関東

【ハイキング】井戸湿原 秋合宿2023/10/08

    秋合宿 井戸湿原周回
         
1. 山  域:前日光高原
2. 目  的:テント泊を経験
3. 期  日:2023年10月8日(日)
4. 行動予定:かじか荘(8:00)=前日光高原P(8:20)➡象の鼻展望台(9:00)    
➡井戸湿原(9:40)➡横根山(10:30/11/20)➡前日光高原P(12:00)
5.参 加 者
CL 新井(勇)、白根、滝沢、相澤、黒澤、赤坂、豊島、石川


 袈裟丸組の3人が加わり、前日光高原に向かう。前日光高原駐車に着くと目の前は牧草地。牧草地が遠くの方まで広がっているのが眺められる。白い柵が牧草地に沿って伸び、木々に囲まれた景色はメルヘンチック。天候もお日様が顔を覗かせ、穏やかな日和。しばらく牧草地の柵に沿って歩く。所々、牛が静にこちらを見つめている。こちらも穏やかな顔で対応。のんびりとした雰囲気の中を進むと、象の鼻の展望台に着く。ここからは近郊の山々が、赤城山、雪をかぶった日光白根、足尾の山、どんと座った皇海山が目立ち、眺められる。空気が澄んでいるので山々がくっきりと見える。


 ここから森林に入ると、やがて、両側からツツジが山道を囲み、トンネルを作る。山道は木道が施され、井戸湿原へと進む。井戸湿原を横切る木道から眺める景色は白樺等の樹々に囲まれ、湿原は草紅葉、ナナカマドの葉が赤身を帯び、ここでも箱庭のようなコンパクなメルヘンの世界を作る。ここを少し登り東屋から眺める景色は実に美しい。フレームに収まった写真を見る様。


 この眺めを後に横根山に向かう。ここも山道の両側はつつじの木が立ち並ぶ。5月の頃は花街道となるのであろう。やがて東屋が見える。この後が横根山の頂上。樹林に囲まれ、展望が見込めない。ここで休憩のつもりであったが、朝食が早かったので、昼食を取る。水を沸かし、コーヒーやカップラーメンに使用。しばらく談話を楽しみ、疲れを取る。食事を済ませ、出発点の前日光ハイランドロッジに向かう。左側の眼下に牧場が見える。この白い柵に沿って行くと、真下に、ロッジが見えてくる。穏やかな天候の中、自然を満喫し、のんびりと一日を楽しく過ごすことができた。
      (相澤記)
 

 

 

 

 

 

 

 

【ハイキング】備前楯山 秋合宿2023/10/07

        秋合宿 備前楯山
            
1. 山  域:備前楯山
2. 目  的:テント泊を経験
3. 期  日:2023年10月7日(土)
4. 行動予定:熊谷(9:30)=ベルク(9:40/10:10)➡舟石峠P(12:30/13:00)    
➡備前楯山(13:50/14:00)➡舟石峠(14:40)➡銀山平(15:10)
5. 参 加 者:相澤、黒澤、豊島、石川、木村

買い物に時間がかかり、舟石峠駐車場に計画より遅れて到着。ここで昼食を手早く済ませ、登山口に向かう。この付近一帯はすすきの原っぱが広がる。白い穂が風に吹かれてそよぐ。風は冷たく木枯らし模様。山に入ると樹々は緑を残し、秋の気配にまだ遠い。落葉松も緑。毎年、春の植樹の帰りがけに寄る時期は芽吹きの頃。今は山道の両側は深々と草が生え、春とは様相が一変している。


    深閑とした森林の中を黙々と歩く。樹々の間から冷たい風が頬をさす。


   春はそろそろアカヤシオの花がポツポツと点在し、見えるころであるが、見えるのは緑の樹々ばかり。葉っぱが風でそよぎ、ガサガサと音を立てる。頂上に向かう山道はアカヤシオの樹々が枝を張り、山道が窮屈。春の時期より狭く感じる。岩もゴッゴツとむき出し歩きづらい。頂上へ到着。ここからの展望が相変わらず良い。男体山が堂々とした姿で望まれる。足尾の山々も緑を残し、ここも秋の気配からほど遠い。頂上からの下りはゴッゴツとした岩肌の上を歩く。足元に注意しながらゆっくりと足を進める。岩肌から樹々の根が張り出す山道と変わる。ここも滑らないように歩く。山は相変わらず深閑とし、樹々は緑を残しているが、寒いせいかなんとなく寂しいい。


