下の灯台に到着した。狭い石段を下って海岸の駐車場に着いたら、あとは熊谷を目指すだけだ。(高橋仁)

 

 

 

 

【積雪PH&雪山ハイク】飯縄山&戸隠高原

初級冬山 飯縄山と戸隠高原      アルバム

戸隠高原のスノーリンゴ

山域:長野県:飯縄山1917m、戸隠高原

期日:2025年3月8日(土)、9日(日)

参加者:(7名)CL高橋仁、SL木村、白根、橋本、豊島、赤坂、駒崎

行程:

8日(土)曇り

川本=信濃IC=戸隠中社=一の鳥居駐車場9:40→登山口10:10→馬頭観音(駒つなぎ)11:40→飯縄神社13:45/14:00→馬頭観音14:40→登山口15:25→駐車場15:45=中社民宿りんどう16:00

戸隠神社中社の民宿に白根さんを降ろしてから、飯縄山登山口駐車場へ。

天気は曇っているが、時折薄日も射してまずまずのスタート。別荘地の道路を登り、登山口でアイゼンを付けて鳥居をくぐって出発だ。樹林帯をゆるゆると登っていく。1,300ⅿあたりから徐々に急登になってきた。北へ北へとひたすら登れば、馬頭観音の先は、夏道はつづら折りだが、雪崩を避けて尾根を直登する。

アイゼンの歯をしっかり効かせないと、ずり落ちるような急登にペースも落ちる。1700Mあたりで森林帯を向けると風が強くなってきた。期待したほどの展望も無いまま、飯縄神社に着いた。雪に埋もれた神社から、飯縄山頂は指呼の先に見えているが、風も強いし、予定時間も過ぎている。山頂は以前に登って、素晴らしい展望も見ているから、今回はここまでにしよう。

さっきまでの「お疲れ模様」はどこへやら、下りになれば様変わり。あれよあれよと馬頭観音に戻り、黄色い実を付けたヤドリギを着けたミズナラの樹林を抜けて、予定時間に駐車場まで到着した。

戸隠神社でカメラを担いで散策していた白根さんが待っている「民宿りんどう」に帰ろう。すぐ近くに有名な?「神告げ温泉」があるが、誰も行かない。宴会の方が先だ! 

9日(日)晴れ

民宿8:30=奥社入口駐車場9:00→隋神門9:20/9:45→鏡池10:35/11:25→硯石12:30→小鳥ヶ池13:00→そばの実(昼食)13:25/14:35→駐車場15:00=信濃IC=川本18:30

朝起きると、5cm位の粉雪が積もっている。雲が少しあるが、天気は上々だ。今日は、帰りがけに戸隠そばを食べるために、コースを変更する。車を奥社入口Pに置いて、隋神門、鏡池、小鳥ヶ池から道路に出て、駐車場に戻る途中の「そばの実」によれば遅めの昼食になる。

奥社入口駐車場から隋神門への参道は、海外からの観光客も多くて、にぎやかだ。新雪が積もってミズナラの林が美しい。杉並木の間をウサギ、シカ?の足跡が見られる。隋神門でワカン(スノーシュー)を付けて鏡池に向かおう。スノーシュー2名とワカン5名。

右と左の違いはあるの?どっちが前で、かかとはどっち?などと言いながら、全員が準備終了する。

雪化粧した樹林が白く輝く中を、スノーシューを先頭に歩く。時々、わざとトレースを外して新雪をの中を思い思いに歩く。雪の小山に登って写真を撮り、リンゴのような造形の雪の前で写真を撮り、鳥居のズラリと並んだお稲荷さんの前で写真を撮っているうちに、鏡池に到着。ここまではメジャーなスノーハイクコース。ラクチン!快適!楽しい!

鏡池から戸隠連山

氷結した湖面の上に出れば、戸隠連山と西戸隠連山が圧倒的な存在感で迫ってくる。以前登った蟻の戸渡から八方睨みへの尾根が正面に。西岳の峰々の新雪の輝きは圧巻だ。冬季休業中のどんぐりハウス前で、軽くエネルギ補給をして、小鳥ヶ池に向かう。

ここからはマイナーなスノーハイクコース。RFが必要になるだろう。雪に埋もれた駐車場から、新しいトレースがあるので追っていくが途中で南に離れるので、ジオグラフィカで方向を確認しながら進む。単独のスキーで関西から来たという人が、追いつき、前になり、後になって進む。林業用の赤テープがやたらにあるので紛らわしいが、途中から先行者のトレース(スキー)も出てきて、硯石へと進む。ここは南西が開けて、北アルプスが良く見える。樹林を抜けて下れば、小鳥ヶ池に出る。すっかり雪に覆われて、湖面を渡ったトレースがついている。ここも戸隠連山の展望地なのだが、少し雲がかかってきた。湖面を渡って東に抜ければ県道に出る。ワカンを外して、白根さんが昨日食べたという「そばの実」で美味しい戸隠そばを頂こう。外人も大勢で込み合っていたが、それほど待たずに済んだ。

昨日の飯縄山は、展望がイマイチだったが、今日の戸隠は、中高年のスノーハイクとして申し分なく楽しめた。山スキーは無理でも、こうした楽しみ方もありだな!(高橋仁)

