関東

【ハイキング】井戸湿原 秋合宿2023/10/08

    秋合宿 井戸湿原周回
         
1. 山  域:前日光高原
2. 目  的:テント泊を経験
3. 期  日:2023年10月8日(日)
4. 行動予定:かじか荘(8:00)=前日光高原P(8:20)➡象の鼻展望台(9:00)    
➡井戸湿原(9:40)➡横根山(10:30/11/20)➡前日光高原P(12:00)
5.参 加 者
CL 新井(勇)、白根、滝沢、相澤、黒澤、赤坂、豊島、石川


 袈裟丸組の3人が加わり、前日光高原に向かう。前日光高原駐車に着くと目の前は牧草地。牧草地が遠くの方まで広がっているのが眺められる。白い柵が牧草地に沿って伸び、木々に囲まれた景色はメルヘンチック。天候もお日様が顔を覗かせ、穏やかな日和。しばらく牧草地の柵に沿って歩く。所々、牛が静にこちらを見つめている。こちらも穏やかな顔で対応。のんびりとした雰囲気の中を進むと、象の鼻の展望台に着く。ここからは近郊の山々が、赤城山、雪をかぶった日光白根、足尾の山、どんと座った皇海山が目立ち、眺められる。空気が澄んでいるので山々がくっきりと見える。


 ここから森林に入ると、やがて、両側からツツジが山道を囲み、トンネルを作る。山道は木道が施され、井戸湿原へと進む。井戸湿原を横切る木道から眺める景色は白樺等の樹々に囲まれ、湿原は草紅葉、ナナカマドの葉が赤身を帯び、ここでも箱庭のようなコンパクなメルヘンの世界を作る。ここを少し登り東屋から眺める景色は実に美しい。フレームに収まった写真を見る様。


 この眺めを後に横根山に向かう。ここも山道の両側はつつじの木が立ち並ぶ。5月の頃は花街道となるのであろう。やがて東屋が見える。この後が横根山の頂上。樹林に囲まれ、展望が見込めない。ここで休憩のつもりであったが、朝食が早かったので、昼食を取る。水を沸かし、コーヒーやカップラーメンに使用。しばらく談話を楽しみ、疲れを取る。食事を済ませ、出発点の前日光ハイランドロッジに向かう。左側の眼下に牧場が見える。この白い柵に沿って行くと、真下に、ロッジが見えてくる。穏やかな天候の中、自然を満喫し、のんびりと一日を楽しく過ごすことができた。
      (相澤記)
 

 

 

 

 

 

 

 

【ハイキング】備前楯山 秋合宿2023/10/07

        秋合宿 備前楯山
            
1. 山  域:備前楯山
2. 目  的:テント泊を経験
3. 期  日:2023年10月7日(土)
4. 行動予定:熊谷(9:30)=ベルク(9:40/10:10)➡舟石峠P(12:30/13:00)    
➡備前楯山(13:50/14:00)➡舟石峠(14:40)➡銀山平(15:10)
5. 参 加 者:相澤、黒澤、豊島、石川、木村

買い物に時間がかかり、舟石峠駐車場に計画より遅れて到着。ここで昼食を手早く済ませ、登山口に向かう。この付近一帯はすすきの原っぱが広がる。白い穂が風に吹かれてそよぐ。風は冷たく木枯らし模様。山に入ると樹々は緑を残し、秋の気配にまだ遠い。落葉松も緑。毎年、春の植樹の帰りがけに寄る時期は芽吹きの頃。今は山道の両側は深々と草が生え、春とは様相が一変している。


    深閑とした森林の中を黙々と歩く。樹々の間から冷たい風が頬をさす。


   春はそろそろアカヤシオの花がポツポツと点在し、見えるころであるが、見えるのは緑の樹々ばかり。葉っぱが風でそよぎ、ガサガサと音を立てる。頂上に向かう山道はアカヤシオの樹々が枝を張り、山道が窮屈。春の時期より狭く感じる。岩もゴッゴツとむき出し歩きづらい。頂上へ到着。ここからの展望が相変わらず良い。男体山が堂々とした姿で望まれる。足尾の山々も緑を残し、ここも秋の気配からほど遠い。頂上からの下りはゴッゴツとした岩肌の上を歩く。足元に注意しながらゆっくりと足を進める。岩肌から樹々の根が張り出す山道と変わる。ここも滑らないように歩く。山は相変わらず深閑とし、樹々は緑を残しているが、寒いせいかなんとなく寂しいい。


    展望が開けてくる。足尾の山を正面に見ながらすすきの原っぱを通り抜け、登山口に到着。支度を着替えず、そのまま車の乗りこみ、銀山平キャンプ場に向かう。炊事場に向かい。食事の材料、鍋等の食器類、テントを車から降ろし、食事の準備にとりかかる。手の空いた者はテントを張り、後続の仲間を待つ。  (相澤記)

 

山頂より植樹のされた足尾の山々と男体山方面を望む

 

 

 

 

 

 

【ハイキング】尾瀬あやめ平周回 2023/10/14

山  域:尾瀬が原とあやめ平1969m

 目  的:紅葉の尾瀬を楽しむ

山行形態:ハイキング

 期  日:2023年10月14日(土曜日)

 行  程:(6時間 16.4Km)

自宅4:40=戸倉第2駐車場6:50=鳩待峠7:45-山の鼻-竜宮十字路9:45/10:00

-富士見田代11:30-あやめ平12:00/12:25-鳩待峠13:45=戸倉駐車場14:30=自宅17:30

 

参加者:(1名)須藤俊彦  

 

当初は10月16日に予定していたが、14日の方が穏やかな予報であり、また単独故14日に変更した。道路は何の問題も無く戸倉に着いたが第一駐車場は満杯で第2駐車場に車をとめた。身支度を整えバスで鳩待峠に到着。売店前では大規模な建物工事中である。鳩待山荘、休憩所の建て替えらしい。登山届を提出する。尾瀬ヶ原に向かう道の両端は紅葉が始まっており、就学前の子供も含め多くの人達が歩いている。その中に尾瀬名部物の歩荷さんが自分の身長より高い荷物を運んでいる。山の鼻でトイレを済ませ尾瀬ヶ原に入る。この季節の尾瀬ヶ原は一面の草紅葉で、池塘には赤みがかったヒツジグサが静かに浮いている。何となく至仏山と燧ケ岳が大きく見える。両側の林は色づいてはいるが遠方の為か、艶やかには見えない。竜宮十字路で一休みし長沢新道に入る。山にはいるとすぐにクマよけの鐘が調子が悪い。出没する時間帯ではないが、ラジオと笛を使いながら歩く。道はすぐ急登になるが、ブナ林の中、気持ちが良い。道には真新しい階段が数多く設置されており、よく整備され危険はない。たまに下って来る人と道を譲り合いながら、登る。まだ緑色が残っている楓などを愛でながら進むと、やがて道は平たんになり、真新しい木道にメッシュ状のゴムマットが固定されて、滑る危険性を除去している。

稜線上の富士見田代を過ぎると左手に遠くは富士山、南アルプス、近くは日光白根山、赤城山、上州武尊山が見える。ナナカマドの葉は赤くなるというよりチジれて赤黒い。やがて正面に至仏山、燧ケ岳が見えてくるとあやめ平だ。キンコウカは花軸も葉も茶褐色になって静かに立っている。ベンチからは会津駒ケ岳、平が岳その他判明しない山々も直ぐ近くに見える。昨年7月の黄色に染まったキンコウカ越しの山々の記憶を思い出しながら昼食をとった。

昼食後も艶やかな色彩を探しながら、歩いたが残念ながら目にしたものは何となくくすんだ木々であった。帰路鳩待峠からのバスから見た染まりかけの赤色は稜線部より美しく感じたが、2000m付近は単に盛りを過ぎただけだったのかもしれない。(須藤俊 記)

【ハイキング】花見ヶ原から黒檜山 秋合宿2023/10/07

花見ヶ原から黒檜山(赤城) 

秋合宿・一日目 黒檜山往復  黒檜山山頂は大賑わいだった高橋仁

山域:赤城山(黒檜山1827.6m)群馬県桐生市

日程:2023年10月07日(土)

参加者:L 高橋仁 駒崎 赤坂

行動記録:熊谷6:00=大間々=花見ヶ原森林公園駐車場8:30/9:00➝尾根下(昼食)11:00/11:20→黒檜山12:00/12:35➝駐車場14:30=銀山平キャンプ場15:40

