埼玉県熊谷市の山岳会 海外トレッキング、登山、山スキーなど幅広く活動しています。
関東
【積雪ハイク】赤城・黒檜山から駒ケ岳
新雪の黒檜山から駒ケ岳周回
2020年1月6日(月)
参加者:高橋仁(単独)
熊谷8:00=駒ヶ岳登山口P9:50→黒檜山登山口10:20→黒檜山11:45/12:15→駒ヶ岳13:00→駒ヶ岳登山口P13:40=あいのやまの湯14:50/15:30=熊谷16:40
赤城道路は姫百合駐車場あたりから、昨日の雪が圧接されてアイスバーンになっている。車は数台しか無い大洞駐車場で準備して黒檜登山口まで歩く。アイゼンを着けて先行者のトレースを追って登る。
猫岩や富士山展望所から、地蔵岳や富士山が見える。大沼は全面結氷していないが、昨日の雪がかなり湖面を覆っている。天気は好いが山上は低い雲がかかっているので眺望はどうかな?
何人か抜いて稜線に出る。黒檜山頂はすぐ先だ。数人が昼食をとっているので、先のビューポイントまで行ってみる。やはり展望はイマイチだ。風は強烈で、ゆっくりする気にもなれない。祠の陰で風を避けて、カップ麺、ワッフル、コーヒーの昼食をとって駒ケ岳へ向かう。
駒へのトレースは薄く、強烈に吹き付ける西風でかき消されているところもある。積雪は深いところで60cm。樹林の樹氷がきれいだ。駒ケ岳山頂では、誰かの作った雪だるまが迎えてくれた。
分岐から鉄階段を駐車場へ下る。雪で埋もれた階段は、後向きで手すりを掴み、アイゼンを効かせて下る。
駐車場は、黒檜山のみ往復の人はすでに帰って、ガランとしている。時間もあるので、あいのやまの湯につかって帰ろう。(高橋仁)
【ハイキング】屋敷山ミツマタと三境山
ミツマタの海と静寂のハナネコノメ アルバム
山域:群馬県みどり市・桐生市 屋敷山、三境山
期日:2025年4月4日(金)
参加:高橋仁、赤坂、駒崎、他1名
行程:熊谷ドーム6:00=大間々=草木ダム=林道三境線駐車地8:10→ミツマタ群生地8:10/9:00→ハナネコノメ草自生地9:20/9:40→駐車地=三境山登山口10:30→三境山11:30/12:10→登山口12:50=草木ダム=神戸駅の花桃13:30=花輪の小夜戸・大畑花桃街道14:00=熊谷16:10
山と渓谷に紹介された、屋敷山のミツマタを見に行こう。桐生からのアプローチは混雑が予想されるので、草木ダムから三境線に入る。林道路肩に20台くらいが停まっている。鶏足山のミツマタを凌駕する圧倒的なミツマタが、黄色い海のように沢筋にうねっている。少しピークを過ぎたか、花が白くなっているが、見事なものだ。広いので、人込みも感じないで見て回る。
サア次の目的は花猫の目草だ!綺麗に咲いていてくれよ!林道を下り目星をつけた沢に入ると・・・。アッタ!アッタ!小さな小さなハンネコノメが、苔の間からひっそりと可愛い花を咲かせているではないか!周りを踏まない様に慎重にカメラを向ける。何年か振りに御目にかかりました。
さてと、山もしっかり登らなくては。三境山が待っている。車で林道を戻り、トンネルの西口の登山道入り口に移動して、沢を詰めて稜線に取り付く。なかなかの急登だ。あとは稜線を辿れば山頂だ。檜植林のなだらかな道を左に赤城山、袈裟丸山、皇海山などを見ながら歩き、ゴツゴツした岩の間を縫って登れば三境山に到着だ。ゆっくりランチタイムを取って、コーヒーを入れて、来た道を引き返そう。時間が早いから、足尾鉄道沿線の花桃街道の様子を見て行こう。
神戸の駅の花桃は開花が例年より遅れて、ちょうどGoodなタイミング。バスが3台で大勢が駅の内外で、電車の到着を待って、カメラを構えている。線路の中でポーズを取っている、不届きなおばさんたちもいる。乗車しなくても駅構内出入り自由とは、面白い。きれいな花と電車をゲットしたら、次は花輪駅の対岸の小夜戸・大畑花桃街道だが・・・こちらも開花が遅れてまだ蕾・・・花まつりのボランテアたちも手持無沙汰の様子。ここを目当ての観光バスが、神戸に予定変更したという・・。
