甲信越

【ハイキング】蓼科山 2025/8/23

大展望と今年初めてのアサギマダラ  アルバム

蓼科山頂から八ヶ岳を望む山域山名:蓼科山(長野県)

期日:2025年8月23日(土)

参 加 者:CL木村 SL高橋仁 大嶋 鹿島 豊島 石川 高橋陽 瀬戸

行動記録:川本道の駅6:00⇒大河原峠8:30⇒蓼科山荘10:55⇒蓼科山頂ヒュッテ12:07⇒蓼科山12:11/13:15⇒蓼科山荘14:27/41⇒大河原峠16:36

<天候:晴れ>大河原峠の駐車場は無料で30台位駐められ、無料水洗トイレ有です。登り始めは、カラマツ林でハクサンフウロが咲いていました。標高が上がるにつれ道はゴロゴロ石。周りは、シラビソとコメツガの木で、苔むした木陰の涼しい道を足元を注意しながら皆で会話を楽しみました。途中2、3箇所は、縞枯れ現象がありました。蓼科山荘からは、他の登山口との合流地点で人が多く、道は大きい岩の急坂、怪我をしない様にゆっくり安全第一で登りました。

 山頂は、大きな岩が折り重なって広がる噴火口跡で中央には蓼科神社奥社が祀られ、展望は、八ヶ岳連峰、浅間山、霧ヶ峰、美ヶ原など360度の大パノラマです。ゆっくり昼食を食べ、蓼科山頂ヒュッテのピアノを見て下山しました。ここでは、音楽を聴きながら食事やお酒が楽しめるそうです。下りも登りの時以上に怪我をしない様に下っていると、後ろで声がしました。「アサギマダラだ!」・・・・今年初めて出会えました。蓼科山荘(将軍平)まで来てほっと一安心、ここからは、静かな登山道を帰りました。

天候にも恵まれて、皆で楽しい一日が過ごすことが出来ました。

                          (高橋陽記)

【縦走】笠ヶ岳

笠ヶ岳からの日の出、槍ヶ岳方面笠ヶ岳記録 アルバム
山  域  北アルプス笠ヶ岳
山行形態  一般登山
日  程 2025年7月31日(木)~8月2日(土)
参 加 者  浅見
行動記録  
7月31日(木)
日高7:00=松本松本城見学10:45/12:30=新穂高温泉登山者P15:30~わさび平小屋17:00
8月1日(金)
わさび平小屋6:00~笠新道~抜戸岳12:00~笠ヶ岳山荘14:00~笠ヶ岳15:00~笠ヶ岳山荘15:30
8月2日(土)
笠ヶ岳山荘5:00~弓折岳9:10~鏡平山荘10:00~小池新道~新穂高温泉P15:00
=乗鞍高原美鈴荘合宿合流16:30
長く登山を続けてきて、何度も松本市内を通過しているのに松本城を見学したことがなかったので寄り道してみた。外堀を渡ると現地のボランティアガイドの事務所があり、一人でも説明してくれるとのことなのでお願いした。郷土愛の溢れる話を聞けて興味深かった。
今回、笠ヶ岳に登りたかった理由はまず、北アルプスの主要な山の中で笠ヶ岳だけ登っていなかったこと。次に最近読んだ新田次郎の「槍ヶ岳開山」という小説の影響だ。主人公の播隆(ばんりゅう)上人は、まず笠ヶ岳を開山し次に槍ヶ岳を開山している。特徴的な丸い山頂部を持つ山に登りたくなった。
初日は約1時間の林道歩きでワサビ平小屋に入る。入浴後に夕食、ヤマメの塩焼き。2日目は10分ほど戻ったところから笠新道の急登にとりつく。樹林帯の登りが標高差にして1000m続く。標高2400mで森林限界となりカール状の杓子平に出る。ここで初めて笠ヶ岳を眺めることができた。山頂まではまだ500mの標高差がある。シナノキンバイやチングルマに励まされて抜戸岳の稜線を目指す。チングルマはほとんど綿毛になっているが稜線近くの窪地には白い花が残っていた。遅くまで雪渓が残っていたのだろう。笠新道は抜戸(ぬけど)岳の南側で縦走路と合流して終わるが、時間もあるので抜戸岳山頂まで行ってみる。誰もいない山頂で槍穂高の絶景を眺めながらぜいたくなランチタイムとなった。ここからは稜線上の縦走路を笠ヶ岳に向かう。途中の「抜戸岩」は両側の巨岩の間をすり抜けるように道がついている。
笠ヶ岳山荘では山頂直下ということもあり、水500㏄400円で2本まで買える。他のソフトドリンクは600円で制限なし。翌日のために水2本とスポーツドリンク1本を購入。夕食はカレーでお替り自由。夕食後に日没を見に山頂へ、雲海を展望を楽しめた。
 3日目、槍ヶ岳の向こうから登る日の出を見て出発、抜戸岳までは昨日歩いた道をもどる。縦走路は秩父平、大ノマ岳、弓折岳を超えてゆく。弓折分岐で小池新道に入り、鏡平経由で新穂高に下山する。弓折分岐までは人が少ない。大ノマ岳周辺は花が多かった。天候に恵まれて夏山を楽しむことができた。
(浅見記)