〈天候:曇り、強風〉秋の合宿1日目の山行で、赤城山の東山麓の花見ヶ原森林公園から黒檜山を往復した。到着が遅れて1時間遅れで駐車場を出発。キャンプ場の中を抜けて、登山道に入るとササがかぶって歩きにくい。コロナの影響で何年か刈り掃いしてなかったのか?樹林の登山道は勾配が緩くて歩きやすいが、大岩がゴロゴロしているところも出てくる。以前、5月下旬に来た時は、麓からヤマツツジ、レンゲ、ミツバ、シロヤシオ、アカヤシオと、登るにつれて様々なつつじを楽しんだコースだ。

朝からの強風が収まらず、防寒着を着けても寒いくらい。赤いナナカマドの実が落ちている。(前日に、那須の朝日岳で4人が低体温症で亡くなったとは後で知った)これでは稜線に出たら食事もできないだろうと、樹林の中でランチタイム。紅葉には少し早い樹林の隙間から駒ヶ岳、長七郎、小沼、地蔵などが見え隠れして来て、尾根の展望地に出た。ひとしきり写真を撮ったら、黒檜大神を過ぎて黒檜山頂に到着。花見ヶ原コースの静けさは一変して、大沼から登ってきた登山者でごった返している。百名山の人気はすごい。

風は収まってきたが、ガスが出てきて日光や上州、信越の展望が隠れてきたので、早々に下山開始。落ち葉で分かりにくい道に悩まされながらキャンプ場に着くと、朝は閑散としていたキャンプ場は大賑わいで、駐車場も満車状態になっていた。そして、車で熊トレの合宿地、銀山平キャンプ場に移動したら、こちらもずいぶんと賑わっている。キャンプ人気がこれほどとは!(仁)

【沢登り】奥秩父真ノ沢

真の沢沢登り

 荒川源流「真ノ沢」の厳しさと魅力を味わう

山域山名:秩父 荒川源流真の沢

期日:2023年9月23日、24日

参加者:橋本 他の会4名 埼玉労山沢人主催 

行動記録:22日 寄居22:00=国道140号=道の駅三富2:00 車中仮眠 

          千丈の滝

23日 道の駅三富6:00=トラウトオン入川7:00-柳避難小屋11:00/11:45-千丈の滝15:40-テント場16:30 同所泊 

24日 テント場7:10-荒川源流の碑12:30-甲武信小屋13:00-甲武信ヶ岳往復-甲武信小屋14:00-木賊山14:30-西沢渓谷駐車場18:00

23日<曇、小雨>今回の沢登りは、5名のグループで、2台の車を利用し、1台を道の駅三富に、他の1台を沢登りの登山口の入川の釣場駐車場に置く。入川から、荒川源流の真ノ沢を遡り、甲武信小屋まで登り、木賊山を経て、西沢渓谷に下り、そこに駐車しておいた車を利用して入川の駐車場まで戻り、帰るというルートだ。朝、山梨側から長い雁坂トンネルを抜けると、雨雲が立ちこめ、小雨もぽつぽつとしている。少しは降ると予想する。140号国道から細い道に入り、上流の渓流釣場の駐車場に車を停める。しばらくは、登山道を歩くので沢用具はザックに詰め、普通の登山装備を身に着ける。道は、いわゆるトロッコ道で、森林軌道がまだ残っている。幅は2mほどあり、斜度は緩い。左の沢には澄んだ沢水が流れている。この道の上流部には、滝があり、白い飛沫が流れ落ちている。入川と白泰沢との合流点がトロッコ道の終点になっている。ここからが本格的な山道歩きとなる。道は、しばらくは白泰沢右岸に沿って登る。霧雨が降っているが、広葉樹の樹林の下で雨具を着けるほどでもない。沢筋から斜度がきつい尾根に登る。風もなく、気温が低くなり、汗が出て寒く感じる。尾根に登って一休み。ブナなどの広葉樹林だが太い木々が多く、雲も厚くなり暗い。林床には下草、灌木もなく落葉が積もり、秋らしくキノコが何本か出ている。

 この後は入川左岸を、高度をあまり上げずに山麓に沿いながら歩く。大きな木が無く日が射す場所にはアセビや草も生えている。崖も無く、木の根も出ておらず割合歩きやすい道である。歩くうちに雨が強くなって木々から大きな雨粒も落ちてくる。徐々に、沢の高さに近くなり、沢の音がして、ログハウスの柳避難小屋に着いた。ここで一休みし、沢装備を付ける。小屋には先客の釣人1名がおり、5日間ここで寝泊まりしてイワナ釣りをしているという。「15匹釣った、釣った魚はリリースする。」などと話していた。

 いよいよ、沢登りだ。小屋の中で軽い食事をし、装備を付け出発した。少し歩いて、二つ目の吊橋の手前から、真の沢に入る。ここは股の沢と真の沢の合流点である。入川の渓流釣場の付近の水量と同じ位の水量である。小雨が降り続く中、澄んだ沢水の中を歩き、流れが深い場所では、岸を歩く。荒川源流部で、左右は急傾斜であるが、木々が鬱蒼と繁っている。沢には直径1、2mの大岩がゴロゴロとしている。沢水は、白い渦となって、ドードーと小滝のように流れ落ちている。この連続である。倒木もあり、跨ぐか、その下を潜って進む。「通らず」というゴルジュでは、通過できそうにないので、遡行図を参考に、左岸を巻いて通過した。その後も、高くはないが、滝が続く。渕では、黒い魚影が動く。沢は、滝、瀬、渕と様々な姿を見せている。武信白岩沢合流点にザックを置いて、50mほど上流に遡る。暗い中、白い流れを落としている千丈ノ滝に出会う。奥秩父最深部の2段高さ35mの立派な滝だ。滝そのものも見ごたえがあるが、左右の大岩壁も大迫力である。どういう地形変動でこの滝ができたのか。

 一旦、下流に下り、右岸の斜面に取りつき、滝を巻くため先行の3人で登る。森の中の急斜面だ。距離にして、100mほど登って、後続の2名を待つ。数分待っていたが、登って来ないので、Mさんに後続者が見える場所まで、下ってもらう。呼んでみたりするも、反応がない。Mさんに確認してもらったら、川原付近にはいないという。3人で話合い、既に、滝を巻く道を上流に行ったのではないかという結論になった。付近の道をよく見ると滝を巻いているようなほぼ水平な踏み跡があった。この道を上流に向かう。100mほどで滝の上流に出て、対岸に幕営準備をしている2名を見つけた。このヒヤリハットは、私の判断ミスに原因があり、何点か反省点がある。後続者を待たないで、登り過ぎたこと。「林道」のイメージで、広い道があると誤解していたこと。滝を巻く場合、滝の高さ以上にあまり登らないことなどが理解不十分だったことである。今後に生かす教訓としたい。

 テン場は左岸の苔むした割合平坦な場所で、倒木もあった。全員でタープを張り、着替えをし、夕食の準備をした。小雨も降るなか、焚火がうまく起こせず苦労する。それでも、どうにか、ご飯を炊き、お湯を沸かしてみそ汁を作り、持参した魚を焼き、夕食を食べて、体を温めることができた。小雨が降り続く中、タープの下で各自シュラフの中に入り、疲れた体を休めた。風が無いのが幸いだった。

 24日<天気曇後晴れ>天気予報どおり、明るい空で夜が明けた。朝食をとり、タープなど宿泊の設営を片付け、沢装備をして7時には出発した。試しに釣りをして2匹を釣りあげた。その後は木賊沢合流点からは、右の真ノ沢に入る。木賊沢の方が本流のように見える。沢は急流になり、滝が続く。左岸を巻いたり、右岸を巻いたりする。滝の横が突破できそうな場所は、かなり高い大岩の間を、攀じ登る。白い岩盤が出てその上を流れるナメの滝も通過する。途中で珍しく、右岸に泊まっている人がいて焚火の煙が出ている。釣人か。三宝沢を右に見て進む。さすがに沢が狭く、水量も少なくなる。そして、倒木地帯になり、大量の倒木が沢の中にも、沢を横切るようにも倒れている。倒木の上は滑りやすいし、下を潜れば、ザックが引っかかる。汗をかきかき登る。沢なので、休憩の度ごとに、美味しい水が飲めるのはありがたい。そんな沢を詰めて登って行き、大岩壁の横を遡る。そしてやっと荒川源流の碑にたどり着くことができた。皆の協力で登れたと、固い握手をした。

 ここで、沢装備を解き、一般登山装備にして、まず、甲武信小屋に登り、休憩をとる。ここからは関東平野を望むことができた。4人は、甲武信ヶ岳山頂に登頂した。帰ってきてから全員で、木賊山を経て、戸渡尾根を、下り続け、西沢山荘に着いた時には、日暮れて暗くなり、ヘッドランプを付けて車道を歩いた。駐車場まで、30分ほど、無事に着くことができた。1日目ほぼ8時間、2日目ほぼ10時間の厳しい沢登りが終わった。奥秩父最深部、ほとんど誰も入ることのできない真ノ沢沢登りの厳しさと魅力を味わうことができた。全員が登れたのは、リーダーの力、個々人の力、チームの協力の成果である。

【その他の山行】きのこ木の実山行

秩父きのこ木の実山行

 秩父の里山にも結構いろいろあるな~!

