埼玉県熊谷市の山岳会 海外トレッキング、登山、山スキーなど幅広く活動しています。
甲信越
【雪山ハイク】湯ノ丸山スノーハイク
360度の絶景を満喫 アルバム
山 域:長野県/群馬県境 湯の丸山2101m・烏帽子岳2066m
期 日:2026年2月15日(日)
参 加:高橋仁、横尾、高橋陽、瀬戸
行 程:晴れ
道の駅かわもと6:30=花園IC=東部湯の丸IC=地蔵峠駐車場8:30/8:50→キャンプ場9:10→中分岐9:25→鐘分岐9:45→湯の丸山10:40/11:00→鞍部(昼食)→小烏帽子 峠12:25→烏帽子岳12:45/13:00→小烏帽子→鞍部13:35→中分岐14:15→キャンプ場→地蔵峠14:45/15:00=道の駅雷電くるみの里16:00=往路を戻る=川本17:10
上信道の佐久平SAで、八ヶ岳を望む。霞のような薄雲が広がって、あまりクリアな展望は無い。北アルプスは?と眺めても全く見えない・・・。まぁ、日が昇ってくれば雲も晴れてくるかな?などと期待しながらが湯ノ丸高原に向かう。地蔵峠の駐車場はスキー客と登山者とでにぎやかだ。駐車場はかなり混みあっている。軽アイゼンやスノーシューを付けて、キャンプ場に歩き始めるころには青空が広がってきた。
今日は予定を変更して、中分岐から鐘分岐に登り、湯ノ丸山と烏帽子岳を両方登って帰ることにしよう。出発時間も早かったし、新雪は無く、踏まれた雪は歩きやすいから・・・。
鐘分岐から先は少し急登になるので、スノーシューを軽アイゼンに変えて、登ろう。気温が上がるし、息も上がる。ペース配分を考えてゆっくり目に登ろう。ブレークタイムで来た道を振り返れば、眼下のスキー場の先に、西と東の篭ノ登山、黒斑山、ガトーショコラの前掛山が見える。浅間山本峰はもう少し登れば見えてくるだろう。
頂上のパノラマ展望に期待を込めて登り詰めれば、雪が風で飛ばされて岩がむき出しの山頂に到着だ。まさに360度の絶景が広がっている。浅間山はかすかに白い蒸気を上げている。上州武尊山は、雲の中にふわっと白い山体を見せて、巻機山から谷川連峰の白き山稜が連なり、志賀高原の山から草津白根山、目の前には白と黒の山容の四阿山がどっしりと、その西に白い衣装をまとった根子岳の優美な山裾が菅平牧場へと流れる。
遠く信州の高妻、戸隠、妙高、火打、黒姫、飯縄などが競い合って、さらに北アルプスの銀嶺が屏風のように連なる。白馬、五竜、鹿島槍から槍ヶ岳、穂高、乗鞍、中央アルプスの御嶽山、美ヶ原から霧ヶ峰、蓼科、八ヶ岳、薄っすらだが富士山まで見えている。
至福の時間を贅沢に過ごしたら、次は目の前に立ちはだかる烏帽子岳に登ろう。急な斜面を鞍部に下ってランチタイムにする。カップ麺やパン、コーヒーと、お腹を満たしたら、ここにザックをデポして、小烏帽子、烏帽子をピストンすることに・・・
少し疲れが出て来た男性2名と、疲れ知らずの女性2名は、空身とあって、早々と烏帽子岳に登ってしまった。ここもパノラマの素晴らしい展望が広がるが、午後の陽射しはクリアな写真を撮るには・・・・・だ。自分の目で、しっかりと眺めたら、下山としよう。鞍部からキャンプ場経由で地蔵峠に戻ったら、雷電くるみの里によって帰ろう。温かい陽気で、まるで春山登山のようなスノーハイクが終わった。 (高橋仁)
【ハイキング】釈迦ヶ岳(御坂山地)
縄文人も登った山を歩く アルバム
期 日:2026年1月18日(日)
山 域:山梨県笛吹市:釈迦ヶ岳1641m
目 的:縄文人が登った山で、富士山と南アルプスの展望を楽しむ
山行形態:ハイキング