    展望が開けてくる。足尾の山を正面に見ながらすすきの原っぱを通り抜け、登山口に到着。支度を着替えず、そのまま車の乗りこみ、銀山平キャンプ場に向かう。炊事場に向かい。食事の材料、鍋等の食器類、テントを車から降ろし、食事の準備にとりかかる。手の空いた者はテントを張り、後続の仲間を待つ。  (相澤記)

 

山頂より植樹のされた足尾の山々と男体山方面を望む

 

 

 

 

 

 

【ハイキング】尾瀬あやめ平周回 2023/10/14

山  域:尾瀬が原とあやめ平1969m

 目  的:紅葉の尾瀬を楽しむ

山行形態:ハイキング

 期  日:2023年10月14日(土曜日)

 行  程:(6時間 16.4Km)

自宅4:40=戸倉第2駐車場6:50=鳩待峠7:45-山の鼻-竜宮十字路9:45/10:00

-富士見田代11:30-あやめ平12:00/12:25-鳩待峠13:45=戸倉駐車場14:30=自宅17:30

 

参加者:(1名)須藤俊彦  

 

当初は10月16日に予定していたが、14日の方が穏やかな予報であり、また単独故14日に変更した。道路は何の問題も無く戸倉に着いたが第一駐車場は満杯で第2駐車場に車をとめた。身支度を整えバスで鳩待峠に到着。売店前では大規模な建物工事中である。鳩待山荘、休憩所の建て替えらしい。登山届を提出する。尾瀬ヶ原に向かう道の両端は紅葉が始まっており、就学前の子供も含め多くの人達が歩いている。その中に尾瀬名部物の歩荷さんが自分の身長より高い荷物を運んでいる。山の鼻でトイレを済ませ尾瀬ヶ原に入る。この季節の尾瀬ヶ原は一面の草紅葉で、池塘には赤みがかったヒツジグサが静かに浮いている。何となく至仏山と燧ケ岳が大きく見える。両側の林は色づいてはいるが遠方の為か、艶やかには見えない。竜宮十字路で一休みし長沢新道に入る。山にはいるとすぐにクマよけの鐘が調子が悪い。出没する時間帯ではないが、ラジオと笛を使いながら歩く。道はすぐ急登になるが、ブナ林の中、気持ちが良い。道には真新しい階段が数多く設置されており、よく整備され危険はない。たまに下って来る人と道を譲り合いながら、登る。まだ緑色が残っている楓などを愛でながら進むと、やがて道は平たんになり、真新しい木道にメッシュ状のゴムマットが固定されて、滑る危険性を除去している。

稜線上の富士見田代を過ぎると左手に遠くは富士山、南アルプス、近くは日光白根山、赤城山、上州武尊山が見える。ナナカマドの葉は赤くなるというよりチジれて赤黒い。やがて正面に至仏山、燧ケ岳が見えてくるとあやめ平だ。キンコウカは花軸も葉も茶褐色になって静かに立っている。ベンチからは会津駒ケ岳、平が岳その他判明しない山々も直ぐ近くに見える。昨年7月の黄色に染まったキンコウカ越しの山々の記憶を思い出しながら昼食をとった。

昼食後も艶やかな色彩を探しながら、歩いたが残念ながら目にしたものは何となくくすんだ木々であった。帰路鳩待峠からのバスから見た染まりかけの赤色は稜線部より美しく感じたが、2000m付近は単に盛りを過ぎただけだったのかもしれない。(須藤俊 記)

【ハイキング】花見ヶ原から黒檜山 秋合宿2023/10/07

花見ヶ原から黒檜山(赤城) 

秋合宿・一日目 黒檜山往復  黒檜山山頂は大賑わいだった高橋仁

山域:赤城山(黒檜山1827.6m)群馬県桐生市

日程:2023年10月07日(土)

参加者:L 高橋仁 駒崎 赤坂

行動記録:熊谷6:00=大間々=花見ヶ原森林公園駐車場8:30/9:00➝尾根下(昼食)11:00/11:20→黒檜山12:00/12:35➝駐車場14:30=銀山平キャンプ場15:40

〈天候:曇り、強風〉秋の合宿1日目の山行で、赤城山の東山麓の花見ヶ原森林公園から黒檜山を往復した。到着が遅れて1時間遅れで駐車場を出発。キャンプ場の中を抜けて、登山道に入るとササがかぶって歩きにくい。コロナの影響で何年か刈り掃いしてなかったのか?樹林の登山道は勾配が緩くて歩きやすいが、大岩がゴロゴロしているところも出てくる。以前、5月下旬に来た時は、麓からヤマツツジ、レンゲ、ミツバ、シロヤシオ、アカヤシオと、登るにつれて様々なつつじを楽しんだコースだ。

