埼玉県熊谷市の山岳会 海外トレッキング、登山、山スキーなど幅広く活動しています。
甲信越
【ハイキング】乗鞍高原・滝巡り (8/2)
夏のアルプス・三本滝周遊 アルバム
山 域:乗鞍高原
期 日:2025年8月2日(土)
参加者:CL 相澤、高橋仁、赤坂、石川
行 程:熊谷駅南口(6:30)=花園IC(7:10)=松本IC(9:30)➡三本滝駐車場(10:30/10:40)➡三本滝レストハウス➡三本滝(11:20/11:50)➡三本滝駐車場(12:20/12:30)➡国民休暇村➡牛留池➡善五郎滝(13:10)➡美鈴荘(14:00)
台風9号が本土に接近するというので、心配したが、殆ど影響はなく、穏やかな日和で乗鞍高原を周遊することができた。三本滝レストランの前に車を駐車する。白樺に囲まれた高原の中へ進み、かもしかの道と呼ばれる森の中へ入る。更に進むと川の流れの音が聞こえ、水飛沫を上げ勢いよく流れ落ちる川にぶつかる、この滝の上に吊り橋が掛かる。足を掛けると、吊り橋はゆらゆらと揺れる。この橋を渡り、少し上流に歩くと岩場になり、岩を上ると三本滝が出迎えてくれます。滝は岩肌を滑るように落ちる。この滝は3本の河川からなり、ここが合流地点とのことです。茶色い岩肌、黒い岩肌を滑り落ちる滝の前に立つと、趣の違う滝に癒される。
国民休暇村の駐車場に車を止め、牛留池・善五郎滝に向かう、シラビソ等の針葉樹林に囲まれ、整備された木道が牛留池まで続く。木道の脇には大きな葉を付けた水芭蕉が点在している。季節が過ぎ、花は付けていない。しばらく歩くと、赤松であろうか、幹がぐるっと一回りした奇妙な形の樹木に出会う。雪の影響でこんな形になったのであろうか。やがて東屋が見え、牛留池に到着。池は林に囲まれ、水面に樹木を映し、静に佇む。ここから善五郎の滝に向かう。途中にクマよけの金属の筒が吊るされており、これを叩いて進む。熊の出没情報が多い。
木の橋が現れ、この橋に足を踏み入れると、滝の轟音が聞こえ、左側にダイナミックに善五郎の滝が水飛沫を上げながら落ちている、水飛沫は、ミストとなって飛んでき。肌に触れる。滝見台へ行ってみる。ここからは、滝を見下ろし、遠望になるのでダイナミックさ伝わらないが、自然に溶け込み絵画のように見ることができる。ここ後に、本日の宿の美鈴荘に向う。 相澤建二
【ハイキング】福地山
山 域:岐阜県 福地山 1672m
目 的:2025 夏合宿(乗鞍岳)の一日目ハイキング
山行形態:無雪期一般登山
期 日:2025年8月2日(土)
8月2日(合宿1日目)山行報告
行動記録(晴れ);川本道の駅5:00=花園IC=更埴JT=松本IC7:30=福地山登山口駐車場8:50―登山口9:15-福地山11:30/12:05―駐車場13:35=乗鞍高原美鈴荘14:35
山行者;L;橋本 駒崎 須藤
心配していた台風9号は東方海上を離れつつある中、予定通りに川本道の駅を、出発。妙義山はきれいに見えていたが、佐久平からの八ヶ岳は見えない。やがて犀川越しに見えてきた北アルプスの山々も、雲に所々がさえぎられている。松本で降り、安房トンネルを超え、右折すると奥飛騨福地温泉郷に入る。登山者用無料駐車場は登山口の反対側を入ったところにあり、料金500円を箱に入れる。身支度を整え朝市のお店をのぞき込んで歩き出す。朽ちた民間の化石館などがある。そういえば国土地理院地図に「福地の化石産地」記載もある。歩き出すと傾斜も一定なつづら折りの道は露岩も無く広く歩きやすい。途中に山コース、谷コース分岐があり山コースを選択。杉、ヒノキ林を過ぎたころ最初で最後の高山、槍ヶ岳らしき山が雲の切れ目に見えるもはっきりしない。道はやがて合流し憮然平に着く。ここに新しい石座像があった。さらに上ると2組目の山谷コースがあり、スペインからの4人組が休憩していた。挨拶をして山コースを行く。結局ここだけが山道らしかった。展望2から見えるはずの焼岳眺望は全く効かない。反対側に直立し連続する岸壁(福地壁)が遠望できる。巨大噴火による火砕流堆積物が侵食してできたとのこと。頂上は北アルプス方面だけ伐採されているが何も見えない。 記念写真をとり昼食をとる。途中で追い抜いたスペインからの4人が上ってきた。挨拶して下山開始する。下りは谷コースを選択、のんびり歩くとやがて登山口についた。熊谷近辺の里山は別にしてこの山ほど歩きやすいのは珍しい。 須藤 記
【ハイキング】乗鞍岳ピークハント
夏のアルプス乗鞍岳ピークハント アルバム
山 域:長野県松本市・岐阜県高山市 乗鞍岳(3025.7m)
山行形態:ハイキング
期 日:2025年8月3日(日)
参 加:(8人)高橋仁、須藤、相澤、橋本、赤坂、石川、駒崎、木村
行 程:
美鈴荘=6:30=観光センター7:00=朴木平7:50=畳平8:50→肩ノ小屋9:15➝剣ヶ峰10:45/11:00→蚕玉岳(こだまだけ)➝肩ノ小屋11:50/12:15→富士見岳12:40/12:50➝県境広場13:10→畳平13:20/14:00=バス=朴木平14:50=松本=花園=熊谷
夏のアルプス・二日目:美鈴荘から観光センターに移動して7時発畳平行きシャトルバスに乗るはずだったが・・・乗車券が完売済。松本発直通便だけでなく、シャトルバスも予約制だった。確認を怠った結果が招いた事態・・・ならばタクシーでと電話をするも、14人4台はすぐに手配できないという・・・運のいいことに、隣で聞いていたお兄さんが「ほおのき平から30分おきにバスが出て、乗り切れなければ増便が出るから待たずに乗れるよ」と教えてくれた。早速白骨温泉経由で安房トンネルを抜け、ほおのき平からバスに乗る。畳平には予定より1時間弱の遅れで到着できた。捨てる神あれば拾う神あり!アドバイスありがとう!
