北信越

【山スキー】鍋倉山 2022/1/29

山  域:鍋倉山(新潟県飯山市温井)

黒倉山から見た鍋倉山
日  程:2022年1月29日(土)
参 加 者:L新井浩、駒崎、谷口
行動記録:川本道の駅(5:00)=温井(8:25/8:40)→黒倉山(11:25/11:40)→西の沢→
鍋倉山(12:40/13:25)→北斜面→温井(14:25)

毎年鍋倉山に来ているが、駐車地点の温井の積雪は多く感じる。20台は停まっているであろう、路駐の列が長い。今日は曇りで気温は低いのでパウダーが狙えるであろう、期待して出発。途中の小屋も雪で埋もれている。

  

 順調に西の沢を登高する。すでに一本滑ってきた人たちであろう、シールを付けている。聞くとパウダーでしたとのこと。登っていると、右手の斜面が凄くおいしそうに見える。相談の結果、鍋倉山に行く前に右手の黒倉山に上がり、一本滑ろうかとの結論になる。コルで右に進み、黒倉山を目指す。ノートレースでラッセルも楽しい。15分ほどで、黒倉山に到着。もちろん誰もいない。シールを剥がし滑降開始。4人ほどのグループが後ろから来ていた。西の沢へ滑り込み、ふかふかの斜面を頂いた。少し斜度が足りないが、気持ちのいい一本となりました。

 

シールを貼って登り返し。そのころになると、続々と西の沢を登ってくるスキーヤーが続く。人気の山だな。苦も無く鍋倉山の山頂に立つ。10人ほどの人が休んでおり、次々と後から到着してくる。青空が時折見え、気温が低く最高のコンデション。今日は西尾根を少し滑り、北斜面に滑り込むルートを取る。尾根はギタギタ状態だが、きれいな面を探して滑る。軽くていい雪だ。適当なところから北斜面に向かう。よだれの出そうな斜面が見えてくる。途中まで一本。奇声が出るほどの極上雪だ。写真を撮りながら西の沢まで滑り降りる。来てよかったとの思いが沸き上がる瞬間だ。なかなかこんないい条件の日は少ない。

 

後半は消化試合で緩い斜面を直滑降でこなし、車の少なくなった駐車地点に到着。今日も無事下山できました。

(新井浩 記)

 

 

【山スキー】守門岳・大岳 2021/4/10

山  域:守門岳・大岳1432.4m(新潟県魚沼市)

大岳から1388m峰
日  程:2021年4月10日(土)
参 加 者:6名 L 新井浩、SL 木村、橋本、駒崎、花森、谷口

アルバム

行動記録:川本道の駅(4:30)=二分除雪最終地点駐車(7:05/7:30)→保久礼小屋(9:30)→キビタキ小屋(10:05)→大岳(11:20/1205)→1388m峰(12:20/12:25)→1167m標高点→保久礼小屋(13:00/13:20)→二分除雪最終地点駐車(14:30)=川本(17:30)

  

<天気:曇り/晴れ>車は先客15台位で路駐する。道の駅に泊まった花森さんと合流して出発。前夜雪を降らせた低気圧が通り過ぎ高気圧がはり出しているが、寒気が残るようで山頂付近は雲で覆われている。寒いと思ったが微風で上着なしで少し汗ばむ陽気。下の方は堅い雪面に少しの粒粒の雪がのっている。問題なく上る。保久礼小屋で下る予定の斜面を見ると大分雪が無くなっていて、幹の周りの穴が目立つ、下りのルートとりが危ぶまれる。森林限界上は視界が開け昨夜の雪が木々につていてとてもきれいだ。堅い雪面だが時折新雪の吹き溜まっているところがある。登降は問題なくクトーをつけずに山頂を踏む。

 