参 加 :(5名)Ⅼ高橋仁、高橋陽、瀬戸、渡部、赤坂
行 程:快晴
道の駅川本6:00=花園=中央道経由=河口湖=県道719号若彦トンネル=水ヶ沢林道=スズラン群生地登山者駐車場8:15/8:30→府駒山登山口8:45→府駒山9:30➝釈迦ヶ岳10:10/11:15→釈迦ヶ岳登山口12:10→駐車場12:40=往路を戻る=川本16:10
富士山と富士五湖を取り囲むように連なる御坂山地。その最高峰が黒岳(1793m)で、その黒岳から北西へと派生している山脈上に釈迦ヶ岳がある。そんな地形上の事もあって、未踏峰の山になっていた。「岳人」と「山渓」に、縄文人と登山に関わる記事を見たのがきっかけで、この山を歩きたくなった。
今日は、少し霞があるが、青空の広がる快晴の登山日和になった。スズラン群生地の先の府駒山登山口から積もった落葉を踏んで歩こう。すぐに寒さは消え失せて、体が汗ばんできた。ほどなく稜線に取り付いて、小さなアップダウンを繰返して府駒山に着いた。落葉した樹林越しに大菩薩から滝子山へ続く「小金沢連嶺」が見える。その東奥には扇山の山火事の煙が、ぼんやりと霞んで見える。まだヘリによる消火が続いているようだ。
先へ進もう。三角に尖った釈迦ヶ岳を目指して、アップダウンやロープの岩場をこえて、山頂に着けば、富士山をバックに鎮座した二体のお地蔵さんが迎えてくれた。このお地蔵さんの場所が縄文土器が発見された地点だ。
探検家の高橋大輔氏は、山渓の寄稿文(2025年2月号:抜粋)で、「縄文人が急峻な釈迦ヶ岳の山頂にわざわざ重い土器を持ち運んだのは、目の前に屹立している富士山を遥拝するためではないか。縄文人はなぜ山に登ったのか。私は釈迦ヶ岳に登り、狩猟採集や地域間交流以外の、人知を超えた自然との邂逅があったことを悟った」と述べている。
縄文時代にも噴火を繰り返した富士山に、畏敬の念を抱いて遥拝した縄文人。それは日本人の山へのあこがれや現在の私たちが山に登り、周りの山々を見渡す喜びなどに通じているのかも知れない。
さて、富士山、黒岳から節刀ヶ岳、王岳と連なる御坂山地、南アルプスは聖岳から、北岳、仙丈、甲斐駒まで、八ヶ岳、奥秩父、大菩薩から滝子山、奥多摩までパノラマの展望を楽しんだら、ゆっくりとランチタイムを取り、下山としよう。釈迦ヶ岳登山口への下山路は、落ち葉に隠れた石ころや、崩壊個所もあり、お世辞にも歩きやすいとは言えないが、ゆっくり慎重に下って、林道に着いた。駐車場まで戻って、今日の登山は終了。
芦川町の農産物直売所と、富士浅間神社を参詣して帰ろう。 (高橋仁)
追記:
河口湖ICから大月jctへ向かう車から、扇山の西山麓からくすぶり続ける煙が見える。放水用のバケットを吊り下げたヘリも飛んでいる。よく見ると山肌の木々が全焼したわけではなく、表面的には森林が残っているようにも見える。以前、足利の両崖山の火災の跡を歩いた時の事、下の落ち葉や枯れ枝が広範囲に燃え広がっていたが、大きな木は根元が焦げていても、燃えずに残っていたのを思い出した。
爺(仁)が子供の頃、山の柴刈りをして、かまどや風呂の燃料にしたり、下枝打ちをした枯枝を拾い集めて焚きつけにしたり、落葉を集めて堆肥を作ったりしていた。今は枯枝、落葉、低灌木や倒木が放置されたままになっているから、ひとたび山火事になれば、あっという間に燃え広がり、積もった枝葉がいつまでも燻ぶって、消火が進まない。近年の大きな山火事が多発している背景に、気候変動などだけでなく、人手の入らなくなった山林の情況があるのではなかろうか?