剣ヶ峰往復と剣ヶ峰+周辺ピークハントの2チームに分かれて出発する。夏の花は終わりかと思ったが、雪消えの遅いところは、コマクサ、イチゲ、シオガマなどが咲き、イタドリ、ウメバチ、ウサギギク、オトギリ、ダイコンソウ、イワギキョウ?などが目を楽しませてくれる。不消ヶ池(きえずがいけ)を右に見ながら石ごろの道路を歩き、摩利支天岳分岐に着くが「工事中進入禁止」のゲートがあり、摩利支天はパスして、肩ノ小屋へ行こう。広い庭にベンチなどもある大きな小屋だが、人も多い。ここから登山道に変わるが、火山噴出物の岩ゴロ道は歩きにくい。汗もかいたので途中で休憩を取り、肩ノ小屋や摩利支天の気象観測所を見下ろして、水分とエネルギを補給する。
朝日岳への分岐もロープが張ってあり、進入禁止らしい。登っている人はいるが、ここは素直にパスしよう。蚕玉岳(こだまだけ)は左から巻いて鞍部に出る。見上げれば朝日権現社と乗鞍奥社を頂く剣ヶ峰が指呼の先に。見下ろせば眼下に深い色の権現池・・・。フッと、吾妻連峰・一切経山の魔女の瞳を連想してしまった。二度も訪れながら悪天でお目にかかれなかった魔女の瞳への執着が心の底に潜んでいたのだろうか・・・? さて、山頂がガス包まれる前に一先ずここで集合写真を撮っておこう。
頂上小屋の前から剣ヶ峰に向かうが、長蛇の列が動かない。どうも乗鞍奥社の前で記念写真の順番待ちをしているようだ。ここは行列の右側から奥社を回り込んで山頂に出る。御嶽山方面はガスで見えないが、全員の到着を待って山頂標の下で記念撮影だ。込み合った山頂は早々に引き揚げて、肩ノ小屋でゆっくりランチにしよう。蚕玉岳は登りでは巻いたので下りはピークを踏んでおこうか?などと言っていると、大嶋チームが登って来た。剣ヶ峰をバックに全員の写真を撮って、我々は先に下ろう。肩ノ小屋の北側に日陰を求めてランチタイム。目の前の摩利支天の麓に雷鳥の親子がチョコマカト動いているというので、人だかりができて、みんなで写真を撮っている。
そうこうしているうちに雨が降り出したので、富士見岳に向けて出発だ。対岸に残雪を抱えた不消ヶ池を見ながら富士見岳に登る。ザレた斜面はコマクサが群生していて、ピンクのまだら模様が一面に広がる。少しピーク過ぎだが、まだまだきれいなコマクサが雨で黒くなった火山灰の中に浮かび上がる様をしばし眺めいる。
まだ、大黒岳と魔王岳も登る予定だったが、雨が収まらないので、県境広場から畳平に戻ることにしよう。バスターミナルで大嶋チームの到着を待って、ほおのき平行バスに乗る。 (高橋仁)
【ハイキング】鉢山 横手山 岩菅山 2025/07/19、20
鉢山 横手山 岩菅山
山域山名:鉢山 横手山 岩菅山 (長野県志賀高原)
日程 :2025年7月19,20日(土日)
参加者: CL石川 木村
行動記録:
7/19 熊谷5:30 = 8:50志賀高原熊の湯・硯川・・・渋池(09:00)・・・四十八池分岐(9:45)・・・鉢山(10:15)・・・のぞき分岐(12:03)・・・横手山頂ヒュッテ(12:40)[休憩 20分]・・・横手山(13:14)・・・渋峠(13:45) 14:37=(バス)=14:52ほたる温泉 =木戸池キャンプ場15:15
7/19 鉢山、横手山 <天候:晴れ> 関越道渋川ICで降り草津を経て志賀草津高原ルートに入り、硯川の前山リフト前に駐車する。リフトを利用(¥600)し標高1820mの前山湿原の一角に立つ。夏らしい緑一色のさわやかな高原である。少し歩くと白いワタスゲや赤やオレンジ色をしたモウセンゴケの岸辺に囲まれた渋池があり志賀高原らしい静かなたたずまいを見せている。志賀山へのルートとの分岐を過ぎ、なだらかな樹林の中の道を進む。志賀高原の代表的な池巡りコースの遊歩道で歩きやすい。
左手に大小たくさんの池のある四十八池の湿原が見えてくる。湿原の端に休憩用の東屋とトイレが整備されている。ここから池巡りコースから離れ鉢山へ向かう。鉢山は円錐形をしていてお菓子の甘食のような形をしている。急な階段の登山道を標高差で150m程登る。池巡りコーズと違いぐっと登山者が少なくなる。登山道は整備されて以降の年月の感じさせてやや荒れ気味である。鉢山山頂の標識のある所は木々で覆われ展望もない。
鉢山を過ぎ硯川と横手山の分岐を過ぎたあたりから今日一番の核心部と言ってもよい登坂路となる。いくつかの小ピークを越え、斜度が緩んだところが泥んこ道になっている。時折予期せずくるぶしあたりまで泥の中に登山靴を沈めたりしながらなんとか通過する。一部は横手山スキー場のニッコウキスゲが盛りのゲレンデに出たり最後は横手山山頂直下を150mほど直登して展望台に到着する。ここで昼食。
この後山頂を経由して登ってきた道と反対側の渋峠スキー場のゲレンデの道を下り渋峠へ下る。路線バスでほたる温泉(硯川)まで戻って(¥600)、車で木戸池キャンプ場に移動し幕営した。
(以下準備中)
【ハイキング】根子岳 2025/7/13
根子岳
山名山域:根子岳(長野県)
日時 2025年7月13日(日)
参加者 CL石川 SL相澤 赤坂 須藤 高橋仁 高橋武 豊島 橋本
(準備中)
【ハイキング】平標山、仙ノ倉山
花の平標山と展望の仙ノ倉山 アルバム
山 域:新潟県:平標山1983.7m・仙ノ倉岳2026.2m
期 日:2025年06月27日(金)~28日(土)
参 加:高橋仁 木村、赤坂
行 程:
27日(金)晴れ/曇り、稜線はガス
道の駅かわもと6:00=花園=月夜野=平標山駐車場8:00/8:10➝松手山10:30/10:50➝平標山(昼食&花散策)12:35/13:40➝山の家14:20(避難小屋泊)
21日(土)晴れ、稜線は朝のガスと強風から9時過ぎ晴れる
山の家(避難小屋)6:15➝平標山7:10➝仙ノ倉山8:35/9:15→平標山10:40➝山乃家(昼食)11:30/12:25➝林道出会い13:15→登山口14:20=(往路を帰る)=熊谷17:00
登山口に1時間早く到着。ず~と気をもませていた気象予報も好転して、降られる心配はなさそうだ。松手山登山口からゆっくりペースで登り始める。人も少なく静かな山だ。思いがけずヤマツツジの花がたくさん出迎えてくれた。さらにタニウツギ、シャクナゲ、ギンリョウソウ、アカモノ、オノエラン、カラマツ草、ドウダンツツジ(ヨウラク?)などが楽しませてくれる。花の百名山の名を頂いた山だけの事はある。
松手山で水分とエネルギ補給をしたら、平標山へ。森林限界を超えた稜線はなだらかな曲線を山頂へと繋げている。あの山頂を超えた先はイチゲを盟主にコザクラ、チングルマ、オノエラン、チドリ、シオガマ、キンポウゲ、マイズルソウなどのお花畑が連なっているはずだ・・・・
ところが、である! 山頂から先の稜線にはガスが広がり、眺望は無い!せっかくの花も写真映りは期待できない。とりあえずランチにして、少しばかり花めぐりをしたら、避難小屋のある山の家に下ろう。明日の晴れを期待して、今日の酒宴をゆったりと楽しもうではないか。避難小屋宿泊は、明日2時起きをして、谷川岳まで歩き、西黒を下るという大宮の青年と、われら3人の4人だけ。2時起きの青年に配慮して、静かで控えめな酒宴を早めに切り上げて就寝しよう。
4時起床。窓からの平標から仙ノ倉のあたりは濃いガスで全く見えない・・これは想定の範囲内だから、がっかりはしない。日が昇れば必ずガスは晴れるはずだから・・淡々と支度をして、小屋の掃除をして、予定より早く出発して平標山へ登り返そう。途中の小さな湿原には、ワタスゲ、イワイチョウ、コバイケイソウ、フデリンドウ、モウセンゴケなどが咲いている。稜線は毛渡沢(土樽)側から吹きあがる強風が、濃いガスを吹き上げている。とりあえず、仙ノ倉山まで行って時間稼ぎをしよう。そのうち風とガスは収まると確信して・・・花は帰りにゆっくりと楽しめばいい。
という訳で、仙ノ倉山で様子を見るうち、苗場山が顔をのぞかせ、赤城、子持、小野子、皇海、武尊、至仏山などが判別できる。やがてエビス大黒や万太郎がガスの上に黒々とした頭を見せて来た。ウン!よしよし!これでいいのだ!写真を撮って、一息入れてからお花畑に戻れば目論見通りだ。仙ノ倉から平標の稜線をつなぐ登山道は、いつの間にかハイカーの行列ができている。そうか!今日は土曜日だった。谷川連峰の中でも人気の高いメジャーな山は、こういうものなのか?
