根子岳山スキー
山 域:根子岳(長野県)
登山形態:山スキー
日 程:2025年1月26日(日)
参 加 者:CL木村 SL石川 橋本 浅見 駒崎
行動記録
8:55根子岳登山 峰の原ルート駐車場(標高1500m) →9:22料金所 →10:25根子岳避難小屋 →11:31小根子岳分岐 →11:43スノーキャット終点 →11:52/12:42根子岳(2207m) →12:56小根子岳分岐 →13:22/13:50根子岳避難小屋 →14:02料金所 →14:22根子岳登山 峰の原ルート駐車場
<天候:雪時々曇り>
朝5時30分に深谷市川本を出発。高速道は順調に流れ上田菅平ICから一般道を菅平へ向かう。菅平エリアの一番奥にある峰の原高原(実際は須坂市仁礼)のこもれび広場に到着。ここは無雪期の根子岳登山者の駐車場になっていて、登山届用のポストとトイレがある。トイレは冬季閉鎖されていて使えなかった。
峰の原スキー場は経営主体が変わり現在は「ニンジャスノーハイランド」と名を変えている。駐車場はスキー場上部のペンション村のなかにあり、15分程その中の車道を歩き、夏道の登山道入り口をやり過ごして渋谷区の山の家の玄関先でスキーを装着する。すぐに菅平牧場のゲートがあり、無雪期は大人300円ほどの料金がかかるようだ。
牧場の有刺鉄線柵に沿って左に雪に埋まったゴルフ場、右に菅平牧場・奥ダボススキー場を見ながら進む。後でこの有刺鉄線柵の鉄製支柱に手痛い目に合うのだがこの時は知る由もない。標高でスキー場のリフトの頂上と同じ高さになるころ牧場内の雪原に入る。リフトまでの距離は200mぐらいか。我々と同じように根子岳を目指す人々がちらほら登って来ていつしか合流する。スキーヤーが半数以上、ついでスノーボーダー、ツボ足(スノーシュー、わかん)の登山者。
奥ダボススキー場にはスキーヤーを雪上車で根子岳山頂付近まで運んでくれる「スノーキャット」というサービスが2シーズン前まであったが雪不足、人員不足等で現在は運航中止。その名残りで雪上車が通れる切り開かれた道が山頂付近まで続いている。峰の原から夏道もほぼそれに沿っていて、冬季も同じルートで登って行く。時折薄日の挿す瞬間があり、時間にして1分も続かないが、雪原と木々の枝に着いた雪の結晶が輝くさまはいつ見てもきれいだ。
途中2度ほど休憩をはさみ、スキービンディングの登高補助モードを最高にして何とか登りきった頃(木村さんは終始フラットのまま)スノーキャットの終点(雪上車の回転場所)に着く。ここから標識に沿って南東方向に向かうと祠のある山頂である。拝礼し皆で写真におさまり、林間の風の避けられる場所で昼食とする。
食後いよいよ滑降である。固い雪の上に軽い新雪が15㎝ぐらいの状態でした。過去の根子岳、四阿山エリアでの個人的な経験ではかなり上等の部類です。この辺りは雪が少なく晴天率が高いので雪面がカチカチになることが多い。滑り出しで吹き溜まりにスキーの先から突っ込んだりしたものの、その後はより慎重になってほぼキャット道の左側の新雪を楽しむ。メンバーも思い思いのシュープールを刻んでいく。登りの時はやり過ごした根子岳避難小屋で休憩した。入口のシャッターをあげて中に入ると10畳ほどの内部には丸太ストーブと燃料用の薪がうず高く積まれていた。
休憩後、最後の滑りで雪に隠れていた牧場の柵の鉄柱にスキー板を乗り上げ引っ掛かって派手に転倒。体は何ともなかったもののスキーのソールが30㎝にわたり傷つき、一部芯材が露出する事態になる(涙)。
反省:ビーコンチェックをしなかったこと。ビーコンの電源を入れ忘れていました。すいません。(石川記)