1. 【ハイキング】乗鞍岳ピークハント

投稿日時: 08/04 jin

夏のアルプス乗鞍岳ピークハント  アルバム

乗鞍岳山頂下の権現池

山  域:長野県松本市・岐阜県高山市 乗鞍岳(3025.7m) 
山行形態:ハイキング
期  日:2025年8月3日(日)

参  加:(8人)高橋仁、須藤、相澤、橋本、赤坂、石川、駒崎、木村
行  程:
美鈴荘=6:30=観光センター7:00=朴木平7:50=畳平8:50→肩ノ小屋9:15➝剣ヶ峰10:45/11:00→蚕玉岳(こだまだけ)➝肩ノ小屋11:50/12:15→富士見岳12:40/12:50➝県境広場13:10→畳平13:20/14:00=バス=朴木平14:50=松本=花園=熊谷

 夏のアルプス・二日目:美鈴荘から観光センターに移動して7時発畳平行きシャトルバスに乗るはずだったが・・・乗車券が完売済。松本発直通便だけでなく、シャトルバスも予約制だった。確認を怠った結果が招いた事態・・・ならばタクシーでと電話をするも、14人4台はすぐに手配できないという・・・運のいいことに、隣で聞いていたお兄さんが「ほおのき平から30分おきにバスが出て、乗り切れなければ増便が出るから待たずに乗れるよ」と教えてくれた。早速白骨温泉経由で安房トンネルを抜け、ほおのき平からバスに乗る。畳平には予定より1時間弱の遅れで到着できた。捨てる神あれば拾う神あり!アドバイスありがとう!

 剣ヶ峰往復と剣ヶ峰+周辺ピークハントの2チームに分かれて出発する。夏の花は終わりかと思ったが、雪消えの遅いところは、コマクサ、イチゲ、シオガマなどが咲き、イタドリ、ウメバチ、ウサギギク、オトギリ、ダイコンソウ、イワギキョウ?などが目を楽しませてくれる。不消ヶ池(きえずがいけ)を右に見ながら石ごろの道路を歩き、摩利支天岳分岐に着くが「工事中進入禁止」のゲートがあり、摩利支天はパスして、肩ノ小屋へ行こう。広い庭にベンチなどもある大きな小屋だが、人も多い。ここから登山道に変わるが、火山噴出物の岩ゴロ道は歩きにくい。汗もかいたので途中で休憩を取り、肩ノ小屋や摩利支天の気象観測所を見下ろして、水分とエネルギを補給する。

 朝日岳への分岐もロープが張ってあり、進入禁止らしい。登っている人はいるが、ここは素直にパスしよう。蚕玉岳(こだまだけ)は左から巻いて鞍部に出る。見上げれば朝日権現社と乗鞍奥社を頂く剣ヶ峰が指呼の先に。見下ろせば眼下に深い色の権現池・・・。フッと、吾妻連峰・一切経山の魔女の瞳を連想してしまった。二度も訪れながら悪天でお目にかかれなかった魔女の瞳への執着が心の底に潜んでいたのだろうか・・・? さて、山頂がガス包まれる前に一先ずここで集合写真を撮っておこう。

蚕玉岳から剣ヶ峰をバックに 頂上小屋の前から剣ヶ峰に向かうが、長蛇の列が動かない。どうも乗鞍奥社の前で記念写真の順番待ちをしているようだ。ここは行列の右側から奥社を回り込んで山頂に出る。御嶽山方面はガスで見えないが、全員の到着を待って山頂標の下で記念撮影だ。込み合った山頂は早々に引き揚げて、肩ノ小屋でゆっくりランチにしよう。蚕玉岳は登りでは巻いたので下りはピークを踏んでおこうか?などと言っていると、大嶋チームが登って来た。剣ヶ峰をバックに全員の写真を撮って、我々は先に下ろう。肩ノ小屋の北側に日陰を求めてランチタイム。目の前の摩利支天の麓に雷鳥の親子がチョコマカト動いているというので、人だかりができて、みんなで写真を撮っている。

 そうこうしているうちに雨が降り出したので、富士見岳に向けて出発だ。対岸に残雪を抱えた不消ヶ池を見ながら富士見岳に登る。ザレた斜面はコマクサが群生していて、ピンクのまだら模様が一面に広がる。少しピーク過ぎだが、まだまだきれいなコマクサが雨で黒くなった火山灰の中に浮かび上がる様をしばし眺めいる。

富士見岳のコマクサ まだ、大黒岳と魔王岳も登る予定だったが、雨が収まらないので、県境広場から畳平に戻ることにしよう。バスターミナルで大嶋チームの到着を待って、ほおのき平行バスに乗る。             (高橋仁)