関東

【ハイキング】大仁田山、楢抜山、龍谷山

奥武蔵の ひっそりとした低山を巡る

大仁田山の山頂標の裏側はローマ字山域:埼玉県飯能市:大仁田山505.4m、楢抜山553.4m、龍谷山382m

期日:2021年129日(金)晴れ参加者:高橋仁(単独)

行程:熊谷6:00=飯能市金錫寺駐車場7:30ー唐竹登山口8:00ー四十八曲峠8:25ー愛宕山ー大仁田山9:05ー上赤坂9:40ー素戔嗚神社9:55ー天狗積11:25ー楢抜山11:35ー仁田山峠(昼食)12:00/12:30ー天神峠登り口ー天神峠13:00ー龍谷山13:30ー朝見山ー久保山ー中之坂14:00ー金錫寺駐車場14:10=熊谷16:30

 県外への移動は自粛して、しばらくは埼玉の山を登ることに・・・

埼玉百名山の、釜ノ沢五峰・品刕・破風山に続いて今回は大仁田山・楢抜山を歩こう。飯能市赤沢の金錫寺に車を置かせてもらい、唐竹登山口から登る。鬱蒼とした杉植林が続く急斜面の四十八曲をうねうねと峠まで登り、尾根道を大仁田山に向かう。

四十八曲の坂を登り切った峠の到着

しっかりした道で、道標もたくさんある。細田集落への分岐に祠があり、いぼとり地蔵が鎮座している。昔からの生活道路の峠なんだろうな。

峠道に「いぼとり地蔵が

 大仁田山の山頂は南東に関東平野の展望がるが、霞んでいてよくわからない。急坂を一気に下り下山口まで来ると、伐採工事中で、作業員が「迷惑をかけて済みません!」と何度も言うので「こちらこそお邪魔して申し訳ありません」と言いながら、倒した杉の木を乗り越え、乗り越えて道路にたどり着いた。

素戔嗚神社は長い階段を登った山頂にある続いて楢抜山に登ろう。上赤沢集落を抜けて、素戔嗚(スサノオ)神社の鳥居をくぐる。階段を30m位登って、神社の左が登山口だ。所々が薄い踏み跡のバリルートはアップダウンが多くて展望もない。

天狗積という、浸食で残った岩が積み上げたかのように固まっているピークを過ぎると楢抜山だ。樹間から南西に大岳や高水三山、棒ノ折山などが望める。三角点はあるが、それらしい山頂標が見当たらない。埼玉百名山に挙げられながら、何と不遇な山か!(後でネットの記録を調べたら木の間に小さなプレートが掛けてあった)

奥多摩の大岳が見えた

こちらは棒ノ折れ山

山頂が見つからなかった楢抜山

急な坂を下ると、林道の仁田山峠に到着。ここは日当たりが良くて風もないので、昼食にする。

峠から沢に沿って下ると、廃屋が何件かあり、廃道になった林道に出る。雨水に流され,えぐられてすさまじいことになっている。隆起したなだらかな山が浸食で、沢が、痩せ尾根が、岩壁が作られていく標本を見ながら歩いているようだ。

分岐から天神峠へ登って、もう一つのバリルートに入ろう。龍谷山、朝見山、久保山などいくつものピークがジェットコースターのようにアップダウンしながら続く尾根だ。バリルートとは言え、道は広くしっかりしているところが多く、大仁田、楢抜に比べれば、明るく気持ちがいい。 

城跡の龍谷山には素戔嗚の尊が祭られていた

中之坂という峠からショートカットして下れば、金錫寺の駐車場はすぐそこだ。風が冷たくて、あまり休憩もしなかったので、予定よりも1時間半早く到着。(仁)

 

【ハイキング】釜ノ沢五峰から品刕 2021.1.20

釜ノ沢五峰から品刕(シナシュウ) 

品刕の山頂標

山 域:小鹿野町:釜ノ沢五峰590m(中ノ沢ノ頭)、品刕639.1m、

期 日:2021年1月20日(水)晴れ

参加者:高橋仁(単独行) 

行 程:熊谷7:00=長若山荘8:30→釜ノ沢五ノ峰9:30→布沢峠9:40→中ノ沢ノ頭10:00→文珠峠10:05/10:15➝品刕10:40/11:00➝文珠峠11:45→中ノ沢ノ頭11:50→竜神山12:05➝鉄塔(昼食)12:20/12:50➝兎岩13:00→長若山荘13:30=熊谷15:20