朝からの強風が収まらず、防寒着を着けても寒いくらい。赤いナナカマドの実が落ちている。(前日に、那須の朝日岳で4人が低体温症で亡くなったとは後で知った)これでは稜線に出たら食事もできないだろうと、樹林の中でランチタイム。紅葉には少し早い樹林の隙間から駒ヶ岳、長七郎、小沼、地蔵などが見え隠れして来て、尾根の展望地に出た。ひとしきり写真を撮ったら、黒檜大神を過ぎて黒檜山頂に到着。花見ヶ原コースの静けさは一変して、大沼から登ってきた登山者でごった返している。百名山の人気はすごい。

風は収まってきたが、ガスが出てきて日光や上州、信越の展望が隠れてきたので、早々に下山開始。落ち葉で分かりにくい道に悩まされながらキャンプ場に着くと、朝は閑散としていたキャンプ場は大賑わいで、駐車場も満車状態になっていた。そして、車で熊トレの合宿地、銀山平キャンプ場に移動したら、こちらもずいぶんと賑わっている。キャンプ人気がこれほどとは!(仁)

【沢登り】奥秩父真ノ沢

真の沢沢登り

 荒川源流「真ノ沢」の厳しさと魅力を味わう

山域山名:秩父 荒川源流真の沢

期日:2023年9月23日、24日

参加者:橋本 他の会4名 埼玉労山沢人主催 

行動記録:22日 寄居22:00=国道140号=道の駅三富2:00 車中仮眠 

          千丈の滝

23日 道の駅三富6:00=トラウトオン入川7:00-柳避難小屋11:00/11:45-千丈の滝15:40-テント場16:30 同所泊 

24日 テント場7:10-荒川源流の碑12:30-甲武信小屋13:00-甲武信ヶ岳往復-甲武信小屋14:00-木賊山14:30-西沢渓谷駐車場18:00

23日<曇、小雨>今回の沢登りは、5名のグループで、2台の車を利用し、1台を道の駅三富に、他の1台を沢登りの登山口の入川の釣場駐車場に置く。入川から、荒川源流の真ノ沢を遡り、甲武信小屋まで登り、木賊山を経て、西沢渓谷に下り、そこに駐車しておいた車を利用して入川の駐車場まで戻り、帰るというルートだ。朝、山梨側から長い雁坂トンネルを抜けると、雨雲が立ちこめ、小雨もぽつぽつとしている。少しは降ると予想する。140号国道から細い道に入り、上流の渓流釣場の駐車場に車を停める。しばらくは、登山道を歩くので沢用具はザックに詰め、普通の登山装備を身に着ける。道は、いわゆるトロッコ道で、森林軌道がまだ残っている。幅は2mほどあり、斜度は緩い。左の沢には澄んだ沢水が流れている。この道の上流部には、滝があり、白い飛沫が流れ落ちている。入川と白泰沢との合流点がトロッコ道の終点になっている。ここからが本格的な山道歩きとなる。道は、しばらくは白泰沢右岸に沿って登る。霧雨が降っているが、広葉樹の樹林の下で雨具を着けるほどでもない。沢筋から斜度がきつい尾根に登る。風もなく、気温が低くなり、汗が出て寒く感じる。尾根に登って一休み。ブナなどの広葉樹林だが太い木々が多く、雲も厚くなり暗い。林床には下草、灌木もなく落葉が積もり、秋らしくキノコが何本か出ている。

 この後は入川左岸を、高度をあまり上げずに山麓に沿いながら歩く。大きな木が無く日が射す場所にはアセビや草も生えている。崖も無く、木の根も出ておらず割合歩きやすい道である。歩くうちに雨が強くなって木々から大きな雨粒も落ちてくる。徐々に、沢の高さに近くなり、沢の音がして、ログハウスの柳避難小屋に着いた。ここで一休みし、沢装備を付ける。小屋には先客の釣人1名がおり、5日間ここで寝泊まりしてイワナ釣りをしているという。「15匹釣った、釣った魚はリリースする。」などと話していた。