今年は雪消えが遅く、花も遅いかと思ったが、連日の暑さで例年と同じ開花となったようだ。チングルマは終わり、イチゲやコザクラも終盤か?オノエランは盛りのようで白い花を次々と開いている。まあ、これだけ楽しめれば充分。あとは小屋に戻り、ランチを済ませて、平元新道を下り、林道を延々と歩いて駐車場に戻ろう。樹林帯の下りは木陰で涼しくて歩きやすい。起床を早めたので、予定を一時間も早く終了できた。(高橋仁)
【ハイキング】水ノ塔山・篭ノ登山 (個人山行)
ランプの宿から水ノ塔山・篭ノ登山 アルバム
山 域:長野県小諸市、東御市:水ノ塔山2202m、篭ノ登山2227m
期 日:2025年06月8日(日)
参 加:高橋仁、他4名
行 程:
高峰温泉現地集合9:00➝水ノ塔山10:25→篭ノ登山(昼食)11:00/12:10→兔平12:40→高峰温泉(解散)14:00
車坂峠から「ランプの宿高峰温泉」に到着。駐車場はすでに満車寸前。気温15度Ⅽ、薄曇りの中でも目指す水ノ塔山や篭の登山がはっきり見える。イワカガミ、ミツバオーレン、ツガザクラ、マイズルソウなどを足元に見ながら登る。しだいに岩のゴツゴツした、急な登りへとなるが、晴れ間ものぞき、高峰山や浅間山が望める。ジワリと汗ばむ頃に、アヅマシャクナゲの咲く山頂に着いた。日曜日なので、ハイカーも多めで、単独、二人連れの若い人が多い。我々5G(ファイブ・ジー)は、平日登山が多く、年配者ばかりの山が多かったが、今日は気分までが、いつもと違って、空も明るく見える。
南側が激しく崩れて、赤ゾレた稜線を、高峰山を眺めて、軽くアップダウンすれば、東篭ノ登山へ到着する。岩がゴロゴロと敷き詰められた山頂は、殺風景と言えば殺風景だが、パノラマの展望はなかなかだ。南に池ノ平が、西に西篭ノ登山、湯ノ丸山、烏帽子岳、北西に四阿山、根子岳、そして東を振り返れば、さっき登った水ノ塔山の先に、浅間山と外輪山、前掛山が一望できる。さわやかな風に火照った体を休めながら、ゆっくりのランチタイム。
お腹のいっぱいになった5G(5人のジィ)は誰も、西篭ノ登山を往復しようと言わない。で・・・ 西篭ノ登はカットして兔平(今は兔平とは言わないで、池ノ平駐車場と言っているようだ)に下山することに相成ってしまった。兔平で、7月の山行日程を決めたら、高峰温泉に戻ろう。車やバイクがホコリを挙げながら通る林道をテクテク歩いて、そろそろ飽きてきたころに駐車場に辿り着いた。西篭ノ登山をカットしたので、早い山行終了だが、休日渋滞にハマらずに帰れるから、良しとしよう。
(高橋仁)
【ハイキング】米山(新潟・個人山行)
雨の関東から新潟の米山へ アルバム
期日:2025年5月19日(月)
山域:新潟県上越市 米山992.5m
参加:高橋仁、赤坂、他7人
行程:熊谷5:30=花園=小千谷=柿崎区下牧、ベース993休憩所9:30=水野林道終点10:00→しらば避難小屋11:10/11:20→米山山頂(昼食)12:00/13:10→避難小屋13:40→ベース993休憩所15:00
関東は悪天予報なので、赤城山から急遽変更して新潟刈羽の米山へ。日本海と原三角点を見に行こう。土砂降りの関東から関越トンネルを抜ければ、魚沼平野は田植えの真っ盛りだ。まだ雲が残っていて山は見えない。小千谷インターから八石山を右にの迂回して柿崎区下牧のベース993(米山993mのベース基地の意味?)に立ち寄ろう。立派な休憩所できれいなトイレがある。ここからも登れるが、今日は行程の短い水野林道登山口へ移動してスタートだ。
雪はほとんど消えて、沢や日陰に少し残る程度。イカリソウ、カタクリ、エンレイソウなどの花が迎えてくれるが、ことに、色が白っぽくて葉っぱの大きなイワカガミが山頂までずーと咲いている。モリアオガエルの産卵場所の池は、サンショウウオ?の卵がいっぱいで、モリアオガエルはまだだった。ベース993からの道を合わせて、しらば避難小屋を過ぎれば、ザクザクの残雪を二か所ほど乗り越えて、山頂に到着だ。雲が晴れてきて上越の妙高山、火打山や日本海、柿崎港などが見渡せるが、少しかすんでいる。雨上がりのこの時期では、仕方なかろう・・・
日本三大薬師の米山薬師と、原三角点(雲取山、白髭岩、米山の3か所しか残っていない明治の標柱)を見たら、避難小屋(二階建てで、30人は楽々泊まれる立派な小屋で、以前ここに泊まり、ワインを飲みながら日本海の夕日を見た)でランチにしよう。窓には米山ジャンダルムがつるしてある。5年前来たときは無かったか、気が付かなかったか、2年前の茨城県の生瀬富士のジャンダルムは行方不明になって会えなかったし、はじめてお目にかかります。
さて、帰りの長道中を考えると、そろそろ・・・。ドライバーは水野林道駐車場へ下山して、他は尾根道を三十三観音を見ながらベース993へと下ろう。海岸の0mから993mヘとせりあがる米山だが、水野登山口からは簡単に登れるので、遠方からでも日帰り登山ができるからからありがたい。(仁)
【雪山ハイク】鍋倉山
残雪と新緑の鍋倉山(信越トレイル) アルバム
山域:長野県飯山市・新潟県上越市、鍋倉山1288.8m、黒倉山1242m
期日:2025年5月11日(日)
参加者:(9名)CL高橋仁、SL木村、白根、橋本4,赤坂、駒崎、高橋陽、福井、瀬戸
行程:川本6:00=花園=飯山=関田峠除雪終点9:00/9:30→久々野峠10:50→鍋倉山(昼食)11:10/11:50→久々野峠→黒倉山12:10→茶屋池堤防13:10/13:25→除雪終点14:15=往路を戻る=川本17:30
鍋倉山は山スキーとブナ林で、名の知れた信越トレイルの山。遅い雪消えとブナ林の新緑が重なる時期に歩いてみたいと思っていた山だ。今回は大勢の仲間と一緒に残雪ハイクを楽しむことができた。
