関東

【その他の山行】秩父千鹿谷沢沢歩き&化石探し

秩父千鹿谷沢沢歩き

               1700万年前の化石を探して・・

        サルボウの仲間の化石

山域沢名:秩父市上吉田千鹿谷沢

期日:2023年11月7日(火)

参加者:L橋本 大嶋 栗原 須藤 

行動記録:熊谷駅南口7:00=140号国道利用、上吉田宮戸駐車場8:30=コンビニ&ふるさと両神=山逢ノ里キャンプ場駐車場10:20/10:30-千鹿谷沢遡行、地層見学、化石探し、昼食10:30/13:05-駐車場13:30/13:45=熊谷駅南口14:45

<天気雨後曇>小雨の熊谷駅に集合し、予定時間に出発。到着する頃は曇り予報である。秩父路に入ると山の一部のガスは切れ始め、色々話をしながら予定地に到着。しかし好天というより、悪化した空模様故、しばし雨宿りする事にした。コンビニ、こんにゃく直売店で時間を過ごすも雨は一層ひどくなり直売店で秩父名物のポテト味噌なるものを食べたりして、雨が止むのを待つことになった。

やがて空も明るくなり小雨の中、出発しキャンプ場駐車場に到着。この頃には雨が止んだ。キャンプ場は整備されているが、クローズなのか誰もいない。

橋本さんから秩父帯(秩父中・古生層)の山塊に囲まれたこの谷を含む秩父盆地の成り立ちをレクチャの後、長靴に履き替え、当該沢に入る。思いのほか小さい沢で、この雨で流れはあったが普段はほとんど無いのかも知れいない。進むにつれ沢幅は狭まり両岸の堆積岩は層をなしていて簡単に割れる。主に貝の化石が見つかる谷との事であるが両岸の露岩をたたいても見つかる感じはない。橋本さんは谷底に転がる岩表面に貝の化石を発見し、皆に説明する。なるほどと思い、同じような岩を注視し、ハンマーでたたき探すがなかなか見つからない。一部増水し進めない所や砂防ダムは高巻きで越えるが、水を含んだ土の斜面は滑りやすい。そんな中にも小さいながらの滑滝があり、ほっとする。谷の脇には民家が現れ、そして橋下をくぐり上流に進む。この付近で、カモシカが現れるが、足早に沢の上流に去っていった。ここの谷には化石ハンターが探したような跡も有る。そんな中、主に橋本さんが探し出した2枚貝、巻貝の化石を貰い、袋に詰める。途中で昼食を摂る。やがて谷は更に浅くなり2股に分かれたところで道路に上がる。道路は完全舗装されており秩父7湯の一つであり、今は無き千鹿谷鉱泉宿跡を通り下る。道下には先ほど遡上した谷が見える。駐車場に到着後、予定していた西秩父桃湖、塚越集落見学は入渓が遅れた事等から、中止し帰途についた。

化石は掘るものではなく探すものという当たり前の教訓と地質学のロマンを体感した一日であった。                   (須藤俊記)

上:この沢一番の滝 中:流れは緩い 下:滝の下で

 

 

【ハイキング】井戸湿原 秋合宿2023/10/08

    秋合宿 井戸湿原周回
         
1. 山  域:前日光高原
2. 目  的:テント泊を経験
3. 期  日:2023年10月8日(日)
4. 行動予定:かじか荘(8:00)=前日光高原P(8:20)➡象の鼻展望台(9:00)    
➡井戸湿原(9:40)➡横根山(10:30/11/20)➡前日光高原P(12:00)
5.参 加 者
CL 新井(勇)、白根、滝沢、相澤、黒澤、赤坂、豊島、石川


 袈裟丸組の3人が加わり、前日光高原に向かう。前日光高原駐車に着くと目の前は牧草地。牧草地が遠くの方まで広がっているのが眺められる。白い柵が牧草地に沿って伸び、木々に囲まれた景色はメルヘンチック。天候もお日様が顔を覗かせ、穏やかな日和。しばらく牧草地の柵に沿って歩く。所々、牛が静にこちらを見つめている。こちらも穏やかな顔で対応。のんびりとした雰囲気の中を進むと、象の鼻の展望台に着く。ここからは近郊の山々が、赤城山、雪をかぶった日光白根、足尾の山、どんと座った皇海山が目立ち、眺められる。空気が澄んでいるので山々がくっきりと見える。