アカヤマドリ(食)

山域山名:秩父 西秩父桃湖周辺

期日:2023年10月3日

参加者:L橋本 栗原 新井勇

行動記録:熊谷7:30=間瀬峠9:00/9:30=西秩父桃湖駐車場10:00-女形谷周遊-展望台11:40/12:10-合角連大橋周遊-駐車場13:20=倉尾ふるさと館13:40/14:10=毘沙門水14:20=長瀞でマタタビ収穫15:20=熊谷16:30 

<天気晴れ>今年のきのこ木の実山行は、秩父で計画した。朝7時台は、市内への通勤の車で、市街地を抜けるのに時間が余計にかかったが、寄居周辺からは、空いてきた。以前、行ったことのある間瀬峠に立ち寄ることにした。雑木林の横に車を停めて、キノコが出ていないか探す。車を停めた直ぐ横に、赤いタマゴタケが2本生えていた。赤いキノコだが、食可のキノコだ。他、雨が降った後だが、余り数は出ていない。それでも大きなイグチ科のアカヤマドリが2本生えていた。またシロオニタケも出ていた。他、地味で小さなきのこが3種類ほど出ていた。キノコは食べられるかどうかはともかく、色、形等変化に富み、見ていて飽きない。草や木と姿形が異なるが、植物の1種であり、興味は尽きない。キノコ狩りの後、峠まで車で登り、サルナシやアケビを探すが、蔓はあるが、実はなっていない。その年その年で出来不出来もあるし、他の植物との力関係で日陰になったりすると実らないようだ。

 車で、西秩父の合角ダムの西秩父桃湖に行く。駐車場に車を停め、支度をして女形集落の谷の周遊道をハイキングする。車はほとんど走らず、道端の植物など見ながら歩く。秋の花や既に花を咲かせ実を大きくしている植物が目につく。フジは、房になって実を付け、ヨメナは薄紫の花を盛りと付けている。下の沢で工事をしていて削岩機の音が大きい。女形集落の手前で沢の右岸に渡り、周遊の道を歩く。やや北斜面もあり、秋の花が増える。紫色のツリフネソウが鮮やかだ。ヤクシソウも日に照らされ群生して金色に輝やく。イタドリの類は白い花を沢山咲かせている。ヌルデは小さい実を房状に付けている。ウルシと似ているが、葉に翼があるので区別できる。これからだが、紅葉が鮮やかな木だ。ミヤマタニソバも群生し白い花を咲かせている。ホップに似た実や白い線香花火のような実を付けた蔓植物もある。(名前不明)マタタビの蔓はあるが実は無い。アケビも採るが、中身は鳥が食べてしまっていた。実を幾つもつけた山ユリが数株ある。

それほど長い距離ではないが、次から次と実や花がある。里山の草花も相当綺麗だと思う。女形沢を一周し、ダム提の横にある展望台に登る。ここでダム湖を見ながら少し長い休憩をとる。

 

 

 

 

 

上から:ヌルデの実 2つ目:ヤクシソウ 3つ目:展望台で 一番下:湖面にはワカサギ釣りのボート

 一休みして、2名でダムの南側を一周するため出発する。倉尾に通じる橋を渡り、トンネルを抜け、抜けた所で左折する。そこはダム湖の反対側で、緑がかった湖面が見える。蔓性の植物もあるが、実は付いていない。木々の間から、湖面に浮かぶボートが数艘見える。近くにいた方にお聞きすると、ワカサギを釣っているという。合角連大橋の道の手前に、石碑があり、ダム湖ができる前、今は湖底に沈んだ合角集落に住んでいた方の30名ほどの名前が刻んである。住んでいた方を取材した本を読んだことを思い出した。私事であるが、子ども連れでここに来て、ヤマメを獲ったことを思い出した。それは澄んだ清流だった。ダム湖の南側にも周遊道があるが、遠くなるので、橋を東に渡る。渡って左折し、右の岩山を見て、湖の岸の岩壁を観てダム提まで歩き、駐車場に戻った。

 車で、倉尾の倉尾ふるさと館を見学した。小規模ながら、化石、岩石の展示や昔の生活の様子の展示もある。毘沙門水は白石山北側の清水で、透明な、くせのない水だった。

帰路、某沢に入り、サルナシを収穫する。表からは実が見えないが、採集鋏で採り始めると次から次に実が現れ、結構な量を収穫した。触って柔らかい実はそこで賞味した。

甘酸っぱい味は自然とは思えない味である。

サルナシがたくさん採れた

【その他の山行】県境リレー登山 甲武信ヶ岳=笠取山

甲武信ヶ岳-笠取山を歩く

担当 埼玉労山県連理事会

期日 2023年8月28日、29日 

参加者 L橋本 相澤 他の会1名

 

  

上から 笠取山山頂 3河川分水嶺 雁坂峠 縞枯れの針葉樹 甲武信ヶ岳山頂 甲武信ヶ岳  

記録 

28日 熊谷5:00=140号国道・雁坂トンネル=道の駅みとみ7:40-新地平8:10-雁峠11:10-笠取山11:50-雁峠12:25-燕山13:15-古礼山14:15-雁坂小屋16:00泊(小屋泊り、テント泊)

29日 雁坂小屋6:10-雁坂嶺7:25-破風山9:15-甲武信ヶ岳12:20-木賊山・東分岐13:20-戸渡尾根・近丸新道・新道分岐15:00-徳ちゃん新道・西沢山荘16:25-道の

28日<天気晴れ時々曇り>道の駅みとみは、国道140号雁坂トンネルを通って、山梨県に入った広瀬湖のほとりにある。かなり広い駐車場がある。朝、早いせいか、予定よりも早く着いた。3人が合流して、車道を通り、新地平まで歩く。山側の林道に入るのだが、入口に案内板もなく、少し行き過ぎ、地図を見て引き返した。沢沿いの道に入ると、林道につながっていた。この林道は亀田林業の私道でこの付近の広い山林を所有しているというが、車の走った形跡がない。途中には、サルナシが実っていて、口に入れるが熟していないので酸っぱい。車道は、沢沿いに標高を上げていく。登山者も余り登っていないようだ。道には草が生え、朝日にススキの穂が輝く。アザミ、薄紫のトリカブトが咲いている。車道だが斜度があり、息が切れる。1時間ほど登って、尾根にカラマツ林が見え、やや高山の雰囲気になる。沢沿いで、透明な沢水が白い渦を巻くのが見え心地よい。渓流魚もいそうだ。苔むした岩や朽ち木、落ち葉などが増え、源流の雰囲気になる。背の低い笹もでてきた。やがて草原の鞍部に出た。手前に清水が湧いており、いただく。この鞍部が雁峠でベンチもあり一休みする。

 ザックをここにデポして、笠取山を往復する。「体に羽が着いたようだ」等話しながら多摩川、富士川、荒川の名前の刻まれた三角柱の石碑のある小さな分水嶺に着く。草原も適度に混じり、初秋の雰囲気だ。急傾斜を登り、笠取山に到着し、県境リレー登山旗を掲げ記念撮影をする。まずまずの天気で綺麗に撮れた。下りながら見ると黄色いマルバダケブキが群生している。

 雁峠に戻り、ザックを背負い、燕山を目指す。斜めに道が切ってあるが登りできつい。200mの高度を登り、汗を吹き出しつつ頂上に着く。2004mの山頂に達する。この標高になると笹原が増え、その中にまばらに針葉樹、広葉樹が生える。傾斜が緩く広く丸い尾根だ。笹の丈は低いが刈払いがされている。まばらに生える針葉樹が立木のまま枯れているのが目立つ。北八ヶ岳縞枯山のような様子だ。最後の坂を登り古礼山に達する。日が射し明るい。古礼山からは、一旦数十m下り、水晶山には登り返す。枯木に加え、根ごと倒れた倒木が目立つ。この付近で、メンバー1名の靴のソールが剥がれているのが分かる。チェーンスパイクとテープで応急処置して小屋に向かう。長時間の登高で疲れも溜まり、水晶山で長めに休憩する。ゆっくり目に歩き、目指す雁坂小屋にやっと到着した。

