1. 【山スキー】山スキー訓練 日白山 2020/3/14

投稿日時: 2020/03/15 araiguma

山  域:  越後・日白山

目  的:  雪山訓練(熊谷アルパインスキークラブ&熊谷トレッキング同人合同山行)

日  程:  2020年3月14日(土)

参 加 者:CL宮田KASC、SL浅見KTG、 新井KTG、栗原聡KASC、林KTG

アルバム

行動記録:

川本6:00=二居8:50→林道→地王堂川徒渉点9:10→地王堂川左岸尾根1270m地点10:20→日白山南尾根1500m鞍部11:15→日白山山頂1631m12:35/12:50→日白山南尾根1500m鞍部13:05→地王堂川左岸尾根1270m地点13:40/15:00→地王堂川徒渉点15:25→二居15:40=川本19:00  

  

この日の訓練は当初蓬沢で計画されていたが、天気が良くないでのルートが明瞭な日白山に変更になった。

 二居の集落から東へ500m程に駐車スペースがある。天候は雪。リーダーとメンバーが相互にビーコンチェックをすることから訓練が始まる。雪山のルーティーンとして身につけたい。地王堂川右岸の林道を20分ほど登り、作業道で川に降りる。橋は流されていて飛び石で小さな流れを渡る。ここからスギの植林のための作業道を使って左岸尾根に取り付く、若い杉林を抜けるとブナの急斜面になる。

 

堅雪の上に5cm程新雪が着いていて傾斜がきつくなるとシールが効きにくい。アイゼンに履き替えて安全を期す。1270m付近で傾斜が緩みシール登行に戻す。ダケカンバの疎林が広がる広い斜面を登っていくと傾斜がきつくなり再びアイゼンで南尾根の鞍部にでる。ここから狭い南尾根を東側の雪庇に気をつけながらシールで登る。山頂は狭い雪の高まりになっている。天気が良ければ大展望を楽しめるが今日は降雪のため、西に東谷山に続く尾根、北東にタカマタギへ続く尾根が確認できる程度である。風が無いだけありがたい。

 

滑落者救出訓練

 

待望の滑降は下に硬い層がある雪質で快適とは言えないながらも、ツリーランが楽しめた。ブナ林の急斜面の上まで滑って大休止と訓練となった。今回は雪庇の踏み抜きなどで滑落した人を引き上げ訓練である。会装備のフローティングロープと遭対装備を使って少ない力で引き上げる3分の1システムを作った。支点工作には立木を使ったが、木が無いところではスキーやスコップなどを埋めて支点にすることもできる。ロープワーク学習時に紹介する。降り続く雪の中での訓練は寒かったが有意義であった。 

 

滑りにくい林道を、怪我のないように気をつけて滑り、二居の温泉で暖まって帰路についた。

(浅見記)