関東

【無雪期PH】奥多摩・鳥屋戸(とやど)尾根から蕎麦粒山

日 程    2021年11月14日(日)

参加者  浅見、木村

記 録   日高5:30=鳩ノ巣駐車場6:40=鳩ノ巣駅6:47=奥多摩駅6:52/7:27=川乗橋7:40

・・・杉植林地7:50・・・鳥屋戸尾根登山道8:15・・・笙ノ岩山9:55・・・蕎麦粒山11:30/12:00・・・棒杭尾根下降点12:45・・・一杯水13:05・・・一杯水避難小屋13:15・・・東日原バス停14:47/50=奥多摩駅15:17/36=鳩ノ巣駅15:45=鳩ノ巣駐車場15:50=日高17:20

 10月に秩父側の仙元尾根から蕎麦粒山に登ったが、残念ながらガスで展望がなかった。そこで改めて山頂からの展望を期待して奥多摩側の鳥屋戸尾根から蕎麦粒山を目指した。

 登山口には駐車スペースが無いので鳩ノ巣駅下の無料駐車場を利用、青梅線で奥多摩駅へ行き日原行きのバスに乗る。予定より1本前の電車に乗れたため、奥多摩駅で30分ほどバス待ち。奥多摩駅は改装されて待合室や更衣室、靴洗い場などがある。また、駅前の公衆トイレはピカピカで「日本一きれいなトイレを目指す」という町の意気込みを伝えるポスターが貼ってある。様々な山に向かう起点となる駅を中心に町おこしを図ろうとする自治体と住民の熱意を感じた。

 川乗橋でバスを降り川乗林道を数十m入ったところが登山口である。しかし、川乗林道は土砂崩れのため通行止め。ゲートには鍵がかかり、監視カメラとセンサーがある。近づくと警告のアナウンスが流れる。

仕方なく、日原側に300mほどバス通りを歩いて杉の植林地の急斜面を登って尾根上の登山道に出た。鳥屋戸尾根は前半の笙ノ岩山までが急登で後半は小さなアップダウンを繰り返し、蕎麦粒山直前が急登となる。紅葉は1000m位まででカエデの赤が日差しを受けて鮮やかだ。笙ノ岩山付近からは木々の葉が落ちて周囲の山々が見える。鷹ノ巣山、川苔山が近い。いくつかの小ピークを越えて急斜面を登り切ると蕎麦粒山山頂である。山頂から東側の都県境の防火帯ごしに関東平野を眺めながら昼食をとる。

鳥屋戸尾根から川苔山

蕎麦粒山山頂

 

 

 

 

 

 

 

 

   「鳥屋戸尾根から川苔山」       「蕎麦粒山山頂 右が鳥屋戸尾根 左が都県境」

 下山は都県境の尾根を西に進み、棒杭尾根の急斜面を降り倉沢林道を歩いて倉沢バス停に出る予定だった。しかし、棒杭尾根の下降点にはロープが張ってあり倉沢林道がやはり崩壊して通行不能と説明書きがある。計画を変更して一杯水避難小屋からヨコスズ尾根で東日原へ下山することにする。長沢背稜の登山道は概ね奥多摩側についていて歩きやすい。所々で樹間から秩父市街地やさくら湖が見える。また、前方右手に三つドッケ(天目山)が名前の通り3つのピークを連ねている。道は奥多摩側にゆるやかに下り、一杯水の水場はビニールホースが設置されて利用可能だった。5分ほど登ると立派な避難小屋がある。ここからはヨコスズ尾根を下る。落ち葉で路面の凹凸が見えないので慎重に歩く。最後は杉植林のつづら折りの斜面を降りて東日原の集落にでる。計画を変更したため予定のバス便には乗れないと思っていたが、ギリギリで満員のバスに乗ることができた。天候に恵まれて、紅葉と展望を楽しむ静かな山歩きができた。

棒杭尾根下降点

三つドッケ                                         

 

 

 

 

 

 

 

       「三つドッケ(天目山)」

 

 

 

 

   「棒杭尾根下降点」                             浅見記