秩父御嶽山登山道整備(埼玉県連行事)
10人の力で結構な整備ができる=すごいぞ!
山域・登山道:秩父御嶽山贄川登山口-御岳山山頂登山道
期日:2024年6月3日(月)
主催・参加者:埼玉労山(自然保護委員会担当)L橋本 相澤 埜歩歩富士見山の会 日進山岳会 新座山の会 大宮労山 合計10名
作業記録:秩父鉄道三峰口駅集合8:30、打合せ後発8:45-贄川登山口-送電線鉄塔下-登りながら、主に倒木の切断、移動作業、枯木の伐倒作業を約2時間半行う-標高約700m地点で作業終了11:45-小休憩後下山-三峰口駅で解散13:00
直径40㎝の杉の倒木を、チェンソーで切り、みんなで引いて片付けた。歩きやすくなった
<天気曇>予報では、秩父地方は午前の降水確率は20%、午後は50%なので、計画とおり実施した。ただ、前日に雨が降り、地面は濡れていて滑りやすいので注意が必要だった。
駅で、作業予定、作業の注意を打ち合わせ出発する。贄川の集落から登山道に入る。急登を10分ほど登り、体が温まったので、送電線鉄塔の下で小休憩する。
この先からの道に、倒木が多く、歩きながら作業を開始する。細い倒木は、持ち上げて道の下側に寄せる。少し登ると道の真ん中に根を立てるように倒れている倒木がある。これは太く、一人では動かせない。両側から4人で持ち上げ下側に動かす。根が地面に刺さるようになっていて何回も声をかけてやっと1mほど動き、道の真ん中が通れるようになった。これで可とする。登っていくと、直径20㎝高さ10mほどの枯木が道の脇にある。枯木が倒れ、偶然人に当たる死傷事故もあるので、伐採することにした。斜面下側に向けて鋸で切る。ドンと倒れたが、下側の木に掛り動かせず、途中を一か所切って移動した。数人で作業するが汗がでてくる。また進んで行くと、枯木と生木が絡み合って、人の頭ほどの場所に水平になっている。これも片付けることにする。1本を切り、引いて下側に落とす。生木はリョウブだが道にかかる部分は切って片付ける。道にかかる蔓もあり、切らせてもらう。
平坦な場所に至り、休憩をとる。こうした作業を始めて行う方もおられるが、積極的に鋸で木を切っていた。
杉林内は、間伐をしてないので、倒木が多い。それほど太くないので手鋸で切っては、移動し、道を歩きやすくする。さらに、雑木林があり、ここには、直径20㎝長さ10mほどの倒木が数本ある。手鋸では、大変なので、チェンソーを使い、切断し移動させた。やや坂を登ると、太さ45㎝長さ15mほどの杉の倒木が道を塞いでいる。跨ぐのに、邪魔になっている。1か所だけ切ったのでは動かせないほどの大木なで、道を塞ぐ1mほどの部分を切ることにした。ロープを架け、途中に支点を作り、倒木の上側で皆に引いてもらいながら切る。小型チェンソーのバー長は25cmなので2か所両側から切り進む。倒木とはいえ、表面は腐っているが中はしっかりしており、赤っぽい切屑が出てくる。もう切れたはずと思い、ロープを引くよう声をかけるが、動かない。再度2か所の切れていない部分を切り、やっと低い音を立てて、切れた丸太が動いた。ここを最終作業場所として、この日の作業を終了した。
小休憩をとり、そこで記念写真をとったりする。力仕事であったが、10名全員が作業を行い、充実感、満足感のある表情をしていた。1人ではできないことも10人の合力で、大きな仕事を行うことができた。自然にとっても、登山者にとっても、作業をした人にとっても価値ある登山道整備になった。帰路、雨がパラついたが、濡れることも無く、駅に着き解散した。 (橋本記)
やる気満々、手鋸でも結構太い倒木を切ることができる。