関田峠をから新潟県に抜ける林道はまだ冬季閉鎖中。登山口駐車場は満車で、路肩駐車して道路から2m以上の雪の壁をキックステップでよじ登れば、柔らかな新緑が迎えてくれる。長野側は晴天の初夏のような天気なのに、新潟から吹き付けるガスが降りてきて眺望は良くない。苗場と黒倉の鞍部の久々野峠につながる沢を登ろう。思ったより登山者は少なく、山スキーやボードの何組かと行き会う程度。8本爪が小気味よく効いて、快調に登るが、4本爪は苦労している。
鞍部に登り着いて東を見やれば、信越トレイルの稜線の連なりに陽が差し込んで美しい。皆して、しばし撮影タイムとなる。さて、鍋倉山頂は指呼の先だ。ガスと風が出てきたが、とりあえず山頂を踏んで、西の樹林で風を避けてランチタイムを楽しもう。久々野峠(鞍部)に戻って、これも指呼の先の黒倉山へ登ろう。山頂標は半分雪の中。集合写真を取ったら、先を急ごう。
関田峠の南の茶屋池に向かう。この稜線はたっぷりの雪が覆っていて、ブナの木は雪庇に押されたのだろうか、南になぎ倒されている。ブナたちには気の毒だが、開けた稜線は見通しが良く、絶好の残雪ハイキングロードになっている。左に目をやれば高田平野の先に日本海・直江津港がすぐ近い。左後ろには残雪を載せた妙高、火打、焼山、右前の雲の中にうっすらと米山が見える。
右には高社山、志賀高原の山から苗場に至る山々が連なるが、私には判別ができない。信越国境はここから東は菱ヶ岳を経て苗場山、佐武流山、白砂山へ連なり、西は斑尾山、黒姫山、高妻山、雨飾山、小蓮華岳(白馬の北側)へと実に長大なラインとなっている。今日のハイクはその一点、ゴマ粒の上を這い回ったようなものだ・・・。てな事を、ぼう~と考えているうちに茶屋池に着いた。周辺は水が浸み出しているが、まだ歩いて渡れそうなので、雪の乾いているところから中に入って氷上ハイクを楽しむ。
茶屋は冬季閉鎖中。林道路肩は雪が消えて、まだ淡い黄色のフキノトウが「ほこほこ」と顔を出しているので、我先に、山菜収穫に没頭する。気が付けばビニル袋が満タンのつわ者も・・。雪の林道を時々ショートカットしながら、駐車場まで下れば、楽しかった一日も終わりとなる「いいやまぶなの駅」で山菜のお土産を買いこんで帰ろう。 (高橋仁)
[ハイキング] 六萬騎山・角田山(個人山行)
六萬騎山と坂戸山転じて角田山へ アルバム
山域:新潟県六萬騎山と角田山
期日:2025年4月7日、8日
参加:高橋仁、他4名
行程:
7日(月)六日町蕎麦の中野屋時集合(昼食)11:00/11:40=六萬騎山駐車場12:30→六萬騎山周回14:00=旧湯之谷村・大湯温泉(泊)15:00
8日(火)ホテル湯本8:30=角田浜駐車場11:00→桜尾根→角田山13:15→桜尾根→駐車場14:50(解散)
静岡と熊谷、深谷から六日町の中野屋に集合。昼食を済ませて六萬騎山麓の駐車場から取り付く。雪割草、コシノコバイモ、カタクリ、キクザキイチゲなどが迎えてくれる。昨日まで雪が残っていた斜面に、雪のアイロンで落ち葉が張り付つけられている。その落ち葉を持ち上げてカタクリが目を出し始める。山頂から南へ下ると、開きかけたツバキやマンサクの花が雪や寒波でやられている。イワウチワはつぼみがピンクに膨らんでいる。
坂戸山に芽をやれば、まだまだ雪がたっぷり着いていて、花には早すぎる様だ。明日は予定変更で旧巻町の角田山にすることにして、旧湯ノ谷村の大湯温泉に。伊藤園グループのホテル湯本は、月曜でも駐車場がいっぱいの客がいるが、それ以外の旅館はひっそりとしている。閉館したところが多いようだ。
朝の温泉と食事の前に、大湯温泉を散歩する。道路わきの残雪越しに魚沼駒ヶ岳が朝日に輝いている。雪解け水が音を立てて流れ、あふれた水はアスファルトの坂道をなめ滝のように流れる。魚沼駒の登山口、枝折峠への道路はここで除雪終点。道路わきの廃屋が雪につぶされて無残な姿を晒している。雪国の田舎ではよく目にする光景だ。
小出インターから巻潟東、角田岬へと移動して角田山へ取り付く。灯台下の駐車場は雪割草目当ての登山者の車がいっぱいだ。桜尾根の雪割草は先週来た時よりも開いて、白、ピンク、紫、青、濃・淡、大・小と実に多彩で多様な花が二、三輪の小株から、シクラメンの鉢のように、もこもこッとした大株まで、「見て!」「見て!」と言わんばかりに競って咲いている。
登るにつれて、キクザキイチゲ、カタクリが増えてくる。先週来たときは下を向いていたイチゲとカタクリが、上を向いて花びらを開いている。エンゴサク、ナニワズ、ラショウモンカズラ、チョウジサクラ、アブラチャン・・・と?! アッタ!アッタ! 今週も白いカタクリが! 10万株に一つと言われる突然変異の花がお目見えだ。
そんなこんなで山頂に着いたら、時折、雨がパラついてきたので、灯台コースは止めて、桜尾根を戻ろう。海岸近くまで降りると、登るときは見えなかった佐渡の島影が黒く見えている。今回の山行はここまでだ。北陸道経由で帰る静岡組を見送って、我々は関越道から帰路に着く。 (高橋仁)
【ハイキング】雪割草の樋曽山&角田山(個人山行)
エフェメラルの樋曽山と角田山アルバム
山域:新潟県樋曽山296m、角田山482m
期日:2025年3月30日(日)~31日(火)
参加:高橋仁、赤坂、他8名
行程:
30日:熊谷=巻潟東IC=五箇峠林道入口10:30→五箇峠登山口11:20→福井山12:00/12:30→海岸の見えるテラス往復13:21→樋曽山13:50→福井山14:50→五箇峠15:00→林道入り口15:50=岩室温泉ゆもとや(泊)16:20
