1. 【山スキー】南八甲田山 2022/4/29-5/5

投稿日時: 05/06 araiguma

山  域:八甲田山(青森県)


目  的:春の南八甲田を滑りつくす
日  程:2022年4月29(金)~5月5日(木)
参 加 者: L 新井浩、駒崎、木村

アルバム


4/29(金) 

行動記録:東松山5:00=行田5:30=青森みちのく深沢温泉16:00 680km
 約10時間のロングドライブ。東北道羽生ICから黒石ICまでは渋滞なし。予定通りに宿に着く。2019年の時のままのたたずまいの宿にほっとしました。到着後すぐに温泉に浸かりました。

 

 

4/30(土)  

行動記録:宿8:00→猿倉温泉8:25/9:00→猿倉岳10:40/11:00→乗鞍岳13:00/45→猿倉温泉15:10
<天候:晴れ>
 今日のコースは、2019年に天候の関係で途中であきらめた猿倉温泉から猿倉岳、乗鞍岳のコースだ。宿を出発し、猿倉温泉まで25分ほど。昨日の雪で路面は一部真っ白になっている。猿倉温泉の一番奥に車を停めさせてもらう。先行者は5台ほどある。身支度を整えて出発する。

 

見覚え有る沢から取りつく。しっかりとしたトレースがありルートは明瞭だ。すぐに後ろに北八甲田の高田大岳が見えてくる。一面の青空に雄大な景色だ。猿倉岳の登りは、猿倉温泉が標高850m、猿倉岳は1354mで約500mの登りだ。順調にシール登行し、ブナ林から針葉樹林に替わる。振り返ると、北八甲田の山々が素晴らしい。この景色が見られるだけでも幸せだ。登り始めて1時間ほどで猿倉岳の尾根の縁を登るようになり、針葉樹もまばらになり視界が開ける。前方にはこれから登る乗鞍岳の東斜面が真っ白だ。その横には赤倉岳。この山も5/4の蔦温泉へのルートに入っている。猿倉岳の山頂は樹林の中だが、ちょっと外れると展望はすこぶる良い。

 

休憩を兼ねてシールを外し滑降準備。猿倉岳の南面を滑り、乗鞍岳とのコルに向かう。滑り始めは樹林の中を降りるがすぐに笹薮につかまる。こんなはずじゃなかったが、雪解けが早いようだ。板を外し笹薮を20m程藪を漕ぐ。すぐに雪がつながっていた。ここからは快適にコルまで滑り降りる。昨晩降った新雪がザラメ雪の上に10cmほど乗った雪の状態で、まずまずの滑れる雪だ。斜面は大きな割れが入っているところがあり、避けて滑る。乗鞍岳の登りを考えて、沢の上部へ向かうようルートを取りながら滑降。シールを付け、乗鞍岳に取りつく。快適に登行し、回り込むように乗鞍岳の山頂に到着。2019年の時のリベンジが出来た。

 

展望は素晴らしい。南には十和田湖、東斜面の先には赤倉岳。昼休憩のあといよいよ滑降。東の大斜面を気持ちよく滑り降りる。あっという間だが、この時のために登る価値あり。矢櫃萢までは斜面は緩いがツリーランを楽しむ。やがて湿原なのであろう矢櫃萢というところに出る。倒木が多い。竜巻でもあったのであろう。ここから猿倉温泉までは、斜度は緩いが、春スキーを満喫しながらツリーランを楽しみました。猿倉温泉の真上に出て、無事今日の山スキーを終えました。

 

帰りに、蔦温泉への下山場所を確認するために行って見るが雪が無い。蔦温泉は標高が低く(500m程)雪が消えている。今年は雪は多いと言っていたが、高温が続き雪解けは早いようだ。八甲田の周遊道路を走っていても、前には見られなかった新緑がきれいなほどだ。今回の南八甲田の山スキーの目玉の蔦温泉へのルートは残念ながらあきらめなくてはならなくなった。その代わりのルートを宿に戻り検討。猿倉温泉から、猿倉岳、乗鞍岳まで行き、赤倉岳をピストンしようということに決め、5/4に行くことにした。

 

 

5/1(日) 雨模様の為停滞
昨晩からテレビの天気予報を見ていたが、雨模様のため、本日は停滞する。昼頃に昼食をとるために八甲田ロープウエイまで行き、城ヶ倉大橋の取り付き場所を見るが雪が無いようなので、2019年の時に下山した沖揚平を見にいくと雪はあるようなので、5/3のルートを変更し、沖揚平から横岳のピストンとすることにする。

明日は宿の車で睡蓮沼に送迎を依頼した。睡蓮沼は駐車スペースが少ないので。

(4/29-30,5/1 新井浩 記)

 

5/2(月) 睡蓮沼7:35→櫛ヶ峯11:20/12:00→駒ヶ峯13:00→睡蓮沼14:00

<天候:晴れ>今日は睡蓮沼から櫛ヶ峯までのロングコース。朝食はおにぎりにしてもらい、宿の車で睡蓮沼まで送ってもらう。以前来た時より時間が早いせいか、思ったより車は少ないが、それでもそれなりに停まっているので送迎にしてもらって正解。

 

しばらくはトレースに沿って緩やかに登って行く。このトレースは駒ヶ峯へ向かうものと思われるので、途中から尾根上を忠実に登っていくと、1000mを越えた辺りで急斜面に行き当たった。凍った斜面のため、クトーを着け、トラバース気味に慎重に登って、斜度が緩やかになった所で朝食を兼ねて一息つく。ここからは、しばらくほぼ等高線に沿ったルート。帰路に辿る駒ヶ峯の稜線を左に見ながら進んで行く。所々で夏は湿原になっていると思われる広い雪原を通り展望が開けるので、スノーシューなどを使ってのスノーハイクで来ても楽しそうである。駒ヶ峯の西の鞍部まで登ると、目指す櫛ヶ峯の真っ白で大きな山体が目に飛び込んできた。若干下った後、急斜面の登りを頑張ると櫛ヶ峯の山頂に到着した。