 いよいよ、沢登りだ。小屋の中で軽い食事をし、装備を付け出発した。少し歩いて、二つ目の吊橋の手前から、真の沢に入る。ここは股の沢と真の沢の合流点である。入川の渓流釣場の付近の水量と同じ位の水量である。小雨が降り続く中、澄んだ沢水の中を歩き、流れが深い場所では、岸を歩く。荒川源流部で、左右は急傾斜であるが、木々が鬱蒼と繁っている。沢には直径1、2mの大岩がゴロゴロとしている。沢水は、白い渦となって、ドードーと小滝のように流れ落ちている。この連続である。倒木もあり、跨ぐか、その下を潜って進む。「通らず」というゴルジュでは、通過できそうにないので、遡行図を参考に、左岸を巻いて通過した。その後も、高くはないが、滝が続く。渕では、黒い魚影が動く。沢は、滝、瀬、渕と様々な姿を見せている。武信白岩沢合流点にザックを置いて、50mほど上流に遡る。暗い中、白い流れを落としている千丈ノ滝に出会う。奥秩父最深部の2段高さ35mの立派な滝だ。滝そのものも見ごたえがあるが、左右の大岩壁も大迫力である。どういう地形変動でこの滝ができたのか。

 一旦、下流に下り、右岸の斜面に取りつき、滝を巻くため先行の3人で登る。森の中の急斜面だ。距離にして、100mほど登って、後続の2名を待つ。数分待っていたが、登って来ないので、Mさんに後続者が見える場所まで、下ってもらう。呼んでみたりするも、反応がない。Mさんに確認してもらったら、川原付近にはいないという。3人で話合い、既に、滝を巻く道を上流に行ったのではないかという結論になった。付近の道をよく見ると滝を巻いているようなほぼ水平な踏み跡があった。この道を上流に向かう。100mほどで滝の上流に出て、対岸に幕営準備をしている2名を見つけた。このヒヤリハットは、私の判断ミスに原因があり、何点か反省点がある。後続者を待たないで、登り過ぎたこと。「林道」のイメージで、広い道があると誤解していたこと。滝を巻く場合、滝の高さ以上にあまり登らないことなどが理解不十分だったことである。今後に生かす教訓としたい。

 テン場は左岸の苔むした割合平坦な場所で、倒木もあった。全員でタープを張り、着替えをし、夕食の準備をした。小雨も降るなか、焚火がうまく起こせず苦労する。それでも、どうにか、ご飯を炊き、お湯を沸かしてみそ汁を作り、持参した魚を焼き、夕食を食べて、体を温めることができた。小雨が降り続く中、タープの下で各自シュラフの中に入り、疲れた体を休めた。風が無いのが幸いだった。

 24日<天気曇後晴れ>天気予報どおり、明るい空で夜が明けた。朝食をとり、タープなど宿泊の設営を片付け、沢装備をして7時には出発した。試しに釣りをして2匹を釣りあげた。その後は木賊沢合流点からは、右の真ノ沢に入る。木賊沢の方が本流のように見える。沢は急流になり、滝が続く。左岸を巻いたり、右岸を巻いたりする。滝の横が突破できそうな場所は、かなり高い大岩の間を、攀じ登る。白い岩盤が出てその上を流れるナメの滝も通過する。途中で珍しく、右岸に泊まっている人がいて焚火の煙が出ている。釣人か。三宝沢を右に見て進む。さすがに沢が狭く、水量も少なくなる。そして、倒木地帯になり、大量の倒木が沢の中にも、沢を横切るようにも倒れている。倒木の上は滑りやすいし、下を潜れば、ザックが引っかかる。汗をかきかき登る。沢なので、休憩の度ごとに、美味しい水が飲めるのはありがたい。そんな沢を詰めて登って行き、大岩壁の横を遡る。そしてやっと荒川源流の碑にたどり着くことができた。皆の協力で登れたと、固い握手をした。

 ここで、沢装備を解き、一般登山装備にして、まず、甲武信小屋に登り、休憩をとる。ここからは関東平野を望むことができた。4人は、甲武信ヶ岳山頂に登頂した。帰ってきてから全員で、木賊山を経て、戸渡尾根を、下り続け、西沢山荘に着いた時には、日暮れて暗くなり、ヘッドランプを付けて車道を歩いた。駐車場まで、30分ほど、無事に着くことができた。1日目ほぼ8時間、2日目ほぼ10時間の厳しい沢登りが終わった。奥秩父最深部、ほとんど誰も入ることのできない真ノ沢沢登りの厳しさと魅力を味わうことができた。全員が登れたのは、リーダーの力、個々人の力、チームの協力の成果である。