 雁坂小屋は、平日は無人で、この日は私たち3名のみだった。標高約2000mの雁坂小屋は平野部と異なり、涼しい風の吹く別天地だった。また、水も自由に使える小屋だ。テント泊2名、小屋泊り1名、早めの夕食を摂り、暗くなると同時に眠りについた。夜、起きた方から「星空が綺麗だった。冬の星座、オリオンが出ていた」と聞く。

 29日<天気曇>2日目の天気も尾根に雲がかかるがまずまず。朝食を摂り、出発する。小屋から雁坂峠に登る。ここからは山梨側の景色がよく見える。この峠は日本3大峠の一つとして有名である。地元、秩父高校の校歌に「雁坂峠の初あられ・・・」と歌われている。周囲は笹原が広がって気持ちのよい峠である。ここから甲武信ヶ岳に向かい、尾根を登る。雁坂嶺までは約200mの登りである。周囲の景色は前日の続きで笹原、枯れた針葉樹の林である。倒木もあるが、登山道の倒木は片付けられている。以前はこれほど枯れていなかった・・・が、原因は分からない。一つ目のピーク雁坂嶺2089mに到着。埼玉県の設置した山頂の標柱がまだ新しい。雁坂嶺から西破風山までは、余り高くない針葉樹、広葉樹に囲まれた大岩、大石の多い道だ。シャクナゲなども生えているので開花の季節には華やかになるだろう。標高差はないが歩きにくい大石を超えてやっと西破風山に到着。2つ目のピークだ。

 ここからは標高差200m大下りになる。この道は大石が多く、段差があり足の置き場に苦労する。慎重に下って破風山避難小屋に到着。笹原の中に建てられた小奇麗な小屋だ。

 ここから甲武信ヶ岳まではひたすら登る。途中、やや急な登山道は道が抉られ深さが1mほどにもなっている。整備が必要だろうが、手が入っていない。木賊山の巻道分岐から甲武信小屋に向かう。この道は山の北側でもあり、針葉樹が鬱蒼と茂っている。林床に倒木がたくさんあるが、朽ちてその上には、苔が茂っている。奥秩父のイメージはこんな景色だったと感じながら歩く。そして甲武信小屋にやっと到着した。小屋のベンチを借りて、やや長い休憩をとる。

 休んだ後、ザックをデポして、山頂に向かう。針葉樹の森を抜けると、西に金峰山などの山脈が見える。山頂で記念撮影。

 小屋に下って、木賊山(とくさやま)まで登り返し。今日最後の登りとなる。ほどなく森の中の木賊山に着き小休止の後、長い戸渡尾根、標高差1300mを下る。近丸新道、徳ちゃん新道と名前がついている。途中の岩場から広瀬湖が望める。見えると、あそこまで下ればよいと安心感がある。2人して、こけないよう注意しながら、程々のスピードで下り続ける。汗をかくので途中で水分補給する。標高1000mほどの場所にカラマツが生えており常緑針葉樹の森よりは明るくなる。徳ちゃん新道に入ってからも同じ位の斜度で下り続け、最後はやや東側の尾根を下るが、そこには岩は出ていないが急傾斜で転倒すると下まで落ちそうなので特に注意して下る。西沢山荘が見え、林道に出て、下山が終わった。林道を駐車場まで歩いた。長時間、標高差ある荒れた道をよく歩き切った。

【その他の山行】蕨山登山道整備

蕨山登山道整備 (県連の行事)

杉の倒木片付けて気持ちよく歩く

1本目の倒木処理作業

山域・場所:奥武蔵蕨山名郷登山口から尾根に至る杉林内登山道

期日:2023年6月13日

参加者:L橋本 相澤 会員外4名 

行動記録:蕨山名郷登山口集合、作業予定、注意事項確認8:15-林道終点8:40-作業場所着、作業8:50から9:50-登山口10:20

<天気晴れ>以前、この登山道を歩いて、10本ほどの杉の倒木があるのに分かっており、この計画を立てた。参加者が6名になり心強い。また、天気は予報よりもよくなり朝から晴れて暑い。

 駐車場に集合し、リーダーの橋本から本日の計画、注意事項を伝える。チェンソー作業は園芸作業の経験があるNさんにお願いした。狭い林道を登り堰堤の手前の沢を渡り急な登山道に入る。尾根で傾斜もきつい。一面杉の人工林で暗い。1本目の倒木は急斜面で根を上側にして道を直角に塞いでいる。重心や、根のかかり具合を動かしたりして確認した。その結果、道の上側を一か所切断し、切った下側を沢側に落とすことにした。他の参加者は作業場所から離れ、Nさんにチェンソーで切断してもらう。上側から切り、下側から切り、すっと倒木の下方が離れた。手慣れている。切れた倒木を動かし、谷に落として1本目の処理が終わった。残った上側の倒木は、根が腐らず、少しも動かないので当分落ちない。

 こんな要領で、倒木を切り、寄せて、道を歩きやすくした。尾根に近い場所に、太く、長い杉の倒木があった。2本重なっている。切る順番は上の倒木から。硬くはないのですんなりと切れて移動した。下の1本は途中が土に埋もれている。1か所切ってロープで引いて谷側に落とすことにする。地面から浮いている部分をチェンソーで切る。架けたロープを上側から4人で力を合わせて引くと、少しずつ動き、最後は谷側に計画とおり落とすことができた。だが、倒木の先が道の近くの杉にかかり歩きにくい。引いてみたが、動かないのでその部分を切る。小さくなり、手で動かせた。

 合計10本ほどの倒木の切断、移動作業を行ったが、チェンソーの活躍もあり、予定よりも早く終わった。尾根まで登り、新緑と、そよ風を味わい、下山することにした。歩きやすい道になり、充実感のある登山道整備であった。

 ボランティアとしての登山道整備で、不慣れな参加者もいる。事故防止、安全作業を最優先させなければならない。チームで作業するので、作業現場の状況確認、作業手順、担当者、補助者等の任務分担等、声に出して共通理解し進めることが大切である。切断箇所や作業場所の下側には絶対に入らないこと、切った倒木の破片が飛ぶ場所や跳ね返りのある場所にはいないことなど安全作業の原則を守ることが大切である。また、作業に適した服装、手袋、ヘルメットも必須である。

(橋本記)

上:長い倒木は切ってロープで引いて動かす

中:落ち切らない部分を切る 作業は上側から

下:道の部分の倒木が撤去できた

 

 

 

【ハイキング】美の山クリーンハイク 2023/6/4

美の山クリーンハイク

山域:美の山(蓑山)埼玉県・秩父

日時:2023年6月4日(日)

埼玉県勤労者山岳連盟北部ブロック主催行事

参加団体:

秩父アルペンくらぶ

深谷こまくさ山の会

上里ハイキングクラブ

熊谷トレッキング同人

参 加 者:L石川 高橋武 山口 滝澤 相澤 高橋仁 橋本 豊島 (8人)


行動記録:皆野町役場9:00挨拶・打合せ


熊谷8人 上里4人は皆野古道コース、深谷9人秩父6人は和銅コースにわかれる。


 役場9:15-皆野古道―休憩10:15/10:20―蓑山神社11:35―頂上・昼食11:10/12:25―関東ふれあい道―休憩13:10/13:15―皆野町役場14:00ごみの秤量等14:20解散


 快晴、古道はあまり人に歩かれてない感じで緑に染まってしまいそうな感じ、人が少ないせいかマナーが良くなっているのかごみが見つからない。緑濃いままごみも花もほとんど見ないまま蓑山神社到着、鳥居、参道、社と揃い、謂れも書いてある。

 神社を過ぎると明るくなりウツギ、コゴメウツギが咲き、木苺がたくさん実をつけている。喜んで口に含む。頂上を踏んでから展望台に上がり山座同定をする。

 昼食後4パーティ皆集まり金子伊昔紅氏の銅像の前で記念撮影する。同氏はいろいろに歌われていた秩父音頭の歌詞を取りまとめ、今の全国的に有名な秩父音頭にした方とのこと、ちなみに金子兜太先生のお父様とのことです。

 下りはアジサイ園を通り関東ふれあい道へ、アジサイは蕾がほころびかけたものも少しありましたがまだまだです。関東ふれあい道は明るい林の中の気持ちの良い道ですがここにもごみはほとんど無し。役場で秤量したところ燃えるゴミ0.8㎏ カン0.5㎏ ビン0.5㎏でした。皆さんマナーが良くなったことと喜びましょう。お疲れさまでした。
(高橋武記)

 

 

