甲信越

【ハイキング】子檀嶺岳(個人山行)

展望の子檀嶺岳(こまゆみだけ)へ  アルバム 

北アルプスを展望する山頂

期 日:2025年10月17日(金)

山 域:長野県青木村:子檀嶺岳1223.1m

参 加:高橋仁、他2名

行 程:晴れ

花園IC7:00=上田IC=青木村、管社登山口10:00/10:10→強清水入口→岳の平11:00→子檀嶺岳(昼食)11:50/13:10→登山口14:20/14:40=大法寺三重塔15:00/15:20=上田菅平IC=花園IC18:00

 グズついた天気の真ん中の、今日一日だけが好い天気。ラッキーな山行の始まりだったが・・・・花園インターの入り口で救急車に追い越されたと思ったら、本庄ICの手前から事故渋滞が始まり、美里SA手前の事故現場を抜けるまで40分くらいのタイムロスになってしまった。そこで、大法寺の三重の塔には寄らずに登山口へ直行しよう。

 栗畑の隣の空き地に駐車して、鹿よけゲートを抜けて、しばらく行くと右手に登山道が分かれる。クマが出たとの警告が張ってある。赤松の多い登山道には「茸山期間につき立ち入り禁止」の張り紙とテープが張ってある。「ここにマツタケがあります」と言っているようなものだ。

ユーモラスな顔を描いた小石が・・

 所々にユーモラスな顔を描いた、丸い小石が置かれている。誰の発案か知らないが、心が和む。強清水の入り口をスルーして少し行けば、林道が広がり、「岳の平」の名前通り平らな道に出たので、休憩を入れてから、林道から登山道に入り、つづら折りの急坂を登れば、大きなくるみの木の下にゴロゴロとくるみの実が落ちている。(帰りに拾って帰ろう。)体が温まり、汗ばんでくるころには稜線に出て、ウルシの葉が赤く色づいた山頂に飛び出す。 

 目の前に青木村の田園風景から上田市の街並みが広がり、その先には、浅間から湯ノ丸、四阿山、根子岳、志賀高原の山並みが広がる。右に視界を追っていけば八ヶ岳、蓼科、霧ヶ峰、美ヶ原と続き、さらに北へは爺が岳から鹿島、五竜、唐松から白馬三山へと広がる。ほぼ360度のパノラマの景観を楽しんだらランチにしよう。ゆったりとコーヒーを飲んでいれば、アキアカネの群れが飛び回り、あちらこちらに留まったと思えば、パッと飛び立ち、また留まるを繰り返す。見ていて飽きないトンボの動きが続く。

 さて、一時間以上ゆっくりしたから、そろそろ下山にしよう。つづら折りの落ち葉の道を、くるみの実を拾い集めて下れば、あっという間にビニル袋はいっぱいになってしまった。淡々と歩いて登山口に戻ったら、大法寺に寄って、国宝の三重塔を拝観と行こう。鎌倉時代の建築様式が忠実に守られた、苔がむした、檜皮葺の屋根の三重の塔は山あいの古刹の最上段にひっそりとたたずんでいる。さて、あとは「道の駅あおき」に寄って帰ろう。

                       (高橋仁)