【ハイキング】村上山・池ノ平湿原

展望の村上山と花の池ノ平湿原  アルバム

山 域:長野県東御市:池平湿原2000m / 群馬県長野原町:村上山1746.2m 

期 日:2025年8月27日(水)

参 加:(8名)CL 高橋仁 SL 相澤 白根 栗原 高橋武 赤坂 駒崎 福井  

行 程:〈薄曇りから曇り〉熊谷駅6:00=川本6:20=花園=小諸=鹿沢休暇村8:30➝村上山10:40/11:10➝休暇村12:10=車で移動=池の平駐車場(昼食)12:50/1320→池の平周回➝駐車場14:40/15:00=往路を戻る=川本17:30

  薄曇りの空は、雲が広がりそうなので、予定を変更して展望の村上山に先に登ることにした。休暇村嬬恋鹿沢の駐車場から登山道へ。肌寒いほど涼しい!カラマツの植林と笹の山腹をゆるゆると登って行く。歩く人が少ないらしく、落ち葉が柔らかく、道の岩も苔が剥がれていない。どこまでもカラマツと笹が続き、緩と急を繰り返す登り道を、年配者に合わせてゆっくりと登れば、時折涼しい風が吹き抜ける。樹間から浅間山と黒斑山らしき外輪山の見えるところで一息入れて、先のピークを巻けば、鞍部に東屋がある。これをスルーして一気に山頂に到着だ。 

 東から北側が開けていて、浅間から鼻曲、浅間隠、鬼押し出し、白根、四阿山まで展望できる。白根、万座、御飯あたりの山は、霞んでいて判別できないのが残念だが、5日前に登った四阿山が大きく構えて、その肩から根子岳の山頂がそっと覗いているのがかわいい。みんなで山座同定と水分、エネルギ補給をしたら、来た道を下山して、池ノ平に向かおう・・・と思ったが。駐車場のわきの「野草園」に捕まってしまった。村上山をバックにした野草園で、しばし花の観察となってしまった。

 さて、クルマで地蔵峠に戻り池の平駐車場(兔平)に登る。ここは6月に水ノ塔・篭ノ登を縦走して下山したところだ。東屋で遅いランチを済ませたら、「見晴歩道」経由で池ノ平周回は若手組と、「東歩道」放開口経由で池ノ平周回は年配組の二手に分かれて歩くことにした。マツムシソウ、キリンソウ、ウメバチソウ、ワレモコウ、フウロ、ダケブキ、エゾリンドウ、イワインチンなどがあちらこちらと咲いている。コケモモ、アカモノ、シラタマ、ガンコウランも実をつけて岩の間からアピールしている。リンドウの仲間の「ハナイカリ」は説明版を見て初めて知った花だ。本日の収穫!収穫!

 けれども、駐車場からの下り(木道)の端にびっしりと咲いていたヤナギランが全く姿を消していた。シカの食害だろうか?残念!両パーティが戻った頃には、ガスも濃くなってきた。雨が降る前に、道の駅「雷電くるみの里」でソフトクリームを食べて帰ろう。             高橋仁

【ハイキング】鳥居峠から四阿山(個人山行)

涼しさ抜群の四阿山  アルバム 山頂から根子岳を望む

山 域:長野県上田市・群馬県嬬恋村:四阿山2354m

期 日:2025年08月22日(金)

参 加:高橋仁、他2名 計3名

行 程:花園IC6:00=上田菅平=鳥居峠=林道終点8:30→花童子宮跡9:10/9:9:20→的岩分岐→10:00/10:20→水場入口11:10/11:25→山頂11:50/12:50→根子岳分岐→的岩分岐→的岩14:35/14:45→駐車場15:10=往路を戻る=花園18:00

