埼玉県熊谷市の山岳会 海外トレッキング、登山、山スキーなど幅広く活動しています。
甲信越
【ハイキング】福地山
山 域:岐阜県 福地山 1672m
目 的:2025 夏合宿(乗鞍岳)の一日目ハイキング
山行形態:無雪期一般登山
期 日:2025年8月2日(土)
8月2日(合宿1日目)山行報告
行動記録(晴れ);川本道の駅5:00=花園IC=更埴JT=松本IC7:30=福地山登山口駐車場8:50―登山口9:15-福地山11:30/12:05―駐車場13:35=乗鞍高原美鈴荘14:35
山行者;L;橋本 駒崎 須藤
心配していた台風9号は東方海上を離れつつある中、予定通りに川本道の駅を、出発。妙義山はきれいに見えていたが、佐久平からの八ヶ岳は見えない。やがて犀川越しに見えてきた北アルプスの山々も、雲に所々がさえぎられている。松本で降り、安房トンネルを超え、右折すると奥飛騨福地温泉郷に入る。登山者用無料駐車場は登山口の反対側を入ったところにあり、料金500円を箱に入れる。身支度を整え朝市のお店をのぞき込んで歩き出す。朽ちた民間の化石館などがある。そういえば国土地理院地図に「福地の化石産地」記載もある。歩き出すと傾斜も一定なつづら折りの道は露岩も無く広く歩きやすい。途中に山コース、谷コース分岐があり山コースを選択。杉、ヒノキ林を過ぎたころ最初で最後の高山、槍ヶ岳らしき山が雲の切れ目に見えるもはっきりしない。道はやがて合流し憮然平に着く。ここに新しい石座像があった。さらに上ると2組目の山谷コースがあり、スペインからの4人組が休憩していた。挨拶をして山コースを行く。結局ここだけが山道らしかった。展望2から見えるはずの焼岳眺望は全く効かない。反対側に直立し連続する岸壁(福地壁)が遠望できる。巨大噴火による火砕流堆積物が侵食してできたとのこと。頂上は北アルプス方面だけ伐採されているが何も見えない。 記念写真をとり昼食をとる。途中で追い抜いたスペインからの4人が上ってきた。挨拶して下山開始する。下りは谷コースを選択、のんびり歩くとやがて登山口についた。熊谷近辺の里山は別にしてこの山ほど歩きやすいのは珍しい。 須藤 記
【ハイキング】乗鞍高原・滝巡り (8/2)
夏のアルプス・三本滝周遊 アルバム
山 域:乗鞍高原
期 日:2025年8月2日(土)
参加者:CL 相澤、高橋仁、赤坂、石川
行 程:熊谷駅南口(6:30)=花園IC(7:10)=松本IC(9:30)➡三本滝駐車場(10:30/10:40)➡三本滝レストハウス➡三本滝(11:20/11:50)➡三本滝駐車場(12:20/12:30)➡国民休暇村➡牛留池➡善五郎滝(13:10)➡美鈴荘(14:00)
台風9号が本土に接近するというので、心配したが、殆ど影響はなく、穏やかな日和で乗鞍高原を周遊することができた。三本滝レストランの前に車を駐車する。白樺に囲まれた高原の中へ進み、かもしかの道と呼ばれる森の中へ入る。更に進むと川の流れの音が聞こえ、水飛沫を上げ勢いよく流れ落ちる川にぶつかる、この滝の上に吊り橋が掛かる。足を掛けると、吊り橋はゆらゆらと揺れる。この橋を渡り、少し上流に歩くと岩場になり、岩を上ると三本滝が出迎えてくれます。滝は岩肌を滑るように落ちる。この滝は3本の河川からなり、ここが合流地点とのことです。茶色い岩肌、黒い岩肌を滑り落ちる滝の前に立つと、趣の違う滝に癒される。
国民休暇村の駐車場に車を止め、牛留池・善五郎滝に向かう、シラビソ等の針葉樹林に囲まれ、整備された木道が牛留池まで続く。木道の脇には大きな葉を付けた水芭蕉が点在している。季節が過ぎ、花は付けていない。しばらく歩くと、赤松であろうか、幹がぐるっと一回りした奇妙な形の樹木に出会う。雪の影響でこんな形になったのであろうか。やがて東屋が見え、牛留池に到着。池は林に囲まれ、水面に樹木を映し、静に佇む。ここから善五郎の滝に向かう。途中にクマよけの金属の筒が吊るされており、これを叩いて進む。熊の出没情報が多い。
木の橋が現れ、この橋に足を踏み入れると、滝の轟音が聞こえ、左側にダイナミックに善五郎の滝が水飛沫を上げながら落ちている、水飛沫は、ミストとなって飛んでき。肌に触れる。滝見台へ行ってみる。ここからは、滝を見下ろし、遠望になるのでダイナミックさ伝わらないが、自然に溶け込み絵画のように見ることができる。ここ後に、本日の宿の美鈴荘に向う。 相澤建二
【ハイキング】鳥居峠から四阿山(個人山行)
涼しさ抜群の四阿山 アルバム
山 域:長野県上田市、群馬県嬬恋村:四阿山2354m
期 日:2025年08月22日(金)
参 加:高橋仁、他2名 計3名
行 程:花園IC6:00=上田菅平=鳥居峠=林道終点8:30→花童子宮跡9:10/9:9:20→的岩分岐→10:00/10:20→水場入口11:10/11:251→山頂11:50/12:50→根子岳分岐→的岩分岐→的岩14:35/14:45→駐車場15:10=往路を戻る=花園18:00
四阿山は5回目だが、鳥居峠林道から入るのは初めて。鳥居峠林道は5月から11月まで解放されて、10台ほどの駐車場と登山ポスト、簡易トイレが設置されている。今回は花童子(ゲドウジ)の宮跡コースを登り、的岩コースを下山しよう。広場の右手から森の奥へ続く道はカラマツの植林から、ミズナラや白樺の自然林に変わり、尾根上に出れば、レンゲツツジなどの明るい灌木帯になる。いくつかの石宮や東屋を通過し、花童子の宮跡に出る。宮跡は山岳信仰の盛んだった頃の修験道の名残で、石垣や石鳥居の残骸が残っている。
急な登りから、古永井分岐で的岩コースと合流する。東屋があり、松本市から来たという夫婦が休息中。我らも一緒にしばし歓談。さらに針葉樹の尾根を歩いて嬬恋清水入口に着いた。せっかくだから、ザックをデポして水くみに往復しよう。こんな山頂に近いところに、とっても冷たく美味しい清水が湧き出ている。ペットボトルに汲み、コップでいっぱい飲み干したら登山道に戻ろう。ここで、足の調子が良くないHさんはここで休憩して、残る二人が先を行くことにする。
ひと登りでシラビソの森を抜けて、根子岳からの稜線に合流して山頂に到着だ。山頂には南に「嬬恋祠」と北に「信州祠」の二つの神社があり、三角点はさらに北の2333mピークに設置されている。ガスが出て来て、眺望はイマイチだがおかげで涼しさは抜群の山行になった。2354ⅿの信州祠でゆっくりとランチを取り、根子岳の優雅な稜線と、鞍部の明るい笹原をながめたら下山にしよう。
根子岳分岐で後から来たHさんと合流して、古永井分岐から的岩コースを下ろう。源頼朝の伝説が残る的岩は、上昇したマグマが地中で固まってできた柱状節理が、周りの地層が浸食された後に露出したもので、屏風岩ともいわれ、長さ約200m、高さは20mにも達するという。あとは樹林帯の沢を林道終点駐車場まで下って、今日の山行は終了だ。 高橋仁