 

【ハイキング】三ッ峠山

富士山展望と 見上げる屏風岩      アルバム

 

山 域:三ツ峠山1785.2m(山梨県)
目 的:三ツ峠山から富士山を見る
期 日:2025年2月24日(月:祝日)
行 程: 熊谷駅南口6:00=東松山=大月Jct=河口湖=三ツ峠入口=ゲート駐車地8:45→林道終点登山口9:05→ベンチ9:50/10:00→四季楽園経由で→三ツ峠山荘11:00→開運岳11:30/11:40→三ツ峠山荘12:00/12:30→クライミングゲレンデ13:00→三ッ峠山荘13:20→登山口14:30=ゲート駐車地14:50=往路を戻る=熊谷18:00
参加者:(6名)L高橋仁 大嶋 須藤 赤坂 豊島 駒崎

河口湖大橋を渡りR137を登り、三ッ峠入口から旧道へ、さらに三つ峠登山口から清八林道へと進む。雪は無く、快調に来たのはここまで・・・。「積雪期通行止」のゲートがあり、路駐して登山口まで歩く。金ヶ窪沢からのジープ道は融雪/凍結を繰り返した氷が滑るので、軽アイゼン・チェーンスパイクを装着する。
先に開運岳に登るつもりで分岐を左に進んで、四季楽園に出た。が・・「雲が出る前に富士山を良く見たい」との声に押されて、三つ峠山荘まで回って、写真を撮る。そこでの談合の結果、御巣鷹山はカットして、クライミングゲレンデを見に行くことになった。
改めて開運岳(三つ峠山頂)に登って昼飯。が・・・「風が冷たいの・・・。」
てなことで、三ッ峠山荘に降りて昼食にする。

岩から染み出た水の表中群

にぎやかなランチも終わり、ゲレンデへの階段下りが始まる。これでもか!というくらい下って、岩から染み出た水の巨大氷柱を見上げながら、水平道を行くと大きな岸壁(屏風岩)の下に出る。ちょうど開運岳の下のあたりだ。鉄やステンのボルトがあちこちに打ち込んである。
さて、雪も無いので途中で脱いだアイゼンをぶら下げて階段を山荘まで登り返す。
もう下山の予定時間なので、木無山もカットして下山だ!
ノーアイゼンで下る。が・・・結構滑る・・・。これも経験だ。と足の置き場を選びながら慎重に下って登山口に到着。6人で合計10回くらい尻もちをついたかな?
中央道の渋滞にハマりながらも、30分遅れで熊谷に帰れた。

【ハイキング】紅葉台から足和田山

富士山と御坂山塊を眺めて歩く

アルバム

山 域:山梨県鳴沢村:足和田山(五湖台)1355m

期 日:2025年1月29日(水)

参加者:9名 L高橋仁  SL大嶋、白根、須藤、栗原、高橋武、赤坂、

    駒崎、深野(こまくさ)

行 程:熊谷駅6:30=東松山IC=河口湖IIC=紅葉台駐車場9:10/9:30→三湖台9:50→足和田山11:20/12:30→三湖台13:30→紅葉台14:00=道の駅なるさわ=往路を戻る=熊谷17:00

天候:晴れ 西風やや強い

冬の富士山を間近に見ながら、ゆったりと歩くなら、足和田山かな・・・と、いうわけで紅葉台駐車場まで車で登って、三湖台を目指して歩き始める。雪は日陰にかすかに残っている程度で、土もほぼ乾いているので歩きやすい。
予報通り西風が吹いて、動いていないと寒い。気温0℃くらいかな?車は3台くらいあったが、行き会ったのはマウンテンバイクの二人だけで静かな山行だ。
三湖台は河口、西、本栖の三つの湖が見渡せる。御坂山塊の鬼ヶ岳、王岳、三方分山が正面に構えて、振り向けば雪をまとった雄大な富士山が輝いている。山頂は西風がぶつかって、雲が次々と湧いては流れている。
展望を楽しんだら先を急ごう。いくつかあるピークを、乗り越える人、巻く人それぞれのペースで歩く。雑木と松の樹林帯であまり展望は無いが、枝越しに富士山を見ながら行けば、山頂手前の広場に出る。ここは風も弱く、南側が伐採されていて富士山が丸見えの場所だ。しばし休憩してから山頂に登る。
木造の展望台と方位盤と、基礎のコンクリートごと「傾いた三角点」がある。別名の五湖台のごとく、山中湖、川口湖、西湖、精進湖、本栖湖の富士五湖が全部見えるかと思えば、樹林の陰でよくわからない。昔は見えたのかな?名前負けの「五湖台」だった。
風が強く、落ち着いてランチもできないので、さっき休んだ広場に降りて、富士山を見ながらゆっくりとランチタイム。
来た道を戻って三湖台にもう一度寄るはずが、巻き道を歩いて、とおり過ぎてしまう。もういいや。とそのまま駐車場に向かう人と、三湖台に登り返す人に分かれる。太陽が西に動いて、少し表情の変わった富士山や御坂山塊を見納める。
立派な柴犬を連れた夫婦がいて、みんなでしばし犬と戯れる。
ゆったりハイクを終え、道の駅なるさわで土産を調達して解散。(高橋仁)