1. 【縦走】蓮華温泉・白馬岳・小蓮華・乗鞍岳

投稿日時: 2021/08/13 taniguchi

山  域:北アルプス北部 白馬岳2932m 小蓮華山2766m 乗鞍岳2436.5m 蓮華温泉1470m

目  的:温泉山行

期  日:2021年7月24(土)25(日)26(月) 

参加者  :谷口

行動記録: 

7月24日〈晴れ〉

深谷18:00→24:00

自宅を18:00に出発し白馬村に向かう国道19号が21:00に全面通行止めということで急ぐが間に合わず国道394号を使いかなりの遠まわりをし24:00に栂池駐車場に到着し食事を済ませ就寝。

7月25日〈晴れ・ガス〉

栂池高原スキー場ロープウエイ(6:30-7:15)→栂池山荘(7:20)→天狗原(8:15)→風吹大池(9:35)→風吹山荘(10:00/10:30)→風吹岳(10:45)→血ノ池・神ノ田圃(11:10/11:45)→風吹大池入口(13:25)→白馬岳蓮華温泉ロッジ(14:15/16:00)→蓮華の森(16:20)泊

5:00に起床する、ロープウェイは朝6:30まで時間は、まだあるのでスキー場を散歩しながら朝食をとる、天気は晴れだが山の上はガスがかかっている、ガスが抜ける事を祈りながら登山の準備をする。ゆっくりしすぎて、前に30人ほど並ばれてしまった。6:00から並びゴンドラリフトと春からしか使用できないロープウェイを使用し栂池スキー場の上の栂池山荘を目指す。ゴンドラは珍しいゴンドラで途中下車できるようになっているので注意が必要。ゴンドラを降り出口を出て東に200mぐらい進むとロープウェイ乗り場がある。ロープウェイを降り北を目指し進むと栂池山荘・栂池ヒュッテに到着し登山道に入る。登山道は、ガレ場でかなりきつい、水場はあるが、水飲水の補給は勧めない。水は冷たいので顔や手を洗うくらいにした方が良いであろう。木道に出ると緩斜で急に楽になる。天狗原の分岐で風吹大地へ進む、しばらく木道で湿原の中を散歩し、千国揚尾根(せんくにあげ)の降りに入る。尾根は所々踏み跡が消えたがしっかりした登山道でした。風吹大池に時間より早く到着したので風吹大池を一周することにする。木道を進む、ワタスゲがむかえてくれる。道を少し外れるが風吹山荘があり写真を撮っていると、ご主人(30歳半ば?)が出てきてくれ個人山行の自分をかわいそうに思ったか一緒にコーヒーを飲みながら「人より、熊によく会える」「熊とマガリダケと黒豆の木を取り合っている」「熊に会ったら目を離さず、通りたいな~」と言えばどっか行ってくれる。今日、歩いた、歩く登山道は、主人が登山道整備をしてくれていたのでありがとうございますなどと雑談。風吹岳に登る。頂上はアズマ屋があり椅子と机もあるので休憩するには良いかもしれないがガスで展望は解らなかったがあまり良くないらしい。北には、血ノ池がありその先に神ノ田圃があるワタスゲ・コバイケイソウが咲き乱れるとても癒される。ここで昼食休憩。池の周りを一周し、笹目尾根を進む登山道は、踏み跡もしっかりしており問題は無いが、ゲイタ―スパッツはあった方が良い、尾根だが樹林帯で緩やかに下っていく。風吹大池入り口から出て車道に出て川沿いを西に進む曲がりくねった道を進み蓮華温泉に到着。

  