31日:宿泊地8:40=角田岬駐車場9:00→桜尾根登山口9:10→角田山11:10→観音堂11:30/13:10→角田山12:20→三望平12:40→灯台14:50→駐車場15:15=巻潟東IC=熊谷19:10
雪割草の宝庫、新潟県の樋曽山と角田山を一泊二日で贅沢に登ってきたた。
樋曽山:
日本海に面した、弥彦山、樋曽山、角田山の山域は午前中に雨雲が通過するので、日程を角田山から樋曽山に変更して、登山口到着時間も遅らせて天気の回復を狙った。うまい具合に五箇峠登山口では雨も止んでくれた。イチゲ、ニリンソウ、カタクリに始まり、コシノカンアオイ、エンレイソウ、雪割草、キクザキオウレン、ナニワズ、ショウジョウバカマ、アブラチャン、クロモジ、チョウジ桜、イカリソウ、エンゴサク・・・。
エフェメラル(春の妖精)たちが、入れ代わり立ち代わり現れる。中でも雪割草は多種多様の花色、大きさで、大株、小株と変化に富んでいるし、花の多さに圧倒される。イチゲとのコラボ、カタクリとのコラボと楽しめる。おまけに10万本に1本と言われる白いカタクリにもお目にかかれた。オウレンの多さも群を抜いている。
時折アラレがパラつく寒い天気だったが、大満足で下山して、岩室温泉の老舗ホテルに泊まる。
角田山:
夜中に雪が降って、車の屋根や窓が白い。山も白くなっている。それでも天気は快方に向かっている。角田岬の海水浴駐車場に車を置き、赤布だけが目印の桜尾根に取り付く。私有地を登山用に開放して頂いているコースで、雪割草の多さは半端でない。
登山者も多いし、写真を撮りまくっているのでなかなか先に進まない。振り向けば、砂浜から日本海が広がり、佐渡ヶ島が大きく横たわっている。海抜0メートルから450mヘの花山行だ。樋曽山程花の種類は多くないが雪割草の多さとカタクリの多さは、もの凄い。ようやく山頂稜線に出て、山頂の先にある観音堂に足を進める。
観音堂の前は広い芝地で、越後平野が広がり、その先には鳥海山から朝日連峰、月山、飯豊連峰、越後山群、浅草岳、守門岳などの雪を頂いた山々がが望めるはず・・・。残念ながら飯豊や浅草、守門がうっすらと見える程度。越後平野の田んぼに水が張られたら、また一味違う風景が楽しめそうだ。
名残惜しいが帰りの時間を考えれば長居はできない。山頂に戻り、灯台コースの尾根を下る。こちらはカタクリの群生がすごい。白いカタクリも見つけた。やせた尾根に岩場も出てきて気は許せないが、眺望は素晴らしい。朝は鉛色だった日本海は青く澄んできて、佐渡ヶ島が目の前に広がる。アップダウンを繰り返して、眼下の灯台に到着した。狭い石段を下って海岸の駐車場に着いたら、あとは熊谷を目指すだけだ。(高橋仁)
【積雪PH&雪山ハイク】飯縄山&戸隠高原
初級冬山 飯縄山と戸隠高原 アルバム
山域:長野県:飯縄山1917m、戸隠高原
期日:2025年3月8日(土)、9日(日)
参加者:(7名)CL高橋仁、SL木村、白根、橋本、豊島、赤坂、駒崎
行程:
8日(土)曇り
川本=信濃IC=戸隠中社=一の鳥居駐車場9:40→登山口10:10→馬頭観音(駒つなぎ)11:40→飯縄神社13:45/14:00→馬頭観音14:40→登山口15:25→駐車場15:45=中社民宿りんどう16:00
戸隠神社中社の民宿に白根さんを降ろしてから、飯縄山登山口駐車場へ。
天気は曇っているが、時折薄日も射してまずまずのスタート。別荘地の道路を登り、登山口でアイゼンを付けて鳥居をくぐって出発だ。樹林帯をゆるゆると登っていく。1,300ⅿあたりから徐々に急登になってきた。北へ北へとひたすら登れば、馬頭観音の先は、夏道はつづら折りだが、雪崩を避けて尾根を直登する。
アイゼンの歯をしっかり効かせないと、ずり落ちるような急登にペースも落ちる。1700Mあたりで森林帯を向けると風が強くなってきた。期待したほどの展望も無いまま、飯縄神社に着いた。雪に埋もれた神社から、飯縄山頂は指呼の先に見えているが、風も強いし、予定時間も過ぎている。山頂は以前に登って、素晴らしい展望も見ているから、今回はここまでにしよう。
さっきまでの「お疲れ模様」はどこへやら、下りになれば様変わり。あれよあれよと馬頭観音に戻り、黄色い実を付けたヤドリギを着けたミズナラの樹林を抜けて、予定時間に駐車場まで到着した。
戸隠神社でカメラを担いで散策していた白根さんが待っている「民宿りんどう」に帰ろう。すぐ近くに有名な?「神告げ温泉」があるが、誰も行かない。宴会の方が先だ!
9日(日)晴れ
民宿8:30=奥社入口駐車場9:00→隋神門9:20/9:45→鏡池10:35/11:25→硯石12:30→小鳥ヶ池13:00→そばの実(昼食)13:25/14:35→駐車場15:00=信濃IC=川本18:30
朝起きると、5cm位の粉雪が積もっている。雲が少しあるが、天気は上々だ。今日は、帰りがけに戸隠そばを食べるために、コースを変更する。車を奥社入口Pに置いて、隋神門、鏡池、小鳥ヶ池から道路に出て、駐車場に戻る途中の「そばの実」によれば遅めの昼食になる。
奥社入口駐車場から隋神門への参道は、海外からの観光客も多くて、にぎやかだ。新雪が積もってミズナラの林が美しい。杉並木の間をウサギ、シカ?の足跡が見られる。隋神門でワカン(スノーシュー)を付けて鏡池に向かおう。スノーシュー2名とワカン5名。
右と左の違いはあるの?どっちが前で、かかとはどっち?などと言いながら、全員が準備終了する。
雪化粧した樹林が白く輝く中を、スノーシューを先頭に歩く。時々、わざとトレースを外して新雪をの中を思い思いに歩く。雪の小山に登って写真を撮り、リンゴのような造形の雪の前で写真を撮り、鳥居のズラリと並んだお稲荷さんの前で写真を撮っているうちに、鏡池に到着。ここまではメジャーなスノーハイクコース。ラクチン!快適!楽しい!
