埼玉県熊谷市の山岳会 海外トレッキング、登山、山スキーなど幅広く活動しています。
関東
【ハイキング】大室山、加入道山
【個人山行】
山域: 大室山1587m、加入道山1418m(神奈川県)
日 程: 2019年12月15日(日)
行動記録: 東松山4:30=西丹沢ビジターセンター6:50/7:15→用木沢出合7:45→犬越路9:25→大室山11:00/12:25→加入道山13:25→白石峠13:50→林道終点15:20→用木沢出合15:30→ビジターセンター15:55
参 加 者:L 駒崎、新井浩
事前情報では、用木沢出合から犬越路の沢沿いの道が、この夏(9月)の台風の影響で荒れているとのことでした。通れないことはないとの事だったので、出かけてきました。
西丹沢ビジターセンターの駐車場には数台の車がある。檜洞丸や畦ヶ丸へ登る人もいるだろうから、大室山へは少ないだろうなと思いながら出発。川沿いのキャンプ場にはかなりのキャンパーが見られる。冬のキャンプは虫がいなくていいからだとか。寒い冬に寒い思いをしなくてもいいのにと思うが、我々も同じかと苦笑い。舗装された林道を進むと通行止めのバリケード。端を通って進むと、橋の真ん中に大きな穴が開いていた。土台が流されて開いたらしい。キャンプ場のあたりは荒れてなかったのに、やはり大水が出たらしい。少し先の用木沢出合には、犬越路方面は危険個所あり、「難易度は通常よりも増しています」の張り紙あり。事前情報と同じなので、犬越路方面に進む。河原を歩き、何回も徒渉するが、ことごとく桟橋は流されており、飛び石で渡る。斜面は崩れており、ロープが張ってあったりするが、特に危険な箇所はなく通過出来ました。山に慣れていないハイカーはやめたほうが無難です。
犬越路まで上がってしまえば、いつも通りの尾根道で全く問題ありませんでした。陽が差してきて暖かな尾根道を登ると、左手にきれいな富士山が出てきました。バックがくもり空なので富士山が映えませんがまずは良しとします。愛鷹山や太平洋などが逆光ですが確認できました。大室山の尾根に出て、展望のない山頂で記念写真を撮ってから、少し戻って真正面に富士山が見えるところで昼休憩。
最高のロケーション。南アルプスの白峰三山、荒川三山も真っ白く見えました。暖かな日だったので、超のんびりした後に、加入道山へ向かいます。落ち葉の積もった尾根道は快適。直ぐに加入道山の山頂。脇に避難小屋がありました。
白石峠からは急降下。急な斜面は落ち葉が積もっていると歩きにくい。白石の滝は見事な滝だが、樹林の間にしか見えないのが残念。沢沿いを歩くようになるのだが、登りと同じく桟橋はほとんど流されていました。危険な箇所はないが、荒れていました。ニホンカモシカに出会い、近づくと急斜面を駆け登って行きました。やがて林道に出て、用木沢出合に戻り、周回してきたことになります。キャンプ場を見ながら西丹沢ビジターセンターに戻りました。帰り道沿いの中川温泉ぶなの湯に立ち寄り、帰路につきました。
(新井浩 記)
【ハイキング】桐生吾妻山(個人山行)
吾妻山から村松峠周回 アルバム
山域:桐生市吾妻山481.1m、女吾妻山(堂所山)483.7m
期日:2025年3月14日(金)
参加:高橋仁、赤坂、他5名
行程:晴れ、北風
熊谷7:00=吾妻公園駐車場9:20→トンビ岩10:10→吾妻山山頂10:50/11:05→女吾妻山(堂所山)11:25→南斜面(昼食)11:30/12:10→村松峠12:30→堰堤13:00→光明寺→吾妻公園駐車場13:50=熊谷16:10
利根川の刀水橋が工事中で、407号が大渋滞、群馬県に入るまでが大変だ。桐生市水道山の北側のある吾妻公園はチューリップにはまだ早い。梅の花を見て登山道へ。哲学の小径をジグザグに乗って水道山からの登山道に合流。ゆっくりハイクの我々を、ぽつりぽつりと追い抜いていく人。すでに下山してくる人もいる。迷わず女坂を選択してトンビ岩に。春霞で展望はイマイチ。でも桐生市街や埼玉までは見渡せる。第二女坂も迷わず選択して山頂へ。稜線に出ると北西の風が冷たい。山頂は思ったより人が少ない。時間帯がずれて、山頂に集中しないのかも。富士山もスカイツリーも見えないが、仙人ヶ岳や深高山、石尊山が良く見える。熊谷ドームも見える。