【ピークハント】火打山・妙高山
紅葉、池塘、草紅葉の火打山
山域山名:北信 火打山・妙高山
ブナの紅葉
期日:2025年10月19日20日
参加者:L橋本 高橋仁 木村 渡部 福井
行動記録:19日 熊谷駅南口5:20=関越道・上信越道・妙高高原IC=笹ケ峰駐車場・登山口8:20/35-十二曲り10:00-富士見平分岐11:30-高谷池ヒュッテ12:40-天狗の庭13:10-火打山14:20-高谷池ヒュッテ15:30-茶臼山16:10-黒沢池ヒュッテ16:30
20日 黒沢池ヒュッテ6:15-富士見平分岐7:20-十二曲り下黒沢橋8:30-笹ケ峰駐車場9:10=往路を帰る=熊谷駅16:00
上:天狗の庭と火打山 下:火打山山頂
19日<天気晴れ>駐車場の気温は15℃。周りはすでに黄色や赤に紅葉していた。車もそこそこ入っていた。登山口を入って行くと整備された木道〜木の階段が続き歩きやすい…。途中ヤナギ、ブナの大木、山ブドウの赤い大きな落葉、トチの木の黄色も見事だ。黒沢川にかかる橋を渡り進んで行くと、十二曲りは岩の急登でかなりきつかったが、紅葉が更にきれいで癒やされた。富士見平分岐で休憩しランチタイムにする。高谷池方面に少し登ると平坦な道となり、これから登る火打山を左前に見て高谷池ヒュッテに向う。高谷池のほとりの高谷池ヒュッテに着き、ここでトイレ休憩し、荷物をデポし木道を歩く。小高い丘を越えると、きれいな草紅葉が続く天狗の庭に着いた。湿原と紅葉は見事な光景でまるで作られたような場所だと思った。池塘には火打山が映り込んでいた。池には火打山がきれいに映り込んでいる。
火打山に登り始めると雲海の上に北アルプスが全部見えた。風がなく雲海は動かず幻想的で美しい…。一名は頂上を諦め、そこに留まり、しばし景色を楽しんだ。4名は頂上まで急坂を登り、登頂した。頂上の展望は良かったが強風で、寒く、写真を撮るとすぐに下山した。荷物を取りに高谷池ヒュッテに戻り、茶臼山を通り黒沢池ヒュッテに向かう。この道は急登ではないが、濡れた泥道もあり、よく滑るので注意して歩く。進んで行くと黒沢池の近くに青いドーム型の個性的な山小屋がありました。山小屋は3階建てで、真ん中に階段があり、8角形のドーナツ状になっていた。私たちのグループはしきりのない3階に泊まりました。夕食はやや物足りないメニューでしたが、ご飯は格別美味しがった。しばらくおしゃべりを楽しんで眠りについた。紅葉と雲海が最高の山行でした。
(福井記)
上:高谷池と高谷池ヒュッテ 中:雲海の山々 下:黒沢池ヒュッテにて
20日<天気霧、曇り晴れ>
4時30分起床、5時に朝食、メニューは小麦粉で作ったチャパティ(のような食べ物)、ジャム。日本の山小屋で、このメニューは初めて。天気はガスが白く立ち込めており、天気予報でも霧、雨。妙高山にも登っても、晴れる可能性は少ないようなので、下山することにした。小屋の前で写真を撮り出発。黒沢池の近くを富士見平に向かう。この道はほぼ平で木道が敷かれ歩き易い。「高層湿原」でこの時期はもう、花は無く、草紅葉が霧の中に広がるやや幻想的な雰囲気だ。7月8月には草花が咲いて鮮やかだろう。黒沢池が草原の向こうに見える。沢を越える。熊トレのグループで黒沢橋からここまで沢登りをしたことを思い出す。富士見平分岐までは、やや登りが続く。ツガの大木が生えていて亜高山帯の様子だ。富士見平分岐=昨日のランチ場所まで戻ってきた。これからは下りだ。森の中で、最近の雨で、泥も岩も濡れて滑りやすいので注意して下る。下るにつれて、霧が薄くなり、日が射し、遠くが見えるようになり、紅葉が鮮やかになる。この天気なら、妙高に登れたかも・・・と思い妙高山方面を見ると白い雲が付いている。十二曲りでは、落葉樹が増え、赤や、黄色の木の葉が、雲の切れ目から射す日差しに眩しく輝く。樺の類は黄色に、カエデの類は黄色や赤に、ブナは赤茶に輝く。黒沢橋で清流を眺め、後は平坦になったブナの林の中を駐車場目指し、ずんずん進む。妙高山登山を取りやめ、十分余裕のある時間に笹ケ峰駐車場に着くことができた。
駐車場で、コーヒーブレイクを入れ、帰路に付く。途中、赤倉温泉で入浴、昼食、道の駅オアシスおぶせでの買い物と登山以外でも楽しむことができました。
(橋本記)
【ハイキング】西沢渓谷(個人山行)
紅葉と清流の西沢渓谷 アルバム
期日:2025年11月7日
山域:山梨県山梨市 西沢渓谷
参加:高橋仁、赤坂、他2名
行程:天候晴れ
熊谷6:00=R140=雁坂トンネル=西沢渓谷駐車場8:30→ネトリ大橋9:00 →西沢山荘(徳ちゃん新道入口)9:10→三重の滝9:30→七ツ釜五段の滝10:50→終点11:10/11:50→大展望台12:15→ネトリ大橋13:20→駐車場13:40=道の駅みとみ=往路を戻る=熊谷5:00