 熊谷トレッキング同人のメンバー

【ハイキング】細尾峠から明智平

朱・ピンク・白のツツジの競演を楽しむ

シロヤシオと華厳の滝アルバム

山  域:栃木県 茶ノ木平分岐1617m・明智平(1395m無名峰)
目  的:ミツバツツジとシロヤシオの行者道を歩く
期  日:2023年05月17日(水)
行  程:熊谷5:30=細尾峠7:40→茶ノ木平分岐9:50→明智平11:00/11:30➝茶ノ木平分岐12:50(茶ノ木平周回)/13:35→細尾峠14:50=熊谷17:40
参加者:高橋仁 高橋武 赤坂  
細尾峠はすでに7、8台が路肩駐車。その先に停めて茶ノ木平への北側尾根に取りつく。ほとんどが南側の薬師、地藏、夕日方面に往復するようで、茶ノ木平側はほとんどいない。
シロヤシオのトンネルを行くすぐに山ツツジが出迎えてくれる。登るにつれてヤマツツジは蕾に変わり、ミツバツツジとシロヤシオとの共演が始まる。ここもツツジの当たり年で、目の前に朱、ピンク、白の花をどっさりと付けた株が次々と現れて、楽しませてくれる。殊にシロヤシオは絶品だ。袈裟丸や高原山のそれを凌駕するほどの見事さ。
1400mあたりからシロヤシオも蕾に変わり、まだまだ数日間は楽しめそうだ。篭石で一息入れて茶ノ木平分岐に到着。今度は蕾から花へと変わるシロヤシオを楽しみながら明智平へ向かう。明智平からRWを使って茶ノ木平、中禅寺湖へと向かうハイカーとすれ違いながら、ベンチのある展望台で中禅寺湖や男体山の眺めを楽しむ。
男体山と華厳の滝1453m峰を越えると、伐採されて芝原の送電線鉄塔に出る。ここは今日の一番の展望地。女峰山、帝釈山、大真名子、男体山、奥白根山、錫ヶ岳、中禅寺湖を一望できる。殊に大きく迫る男体山の巨体は圧巻だ。1395m峰を超えて明智平RW山頂駅に下るとそこは観光地。展望台から華厳の滝、白雲の滝、男体ファミリーの山々を望みながらランチタイム。風が吹きぬけて汗を乾かしてくれる。
茶ノ木平にはシャクナゲも ひと汗かいて茶ノ木平分岐へ登り返し、ザックをデポして茶ノ木平を一巡り。中禅寺湖に直行するルートは少し荒れているが、一周できる。シャクナゲが満開できれいだが、上半分だけで下半分は鹿に食削されて枝木が丸見えになっている。
下山もツツジの中を そういえば、今日歩いた山は、笹原が一面に広がって、ツツジも下の方は枝も花も無く鹿の背丈の上あたりから横に枝を伸ばして広がっている。代替わりの若木が鹿の食害で育たなければ、この見事な風景も見られなくなってしまうのか?そんなことを考えながら、白、ピンク、朱のツツジをもう一度楽しみながら細尾峠に戻り着く。花三昧の楽しい山行にピリオド。(仁)

【ハイキング】アカヤシオの栗生山 2023/4/8

山  域:栗生山968.2m 群馬県桐生市黒保根町


目  的:春の花散歩 アカヤシオ
日  程:2023年4月8日(土)
参 加 者:新井浩、駒崎
行動記録:深谷6:30⇒栗生神社下P8:30/8:50→栗生山10:10/12:25→栗生神社下P13:10

今年は桜が10日ほど早く開花。それに準じて山の花も早いだろうと、アカヤシオを期待して出かけてきました。
細い林道を栗生神社の示す方向へ車を走らせる。杉林の急坂を上ると、鳥居が見えて来て、駐車場に着く。車は一杯7-8台程度で、少し戻った広い路肩に駐車する。

 

やっぱりアカヤシオ目当ての人が一杯だなと思いながら出発準備。栗生神社の長い石段を登ると、何やら人が一杯いる。聞くところによると、来週日曜日にお祭りがあるらしく、掃除とその準備であった。境内脇には樹齢1200年の杉の大木があり立派だ。向かって左奥の登山口から登り始める。

 

暗い杉林の中の急登を登り、周りに岩が見え始めると頭上にピンク色がポツポツ見えるようになる。アカヤシオが咲いてる~♪。ゆっくり登るが、50分ほどでコルに到着。カタクリが咲いている。山頂は右に進むが、左手にアカヤシオが咲いているのでまずは見に行く。満開で咲いている。ピンクのかわいい花だ。一年ぶりの再会。

 

山頂へ向かう。途中にもアカヤシオが一杯咲いている。なかなか足が進まない。栗生山の山頂はアカヤシオに囲まれて展望はないが広いところだ。今回のアカヤシオは丁度いいタイミング。木によっては半分くらい蕾を持っているものもあるが、大半は満開だ。

 

ちょっと休んで南の尾根に向かう。先ほど登ってきたコルを通過して、尾根上を南に進む。ポツポツとアカヤシオが咲いている。ちょっと下りながら進むと、アカヤシオの林に入ったように周りがピンク色。まるで桜並木の中にいるような感じ。すごくきれいだ。

 

この中で昼休憩とする。アカヤシオに囲まれて最高のロケーション。樹間からは赤城山が見える。単独の人が来て話をしたが、今年は例年よりも開花が早く、明日以降寒気でやられるかもしれないから今日が一番いいのではないかとのことでした。2時間ものんびりして、下山も1時間掛からず13時に駐車場に到着し、非常にお手頃なハイキングとなりました(標高差350m位)。
(新井浩 記)

 

【ハイキング】福寿草自生地を訪ねる 2023/3/14

福寿草自生地を訪ねる
山域山名:大ドッケ、細久保谷(秩父市浦山)
期  日:2023年3月14日 
参 加 者:CL石川 SL木村 相澤 高橋仁 三島

アルバム
行動記録:道の駅川本6:00=浦山大日堂7:30-細久保集落8:20-フクジュソウ自生地10:30/12:00-大ドッケ12:35-61号鉄塔13:40/14:10-大日堂14:40
<天気曇りのち晴れ>

 道の駅川本に集合し、途中で石川さんをピックアップし浦山大日堂に到着。準備後、浦山川沿いから細い沢沿いに入り、途中より山道に入る。東電の鉄塔整備用の道になる。道には大きな石が落ちており、山肌には剥がれ落ちた個所が確認できた。

 コースはところどころ崩れている箇所があり、気を付けて進んでいく。進んでいくと廃屋がある。完全に崩れた家や、家財道具が放棄された家もあった。動物の侵入を防ぐネットがところどころ設置されており潜り抜けて進んでいく。道に動物の頭蓋骨が落ちていて探検的な雰囲気だ。さらに崩れやネットを越えて沢に出る。この沢を詰めて行けば目的地となる。

 しばしの休憩後沢を詰めていく。通常の登山道ではない上、急登であるため厳しい。沢筋は気温が低いようでつららができているほどだったが、登りがきつくてさほどには感じない。1時間登り、まだ着かないのかと思っていたところかすかに黄色い花畑が見えた。元気を取り戻し花畑に到着。

 一面福寿草の花畑だ。曇り空のため蕾の花が多かったが、昼食を取り写真を撮りながら花が開くのを待った。1時間半この地で過ごすうちに開く花も多くなった。花は斜面一面に広がっているが、他の斜面ではなくこの場所だけに群落を作っていて、いろいろな自然条件が重なった結果なのであろう。初めて福寿草という花を見たが緑の葉に大きな黄色い花が美しい。葉が結構伸びており1週間ほど前に咲き始めたのではとのことで、咲き始めはもっと姿が美しいらしい。

 

 たっぷりの休憩後花畑を後にし、大ドッケにむかう。登り下りを繰り返し30分ほどで大ドッケに到着。木々に囲まれているが樹間より武甲山、大持小持の山並みを見ることができる。大ドッケをあとにしばらく下ると61号鉄塔に到着。時間も早いので休憩を取ることに。あとはどんどん下ってスタート地点に戻ってきた。適度に荒れた道、急登、一面の福寿草といろいろな要素を楽しめた山行となった。
(三島記)

 

 

 

【ハイキング】つるつる温泉から日の出山、御岳山

つるつる温泉から日の出山と御岳山    
山  域:東京都奥多摩:日の出山902m・御岳山929m
目  的:冬の奥多摩、展望の日の出山から御岳神社を往復する
期  日:2023年02月18日(土)

御岳神社大鳥居階段で参  加  者:(5名)L高橋仁、山口、須藤、赤坂、黒沢(現地集合)  