三角点の山頂標の横で

これまでに1000を超えるピークに登ってきたが、「品刕」は変わった名前の5本指に入りそうだ。

ネットで偶然に「埼玉100名山」を見つけて、その中に「品刕」の名前を見つけた時から気になっていたが、コロナ感染で県外への移動自粛要請が出ているので、埼玉100名山未踏峰を登ってみようと思い、手始めに「品刕」。

州の字はもともと刕(シュウ)を使っていたが、刀を刂とも書くことから、刂刂刂と三つ並べて州と書くようになったと言う。なんでこの山が「品刕」と命名されたかはわからない。

長若山荘の駐車場をお借りして、釜ノ沢五峰を目指す。このコースは3回目だ。

三ノ峰からの展望

一ノ峰から順に五ノ峰まで登り、鉄塔、布引峠、開けた展望の稜線歩き、最高峰の中ノ沢ノ頭と一気に歩ける。ここで文珠峠に下って、目当ての「品刕」を目指す。長若山荘の主人が作った、私製の天文台の先が「品刕」への尾根の入口だ。

文珠峠の天文台

落ち葉で薄くなった踏み跡をどんどん進む。軽いアップダウンがいくつかあり、巻き道もあるが、落ち葉が滑って歩きにくい。あっけなく山頂に到着すると、「三角点」と大きく書かれた柱に、小さな「品刕」のプレートがぶら下がっている。名前も変わっているが、標柱も変わっている。なんで「三角点」?   

追記:この二等三角点の基準点名が品藾(ヒンシュウ)だそうです。藾はライとも読み、草ヨモギの意味だそうです。

来た道を文珠峠に戻り、中ノ沢ノ頭に登り返して、竜神山、兎岩、兎岩登山口から道路を長若山荘まで歩いて、本日の埼玉100名山2峰の山行終了。(高橋仁)

兎岩

【その他】高山不動登山道整備

 

高山不動登山道整備(倒木撤去)

山域山名:高山不動尊シバハラ坂登山道萩ノ平茶屋跡手前150m地点

趣旨:登山道の整備を登山者のボランティア活動として行い、登山者の安全な登山を進める。

期日:2021年1月17日(日) 

参加者:L橋本 黒澤 以下他の会所属 瀬下 飯塚  内田

活動記録:西吾野駅入口集合8:40 登山口駐車場8:50 作業現地9:20 撤去作業 9:20から10:00 休憩後下山 登山口駐車場11:00

<天気曇り>現地に到着後、段取りを相談。割合倒木に腐りが入っているので、下の部分から玉切り、通るのに支障のない場所に運ぶことにした。木の心の部分は固いが、チェーンソウですぐに切れた。またバールで割ることもできた。これを繰り返し、徐々に登山道の倒木は少なくなった。一部道に張り出している部分も最後に、2か所切った。この上の部分は立木にしっかり止められているので落ちない。倒木の木片を片付け作業を終了した。

 事前に登山道を管理する飯能市に登山道整備について相談を行い、実施について承認を得て実施しました。また、チェーンソウの使用についてですが、使用した橋本は労働安全衛生法に定める伐木等の業務に関する特別教育を修了しています。安全に十分配慮の上実施しました。当日は日曜日で、10名以上の登山者が登っていきました。  (橋本記)

 

作業前の倒木

チェーンソウによる玉切り

倒木の上の部分の玉切り

切った倒木の片付け

登山道が通りやすくなりました。

 

【積雪期ハイキング】赤城山

雪の黒檜山から駒ケ岳を周回

黒檜山山頂にて

山域:群馬県赤城山 黒檜山1827.6m、駒ケ岳1685m

日程:2021年01月14日(木)晴れ

参加:高橋仁、大嶋

行程:熊谷(別府沼公園)7:00ー大洞駐車場9:00ー黒檜山登山口9:30ー黒檜山頂ービューポイント11:20ー山頂11:30/12:00ー駒ケ岳12:40ー下降点ー大洞駐車場13:40

黒檜山登山口 大洞駐車場から氷結した道路を慎重に歩いて、黒檜山登山口へ。大沼は全面に結氷して、ワカサギ釣りのテントがたくさん張ってある。

雪はかなり解けて、岩が露出しているが、軽アイゼンを着けて出発する。寒くもなく、汗もかかない程度にゆっくり登る。結氷した大沼やアンテナの林立する地蔵岳を眺めながら猫岩を過ぎ富士山のビューポイントを過ぎる。(今日は富士山は見えない)