曇り空でまずまずの視界、微風で時折薄日がさす。お昼休憩をとっていると、少し雪が舞うようになる。下りは予定通りに1388m峰を目指して滑ることにする。割れているところや雪庇に近寄らないように少し滑り降り、板を外してピークまで上り返す。ここからがメインの滑りになる。広い木のない、斜度もきつくなく、ザラメとまではいかないが板が回り滑りやすい。保久礼小屋上まで尾根を行き、小屋下に向かって降りる。雪付きが悪い中よいルートとりで問題なく小屋に戻る。帰りは上り返して、来たルート、一か所行き過ぎたが直ぐに修正し戻る。楽しい山スキーでした。

(駒崎 記) 

 

【山スキー】蓬峠・巻機山 2021/3/27-28

山域:谷川連峰武能岳稜線・巻機山 山スキー


日程:2021年3月27日(土)28日(日)
参 加 者: アルパインクラブNPOさいたま CL上野、他4名
     熊トレ SL橋本、新井浩、駒崎、谷口

アルバム

行動記録:
3/27(土) 川本5:30=関越道・赤城高原SA全体合流7:00=土樽8:00/8:40→蓬沢→西俣沢出合11:05/11:20→西俣沢右岸尾根→武能岳・蓬峠の稜線1568mピーク13:40/14:00→往路尾根滑降→西俣沢出合14:20→蓬沢→駐車場15:30=巻機山山麓清水民宿17:00
<天候:晴れ>

 

 アルパインクラブNPOさいたまから山スキーのお誘いがあり、参加してきました。合流場所の赤城高原SAで落ち合い、途中買出しを済ませて土樽の駐車地点へ移動。蓬沢の林道はこの先どこまで除雪されているかわからないので、スキー板をザックにつけて歩き出す。今日は総勢8名だ。アルパインクラブNPOさいたまからは4名、熊トレからも4名。30分ほど林道を歩き、雪が出てきたので、板を履く。蓬沢沿いに進み、左岸にわたるところを探し、夏道が右岸尾根に上るところ付近で無事に渡る。正面に蓬峠の稜線が見え、青空で気持ちがいい。やがて蓬峠方向から雪崩れてきたと思われるデブリが出てきて西俣沢出合に着く。見上げると武能岳が凛々しい。小休止して、西俣沢に少し入り、右岸尾根に取りつく。取りつきの斜度はきついが、尾根に出ると快適なブナ林が続く。休憩を取りながら登高。天気がいいので、振り返ると白い山々が映える。

 

稜線への最後の急登をこなすと、目の前に武能岳がでっかい。白毛門から朝日岳の稜線も素晴らしい眺めだ。休憩後シールを外して登ってきたルートで滑降。みなさん慣れた滑りで早い。上部の尾根は快適な滑りであったが、半ばになると、雪が滑らず前につんのめるようなストップスノー。それでも皆さん楽しそうに滑り降りる。あっという間に西俣沢出合いへ到着。この後は蓬沢沿いを止まらないように往路と同じルートで戻る。車に戻り、アルパインクラブNPOさいたまの方達は電車で来る仲間を迎えに行くとのことで、民宿で落ち合うことで先に出発。我々も明日の昼食を調達して民宿へ向かう。民宿では風呂に入り、自己紹介をしながら楽しいの夕餉となりました。

 
3/28(日) 清水民宿5:40→井戸尾根→ニセ巻機手前1465m9:20/9:40→清水民宿10:40/11:30
<天候:曇り>

 

朝食をおにぎりに変えてもらい、食べてから出発する。民宿の道を隔てたところから板を履く。林の中を進み、夏道に出て井戸尾根のとりつき地点まですぐに到着。今日のトップを行くTさんはショートスキーだ。扱いやすそうで興味がわいた。井戸の尾根は急斜面で雪が硬いところや、柔らかくずるずる滑り落ちるところなどあって、なかなか思うように登れない。苦労しながらなんとか登り、尾根に出たところで休憩。時折雨交じりの風が吹いて来た。目の前の米子沢はデブリが数か所見える。風が強いが天気は何とかなりそうな感じだ。夏道沿いに登高続ける。風が強いのでブナ林が終わるところで今日の最終地点とする。

 