行  程:
熊谷6:00=日の出IC=つるつる温泉7:20/7:50→登山道➝林道出会い9:15→日の出山9:45/10:10→御岳山10:50/12:20→日の出山13:20/13:30➝林道出会い13:50➝林道➝つるつる温泉14:40/15:10=熊谷16:30

 日の出町のつるつる温泉で黒澤さんと合流して出発。舗装林道をしばらく歩いて、登山道に入る。植林の日陰でも風が無いので体が温まる。アウターを脱いでさらに登る。林道出会いを過ぎると断続的に表れる階段をひたすら登って日の出山頂に到着。東屋と山座盤のある山頂には10名くらいが展望を楽しんでいる。南に関東平野、丹沢、北には御岳山、大岳が目の前に見える。遠くには雲取山から鷹ノ巣山への尾根や都県境の長沢背陵が見渡せる。
日の出山山頂で 山頂の先の東雲館の左を下り御岳山に向かう。稜線は険しい大岩が露出して、南側をトラバースする道に崩れた岩塊がゴロゴロとしている。プラスチック制の大鳥居をくぐり最低鞍部の先に行くと、小さな畑が出てきた。御岳神社の御師(おし)集落の野菜畑だろうか? ほどなく御岳神社の参道に合流して、階段をいくつも登って神社に到着。780年という古から続く神社は大きく、様々な社や土産屋、多くの御師(おし)の宿舎がひしめき合っている。

御岳神社本殿
 手ごろな昼食場所が無いので、御師集落を抜けてビジターセンターの庭で昼食、館内を見学してから日の出山に戻る。山頂の眺望をもう一度楽しんだら、林道出会いから林道経由で下山。平井川源流の碑で湧水を飲んで、長い林道に飽き飽きしたころに、滝本登山口の蛙に出迎えられて、つるつる温泉に戻る。(高橋仁)

登山口の蛙のモニュメント

【ハイキング】赤城山スノーハイク

赤城山スノーハイク(黒檜山、駒ケ岳)

域山名:群馬県赤城山(黒檜山1827.6m、駒ケ岳1685m)

期日:2023年1月15日(日曜日)

参加者:L 高橋仁、大嶋博、須藤俊彦

氷結した大沼

行動記録

 大嶋邸6:30=駒ケ岳登山口駐車場8:10-黒檜山登山口8:40-赤城山10:50-ビューポイント10:55//11:35-駒ケ岳12:45-駐車場13:45=大嶋邸16:10

 駐車場から登山口まで氷結した道路を注意深く歩く。大沼は全面凍結しており多くの釣り人が氷上にいる。空は青く予報より良い。登山口で軽アイゼンを付け、登りだす。雪が岩の隙間を埋めており、歩きやすい。予想より暖かく服装を整え、釣り人の大沼や地蔵岳を眺めながらゆっくり登る。やがて富士山ビューポイントに着くが南西から左側の眺望は悪い。一方右側には枝越しに八ヶ岳、浅間山、上越国境の山々の雪が日の光を受け輝いて見えてきた。

黒檜山山頂最後の急斜面を登りきると間もなく頂上、それをパスして、先のビューポイントまで行く。日曜日という事もあり入れ替わり人が来る中、雪の山々を眺めながら昼食をとる。浅間から燧ケ岳までの山々が目の前に並んでいる。北アルプスは見えない。

 頂上に戻り記念撮影した後、駒ケ岳に向けて出発する。下山時いつもの事であるが、今回も無事に登れた、またここに来ることが出来るかなと思う。木の階段は全て雪の下、雪も緩んだせいか、急斜面は滑りそうで歩きにくい。今日は軽アイゼンでない方が良かった。そういえばほとんどの人が10本歯以上のアイゼンを付けていた。東方面にはきめ細かな雲海が湧き上がっており、駒ケ岳の登りの段階でその雲に飲み込まれ、頂上に着いた時には、何も見えない。

駒ヶ岳への登り道 長居は無用と先を急ぐ。3か所ある鉄梯子の内、下部2か所の梯子の一部は完全に雪の下になっていた。それでも最後の梯子を過ぎると、初めて土の上をあるく事になった。タイミングをみてアイゼンを手に下げ、無事に下山する事が出来た。

車に乗るとガラスに水滴がつきだした。予報通り、みぞれっぽいのが降っているが、全く濡れる事も無く帰途につくことが出来た。

                               (須藤俊記)

【その他】熊倉山登山道整備 2022/12/20

熊倉山登山道整備(県連の活動)

山域山名:秩父 熊倉山 

期日:2022年12月20日 

参加者:L橋本 秩父アルペンクラブ8名 大宮労山2名

作業内容:登山道の倒木の切断、移動 5か所

行動記録:道の駅ちちぶ8:00=林道秩父中央線日野コース入口駐車場9:10-主な倒木撤去作業現場10:30から11:40-下りながらの倒木撤去-駐車場12:50

 

上:2本の太い倒木を切る 下:倒木を道下に移動させ、安全に歩けるようになった

<天気晴れ>道の駅ちちぶに参加者11名が時間どおり集合して現場に車4台で向かう。天気は晴れて寒いが日差しが眩しい。秩父の山々は紅葉、落葉し冬の様子だ。旧荒川村役場を過ぎ、荒川中学校入口を左に折れて集落の中の細い道を進む。先頭のL橋本が、道を間違え一つ東側の谷に入ってしまった。右に曲がるべき場所を直進してしまった。30分ほどロスして、9時ころに目的の駐車場に到着した。南側に山がある地形なので、日陰で寒い。

 簡単に本日の予定や注意を打合せ、作業の道具を分担して持ち、目指す作業場所に向かう。倒木切断にはチェンソーが使われることが多いが、道具の多さ・重さ・危険を考え、手鋸での作業とした。この登山道は、沢沿いを30分ほど進み、尾根に取りつき、熊倉山に通じる。Lの橋本の所属会が昨年登山し、数か所杉林の中に、倒木があるので今回、県連での登山道整備を計画した。

 沢沿いの道は大岩を登ったりする道であるが、周囲は落葉樹で明るい。10mもの大岩が立ち上がりなかなかの沢だ。落葉上を澄んだ沢水が流れ本当に気持ちがよい。何本か枯れ木が倒れているので移動させながら歩く。尾根への取り付き地点、沢の分岐で一休み。体が温まってきた。

 後は、杉檜の植林の尾根を、右左に曲がりながら標高を上げる。そして、目的の場所に着く。杉の倒木が登山道を直角に塞いでいる。太さ直径は40㎝ほどある。しかも2本重なっている。手鋸で切れるかと多少の心配が心をよぎる。事故防止を第一に考え、切断箇所を少なくし、再度倒木が登山道を塞がないようにする手順を考える。そのために①2本の倒木の上の1本の一か所を切断し、下部を登山道からロープで引いて、移動させる。②上部の丸太を下に引く。下の倒木についても同様の手順で倒木を移動させる手順を考える。この手順を参加者で確認し作業を開始する。休憩組は、作業場所の上で休憩する。

 杉の倒木は太く、芯はしっかりとしている。手鋸で切り始める。鋸は目立てしたので、引く度におが屑がこぼれ杉の香りが漂う。次第に切り進み、下からも切り、斧で切口を広げる。そして間もなく、切口が離れた。下部の丸太にロープをかけ、横から10人ほどで声をかけ引いて道下に落とした。続いて、上部にもロープをかけ、下の立木に支点を取り、引く。動いて、道まで落ちそこの石にかかったので、バールで木口を上げて引くと下に移動させることができた。下の丸太も同様の方法で移動させることができた。半分に切断しても丸太の重さは数百㎏あるようで、落ちる音は低く響き、安全第一の作業手順が大切である。

 

上:倒木を切る 下:ロープで引いて移動させる

この作業場所が一番の大仕事だった。倒木があった場所を片付けたので、安全、楽に歩けるようになった。この後、下りながら、細い倒木を数か所切り、片付けた。沢筋の道を注意しながら歩き、駐車場に無事に着いた。簡単に反省会をした。「登山道の整備は、連絡したのか。」と質問があった。今回の登山道については管理者不明で連絡はしなかった旨返答した。他県では、地元の関係団体と協力して登山道整備を進めている取組みもあるので参考にしたい。 

【ハイキング】新雪の水沢山

新雪の水沢山ハイキング    高橋仁 
山  域:群馬県、(榛名)水沢山1194.4mm
目  的:水沢山の陽だまりハイクと展望を楽しむ
山行形態:ハイキング
期  日:2022年12月25日(日)
新雪の斜面を登る行  程:
熊谷駅南口7:30=道の駅川本8:00→関越道駒寄SI=水澤観音9:00→お休み石10:30/11:00➝水沢観音11:40=水澤うどん昼食=往路を戻る=熊谷15:30
参加者:L高橋仁 白根幸一 黒沢孝