さて、女吾妻へ向かおう。急な階段を砕ているうちに風が強くなって、震える寒さになってきた。脱いだ上着を慌てて着込む。東電の茶色の電波反射板が見えてきて山頂に着いた。風を避けて先の南側斜面に下って昼食にする。日当たりのよい落ち葉フカフカの斜面は、暖かい。ゆっくりとランチタイムを取ろう。
小さなアップダウンで村松峠に到着。ここから急坂を下れば、杉植林の道は緩やかになり、村松堰堤に出た。この辺りは何とかベンチャーという会社が、レジャー施設でも開発するのだろうか?やたらに道路が出来ている。私有地に着き進入禁止の看板も!道路に出て、梅の花が咲いている、お城の様な豪邸を何軒か眺めながら、七福神の光明寺を抜けて駐車場に戻る。
帰りには、妻沼の利根川土手の側道を菜の花を見ながら走る。7分咲き位の菜の花が5km位延々と続いている。 (高橋仁)
【ハイキング】稲沢ハイキングコース(本庄児玉)
神社と石碑を巡る、展望のハイキング アルバム
山 域:本庄市児玉町稲沢、稲沢ハイキングコース
期 日:2025年3月22日(土)
参加者:高橋仁、大嶋、白根、高橋武、豊島、赤坂、(高橋陽)
行 程:川本7:00=下稲沢駐車場8:00→稲聚神社8:10→上稲沢登山口8:20→級長戸邊命碑9:35/9:50→中間点9:55→榛名神社(P395m)10:55/11:25→350mビュウポイント11:45→駐車場12:15=そばうどんのいずみ亭12:30/13:40=いろは橋=皆野町=川本15:10
埼玉の北部の、本庄市児玉稲沢で、「ハイキングコース開設井実行委員会」により整備された「稲沢ハイキングコース」を歩かせてもらった。
稲沢入口の、元気村で待機してくれた高橋陽子さんの案内で、下稲沢の駐車場に車を置き、中稲沢の稲聚(イナトリ)神社を参詣する。1200年以上の歴史を持つという古刹らしい。上稲沢の登山口まで同行してくれた、陽子さんに見送られて、ここから反時計回りに周回しよう。
沢沿いの道から、樹林の尾根に取り付き、左にゴルフ場を見下ろしながら急登を登り、岩場の先のピークを越えると、430mの最高地点に着いた。級長戸邊命(イナトベノミコト)の石碑がある。ここで一息入れて、にじんだ汗が引いたら次を目指そう。中間点を過ぎて、最低鞍部まで下ったら、また昇り返しだ。石碑のある榛名神社は、南の御荷鉾山ゃ北の御嶽山などのビューポイントだ。少しかすんでいるが東側の市街地も展望できる。水分とエネルギ補給をして、住吉神社に向かおう。
今にも崩れ落ちそうな社殿が痛々しい住吉神社奥社を回り込んで、三等三角点395.2mで大休止する。住吉大明神と摩利支天大神の石碑があり、ミニチュア陶器のお狐さんがたくさん並んでいる。藤岡、高崎のどの市街地が見えるが、春霞ではっきりしない。コーヒーを入れて、おやつで空腹を満たして、下山開始だ。里に降りれば、うどん・そばのいずみ亭が待っている。
途中に、造成中の「私有庭園」がある。個人の庭園にしては重機を使った工事で、山腹の一画を大規模に造成している。何ができるのだろうか?ここからは林道歩きだ。孟宗竹のジャングルを抜けて、初夏のような陽気に汗ばみながら駐車場に到着した。
いずみ亭は人気の店らしい。駐車場は満車状態で、入口に20人以上が順番待ちしている。取り合えず名前を記入して並ぶことに。うどん、そば、野菜てんぷらと、それぞれに注文して、美味しく頂く。
時間も過ぎたので、百体観音は寄らずに、児玉ー秩父線道路を、いろは橋から出牛峠を越えて、野上経由140号で帰ってみよう・・・と思ったのだが・・・野上側の道路工事で通行止めだ!