氷結した湖面の上に出れば、戸隠連山と西戸隠連山が圧倒的な存在感で迫ってくる。以前登った蟻の戸渡から八方睨みへの尾根が正面に。西岳の峰々の新雪の輝きは圧巻だ。冬季休業中のどんぐりハウス前で、軽くエネルギ補給をして、小鳥ヶ池に向かう。
ここからはマイナーなスノーハイクコース。RFが必要になるだろう。雪に埋もれた駐車場から、新しいトレースがあるので追っていくが途中で南に離れるので、ジオグラフィカで方向を確認しながら進む。単独のスキーで関西から来たという人が、追いつき、前になり、後になって進む。林業用の赤テープがやたらにあるので紛らわしいが、途中から先行者のトレース(スキー)も出てきて、硯石へと進む。ここは南西が開けて、北アルプスが良く見える。樹林を抜けて下れば、小鳥ヶ池に出る。すっかり雪に覆われて、湖面を渡ったトレースがついている。ここも戸隠連山の展望地なのだが、少し雲がかかってきた。湖面を渡って東に抜ければ県道に出る。ワカンを外して、白根さんが昨日食べたという「そばの実」で美味しい戸隠そばを頂こう。外人も大勢で込み合っていたが、それほど待たずに済んだ。
昨日の飯縄山は、展望がイマイチだったが、今日の戸隠は、中高年のスノーハイクとして申し分なく楽しめた。山スキーは無理でも、こうした楽しみ方もありだな!(高橋仁)
【ハイキング】三ッ峠山
富士山展望と 見上げる屏風岩 アルバム
山 域:三ツ峠山1785.2m(山梨県)
目 的:三ツ峠山から富士山を見る
期 日:2025年2月24日(月:祝日)
行 程: 熊谷駅南口6:00=東松山=大月Jct=河口湖=三ツ峠入口=ゲート駐車地8:45→林道終点登山口9:05→ベンチ9:50/10:00→四季楽園経由で→三ツ峠山荘11:00→開運岳11:30/11:40→三ツ峠山荘12:00/12:30→クライミングゲレンデ13:00→三ッ峠山荘13:20→登山口14:30=ゲート駐車地14:50=往路を戻る=熊谷18:00
参加者:(6名)L高橋仁 大嶋 須藤 赤坂 豊島 駒崎
河口湖大橋を渡りR137を登り、三ッ峠入口から旧道へ、さらに三つ峠登山口から清八林道へと進む。雪は無く、快調に来たのはここまで・・・。「積雪期通行止」のゲートがあり、路駐して登山口まで歩く。金ヶ窪沢からのジープ道は融雪/凍結を繰り返した氷が滑るので、軽アイゼン・チェーンスパイクを装着する。
先に開運岳に登るつもりで分岐を左に進んで、四季楽園に出た。が・・「雲が出る前に富士山を良く見たい」との声に押されて、三つ峠山荘まで回って、写真を撮る。そこでの談合の結果、御巣鷹山はカットして、クライミングゲレンデを見に行くことになった。
改めて開運岳(三つ峠山頂)に登って昼飯。が・・・「風が冷たいの・・・。」
てなことで、三ッ峠山荘に降りて昼食にする。
にぎやかなランチも終わり、ゲレンデへの階段下りが始まる。これでもか!というくらい下って、岩から染み出た水の巨大氷柱を見上げながら、水平道を行くと大きな岸壁(屏風岩)の下に出る。ちょうど開運岳の下のあたりだ。鉄やステンのボルトがあちこちに打ち込んである。
さて、雪も無いので途中で脱いだアイゼンをぶら下げて階段を山荘まで登り返す。
もう下山の予定時間なので、木無山もカットして下山だ!
ノーアイゼンで下る。が・・・結構滑る・・・。これも経験だ。と足の置き場を選びながら慎重に下って登山口に到着。6人で合計10回くらい尻もちをついたかな?
中央道の渋滞にハマりながらも、30分遅れで熊谷に帰れた。
【ハイキング】紅葉台から足和田山
富士山と御坂山塊を眺めて歩く
山 域:山梨県鳴沢村:足和田山(五湖台)1355m
期 日:2025年1月29日(水)
参加者:9名 L高橋仁 SL大嶋、白根、須藤、栗原、高橋武、赤坂、
駒崎、深野(こまくさ)
行 程:熊谷駅6:30=東松山IC=河口湖IIC=紅葉台駐車場9:10/9:30→三湖台9:50→足和田山11:20/12:30→三湖台13:30→紅葉台14:00=道の駅なるさわ=往路を戻る=熊谷17:00
天候:晴れ 西風やや強い
冬の富士山を間近に見ながら、ゆったりと歩くなら、足和田山かな・・・と、いうわけで紅葉台駐車場まで車で登って、三湖台を目指して歩き始める。雪は日陰にかすかに残っている程度で、土もほぼ乾いているので歩きやすい。
予報通り西風が吹いて、動いていないと寒い。気温0℃くらいかな?車は3台くらいあったが、行き会ったのはマウンテンバイクの二人だけで静かな山行だ。
三湖台は河口、西、本栖の三つの湖が見渡せる。御坂山塊の鬼ヶ岳、王岳、三方分山が正面に構えて、振り向けば雪をまとった雄大な富士山が輝いている。山頂は西風がぶつかって、雲が次々と湧いては流れている。
展望を楽しんだら先を急ごう。いくつかあるピークを、乗り越える人、巻く人それぞれのペースで歩く。雑木と松の樹林帯であまり展望は無いが、枝越しに富士山を見ながら行けば、山頂手前の広場に出る。ここは風も弱く、南側が伐採されていて富士山が丸見えの場所だ。しばし休憩してから山頂に登る。
木造の展望台と方位盤と、基礎のコンクリートごと「傾いた三角点」がある。別名の五湖台のごとく、山中湖、川口湖、西湖、精進湖、本栖湖の富士五湖が全部見えるかと思えば、樹林の陰でよくわからない。昔は見えたのかな?名前負けの「五湖台」だった。
風が強く、落ち着いてランチもできないので、さっき休んだ広場に降りて、富士山を見ながらゆっくりとランチタイム。
来た道を戻って三湖台にもう一度寄るはずが、巻き道を歩いて、とおり過ぎてしまう。もういいや。とそのまま駐車場に向かう人と、三湖台に登り返す人に分かれる。太陽が西に動いて、少し表情の変わった富士山や御坂山塊を見納める。
立派な柴犬を連れた夫婦がいて、みんなでしばし犬と戯れる。
ゆったりハイクを終え、道の駅なるさわで土産を調達して解散。(高橋仁)
【ハイキング】湯の丸山と篭の登山
2024年秋の同人合宿(湯の丸山キャンプ場)山行記録
山 域:長野県/群馬県境 湯の丸山2101m、篭の登山2227.9m
目 的:親睦目的の2024秋の同人合宿(湯の丸キャンプ場)での周辺ハイキング
山行形態:無雪期一般登山(前テント泊&小屋泊)
期 日:2024年9月28日(土)~29日(日)
9月28日(一日目)山行報告