水沢観音の駐車場は昨日の積雪がくるぶし位まである。アイゼンやスパッツをつけるほどでもない。観音様の階段から登り始める。新雪の水沢山は、雪景色目当ての多くのハイカーが来ている。日差しが出てきて、体が温まってきた。

30分くらい登った740m地点で、Aさんが不調を訴えて、そのまま倒れこんでしまった。幸いけがもなかったが、息が上がり、めまいがしたと云う。ザックの胸バンドを着ぶくれした状態できつく締めすぎたので、呼吸に負荷がかかったかも知れない。
この時点で下山を考えたが、Aさんの体調が落ち着いてきたので、他メンバーが荷物を背負って、少し先まで登ってみることにした。
お休み石で休憩。今日はここまでゆっくりと、900m地点の「お休み石」まで登る。この先は急登があり、積雪も多くなって来たので、今日はここで引き返すことにする。
水分、エネルギ補給の休憩をしていると、数十羽のヤマガラが、近寄ってきた。掌にパンくずを載せて掲げると、手に留まっては、パンくずをくわえて行く。完全に人なれして、餌付けされているようだ。そういえば沼田の戸神山でも、小鳥が餌をねだって近寄ってきた事があった。小鳥との触れ合いは嬉しい気もするが、自然界ではよい事なのか?複雑な気もした。
山頂の展望はまたの機会に取っておいて、下山開始。滑るので慎重に下って、お昼前に水沢観音に到着。せっかくだから水澤うどんを味わってから帰ることにする。(仁)昼前の下山。まだ登ってくる人が大勢

【ハイキング】晩秋の赤城山

赤城山外輪山を縦走
猫岩から大沼、地蔵岳山  域:赤城山(群馬県)・黒檜山、駒ケ岳、篭山、長七郎山

登山形態:無雪期一般登山

参 加 者:高橋 仁(単独)

日  程:2022年11月27日(日)

行動記録:熊谷市6:40=赤城山、駒ヶ岳登山口P8:30→黒檜山登山口9:00→黒檜山(展望地)10:00/10:30→駒ヶ岳(昼食)11:10/11:40→篭山➝鳥居峠12:15➝長七郎山13:00/13:20➝小沼水門➝駐車場13:45➝覚満渕➝駒ヶ岳登山口P14:40=熊谷

天  候:晴れ、強風

脊柱管狭窄症が悪化して、日常生活にも影響が出るようになった。現状の体力、体調がどの程度のレベルなのか確認したいと思い、単独で赤城山を歩いてみた。

駒ヶ岳登山口に駐車して大沼、赤城神社を左に見ながら黒檜山登山口まで歩く。雪はまったく無く、湖面は結氷も無いが、強風で波立っている。

山頂には携帯の山頂プレートが

登りはじめは足が重く、息も上がりがちで先が思いやられる。ペースを抑えながら慎重に登る。猫岩、富士山展望地からは大沼、赤城神社、地藏岳がきれいだ。富士山は雲で見えない。何人かの個人、グループに抜かれたり、抜いたりしながら稜線に出て、黒檜山頂から展望地に向かう。谷川連峰方面は雲で見えないが、真っ白に雪化粧をした男体、日光白根、浅間、草津白根がひときわ美しい。

左に奥白根、右に男体、中央に皇海山

遠く八ヶ岳、北アルプスまで眺望できて、しばし見とれるが、風が強くカメラも手振れしてしまうほど。手が冷えてきたので先を急ぐ。気が付けば、雲が取れて、地蔵岳の左に富士山が現われている。日曜の百名山とあって、山頂から黒檜大神石碑のあたりは賑わっている。単独や二人連れがほとんで、団体はいない。

利平茶屋と篭山の分岐を示すプレート

稜線を下ってオオタルミ辺りに来ると、風の通り道で寒い。ブナ林の斜面を登り返して駒ケ岳山頂に到着。東尾根に少し入った展望地で昼食にする。桐生から広がる関東平野、筑波山の双耳峰、前日光の山塊、袈裟丸から皇海、白根などを眺めてコーヒーとパンを食べたら、下山開始。下降点を素通りして篭山に向かう。誰も通らないが踏み跡は明瞭で、利平茶屋への尾根の分岐には「篭山」と書いたプレートが枝に着けてあるので迷うことは無い。篭山山頂の手前で踏み跡は山頂経由と右に巻いた道に分かれる。今回は山頂経由で左の道を抜けて鳥居峠に降りる。

左手前に荒山、奥に榛名山、その奥に浅間山      

最初の計画はここまでだったが、時間があるので長七郎山にも登ることに。木段と緩やかな道を、左に小地蔵岳を見て登れば、長七郎山頂に。荒山と榛名と浅間山が重なって並び、その右は電波塔基地の地蔵岳が目の前だ。静かな山頂を後にして小沼の水門に下る。

小沼の向こうに地蔵岳の電波塔基地

 きれいな湖面を見ながら東岸を歩いて駐車場に。地蔵岳もついでにと思ったが、長七郎の下りでは、つま先(薬指)が痛み出したので、ここまでとする。道路を下ってビジターセンターから覚満渕を抜けて駐車場に到着。

覚満渕から鳥居峠を望む

終わってみれば、マップのコースタイムの80%くらいと、まあまあの歩きができたようだが、急登では、腿に少し違和感があるし、ゴロ石や岩の段差では、バランスを崩さないように丁寧に歩く必要がありそうだ。(仁)

【ハイキング】大高取山(県連ハイキング)

大高取山 

低山をゆっくりゆったり歩く

山域山名:越生町 大高取山

期日:2022年11月12日 

参加者:L橋本 木村 他の会の参加者19名

行動記録:越生駅集合8:10-発8:20-弘法山9:15/25-越生梅林を経て大高取山登山口10:10-大高取山11:25/11:55-桂木観音12:25/35-ゆうパークおごせ13:10-越生駅14:10

 上:大高取山山頂にて 下:越生の街を望む

<天気曇>埼玉労山ハイキングに熊トレからは2名が参加した。越生駅に集合し、打合せをして出発した。まずは市街地を歩く。駅のすぐ近くに「ハイキングの町越生」の看板が掲げられ、広場でハイキングの宣伝をしていて、チラシと飴をいただく。裏通りを通り、北方向の弘法山を目指す。街の随所に真新しい石碑と案内板があり、「ここに昔〇〇があった」等歴史的な解説をしている。越生は古い歴史のある町だという。小学校横を歩き、五大尊というお堂の入口を抜け、越辺川(おっぺがわ)の歩道橋を渡り、小道を歩く。民家があり、キクなどが綺麗に咲いている。大通りに出てすぐ弘法山の石柱を目印に進む。舗装の坂を登り始めるとやや汗をかき、服装調節休憩。さらに200mほど登山道を登り、一つ目の弘法山に到着する。神社があり、越生の街を望むことができる。「弘法山」の目新しい木製の表示板が建っている。

 休憩後、山を下り、越生の梅林を目指す。天気は曇りながら穏やかで、付近の民家には植木や草花があり、綺麗にしている。これから登る大高取山が左前方に見える。梅林に入ると古い梅の木もあり、3月の梅まつりのころは賑やからしい。

 越辺川の橋を渡り、神社の前を通過、細い道を進んで、小さな大高取山入口の道標を目印に曲がり、登山道に入っていく。森の中の本格的な山道を登る。10分ほどで峠に着き休憩する。

 この後、山頂までは尾根の登りだ。杉、檜の人口林であるが、自生らしい太いモミの木があり、堂々と天に幹を伸ばしている。岩も砂利もほとんど無く、登り易い。ゆっくりと登り、ほぼ予定の時刻に山頂到着。山頂には先着のグループの方がおり、賑やかだ。東方向は木が低く越生の街が見える。風もなく天気もよくなってきて明るい。30分ほどゆっくりし昼食をとる。

 記念写真を撮ってから、桂木観音を目指す。やはり緩やかな下り坂で所々雑木林も混じり、下草も生えている。フユイチゴが赤い実をつけている。「ゴーン」と鐘の音が聞こえ、桂木観音が近づく。桂木観音の裏手から明るい境内にでる。そこで小休憩。

 車道を300mほど下る。福みかんの無人販売などが出ている。柚子園では実が金色に光っている。その付近から登山道に入り、尾根筋の道を下る。雑木林で下草、灌木も増える。地味だがコウヤボウキが花をつけている。ノギクも咲いている。里山にも地味だが味わいのある花は多い。ドングリも落ちている。里が見える尾根でも休憩する。