今日は、花、花、花の花山行。春の一日はこんな過ごし方も悪くない。(年のせいか?) (高橋仁)
【ハイキング】三峰山(個人山行)
春いまだ、妙法岳と霧藻ヶ峰を歩く アルバム
山域:秩父市三峰山(妙法岳1329m、霧藻ヶ峰1523m)
期日:2025年4月14日(月)
参加:高橋仁、他4名
行程:秩父市集合8:00=三峰山駐車場9:15→二の鳥居→三の鳥居→妙法岳(三峰神社奥宮)10:25/10:45→炭焼平→霧藻ヶ峰1210/1320→炭焼平→三峰神社14:40/15:00→駐車場(ビジターセンター)15:10/15:30=秩父市16:30解散
上空の寒気と次々に来る低気圧で、不安定な空模様の中を、久しぶりに三峰山へ出かけた。秩父市を出発するころには青空が見え始めて、山行中は降られずに済んだ。二瀬ダムを渡って神社への道路沿いは桜が3分咲きから5分咲き位か?雨あがりに映えている。時折、アケボノ躑躅だろうか?濃いピンクの花を見せてくれる。
駐車場から妙法岳に向かう。花は無く、春いまだ来たらず、杉林は暗く寒々しい。いくつかのアップダウンと岩場の階段を通過して最後の鎖を登れば奥宮だ。雲取山、長沢拝領などの山行ではいつもスルーしていたので、20年以上前、職場の共済会ハイキング以来だ。1600m位から上は、雲が広がっていて、雲取、和名倉、両神などは見えない。天井だけは青空が見えて陽射しが暖かい。
ショートカットで、尾根から霧藻ヶ峰に行こう。大した登りは無いが、だらだらと登れば地蔵峠で太陽寺への道を分けて、霧藻ヶ峰に到着する。休憩所はリニューアルされて真新しくなっている。まだ工事が完成した内容だ。味のある、古い板の看板が残されているので、集合写真を撮って、ゆ~くりとランチタイムだ。単独の青年が下山した来た。芋の木ドッケまで往復して今日は秩父の宿泊するという。我々から見れば、孫のような若者としばし山談義をする。
天気が崩れる前に下山開始だ。登りはノロノロの高齢者パーティも、下りとなれば早い。一気に三峰神社に下って、参拝をする。個人的にはあまり歴史や文化的なものを感じないが、大きな建物や石碑がいっぱいあって、人気のある神社のようだ。駐車場に戻り、ビジターセンターも見学しよう。7月のリニューアルを準備中でガランとしているが、ニッチツ鉱山に関わる鉱石や地層の展示は興味深い。(平賀源内もかかわりがあるらしい) (高橋仁)
【ハイキング】陣見山
ツツジと新緑の陣見山
山域山名:寄居町、長瀞町 陣見山
期:2025年4月8日(火)
参加者:L 橋本 相澤 石川
行動記録:波久礼駅8:10-虎ケ岡城址9:30-陣見山10:50/11:15-樋口駅12:40
<天気晴れ>今回は3人の小グループでの登山となった。波久礼の駅には他グループ2人の登山者がいた。春になってハイキングのできる季節になってきた。3人が揃い、車道を登る。ヤマブキの金色が朝日に輝く。元簡保の宿の下で山道に入る。広葉樹と針葉樹の混交林だ。緩やかな道を登ると1本のミツバツツジが咲いているのが分かり、この尾根の花に期待が高まる。若葉も芽吹いている。やや急坂を登り石の祠に着く。小休憩する。さらに登ると色の濃いミツバツツジが期待どおりに朝日に輝く。植栽したのでもないのに結構な株が自生している。秩父の山の岩場にはこの花が多い。修理を終えた玉淀湖には青い水が湛えられそれを背景に咲いている。尾根の西側の崖に結構な株がある。期待がかなう。時々、秩父鉄道の電車が、ゴトゴトと走る音もあがってきて長閑だ。虎が丘の手前の東斜面に、カタクリの群生地があり、見に立ち寄る。3月末の花の時期は終わっているが数本遅咲きのカタクリが咲いている。いつ見ても品のある花だ。戻って虎が岡を目指すとヒトリシズカが塊で咲いている。細く白い糸が付いたような花はユニークだ。その後、階段の急登を登りきり虎が岡城址で小休憩する。ここは東北方面が切り開かれ関東平野が霞んで見える。東屋には2人連れの先客がいて、言葉を交わす。2人で全国の山を登り歩いているという。この付近には、本来ならヤマツツジが多いのだが、今年は天候のせいか、蕾も花もなく、ミツバツツジだけになって少し寂しい。ヤマザクラは盛りで見上げると赤っぽい葉と薄ピンクの花がさいている。林道を横切り、頂上に向かうと、頂上の南東面が切り開かれ白っぽい地面が出ている。電波塔の関連建物の南にある頂上の標柱は日に照らされている。今までと一変した見通しのきく頂上で関東平野を見ながら早い昼食を摂った。しばらくは見通しの利く頂上が続くだろうが、この杉桧伐採後はどうなっていくのか。