行動記録(曇り);熊谷駅南口6:00‐川本道の駅6:30=花園IC=小諸IC=地蔵峠駐車場8:30/8:45-鐘分岐(牧場ゲート)9:45-湯の丸山南峰(-北峰-南峰)10:20/11:40-鞍部12:10ー中分岐13:20-湯のーキャンプ場13:40 -臼窪湿原探索13:50/15:30―テント設営、食事準備、食事&キャンプファイヤ(17:50解散)
山行者;L;橋本 SL;高橋 高橋武 赤坂 豊島 石川 駒崎 浅見 須藤
予定通りに川本道の駅を山行者9名は3台に分乗し、出発。碓氷峠上部は深い霧に覆われていたが、晴天予報は出ていない。小諸ICで降り一気に地蔵峠無料駐車場に到着した。ここで身支度を整え、リフトに添って歩き出す。牛の姿は見えないが彼らの排泄物がいたる所に、そんな中,ぽつりとリンドウ、マツムシソウ等が咲いていた。リフト終了点で休憩、振り返ると明日登る西篭ノ登山が霧の中に見える。平坦な道を少し歩くと鐘分岐に到着。ガスが南側の色付きだしたカラマツ林から吹きあがってくる。反対方向の田代湖が見える。やがて道は急になるが、時々赤く染まったナナカマド、残りハクサンフウロ等を楽しみながら、快調に登り切り湯の丸山南峰に到着。頂上はガラガラいた岩に覆われ広い、しかし期待していた山々は全く見えない。すく近くの烏帽子の山腹が時々ちらりと見える程度である。頂上で記念撮影を行い、すぐ近くの北峰に黒豆の木の実を食しながら行く。
大きな岩がゴロゴロしている頂上部でノンビリ過ごす。寒くは無い。南峰に戻り昼食を取り、烏帽子岳に向かって下山開始。笹が道を覆っている所もあり、急坂と合わせ雨の時はあまり使いたくない。やがて烏帽子岳登山ルートとの合流の鞍部に着く。ここには石椅子が整備された休憩場所になっている。
ここからガスのない烏帽子岳をまじかに見た。ここから往復1.5時間程、でも今回は諦めた。高低差の少ない道はカラマツ林の中を進み、途中で一度休憩し臼窪湿原に飛び出すと買い出し、食事準備等色々お世話になる3人のいるキャンプ場はすぐ目の前であった。
それから12人全員で臼窪湿原の木道をノンビリ歩き、静かになった秋を楽しんだ。湯の丸山の頂上が綺麗に見えていた。その後食材や炊事道具を炊事場に運び、テント設営を行った。
3人の方を中心に食事を用意し、揃って暖かい鍋料理の夕食を取った。それからテント場に移動し、石川さんが用意してくれたファイヤセットに赤く燃えるたき火を囲み、下がった気温の中、全員で夜を楽しんだ。
買い出し班として食材買い出し、準備及び中心になって美味しい夕食、朝食を用意してくれた相澤さん、栗原さん、木村さん、お世話になりました。ありがとうございました。 (須藤記)
篭ノ登山・池之平湿原記録
2024年9月29日(日)合宿2日目
行動 湯の丸キャンプ場7:50 ==池ノ平湿原入口(08:10)・・・東篭ノ登山(09:00)[休憩 10分]・・・西篭ノ登山(10:00)・・・東篭ノ登山(10:45)・・・池ノ平湿原入口(11:30)・・・忠治の隠岩広場(11:50) [休憩 30分]・・・三方ヶ峰(12:40)・・・見晴岳(13:00)・・・池ノ平湿原入口(13:40)
天候は曇りだが、牛肉と里芋、シイタケ入りのうどんと赤飯というぜいたくな朝食に大満足。テントの撤収までしてくださった相澤さん木村さん栗原さん、とくに家でテントを干して下さった栗原さん、ありがとうございました。3人に見送られて車に乗り込み、約15分で池の平湿原入り口の駐車場につく。東篭ノ登山まで約1時間の登り、山頂付近は樹高が低く晴れていれば好展望だろうが、残念ながら霧で何も見えない。ここから西篭ノ登山を往復。登山道脇にシラタマノキ、コケモモ、クロマメノキの実がなっていて食べながら歩く、シラタマノキの実はサロメチールの匂いがすることは知っていたが食べるのは初めて、味もミント系でした。改めて熊トレメンバーが植物に詳しいことに感心しました。
池の平湿原入り口に戻り、ゆるやかな木道を下ると尾瀬ヶ原を小さくしたような感じの池の平にでる。忠治の隠れ岩広場で高層湿原を眺めながら昼食休憩。ここから夏にはコマクサが咲くという三方ヶ峰に登り外輪山の縁をまわって池の平湿原入り口の駐車場に戻った。足元にはマツムシソウやイワインチンが咲き、オオカメノキの葉が赤く色づいていた。
浅見記
【ハイキング】志賀山赤石山
志賀山・赤石山記録
山名山域:志賀山・赤石山(長野県志賀高原)
行 程 2024年7月20,21日(土日)
7/20 深谷市川本6:00=9:30志賀高原硯川駐車場09:20=夏山リフト=渋池09:35→
四十八池分岐10:05→志賀山10:45→裏志賀山11:15→四十八池11:45→鉢山分岐12:20→鉢山12:35→硯川13:50 =木戸池キャンプ場14:20
7/21 木戸池キャンプ場6:50 = 大沼池入口07:05→大沼池08:05→赤石山9:50/10:25→
大沼池11:30 → 大沼池入口.12:50
参加者 石川 浅見
20日(土)
草津温泉を過ぎ志賀草津道路に入ると雨とガスで視界が悪く道路の先が50mくらい見えるだけである。国道最高地点の渋峠を越えて長野県に入ると霧が晴れて安心する。硯川に駐車して前山リフトに乗る。リフトのまわりにニッコウキスゲが咲いている。リフトを降りるとすぐに渋池で池の周辺にはモウセンゴケが生息している。
志賀山山頂は樹林に囲まれて展望はない。
裏志賀山の山頂を少し通り過ぎたところで展望がひらけ明日歩く大沼池が見える。来た道を戻り四十八池の湿原に降りると雨が降りはじめる。東屋の下で保育園の団体と一緒に雨宿りする。20分ほどで上がったので鉢山を超えて硯川にもどる。
木戸池に移動してホテルで受付を済ませ、キャンプ場にテントを張る。水道があるだけのワイルドな草原のキャンプ場は貸し切り状態。夕食はシャブシャブと締めのうどん。焚き火を眺めながらゆっくりした時間を楽しんだ。
21日(日)
朝食はロールパンを温めて、ハムチーズ野菜のサンドイッチ。夜露に濡れたテントはそのままにして出発。大沼池入り口の駐車場は広くトイレもある。大沼池まで一般車は通れないが管理用の車道が通じている。大沼池からは笹を刈り払った登山道となる。赤石山は山頂付近が岩場になっていて展望が良い。