 後は、ゆうパークで車道に出て、越生の郊外の裏道を歩き、駅前に着いた。高度はないが水平距離は程々あり、山と里、街の景色を楽しむことができた。

 上:峠で休憩 下:大高取山への杉林を登る

 

 

 

 

 

【その他】きのこ木の実山行

赤城山 きのこ木の実山行

=大沼、小沼周辺の紅葉を愛で、きのこや木の実を楽しむ=

 

 

     サルナシ収穫             マスタケの大株

山域山名:群馬県赤城山

目的:きのこ、木の実等を観察、採集し、山や植物、自然を理解し親しむ

期日:2022年10月12日

参加者: L橋本 黒澤 栗原 新井勇

行動記録:熊谷7:30=上武道路=赤城キャンプ場9:45-大沼北側周遊道-覚満渕東端11:20-大沼南側周遊道-大沼キャンプ場12:45/13:30=小沼駐車場14:00-小沼一周-15:00=熊谷17:20

<天気曇>毎年秩父周辺の里山で実施してきた「きのこ木の実山行」は今年、群馬県赤城山の大沼、小沼周辺に計画した。

 上武道路が前橋市まで開通し、高速道路を利用しなくても赤城山へのアクセスがよくなった。だが、平日のため前橋市に入ると通勤ラッシュにかかったが、渋滞を避けながら走り、赤城山キャンプ場に予定よりも早く着いた。曇りだが風は無く、大沼の湖面は静かだ。ワカサギ釣りのボートが10艘以上静かに釣り糸を垂れている。秋めいた周辺の森、山が湖面に写っている。大沼は火口原にできた湖で標高が1350mあり、周辺には里山より高い標高の草木が生えている。また、赤城山は全山火山なので、酸性の土壌を好む植物も多い。

 準備後、ルートを確認し、樹木、草、きのこ、ドングリ等を見ながら歩き始める。今回は、「歩く」よりも「観る」「触る」などを中心にする。湖の近くに遊歩道があり、落ち着いて歩ける。

落葉が道に積もっている。ヤツデのような葉は大木のハリギリだ。葉の裏が銀色のグミもある。大木のミズナラが何本もあるが湖畔なので明るい。落葉から森の香がする。キノコもいくつか出ている。余り大きくないツツジの類の木は赤く紅葉している。丸い来年の花芽を付け、5枚の葉を付けているのでヤシオツツジだろう。他にミツバツツジもある。モミジの仲間の木が結構な大木で紅葉している。ヤマモミジ、ウリハダカエデ、イタヤカエデ、ミネカエデ、ハウチワカエデなどだ。鋸歯の形だけでは判別しきれない。朽ち木にキノコが生えていたり、どんぐりが落ちていたりするので見たり拾ったりする。木の実を拾うというのは、食べられないと分かっていても、充実感がある。ミズナラの立った朽ち木に白い塊がついている。棒で落とし、帰宅して図鑑で同定するとサンゴハリタケだった。赤城神社で小休憩する。観光客がちらほらいる。湖岸には鯉が群れている。やや草原があり、赤い実が目立つ。マムシグサの類だ。大洞の集落付近車道を通り、覚満渕に向かう。駒ケ岳登山口があり、付近に観光バスが数台停まっている。高校生のハイキングだ。関東ふれあいの道の看板があり、コースを案内している。他、赤い実のツルウメモドキやツリバナ、ズミなどもある。湖岸には、アザミ、ワラビ、アズマウツギもある。

  

      大沼北岸歩道を歩く           リンドウの花が鮮やか

 覚満渕入口周辺は平坦でダケカンバ、ミズナラなどが茂っている。林床には野菊の類、リンドウなどが咲いている。歩道を進むとミズナラの小さな洞にドングリが並べて入れてある。誰

(どの動物)が入れたのか気になった。渕の水面が望める周辺は丈の余り高くない草原でススキも穂を出している。レンゲツツジがちらほら。また、マユミの木が何本もあり、赤い実をたくさんつけている。一周して帰ろうと歩いていくと木道修理中でやや遠回し、渕の南側に行き美しい草モミジを愛でる。北側の山も色づき始めている。渕は深く無く水底も見えるが魚や水生昆虫などは見えない。

 車道を歩き、大沼の南側を通過する。ミズナラのドングリが沢山落ちている。「ミズナラの路」の案内板から、湖岸に進む。確かにミズナラの大木があり下は笹原だ。ミズナラの朽ち木にオレンジ色のキノコが生えている。「すごい」と笹をかき分け近づき観察する。端を少しいただく。図鑑で調べるとマスタケで若い時は食可とあるが、少し古いようだ。「マスタケ」でなく「マツタケ」ならと残念だ。湖岸をとことこ歩いて、元のキャンプ場に着く。道草をたくさん食い、4時間かかった。これが目的なのでこれでよかった。

 

 

上左:小沼湖岸 上右:自生マユミの実 下左:関東ふれあいの道がある 下右:サンゴハリタケ

 昼食後、10分ほど車で移動し、小沼駐車場から小沼一周に向かう。看板には爆裂火山湖とある。一般のハイキングの方も多い。大沼よりも小さいが周辺の森も色づき秋の静かな湖だ。ナナカマドの実が鮮やかだ。灌木のメギなどもある。湖の東岸は岩が多い路だ。次第に木が濃くなるが、ヤシオツツジの類で本数も多い。開花の時期にぜひ来てみたいと思った。湖の南に川が流れだすが水門が設置されていた。道の付近は落葉樹が生えているが林床にはキノコは生えていない。40分ほどで回ってしまった。

 駐車場からすぐの道端にサルナシの大株があり、実がたくさんなっていた。採果鋏もないので皆で蔓を引き寄せ実を収穫した。採りながら味見をすると、酸味と甘みの混じった味、濃厚な味だった。熟して強い香りのある実で口の中が満たされた。今回、食べられる木の実は少なくこれが唯一となった。最後に、お土産ができ満足のきのこ木の実山行となった。

(橋本記)

【クリーンハイク】鐘撞堂山

鐘撞堂山クリーンハイク

山域山名:鐘撞堂山(329.9m)

期日:2022年10月15日(土曜日)曇り

参加者:CL山口文江 SL 高橋仁、白根幸一、大嶋博、橋本義彦、 黒沢孝、木村哲也、須藤俊彦

行動記録

 寄居駅北口9:30-大正池10:00/10:15-鐘撞堂山11:00/11:15-羅漢山12:05/12:40-少林寺13.25/13:40-波久礼駅14:10

 

寄居駅北口に集合し、町を抜け、コスモスの咲く広い道をゴミを拾いながらのんびり歩き、大正池に着く。トイレ、東屋も設置されており、休憩する。歩き出して5分程すると鐘撞堂山直進の立て看板が右手にある。看板手前に地図にはないが右に登る道があり、高橋さん推薦に従いこの道を選択する。木々の間の道は直登気味であるが、歩行には全く問題がない。ただ風が抜けず蒸し暑い。周辺にはイノシシが食べ物探しをした跡が続き、山を下りるまでずっと続く事になる。この道はマイナーな為か余りゴミは落ちていない。やがて道は鐘撞堂山直下にでた。ゴミ清掃に感謝の声を聴きながら展望台に登る。曇りがち天候故遠望はきかないが、寄居の町ははっきり見える。山名の由来を実感するには北側の木々が邪魔している。しばらく休んだ後、円良田湖方面に下山開始。舗装された道を左に取るとほどなく少林寺への登山口がある。階段状の道を歩く途中にアナグマの巣と思われる穴がありやがて羅漢山頂に着く。ここには釈迦如来等数体の石像が草むらの中にたたずむ。東屋で昼食をとり、5分程西に歩き山頂にある神社にお参りする。神社名を記した多くの石碑があり、中には昭和17年建立の神格化した東郷、乃木の碑もあった。羅漢山に戻り天保年間に少林寺に寄進された五百羅漢の石仏が色々な表情をして並んでいる道を下る。亡くなった親しい人の面影を見出すことが出来るといわれているが痛んでいるのも多い。石仏が途切れると曹洞宗少林寺境内に着く。お参りしたのち、外にでて、ゴミの選別、計量を行った。結果ビン類2.0Kg、カン類1.1Kg,燃えるゴミ1.0Kgであった。ビン,カン類の多くは投げ捨てられており一部は回収できなかった。該ゴミ袋は自宅まで持ち帰り日常ゴミ回収ルートにのせ処理した。その後波久礼駅まで歩き、寄居駅で4人が下車、夫々の帰途についた。なおSUICAが使えるのを初めて知った。                                    (須藤俊記)