 ここから森林に入ると、やがて、両側からツツジが山道を囲み、トンネルを作る。山道は木道が施され、井戸湿原へと進む。井戸湿原を横切る木道から眺める景色は白樺等の樹々に囲まれ、湿原は草紅葉、ナナカマドの葉が赤身を帯び、ここでも箱庭のようなコンパクなメルヘンの世界を作る。ここを少し登り東屋から眺める景色は実に美しい。フレームに収まった写真を見る様。


 この眺めを後に横根山に向かう。ここも山道の両側はつつじの木が立ち並ぶ。5月の頃は花街道となるのであろう。やがて東屋が見える。この後が横根山の頂上。樹林に囲まれ、展望が見込めない。ここで休憩のつもりであったが、朝食が早かったので、昼食を取る。水を沸かし、コーヒーやカップラーメンに使用。しばらく談話を楽しみ、疲れを取る。食事を済ませ、出発点の前日光ハイランドロッジに向かう。左側の眼下に牧場が見える。この白い柵に沿って行くと、真下に、ロッジが見えてくる。穏やかな天候の中、自然を満喫し、のんびりと一日を楽しく過ごすことができた。
      (相澤記)
 

 

 

 

 

 

 

 

【ハイキング】備前楯山 秋合宿2023/10/07

        秋合宿 備前楯山
            
1. 山  域:備前楯山
2. 目  的:テント泊を経験
3. 期  日:2023年10月7日(土)
4. 行動予定:熊谷(9:30)=ベルク(9:40/10:10)➡舟石峠P(12:30/13:00)    
➡備前楯山(13:50/14:00)➡舟石峠(14:40)➡銀山平(15:10)
5. 参 加 者:相澤、黒澤、豊島、石川、木村

買い物に時間がかかり、舟石峠駐車場に計画より遅れて到着。ここで昼食を手早く済ませ、登山口に向かう。この付近一帯はすすきの原っぱが広がる。白い穂が風に吹かれてそよぐ。風は冷たく木枯らし模様。山に入ると樹々は緑を残し、秋の気配にまだ遠い。落葉松も緑。毎年、春の植樹の帰りがけに寄る時期は芽吹きの頃。今は山道の両側は深々と草が生え、春とは様相が一変している。


    深閑とした森林の中を黙々と歩く。樹々の間から冷たい風が頬をさす。


   春はそろそろアカヤシオの花がポツポツと点在し、見えるころであるが、見えるのは緑の樹々ばかり。葉っぱが風でそよぎ、ガサガサと音を立てる。頂上に向かう山道はアカヤシオの樹々が枝を張り、山道が窮屈。春の時期より狭く感じる。岩もゴッゴツとむき出し歩きづらい。頂上へ到着。ここからの展望が相変わらず良い。男体山が堂々とした姿で望まれる。足尾の山々も緑を残し、ここも秋の気配からほど遠い。頂上からの下りはゴッゴツとした岩肌の上を歩く。足元に注意しながらゆっくりと足を進める。岩肌から樹々の根が張り出す山道と変わる。ここも滑らないように歩く。山は相変わらず深閑とし、樹々は緑を残しているが、寒いせいかなんとなく寂しいい。


    展望が開けてくる。足尾の山を正面に見ながらすすきの原っぱを通り抜け、登山口に到着。支度を着替えず、そのまま車の乗りこみ、銀山平キャンプ場に向かう。炊事場に向かい。食事の材料、鍋等の食器類、テントを車から降ろし、食事の準備にとりかかる。手の空いた者はテントを張り、後続の仲間を待つ。  (相澤記)

 

山頂より植樹のされた足尾の山々と男体山方面を望む

 

 

 

 

 

 

【ハイキング】尾瀬あやめ平周回 2023/10/14

山  域:尾瀬が原とあやめ平1969m

 目  的:紅葉の尾瀬を楽しむ

山行形態:ハイキング

 期  日:2023年10月14日(土曜日)

 行  程:(6時間 16.4Km)

自宅4:40=戸倉第2駐車場6:50=鳩待峠7:45-山の鼻-竜宮十字路9:45/10:00

-富士見田代11:30-あやめ平12:00/12:25-鳩待峠13:45=戸倉駐車場14:30=自宅17:30

 

参加者:(1名)須藤俊彦  

 