軽く行動食をつまんで、いよいよ滑降。井戸の壁までは楽しいブナ林のツリーランだ。皆さん思い思いのラインで滑る。井戸の壁は登り同様に苦戦する。ザラメ雪が浮いた状態の重い雪のため、ターンが思い通りに行かなくて、何度も立ち止まった。またツボ足、スノーシューの歩いた跡が多く、ぼこぼこに穴が開いているので、思ったように滑れない。ショートスキーのTさんはひょいひょいと滑って行く。やがて斜度も緩まり車道、橋を渡り、民宿の前まで滑って終了。楽しい山スキーでした。この後民宿で漬物とお茶を頂き、後にする。アルパインクラブNPOさいたまの方は温泉に浸かってから帰るとのことで、直帰の私たちのグループとはここで別れました。
楽しい二日間の山スキーとなりました。またご一緒させていただければと思います。ありがとうございました。
(新井浩 記)

 

【山スキー】鍋倉山 2020/2/15

【個人山行】

山  域:鍋倉山(長野県飯山市)

日  程:2020年2月15日(土)

参 加 者:L 新井浩、駒崎

アルバム

行動記録:江南5:00=飯山市温井集落8:30/9:10→森太郎11:30→鍋倉山12:45/13:45→東尾根→温井集落15:00

<天候:晴れ>

飯山市温井集落の除雪最終地点に着くと路駐の列に車を並べる。今日は14台目だ。なんでこんなに少ないんだろうか。今日は気温が高くなる、今年は小雪の二つだろうと考えた。今日のほぼ最後尾で出発。やはり雪は少なめだが、特に問題はなく田んぼのあぜ道から入る。途中、3人ほど追い抜くが、あんな歩き方で大丈夫なんだろうかと思えるくらいのスキーヤーでした。田茂木池を過ぎて、左手に見える尾根に向かう。去年は西の沢を詰めたが、今回は尾根のぶな林の中を登りたいと思い選択。

 

まるで春スキーの様な陽気と雪質。ザラメではなく、腐ってはいないが柔らかい雪だ。トレースはないところはかなり沈む。なるべくトレースを拾って歩き、尾根に乗る。山頂から北面を滑ってお代わりを予定したが、この雪質では楽しくないと思い、森太郎(ぶなの古木)を見に行くことにする。標高1000mあたりを巨木の谷に向かう。さすがにトレースはなく、ぶなの中を気持ちよく進む。このあたりだろうと見当をつけ進むと何本かの巨木が出てくるが、遠くに太い幹が見えた。案の定、森太郎でした。積雪期は葉が茂っていないので全貌を見ることができる。コブがゴツゴツした立派な木だ。幹回りが5mを超えているのでかなり太い。樹齢300-400年といわれているらしい。

 

 森太郎に会ってきました。

ここから急斜面をのぼり、山頂手前の緩斜面のぶな林がまた素晴らしい。のんびり楽しみながらのぼり鍋倉の山頂へ。3パーティーほどが休んでいた。藪がまだ出ており、視界は少ない。妙高山側に少し進んで、見晴らしのいい場所で昼休憩にする。目の前に北信五岳がよく見える。妙高山、黒姫山、飯縄山、斑尾山。戸隠山は黒姫山の後ろになるようで見えない。晴れて風が少ない春の陽気でのんびり。気がつくと山頂には誰もいなくなっていました。滑る準備をして登ってきた尾根を滑り始める。

 

やはり雪は超重い。なかなか板が回ってくれないので、意識的に足を広げて滑る。重いが柔らかい雪なので、なんとか滑れる。ノートレースの雪面を滑るのははやり気持がいい。ぶなの木を避けながら滑ると尾根が細くなる。森太郎が見える。少し下ると尾根が広くなりゆるい斜面に。ある程度スピードに乗ると快適だ。

 

楽しい時間はあっという間に終わってしまう。左手にどうまん平が近くに見えるようになり、尾根の斜面を斜滑降でおりる。北斜面も春の陽気でズブズブ雪で滑りにくい。台地に降り立ち、のんびり流して温井集落へ着きました。

(新井浩 記)