1. 【山スキー】蔵王連峰 2022/1/21-24

投稿日時: 2022/02/15 asami

蔵王連峰山スキー記録

日  程:2022年1月21日(金)~24日(月)

メンバー:CL浅見、SL新井浩、大嶋、石川、駒崎、木村、花森 計7名

     (24日は浅見、新井浩、大嶋、石川、駒崎、木村 計6名)

アルバム

1月21日(金)

行動記録:熊谷5:00=山形・蔵王アストリアホテル11:00/11:55=ロープウエイ山頂駅13:10/13:25→ホテルチェックイン15:00→ゲレンデ滑降

<小雪後晴れ>ロープウエイ山頂駅はマイナス9度、風があり視界がない為、地蔵岳登頂は諦め、15、16時過ぎまで各々ゲレンデ練習をする。樹氷はまだ少し早い感じでした。

(駒崎記)

 

 

1月22日(土)

行動記録:ホテル8:20=ロープウエイ山麓駅9:00=ロープウエイ山頂駅9:30

天候待9:30/10:30→地蔵岳方向へ約50m地点→山頂駅11:40→

ホテル13:40/14:40=遠刈田温泉・アクティブリゾーツ宮城蔵王15:50

<くもり>支度をしてロープウエイ山麓駅に向かう。ロープウエイを2本乗り継ぎ山頂駅に到着です。2本目のロープウエイからは前後のゴンドラが見えません、昨日同様展望もありません。山頂のレストハウスにて天候の回復を1時間待ちましたが天候に変化はないが、山頂を目指し登り始めましたが斜面の凹凸も見えづらくバランスを崩します。リーダーの判断で地蔵岳山頂はあきらめ下山します。ゲレンデ中ほどまでは斜面が見えず平行感覚を失いバランスを崩しながら降りてきました、樹氷のスノーモンスター群も見ることが出来ず残念でしたが雪質はよかったです。                    (花森記)

 

 

1月23日(日)

行動記録:8:30ホテル=白石スキー場9:00=スキー場トップ(標高1140m) 9:30→

不忘の碑付近(標高1650m)13:00/13:30→スキー場ベース15:00→

ホテル16:00

<晴れ> 白石スキー場は少し離れていて30分位かかった。9:00スキー場着。準備をしてリフト2本乗り継いでトップ(標高1140m)に9:30に着いた。

 

 ここからシールを付けて登高開始だ。はじめはブッシュをかき分けて登り、その後ブナとダケカンバの登りとなった。途中昼食をとり、標高1650mの不忘の碑付近で登りの終着とした。小休止して13:30に滑降開始だ。

 

 

 浅見リーダーを先頭にお互いの位置を確認しながら慎重に下る。雪質はサンクラフトで転倒することも多かったが登ったコースの右側(西側)を慎重に下る。14:30頃スキー場トップに戻り、15:00にはスキー場ベースに戻った。

 

 15:00今日帰る予定の花森さんを見送り、途中買い物をして16:00にはホテルに戻った。                                     (大嶋記)

1月24日(月)

行動記録:ホテル8:30=えぼしスキー場9:00/9:20=スキー場トップ9:44→

後烏帽子岳11:39/12:02→(ほぼ往路を戻る)→スキー場トップ12:27→

スキー場ベース12:52=熊谷18:45

<曇り時々晴れ> 今日は最終日。天候は晴れ予報でやや風あり。宮城蔵王えぼしスキー場に着いて早速準備をし、ゴンドラとリフトを乗り継いでスキー場トップに立つ。ここの標高は1365m。目指す後烏帽子岳1681mまで約300mの登りだ。スキー場の公式発表では積雪160㎝で昨晩からの新雪が数㎝積もったぐらいか。

 

 オオシラビソ(アオモリトドマツ)の林が続く中を登る。登りはじめは木々の枝は雪を載せているがまだ全部覆われてはいない。つまりまだ樹氷の完成には至っていないのだが、高度を上げるにつれて樹氷のかたちになっていく。ここは蔵王の地蔵岳より東に位置する、つまり季節風の影響が少し弱まるためかやや小ぶりな樹氷だった。山頂付近では視界も開け青空をバックに純白の雪面を登る。冬山ならではの清々しさがうれしい。

 

 山頂では雪の上に顔を出した標識を囲んで記念撮影する。雲は流れるが青空をバックに前烏帽子岳、屏風岳から連なる稜線、蔵王の山々が見え、遠目からも樹氷がたくさん見える。

  

 昼食のパンをコーヒーで流し込みシールを外していよいよ滑降となる。今回は登りのルートに添って、フカフカな雪面を皆思い思いに滑ってゆく。だんだん林が密になって取れるコースも限られてくるころゲレンデに飛び出した。

 

 今回の3泊4日蔵王山域山スキー山行は、1,2日目は悪天で制約を受けたが、昨日今日は好天に恵まれ厳冬期山スキーの良さを満喫できた。             (石川記)

 

4日間の記録

 今回の蔵王山スキー4日間は2日目までを山形側から地蔵岳、熊野岳、刈田岳を目指し、3日目4日目を宮城側から不忘山、後烏帽子岳を目指す計画を組んだ。西からの季節風を受ける山形側は降雪が多く、宮城側は少ない。2日目までは山形蔵王の悪天候の洗礼を受け地蔵岳にも近づけない状況。悪天候に加えて視界が悪く、風が作る雪面の凸凹すら良く見えない。ロープウエイ山頂駅から50mほど進んだ所で撤退を決めた。山頂駅からザンゲ坂を下るコースはスキー場のゲレンデの一部なのだが視界がきかず滑りづらい。「樹氷原コース」の看板を見逃さないように注意しながら慎重に滑った。

 3日目、4日目は宮城側なので比較的穏やかな天気。不忘山は蔵王連峰の南側に位置し、白石スキー場から上はゴヨウマツ、ブナ、ダケカンバの疎林の中を登った。稜線上からは太平洋や牡鹿半島も見えた。後烏帽子岳はえぼしスキー場の上はゴヨウマツとオオシラビソの混交林だが、登って行くと樹氷をまとったオオシラビソの純林となる。同じ宮城側でも植生の違いがある。4日間で冬の蔵王連峰の様々な表情を見ることができた。  (浅見記)