ままよ!皆野の国神まで回って、長瀞経由で帰ろう!ということで、思わぬドライブを楽しんで帰ることになってしまった。お疲れ様! (高橋仁)
【ハイキング】嵩山、岩櫃山
【個人山行】
山 域: 嵩山789m、岩櫃山803m(群馬県中之条町、吾妻町)
日 程: 2019年12月21日(土)
行動記録: 江南5:30=道の駅霊山たけやま7:15/7:45→表登山道→嵩山8:45→東登山道→道の駅9:50=岩櫃山古谷登山口10:30/10:40→尾根通り→岩櫃山11:45/13:10→赤岩通り→登山口14:00
参 加 者:L 駒崎、新井浩
今日は二つの岩山に登る計画。
最初に中之条町にある嵩山(たけやま)。道の駅霊山たけやまに車を停める。一番乗りだ。準備をして標識に従い登山道に入る。樹林帯の落ち葉の積もった登山道をジグザグに登っていく。振り返ると中之条の街の上に榛名山がかすんでいる。やがて広場がありその先の岩場を登ると小天狗。眺めがすごくいい。ここは東西に長い嵩山の西端で全山が見渡せる。
稜線を中天狗を過ぎ大天狗に向かう。大天狗の手前には岩場があり鎖がたらされている。長い鎖を登った先が山頂だ。標高789m。ふもとの道の駅が549mなので、標高差240mだ。岩場を戻り、東登山道に下る。途中岩壁があり、大きな穴があいているようなので見に行く。弥勒穴の標識あり。鎖を伝って見に行く。その後下山。時間にして約2時間。道の駅の別棟で蕎麦屋があるが開店が11時からなのでパスして岩櫃山へ向かうことに。
車移動で約40分で岩櫃山(いわびつやま)の古谷登山口の駐車場に着く。「岩櫃」ののぼり旗が何本も立っている。目の前に岩櫃山の岩峰がそびえていて迫力がある。民家の間を通り岩密登山口へ進む。
登山口からは直ぐに谷の急登が始まる。両側には岩壁があり落ち葉の積もった谷筋を登る。鎖もあり一汗かくと尾根の鞍部に到着。標識に従い山頂方面へ進むと、戸隠山のありの門渡りを小さくした感じの天狗の架け橋があり、う回路を通って上部に出る。天狗の架け橋を渡ろうと思ったが怖いので見るだけにする。岩の穴を通過し、鎖場をいくつかこなすと、岩櫃山頂上だ。
遮るもののない岩峰なので、非常に眺めがいいところだ。狭い山頂なので、隣の岩峰に行き、昼休憩とする。風もなく暖かいので、1時間以上もまったりしてしまった。
山頂から東に向かい、鎖場やはしごを下りて赤岩通りを下る。ここも落ち葉が積もっ登山道を下りるとやがて林道にぶつかる。民家の間を歩き、古谷登山口に到着。この岩櫃山も歩いている時間は約2時間のお手軽コースでした。
(新井浩 記)
【ハイキング】掃部ヶ岳・鬢櫛山・烏帽子ヶ岳(個人山行j)
黄砂に霞む榛名山も午後には眺望 アルバム
山 域:榛名山:掃部ヶ岳1449m、鬢櫛山1350m、烏帽子ヶ岳1363m
期 日:2025年3月26日(水)
参加者:高橋仁、(会員外3名)
行 程:湖畔の宿記念公園P9:00→掃部ヶ岳10:00/10:10→硯岩11:00→鬢櫛山登山口11:25→鬢櫛山(昼食)12:00/12:50→分岐13:10→烏帽子ヶ岳→展望岩13:50/14:14:25→烏帽子ヶ岳→分岐14:50→湖畔15:00→駐車場15:40
湖畔の宿公園Pに、秩父、さいたま、熊谷、高崎から4人が集合して、掃部ヶ岳に向かう。黄砂の影響で霞がかかり、眺望は期待できない。日が昇っても、風が冷たい。歩き始めは雪も無く、泥も乾いた急登は、高度をどんどん稼げる。体が温まってきたので、ウインドヤッケを脱ごう。
硯岩からのコースと合流すると所々に雪が残っているが、そのまま山頂に到着した。杏ヶ岳の北面はまだらに雪が残っている。眼下の榛名湖は北側半分は凍っていて鈍い乳白色に光っている。まだ黄砂が晴れず、霞んでいる。烏帽子ヶ岳の頭頂部がまさに烏帽子の形に、鋭く切れ落ちて見える。
下りは雪の残る北面なので、チェーンアイゼンを付けることにしよう。硯岩分岐から硯岩を往復して展望を楽しんだら、分岐から北へ鬢櫛山に向かおう。雪はほとんどなくなったが、落ち葉や、泥道が滑るのでこの先もC・スパイクはつけたままにしよう。大した展望も無い、樹林と笹薮の登りを黙々と登れば、鬢櫛の山頂だ。樹間から烏帽子、二ッ岳、相馬、榛名富士などが垣間見えるが、さほどの景観は無い。が。ちょうど12時なので昼食にしよう。湯を沸かし、カップ麺、テルモスの湯でコーヒー、お互いが持参したお菓子や餅などを配り合って、満腹満腹。かつての同年代の職場仲間の語らいの時間だ。
さて、まだ烏帽子が残っている。鞍部まで150mほど下って、150mほど登り返しだ。もったいない気もしないでは無いが、山歩きなんてこんなもの。一気に登り返して烏帽子の山頂。は・・・展望なしなので、先の展望岩まで進む。慎重に岩のヘリまで進めば、抜群の展望がある。黄砂も晴れてきていいタイミング!!榛名湖を正面に、榛名の山々、ギザギザの妙義の山並み、真っ白に光る美しい浅間山、遠くに日光白根などものぞむことができた。
存分に楽しんだら、下山しよう。山頂に戻るとササの中に何やら黒いものが・・・?熊!?・・違った、カモシカだった。じっとこちらを見つめて動かない。みんなでカメラを構えてしばしの撮影会だ。加護丸稲荷奥の院、狐の鳥居、鞍部の分岐から湖畔へと一気に下れば、スパイクを外して道路歩きで駐車場へ。まあ、充実感のある山歩きが楽しめた。(高橋仁)