行程:天候晴れ
熊谷6:00=R140=雁坂トンネル=西沢渓谷駐車場8:30→ネトリ大橋9:00 →西沢山荘(徳ちゃん新道入口)9:10→三重の滝9:30→七ツ釜五段の滝10:50→終点11:10/11:50→大展望台12:15→ネトリ大橋13:20→駐車場13:40=道の駅みとみ=往路を戻る=熊谷5:00
140号が大輪と大滝間が落石のため交通止。おかげで、というか?迂回ルートの大滝トンネル(未完成)を初めて通ることが出来た。雁坂トンネルを抜ければ、山肌の紅葉が広がり、間もなく西沢渓谷入口だ。時間が早いのか、駐車場はまだ余裕だ。140号陸橋越しに鶏冠山が見える。
笛吹川・西沢に沿って林道をネトリ大橋、徳ちゃん新道入口、旧西沢山荘、田部重治文学碑を見て、登山道に入る。二股吊橋で東沢を渡り、軽いアップダウンを繰り返して三重の滝に出たので、展望デッキで小休止しよう。深い青色の滝つぼがきれいだ。いくつかの滝や奇岩、ポットホールなどを見ながら進む。濡れた岩に滑らない様に慎重に歩こう。日が昇るにつれ、山肌の紅葉が木漏れ陽に映えてきれいになって来た。
今日のクライマックス、七ツ釜五山の滝を下から上へと見ながら登れば、ベンチとトイレがある渓谷終点だ。ここでランチタイム。ここだけは大勢のハイカーでにぎわっている。鶏冠山、木賊山、破風山を望みながらゆっくりコーヒーを楽しむ。甲武信岳は木賊山の陰で見えない。
さて、西沢と大久保沢を高巻きする、傾斜のないトロッコ道を帰ろう。7年前に来たときはシャクナゲが咲いていたが、対岸に見える奥秩父の山肌はカラマツの黄葉が明るく広がって、裾の楓と相まってきれいだ。ふと、道端の岩肌を見ると枯れたイワタバコの葉があちこちにたくさん残っている。7月に鳴神山で見たイワタバコの花を思い出す。
ショートカットを下り、ネトリ大橋へ出たら、林道を歩いて駐車場だ。隣の道の駅みとみに寄って、 バニラソフトで〆て帰ろう。 (高橋仁)
【ハイキング】裏巻機山渓谷
雪と水が造形した渓谷美と紅葉 アルバム
期日:2025年10月31日(金)
山域:新潟県南魚沼市:裏巻機渓谷(五十沢上流永松渓谷)
参加:L高橋仁、白根、豊島、赤坂
行程:曇り
川本6:20=花園=塩沢=五十沢キャンプ場=みやて小屋8:55→不動滝10:35/10:50→夫婦滝→取水口(昼食)11:20/11:50→往路を戻る→みやて小屋13:20=往路を戻る=川本16:30
塩沢インターから坂戸山の南麓の大月トンネルを抜けて、五十沢川の上流へと走る。曇り予報で、景観はあまり期待してなかったが雲は薄く、車窓から見える魚沼三山や巻機山は昨日の降雪でうっすらと白くなっている。キャンプ場で受付(協力金50円)をして、ゲートを開けて林道を登る。紅葉はかなり進んできれいだ。ピークまでもう3日くらいか?みやて小屋駐車場から裏巻機渓谷(五十沢川永松渓谷)へと出発だ。
今日の終点「取水口」から永松発電所への水路を引く工事のために、岩を削って作られ遊歩道は「越後の下の廊下」の異名を取っている。渓谷を高巻きして、高低差は無いが、いくつかの沢を渡渉するたびにアップダウンを繰り返す。前日までの雨で水量も少し多く、濡れた岩が滑るので、慎重にゆっくり歩く。
不治心得(フジココロエ)の岩に立ち寄ったり、坪池沢では踏み跡に誘い込まれたりしながら、割引岳への上級者コースを右に分ければ、不動滝入り口だ。滝つぼまで下ってみよう。大干ばつの時に水乞いをしたら不動明王が現れて人々を救ったという伝説の滝は、大きな滝つぼをと豊富な水量の立派な滝だ。青森、秋田、宮城から来たという18人のツアー客でにぎわっている。水分・エネルギ補給をして写真を撮り、団体が出発してからゆっくり出発する。
遊歩道に咲くリンドウや大文字草や、眼下のⅤ字谷や対岸の幾筋もの滝を眺めるうち、夫婦滝が現れる。太い滝と細い滝がぴったり寄り添うように流れ落ちる滝は遊歩道から眺めるだけ。ほどなく終点の取水口が見えて来た。急な階段を下りてコンクリートブロックの上でランチタイムにしよう。この下に堰があり120cmの切れ目を飛び越えて対岸(右岸)に渡れば、巻機山の牛ヶ岳への上級者コースだ。
雪と水が造形した急峻な渓谷は、花崗岩の白い岩肌の隙間に根を伸ばした草木が、松の緑と共に見事な紅葉を見せてくれる。川底には小石と水流が長い時間をかけて作った、幾つものポットホール(甌穴)がきれいだ。大量の雪が積もる越後の山ならではの自然の造形美を満喫しているうちに、団体は引き揚げて、我々だけになっていた。来た道を引き返そう。渡渉点の岩が乾いてきて、歩きやすい。雨にも降られずに快調に駐車場に到着。
(高橋仁)