温泉は、外湯が¥500(内湯・外湯両方¥800)でテント場¥1000あわせ¥1500を払い、疲れを落としに温泉に進む、温泉は蓮華温泉の裏山にあり温泉口を左進むと三国一の湯(さんごくいちのゆ)が最初にある1m四方の四角い温泉道より0m浸かってみるとぬるく少し冷たいぐらい、夏の今には、丁度良い?先に進むと、薬師の湯薬師の湯は、4m四方くらいの少し大きいお風呂だ。ここもそこまで熱くない。仙気の湯は、2m四方、女性優先、女性が入っているときは、看板がかかっているがかかっていないので、その間に浸かる。ここが一番温かいか?でも少しぬるめだ。硫黄で黄色や白くなった山肌を見ながら硫黄の香りも楽しむ。でも、秋や冬は寒そうだ。来た道を逆に下ると黄金の湯がある。黄金の湯は、3m程の四方の少し大き目ここで誰もいないので30分ほどお酒を飲みながら休憩する。20分ほど進むと蓮華の森へテント場、蓮華の森は、アズマ屋があり、下に水道・調理場があり、テント場には、木で作った机と長椅子がありトイレもある。テントを張り、夜食を済ませ、その日は宿泊者は自分しかおらず、少し怖かった。ザックにシュラフを忘れるという大失敗。夏だからと大丈夫と思いながら就寝、しかし、寒さで起きてしまった。10℃以下に下がっていた?。雨具とダウンを着て何とか就寝。と温泉周りは、アブがいるので虫よけは、必須となる。

7月26日〈晴れ・ガス〉

蓮華の森(4:00)→鉱山道入り口(4:40)→鉱山道鉄パイプの橋(5:00)→鉱山道神ノ田圃(6:30/6:50)→三国境(9:25)→白馬岳山頂(9:55)→三国境(10:20)→小蓮華山山頂(10:55)→白馬大池山荘(12:00/13:00)→乗鞍岳2436.5m(13:25)→天狗原(14:00)→栂池山荘(14:30)→栂池高原スキー場ロープウエイ(15:00-15:20)

朝、3時に鈴の音で目が覚める。テントをしまい4時に出発。木道を進み分岐にでる。蓮華鉱山道方面を進む。斜めの崩れそうな斜面をトラーバースしながら進む川が下を流れていて空気は、気持ちが良いが危険が伴う。単管パイプで作った橋が現れる。橋を渡り登山道に進む、シナノキンバイ・キヌガサソウがこれでもかと咲き咲き乱れる。蓮華菱を左手見ながら、先に進んで行く雪渓を4か所ほど進むがその間も山道はシナノキンバイ・シロウマタンポポと黄色い花が黄色い道となりとても美しい、山道を登るときは、やはり、ゲイタ―スパッツは必須である。自分は、しないでいたら気づいたら朝梅雨で靴の中まで洪水状態。

 

分岐手前で雷鳥の親子と出会い一緒に登る。右手には、雪倉岳を目指す人達が雪渓を一人ずつ安全確認しながら渡っている。三国境手前より白馬岳山頂を目指す道がありそこを進み白馬岳を目指す。頂上はガスで真っ白だが山道脇は、ホソギツメクサ・ダイコンソウ・ウルップソウ・コマクサが咲いている。頂上はガスで展望がなく残念だったが美しい花々がみれた。次、目指す小蓮華までも花の道が続いて行く。ガスで見えなかった山頂がいつか切れないかと後方を何度も見ながら小蓮華山を目指したが見えずに終わってしまったが美しい稜線が見える。小蓮華山頂は、鉄剣と祠がある。白馬大池までの道は、また、花の道が続く、ここでもまた、雷鳥に会う、ガスが出ていると上からの敵に見えずらいから雷鳥と良く会えると聞いた。

 

白馬大池はコバイケイソウがたくさん咲いている。携帯の充電が切れてしまったので、¥100で充電してもらう。長い休憩にし1時間ほど昼食をとりながらゆっくりと休憩する。携帯を受け取り、乗鞍岳を目指す。乗鞍までの登山道は、白馬大池展望が美しいが急にガレ場の山道に代わる。乗鞍岳山頂は、大きなケルンがあり安全を願い、次の天狗原を目指す。天狗原までは今回の山行で一番大きな雪渓がある為注意必要200m程を降る。天狗原に到着し木道を進む木道が終わるとまたガレ場が続く。水場が過ぎ、栂池山荘に到着する。ここでは、食事やデザートやお土産が買える。少し降り、ロープウェイに乗り、ゴンドラで下山する。ガスで山頂からの展望は無く残念だったが、風吹大地散策・蓮華の温泉・鉱山道の花の道・雷鳥との出会い・白馬岳登頂・高山植物・大池の景色とシュラフを忘れるなど、色々な事がありましたが忘れられない楽しい山行となりました。

(谷口記)