頂上からは、西の尾根を進む。すぐに、まだ新緑にもならない明るい雑木林を進む。この辺もツツジは少ない。一旦、車道に出て、再び山道を辿る。榎峠からは、杉林の中を樋口駅に向かって下る。スミレなどがちらほら咲いている。倒木の場所もあるが歩きやすい。車道に出てからは、山里の桃源郷という雰囲気の集落を歩く。レンギョウ、ハナモモ、ナノハナ、スイセンなど花いっぱいの家が多い。入学式を終えたらしい女子中学生とすれ違い挨拶する。この子達はこれから70年も生きるのだから、苦労もあるだろうが、明るい未来になって欲しいとの親心がよぎった。140号国道を渡り、樋口駅に入り、今日の登山は終わった。半日程度でかなりの距離、高さを登り、余り遠くに行かないでのトレーニングになった。
【ハイキング】三ッ岩岳(西上州)
アカヤシオ満開、賑わいの山へ アルバム
山域:西上州南牧村、三ッ岩岳1032m
期日:2025年4月19日(土)
参加:(13名)高橋仁(CL)、木村(SL)、大嶋、高橋武、須藤、相澤、橋本、赤坂、豊島、駒崎、高橋陽、瀬戸、福井
行程:川本6:00=下仁田道の駅=大仁田ダム駐車場7:35/7:50→稜線鞍部8:35→三ッ岩岳(分岐点で昼食)9:50/10:40→龍王奥宮11:05→駐車場11:40=ダム上駐車場(散策とお茶)12:00/13:20→=道の駅なんもく=川本15:10
アカヤシオの開花に合わせて選定した、三ッ岩岳はドンピシャだった。混雑する山に13名の多数参加で、少々不安もあったが、トップの絶妙なペース配分で、色取り様々な多くの花々を楽しんで、会話も弾む余裕の山行ができた。
登山口大仁田ダム駐車場はすでに満車。止められそうな場所を探して車を入れる。トイレ前の道路にヒキガエルのカップルが何組も love love中で、人など眼中にない。沢筋の取付き道には、猫の目、ハシリドコロ、ヒトリシズカ、エイザンスミレ、ケマン草などが控えめに咲いている。
左の沢コースを詰めて鞍部で休憩。ミツバツツジがあちこちに濃いピンクの花を咲かせている。予報通り気温が上がり、Tシャツで十分だ。ここから先がアカヤシオとヒカゲツツジが咲く南西稜線の岩場コースに入る。木の根につかまりながら、先へと進めば龍王コースからの道に合わさり、アカヤシオの中を行けば山頂だ。人が多くて、座る場所などない。集合写真も13人も並んで撮れるはずもない。せめて山座同定くらいは・・・
西から碧岩、大岩、大ロウソク、立岩、経塚山(荒船)、毛無岩、さらに北へ妙義、鹿岳、四ッ又山と西上州の岩峰群が見渡せる。人込みの山頂は早々に引き揚げて、龍王コース分岐の先で早めの昼食だ。ここは東の小沢岳、稲含山、赤久縄山などが見渡せる。13人もいると話題が尽きない。よもやま話に花が咲いて尽きることが無いが、そろそろ出発にしよう。
竜王工コースの下りは、杉林のつづら折りを延々と下るだけ、あまり面白みのないところだ、龍王権現の朽ちた奥社を過ぎてなおも下って駐車場に着いた。まだ11時半だ。余った時間をどうしよう?車でダム上に登って、あたりを散策してから東屋でお茶しよう。ダム湖の周りは山桜やユキヤナギ、山吹などが咲き、大仁田川上流は、岩が深く浸食されたV字峡だ。高い岸壁に張り付くように咲いているミツバツツジ、アカヤシオ、ヒカゲツツジが何ともきれいな山水画の様だ。堰堤に戻り、東屋で湯を沸かしコーヒーを飲んだら、南牧村の道の駅でみやげを買って、解散だ。(高橋仁)