黒檜山山頂はすぐ先だ

雪の量が増えてきて、最後の急斜面を登れば稜線に出て、すぐに山頂だが、先のビューポイントまで足を延ばそう。

天上は青空がきれいだが、山沿いは雪雲で霞んでいる。袈裟丸、皇海、武尊、榛名、子持、小野子、浅間などはしっかりとみえる。浅間山はこの間の降雪で真っ白に雪をまとって綺麗だ。

風が冷たいので山頂に戻って昼食にしよう。

登り始めた時は、いなかった登山者がだんだんと多くなってきた。さすがに人気の百名山は、平日でもそれなりの人出があるようだ。

長い木段を下る

寒い山頂に長居は無用。駒ケ岳へと移動開始。

花見ヶ原コースの分岐を過ぎると、長い木段を大タルミへと下る。

南側の小沼や駒ケ岳の展望が広がる。五月には駒ケ岳の斜面がアカヤシオでピンクに染まるだろう。

雪のたっぷり残るブナの斜面を登り返して駒ケ岳山頂へ。地蔵岳に隠れていた荒山が地蔵の左から顔を見せている。展望を楽しんだら下山開始。

ブナの斜面を駒ケ岳へ登る

雪のたっぷり残った道や、解けて泥んこになった道をだらだら下って、下降点の分岐に着いた。稜線をまっすぐ行けば利平茶屋からのアカヤシオ尾根バリルートと合流して、アカヤシオの篭山を通過して鳥居峠につながっている。

鉄階段の下り

今日は下降点から、鉄階段の設置された急斜面を大洞駐車場に下山しよう。雪が無くなり、アイゼンが邪魔になるころに駒ケ岳登山口に着いた。大洞駐車場は人も少なく静まり返っている。(高橋仁)

 

 

 

 

 

 

 

【無雪PH】毛無山から節刀ヶ岳

十二ヶ岳山頂から富士山を目 的:富士山の展望と、変化のある険路を楽しむ     

山 域:山梨県 御坂山地 毛無山1500.1m 十二ヶ岳1683m

                                               節刀ヶ岳1736.4m

期 日:2020年12月26日(土)

参加者:L高橋仁 新井浩 駒崎 斉藤

アルバム

天 候:晴れ

行動記録:熊谷駅南口6:00=駒崎宅=東松山=河口湖=大石峠登山口路肩P8:40→淵坂峠9:10/9:20→毛無山10:25→十二ヶ岳12:30/13:00→金山→節刀ヶ岳14:20/14:30➝金堀山→大石峠15:30/15:40→登山口16:50=往路を戻る=熊谷19:10

 12月は晴天が多く気温も低く登山に適しているものの日の出が遅く日の入りが早いので私のような経験不足で貧脚では山選びは難しい、適切な山を選択してくれる熊トレに出会ったことに感謝したい。

 山梨百名山、十二ヶ岳、節刀ヶ岳を目指し冬枯れの明るい日差しの中、登山口を出発昭文社の「山と高原地図」では登山口-淵坂峠-毛無山は破線表記してあり解説では難路と書いてありますが多少の急登はあるものの落ち葉も少なく難路どころか比較的歩きやすい道でした。

へし曲がった吊り橋

 毛無山から西側は様子が一変、一ヶ岳から十二ヶ岳まで番号が掲げられ狭く急峻な尾根の連続で目的の「富士山の展望と、変化のある険路を楽しむ」余裕はなくロープ、鎖にしがみつき、十一ヶ岳の先は、ほぼ垂直の崖をロープ頼りに降下、不安定なつり橋まであり恐怖の連続 必死の思いでどうにか十二ケ岳に到着。西湖、河口湖、富士山等、大パノラマを満喫しながらの昼食、最高のご褒美、大満足。

十二ヶ岳の先の突岩の上で

 十二ヶ岳を出発、いきなり垂直、急降下するロープ場、足場を探りながら25m程慎重に降りる、息が抜けない、ピーク、鞍部の連続が節刀ヶ岳をすぎるまで続く、疲労の蓄積か脚部の内転筋が痙攣、芍薬甘草湯を処方、大石峠からは六十のつづら折れの下り道、 手入れされているのか歩きやすく気分良く駐車場にたどり着く。

 今回の山行は想像以上のハードコースで両神山の八丁コース、秩父の二子山よりタフな山でした、おかげさまで経験値がアップしました。(斉藤記)