 

 景色を楽しみながら昼食休憩を取り、いよいよ滑降。前回来た時、ベテランのスキーヤーがボトムまで一気に滑り降りていくのを見て、我々も同じコース取りをしたいと思っていた斜面である。期待に違わぬ良い斜面で、ボトムまで滑り降りてシュプールを見上げ満足する。

 

 ここからまたシールを着け、駒ヶ峯の稜線に向かって登り返し。稜線は意外と木が密で真っ直ぐには進めない。やがて駒ヶ峯の山頂に到着するが、山頂には特に山名標のようなものは無かった。小休止の後、シールを剥がして睡蓮沼まで滑降。ルート取り良く快適に滑り降りて来られた。ロングコースでしたが、ツアーコースにもなっているだけあって良いコースでした。

 

5/3(火) 沖揚平8:10→横岳10:00→横岳肩より滑降×2→横岳12:35→沖揚平13:35

<天候:晴れ時々曇り>一昨日偵察しておいた、邪魔にならない場所に車を停め、準備を済まし出発。きれいなブナの林の中を快調に登って行く。

 

前回、下りで快適な斜度であった記憶があるが、その分登りとなると意外と斜度がある場所もあり、それなりに大変である。2時間程で稜線に出るが、今日は頂上稜線にガスがかかっており、展望はあまり良くない。横岳に到着し、この後の行動をどうするか相談する。予定では櫛ヶ峰まで行く計画であったが、昨日に比べて条件が劣るので、横岳周辺を何本か滑り往路を戻ることにした。

 

 横岳直下は雪が割れているので、逆川岳方面に少し滑り降りた後、南側斜面に滑り込む。ここが思いのほか良い斜面で、この斜面をおかわりする事にする。昼食休憩を取った後登り返し、もう1本滑り満足。稜線のガスも午後になると取れてきた。横岳山頂に登り返し、今度は登ってきた尾根の滑降。ブナ林の滑降はやはり気分が良い。意外と小沢が入り組んでいるので、右方向に意識して滑っていく必要がある。

 

快適な滑降ではあったが、最後の方でブナの芽を覆っていた殻が一面に散らばっていた上を滑ったので、宿に帰ってから板面をチェックしてみるとブナの油?が一部こびりついており、落とすのに苦労させられた。今年はブナの芽吹きが早いようです。

(5/2、3木村記)

  

5月4日(水) 

行動記録:宿=猿倉温泉7:55/8:10→猿倉岳9:55→乗鞍11:50/12:30→矢櫃萢13:10/14:00→猿倉温泉14:45

<晴れ後曇り> 予定は猿倉岳から乗鞍岳、赤倉岳を回って蔦温泉に下るルートでしたが、蔦温泉周辺に雪がない為、赤倉岳までとして戻ることにする。

 

 30日と同じ、猿倉温泉から入り上る。晴れているが風が強い。東に高気圧、東北北部は縦縞の等圧線の気圧配置、猿倉岳への上りで樹林の無い所で風にあおられることもあったが、厳冬期の風に比べたら問題ない。猿倉岳からは30日に乗鞍岳へ上り返した時に見た良いルートをとることにする。猿倉岳から尾根を進むと櫛ヶ峰コースの標識がある。そこを少し進むと乗鞍岳への谷に向かう緩やかな雪原が現れる。トラバース気味に滑り降り、シールを付けて乗鞍岳へ上り返す。谷は深くなく、標高も稼げたので良いルートが取れた。乗鞍岳山頂付近になるとガスってくる。山頂でお昼を摂り、ガスが切れるのを待つが、真っ白で視界が悪い為、赤倉岳はやめて30日と同じルートで戻ることにする。

 

 雨粒が少しあたることもあったが、矢櫃萢に来ると日が差してきて風の音はするがそよ風程度で暖かい。時間も早いので、のんびりティータイムにする。この辺りだけシラビソなどの針葉樹が幹から折れ、枝が散乱している。後で分かったのですが、猿倉周辺は突風が吹く事があるとのこと、その影響のようだ。そこからは乗鞍コースの標識をみながら猿倉温泉に滑り降りる。

 

 板の滑走面が半分位白く、こすると真っ黒になる油のようなものがついていて、滑りが悪く、少し登りも戻らず進めたのは、この為と分かりました。芽吹きが早く、芽鱗(ブナの冬芽を寒さからガードしている外皮のようなもの)が雪面が茶色になるほど落ちていた為、この油が板に付いたようです。

  

5月5日(木) 

行動記録:宿8:30=東松山20時過ぎ

<晴れ> 青森駅地下アウガ新鮮市場でお土産を買い、少し渋滞に会う程度で帰ることが出来ました。青森の高速道路脇は満開のリンゴの花できれいでした。

 (5/4-5 駒崎 記)

 

 

南八甲田山スキールート

4/30 赤線 猿倉温泉→猿倉岳→乗鞍岳→猿倉温泉

5/2 青線 睡蓮沼→櫛ヶ峯→駒ヶ峯→睡蓮沼

5/3 ピンク線 沖揚平→横岳→沖揚平

5/4 緑線 猿倉温泉→猿倉岳→乗鞍岳→猿倉温泉