 四阿山は5回目だが、鳥居峠林道から入るのは初めて。林道は5月から11月まで解放されて、10台ほどの駐車場と登山ポスト、簡易トイレがある。今回は花童子(ゲドウジ)の宮跡コースを登り、的岩コースを下山しよう。駐車場右手から森へ続く道は、カラマツの植林から、ミズナラやシラカバの自然林に変わり、尾根上に出れば、ツツジなどの明るい灌木帯になる。いくつかの石宮や東屋を経て、花童子の宮跡に出る。宮跡は山岳信仰の盛んだった頃の修験道の名残で、石垣や鳥居の石柱の残骸が残っている。女人禁制で女性はここから参拝したという。
 急な登りから、古永井分岐で的岩コースと合流する。東屋があり、松本市から来たという夫婦が休息中。我らも一緒にしばし歓談。さらに針葉樹の尾根を歩いて嬬恋清水入口に着いた。せっかくなので、ザックをデポして水を汲みに行こう。こんな山頂に近いところに、とっても冷たく美味しい清水が湧き出ている。ペットボトルに詰め、コップでいっぱい飲み干したら登山道に戻ろう。ここで、足の調子が良くないHさんは休憩して、残る二人が先を行くことにする。

 ひと登りでシラビソの森を抜けて、根子岳からの稜線に合流して山頂に到着だ。山頂には南に「嬬恋を向いた祠」と北に「信州を向いた祠」の二つの神社があり、三角点はさらに北の2333mピークに設置されている。ガスが出て来て、眺望はイマイチだが、おかげで涼しさは抜群の山行になった。2354ⅿの「信州祠」でゆっくりとランチを取り、根子岳の優雅な稜線と、鞍部の明るい笹原をながめてから下山にしよう。

マグマからできた屏風岩、源の頼朝が射抜いたと言われる岩が挟まっている

 根子岳分岐で後から来たHさんと合流して、古永井分岐から的岩コースを下ろう。源頼朝の伝説が残る的岩は、上昇したマグマが地中で固まってできた柱状節理が、周りの地層が浸食された後に露出したもので、屏風岩ともいわれ、長さ約200m、高さは20mにも達するという。あとは樹林帯の沢を林道終点駐車場まで下って、今日の山行は終了だ。   高橋仁

 

【ハイキング】乗鞍高原・滝巡り 2025/8/2

夏のアルプス・三本滝周遊  アルバム

三本滝の右の滝(右側の広がった滝)と正面の滝(左端の細い滝)

山 域:乗鞍高原
期 日:2025年8月2日(土) 
参加者:CL 相澤、高橋仁、赤坂、石川

行 程:熊谷駅南口(6:30)=花園IC(7:10)=松本IC(9:30)➡三本滝駐車場(10:30/10:40)➡三本滝レストハウス➡三本滝(11:20/11:50)➡三本滝駐車場(12:20/12:30)➡国民休暇村➡牛留池➡善五郎滝(13:10)➡美鈴荘(14:00)
 台風9号が本土に接近するというので、心配したが、殆ど影響はなく、穏やかな日和で乗鞍高原を周遊することができた。三本滝レストランの前に車を駐車する。白樺に囲まれた高原の中へ進み、かもしかの道と呼ばれる森の中へ入る。更に進むと川の流れの音が聞こえ、水飛沫を上げ勢いよく流れ落ちる川にぶつかる、この滝の上に吊り橋が掛かる。足を掛けると、吊り橋はゆらゆらと揺れる。この橋を渡り、少し上流に歩くと岩場になり、岩を上ると三本滝が出迎えてくれます。滝は岩肌を滑るように落ちる。この滝は3本の河川からなり、ここが合流地点とのことです。茶色い岩肌、黒い岩肌を滑り落ちる滝の前に立つと、趣の違う滝に癒される。

善五郎の滝の前で
 国民休暇村の駐車場に車を止め、牛留池・善五郎滝に向かう、シラビソ等の針葉樹林に囲まれ、整備された木道が牛留池まで続く。木道の脇には大きな葉を付けた水芭蕉が点在している。季節が過ぎ、花は付けていない。しばらく歩くと、赤松であろうか、幹がぐるっと一回りした奇妙な形の樹木に出会う。雪の影響でこんな形になったのであろうか。やがて東屋が見え、牛留池に到着。池は林に囲まれ、水面に樹木を映し、静に佇む。ここから善五郎の滝に向かう。途中にクマよけの金属の筒が吊るされており、これを叩いて進む。熊の出没情報が多い。
 木の橋が現れ、この橋に足を踏み入れると、滝の轟音が聞こえ、左側にダイナミックに善五郎の滝が水飛沫を上げながら落ちている、水飛沫は、ミストとなって飛んでき。肌に触れる。滝見台へ行ってみる。ここからは、滝を見下ろし、遠望になるのでダイナミックさ伝わらないが、自然に溶け込み絵画のように見ることができる。ここ後に、本日の宿の美鈴荘に向う。       相澤建二