当初は10月16日に予定していたが、14日の方が穏やかな予報であり、また単独故14日に変更した。道路は何の問題も無く戸倉に着いたが第一駐車場は満杯で第2駐車場に車をとめた。身支度を整えバスで鳩待峠に到着。売店前では大規模な建物工事中である。鳩待山荘、休憩所の建て替えらしい。登山届を提出する。尾瀬ヶ原に向かう道の両端は紅葉が始まっており、就学前の子供も含め多くの人達が歩いている。その中に尾瀬名部物の歩荷さんが自分の身長より高い荷物を運んでいる。山の鼻でトイレを済ませ尾瀬ヶ原に入る。この季節の尾瀬ヶ原は一面の草紅葉で、池塘には赤みがかったヒツジグサが静かに浮いている。何となく至仏山と燧ケ岳が大きく見える。両側の林は色づいてはいるが遠方の為か、艶やかには見えない。竜宮十字路で一休みし長沢新道に入る。山にはいるとすぐにクマよけの鐘が調子が悪い。出没する時間帯ではないが、ラジオと笛を使いながら歩く。道はすぐ急登になるが、ブナ林の中、気持ちが良い。道には真新しい階段が数多く設置されており、よく整備され危険はない。たまに下って来る人と道を譲り合いながら、登る。まだ緑色が残っている楓などを愛でながら進むと、やがて道は平たんになり、真新しい木道にメッシュ状のゴムマットが固定されて、滑る危険性を除去している。

稜線上の富士見田代を過ぎると左手に遠くは富士山、南アルプス、近くは日光白根山、赤城山、上州武尊山が見える。ナナカマドの葉は赤くなるというよりチジれて赤黒い。やがて正面に至仏山、燧ケ岳が見えてくるとあやめ平だ。キンコウカは花軸も葉も茶褐色になって静かに立っている。ベンチからは会津駒ケ岳、平が岳その他判明しない山々も直ぐ近くに見える。昨年7月の黄色に染まったキンコウカ越しの山々の記憶を思い出しながら昼食をとった。

昼食後も艶やかな色彩を探しながら、歩いたが残念ながら目にしたものは何となくくすんだ木々であった。帰路鳩待峠からのバスから見た染まりかけの赤色は稜線部より美しく感じたが、2000m付近は単に盛りを過ぎただけだったのかもしれない。(須藤俊 記)

【ハイキング】花見ヶ原から黒檜山 秋合宿2023/10/07

花見ヶ原から黒檜山(赤城) 

秋合宿・一日目 黒檜山往復  黒檜山山頂は大賑わいだった高橋仁

山域:赤城山(黒檜山1827.6m)群馬県桐生市

日程:2023年10月07日(土)

参加者:L 高橋仁 駒崎 赤坂

行動記録:熊谷6:00=大間々=花見ヶ原森林公園駐車場8:30/9:00➝尾根下(昼食)11:00/11:20→黒檜山12:00/12:35➝駐車場14:30=銀山平キャンプ場15:40

〈天候:曇り、強風〉秋の合宿1日目の山行で、赤城山の東山麓の花見ヶ原森林公園から黒檜山を往復した。到着が遅れて1時間遅れで駐車場を出発。キャンプ場の中を抜けて、登山道に入るとササがかぶって歩きにくい。コロナの影響で何年か刈り掃いしてなかったのか?樹林の登山道は勾配が緩くて歩きやすいが、大岩がゴロゴロしているところも出てくる。以前、5月下旬に来た時は、麓からヤマツツジ、レンゲ、ミツバ、シロヤシオ、アカヤシオと、登るにつれて様々なつつじを楽しんだコースだ。

朝からの強風が収まらず、防寒着を着けても寒いくらい。赤いナナカマドの実が落ちている。(前日に、那須の朝日岳で4人が低体温症で亡くなったとは後で知った)これでは稜線に出たら食事もできないだろうと、樹林の中でランチタイム。紅葉には少し早い樹林の隙間から駒ヶ岳、長七郎、小沼、地蔵などが見え隠れして来て、尾根の展望地に出た。ひとしきり写真を撮ったら、黒檜大神を過ぎて黒檜山頂に到着。花見ヶ原コースの静けさは一変して、大沼から登ってきた登山者でごった返している。百名山の人気はすごい。

風は収まってきたが、ガスが出てきて日光や上州、信越の展望が隠れてきたので、早々に下山開始。落ち葉で分かりにくい道に悩まされながらキャンプ場に着くと、朝は閑散としていたキャンプ場は大賑わいで、駐車場も満車状態になっていた。そして、車で熊トレの合宿地、銀山平キャンプ場に移動したら、こちらもずいぶんと賑わっている。キャンプ人気がこれほどとは!(仁)