大沼池の向こう側に昨日登った裏志賀山が見える。スキーで滑ったら気持ちよさそうな斜面である。赤石山から県境の長い稜線をたどると野反湖に続いている。その稜線の山頂直下に仙人池があると地図に書いてあるので10分ほど下ってみたが池らしいものは見つからなかった。来た道をもどり、木戸池でテントを撤収、ホテルの温泉で汗を流して帰路についた。久しぶりの楽しいテント泊山行となった。(浅見記)
【夏のアルプス】燕山荘
中房温泉~燕山荘
2024年8月2日~4日
【雪山ハイク】浅間外輪山・黒斑山
抜群の眺望の浅間山外輪山
山域:長野県:黒斑山山2404m
期日:2024年01月17日(水)
行程:川本6:30=花園=佐久北=車坂峠8:50/9:30➞表コースコマクサ展望台11:00/11:10→槍ヶ鞘(昼食)11:45/12:10➞トーミの頭12:30/12:40 ➞黒斑山(*)13:00/13:20➞トーミの頭13:40➞中コース➞車坂峠14:40=川本17:40
参加者:L高橋仁、大嶋、須藤、山口、豊島、赤坂
アルバム
行程:晴天、無風
途中の佐久平パーキングで、八ヶ岳から北アルプスが丸見えで、今日の山行に期待が膨らむ。車坂峠への道路はアイスバーンなので慎重に登って行く。車窓から富士山まで見える。駐車場は数台で余裕がある。新雪は少なくトレースもあるので、ワカンは置いて軽アイゼンをつけて出発する。
水曜日でも、入山者は結構多くて、次々と我々を追い抜いていく。表コースのコマクサ展望台で休憩、北アルプス、中央アルプス、八ヶ岳の素晴らしい眺望を楽しんだ。登りがきつくなり、シェルターを過ぎれば槍ヶ鞘(赤ゾレの頭)に出て、浅間山(前掛山)が眼前に広がる。カメラを構えた人、人、人。トーミの頭も、黒斑山も込み合いそうなので、ここで浅間、牙山(ギッパヤマ)、トーミの頭などを眺めて、ランチタイム。
鞍部に下り、登り返してトーミの頭へ。ここも眺望がすばらしいく、佐久や小諸の市街地が広がる。浅間山からは白い水蒸気が間欠泉のように繰り返し立ち昇っている。先に進んで、右側に所々浅間のビューポイントが開けた登山道を進めば、通信用の塔がある山頂に到着した。ここまでくると標高が上がり、浅間山の火口壁を望むことができる。
蛇骨岳、仙人岳からJバンドへ続く外輪山の岸壁、眼下に広がる湯ノ平。遠く日光から谷川連峰までの山々を見たら下山開始。道々振り返り景色を惜しみながら、中コースの樹林帯に入る。雪が岩の隙間を埋めて、夏より歩きやすくなった道を快調に下って、駐車場に到着。素晴らしい眺望を満喫した山行が終わった。(高橋仁)
【ハイキング】御坂山塊 鍵掛から王岳
西湖から鍵掛・王岳・五湖山・女坂・精進湖
2023年12月22日(金)駒崎、高橋仁
行動記録:東松山5:30=西湖P7:15/7:40―鍵掛峠9:25―王岳10:50/11:50―五湖山13:30/13:40―女坂峠14:15―精進湖14:50―西湖P16:26
<天気快晴>西湖の北の尾根にある王岳に登ってなく、富士山の展望が良いので行くことにした。寒気が入り冬型なのでかなり寒いと思われ、防寒対策をしっかりした。
予定のいやしの里駐車場にはトイレがないので西湖脇の駐車場に止めさせて頂き、出発する。駐車場910mの気温はマイナス8度、樹林の中を鍵掛峠へ、ここまでは歩いたことがある。稜線に出ても風は北側で吹いている音がするだけで、歩いている間はほとんど風を感じられず、シャツだけで歩けて寒くない。ちょっとしたピークの鍵掛を通り落葉した木々の道、展望が良い尾根で富士山を見ながら進むと王岳山頂に着く。数人が休んでいる。ここで昼休憩にする。富士山は逆光で写真にはいまいちだ。
ここを下って横沢ノ頭のピークまで行って戻る予定で王岳を後にする。下りが急で悪路、戻るのは嫌だなと思って地図を確認するとピークを過ぎている。時間が早かったので五湖山を回って精進湖へ下り車道を歩いて戻る事にしても、明るいうちに着くと判断進むことを決める。計画当初、このルートをバス利用で考えたが乗り継ぎが悪く断念したのでルートが分かっていた事、王岳の上り返しをしたくなかったことが理由だ。 この先は樹林帯で展望が良くないと思っていたが、道は良く、ところどころ岩場があり、展望を楽しみながら降りる。富士山頂に雲が被っていたが、精進湖に降りるときれいになくなり、車道歩きも西日が当たりきれいな富士山を見ながら歩けた。一回り出来て満足のいく山行でした。 (駒崎記)
【ハイキング】総会記念ハイク 高川山
尾県資料館から高川山往復
山域:山梨県大月市 高川山(976ⅿ)
期日:2023年12月10日(日)
参加者:(9人)L高橋仁、SL木村、記 高橋武子、須藤、橋本、豊島、石川、駒崎、赤坂
行動記録:熊谷駅6:30=稲村神社・尾県郷土資料館駐車場8:40―小休止9:25/9:30―馬頭観音9:35―小休止10:10/10:20―急登―小休止10:40/10:45―禾生分岐―高川山頂(昼食)11:00/11:50―小休止12:20/12:25―林道始点13:05/13:10―稲村神社・尾県資料館13:20/14:00=熊谷駅16:40
快晴、落ち葉が降り敷く道を滑らないよう注意しながら登る。無風、暖かいとゆうより暑い。1枚脱ぎ2枚脱ぎして登る。麓の大月では最高温度が18.7度もあったとのこと、12月とは思えない暖かさです。木々の葉はまだ落ち切らず赤い葉も混じり、足元にはコウヤボウキの実の冠毛がかわいらしく目につく。頂上に近づくにつれ下りのパーティとすれ違う。禾生分岐手前の急登は、岩に落ち葉はついているし、下りの人には待っていただいてるしで、通り過ぎたらほっとし、一休みする。頂上はかなりの人。
昼食を済ませたら写真撮影や山座同定、青空を背景に白銀の富士山が何しろ圧巻、そして近くの山梨の山々や、遠く南アルプスの間ノ岳などを臨む、そして眼下にはリニア実験線が高川山から九鬼山へと突き抜けている。
下りは禾生分岐から谷道へ下る。九十九折りの土道で下り易かった。途中、1本の大きなカエデが美しく紅葉していた。下山後、尾県郷土資料館を見学、明治10年に開校した小学校の校舎とのことでしゃれた木造の洋館です。懐かしい昔の教室がそのままの雰囲気で残り、ドラマにも利用されたりするとのこと、いろいろ説明もしていただきました。
楽しい1日でした。 (高橋武記)