東北

【山スキー】栗駒山 2020/1/10-12

1.山  域:栗駒山 須川岳・大地森(宮城県)
2.登山形態:山スキー
3.目  的:厳冬期の栗駒山登頂と山スキーを楽しむ
4.日  程:2020年1月10日(金)~12日(日)
5.行動:
1/10 熊谷=ハイルザーム栗駒
1/11ハイルザーム栗駒=世界谷地入口P→世界谷地湿原→大地森~往路を戻る
1/12ハイルザーム栗駒→イワカガミ平→中央ルート→栗駒山(須川岳)~往路を戻る
6.参 加 者: 【CL】木村、新井浩、駒崎、谷口 

アルバム

行動記録:

1月10日(金)羽生IC(9:00)→築館IC(13:00)→昼食・買い物→ハイルザーム栗駒(15:00)

6:45に自分の家を出て皆を乗せ、羽生インター近くのコンビニで飲み物を買い、出発。長い道程なので交代で運転をしていく。築館で食事処を探す。コスモスという「ボリュームが多い」にひかれそこに決め行くとボリュームが、本当にすごかった。皆2人分もあろうかという量でした。近くのスーパーでこれからの夜の晩酌のお酒を買いハイルザーム栗駒へ到着。温泉もよく(冬季で露天風呂は無く残念だったが)食事も美味しく、良い公共の宿。お土産やプールもある。運転疲れで軽くお酒を飲んで自分は就寝、ほかの人は???

 1月11日(土)ハイルザーム栗駒(7:30朝食/8:30出発)→世界谷地入口P(9:10)→世界谷地湿原(10:00)→大地森(12:30/13:30)→世界谷地入口P(15:30)→ハイルザーム栗駒(15:45)

朝食は、7:30からということで、出発は8:30。除雪が世界谷地P手前までしかされていなく車を路肩に駐車し歩く。初めてのスノーボードのスプリットということで少し緊張しながら進む。世界谷地は平らな湿原が続き周りの山々がとても美しく見える。残念なことに雪が少なく、しかたなく夏道を進んでいく。

 

大地森への登りが始まりなかなかスプリットのコツがうまくわからない。試行錯誤しながらなんとか大地森山頂へ。風もなく、山頂で昼ごはん。山頂では、東栗駒がよく見える。栗駒山頂は、ガスに隠れてみることができない。やっと待ちに待った、山スキー、雪が少なく藪が多い、藪の間をすり抜け進んでいく。滑っているとすぐに世界谷地まで下りてしまい、そこからはスノーシューで歩く。遅れないように必死で歩くがやはりスキーの機動力には勝てない。世界谷地駐車場~車までは300mぐらいだが車道を滑る。雪も雨の跡も残る雪だったが、スプリットがうまく使えず、ストレスで溜まっていた自分にはとても気持ち良かった。夜はたまたま一緒になった熊谷アルパインスキークラブの方々と交流会(飲み会)になった。

 

1月12日(日)ハイルザーム栗駒(7:30朝食/9:00)→栗駒高原駐車場9:30出発→イワカガミ平(10:30)→栗駒山(12:30/45)→イワカガミ平(13:30/14:00)→栗駒高原駐車場(14:30)→ハイルザーム栗駒(15:00/16:00出発)→国見PA(17:30/18:00)→羽生IC(22:30)

 朝、事件(部屋鍵紛失)があり出発が遅れる。そして、昨日お酒を酌み交わしたので(ごちそうになった?)アル熊の人達も、ピストンで駐車場まで送っていく。アル熊の方々とイワカガミ平までは、ご一緒させていただく。やはり体力かスプリットが悪いか、アル熊の人たちがすごいのだろう、かなり遅れてしまう。汗だくになりながらイワカガミ平に到着する。アル熊の人達とはここで別れ、自分たちは栗駒の頂上を目指す。やはり、雪少なく夏道を登っていく。途中より樹氷とまではいかないが木々が美しく真っ白になっている。この辺りで急に気温も下がって上着を着て冬山の登山の恰好に戻す。上を見ると、ガスで頂上は、見えたり見えなかったりだが、見えたときはとても雄大で美しい。山頂近くの夏道の周りの木々が見えなくなったあたりから急に風が強くなってくる。風は、異常とも思えるほど強い。指も風のせいか感覚がなくなるほどだ。

 

頂上も風強く、写真を撮ったらすぐ降りる。風が強い中滑り降りる、山頂近くは、まだ雪が多く皆好きな所を滑るがすぐに雪が少なくなり夏道の細い道を滑り降りる。スノーボードは、止まりそうな斜度なので止まらないように滑り続けていく。雪が少ない中でもスキーもスノーボードも皆うまいところを滑っていき、とても楽しめた。イワカガミ平で昼食をとり、そこからは、車道を滑り降りる。昨日同様、藪もなく止まる心配もない車道は、山ではないが、スピードを上げ楽しむ。すぐに駐車場までついてしまい今回の山行はこれでお終い。

ハイルザーム栗駒へ戻り、朝の事件を解決し、温泉につかりアル熊の方々に別れを告げ、帰りは工事中の国見PAで夕飯をとり、黒磯で休憩し、帰路についた。

2泊3日の行程程だったが時間もゆっくり取れて良かった。雪が少ない中だがスプリットの問題も課題も解り、とても良い山行になった。

(谷口記) 

 

【山スキー】西大巓 2020/2/22-23

山  域:西大巓(福島県)

日  程:2020年2月22日(土)~2月23日(日)

参 加 者:CL 新井浩、SL 木村、駒崎、谷口

アルバム

行動記録:2/22 行田6:00=グランデコスキ-場9:15/10:30=スキー場TOP11:00→西大巓12:25/13:00→スキー場13:55=宿14:50

<天候:晴れのち曇り>

グランデコスキー場に着いたが、車が多く、第二駐車場に停める。リフト券を買うためにならび、ゴンドラに乗るために並び、第4Qリフトを下りたゲレンデTOPに着いたのが11:00となってしまった。本日の最後尾で山に入る。新雪が20cm程あるが、堅いボブスレーのコースの様なトレースを進む。

 

青空がきれいで、磐梯山、安達太良山、西吾妻山がくっきり見える。が雪がやはり少ない。樹氷は発達しておらず、登っていると頭の上から雪の塊が落ちてくる。暖冬の影響がここでも出ていた。

 

ほとんど苦労することなく、西大巓の山頂着。20名ほどが休んだり準備をしている。西吾妻へ取りついているグループも見える。雪崩の心配はなさそうなので、東斜面を一本滑ってから戻ることにして、その前に昼休憩。出発準備をしていると、風が出てきて、雪が舞い始めた。天気が荒れそうなので、東斜面はパスすることにして、登ってきた南斜面を第4Qリフトへ向かって滑ることにした。その時、熊トレメンバーのSさんが突然現れた。西吾妻山をピストンしてきたとのこと。世の中は狭い。一緒に写真を撮って先に出発された。

 

我々も少し遅れて、滑降開始。途中で追い越し、西寄りにコースを取る。こちらのほうが樹間が広く、ノートレースのところが滑れるので選択。案の定快適にツリーランを楽しむ。森の中はパウダーが温存され快適な滑りができた。楽しい時間はあっという間に終わる。ゲレンデの端の柔らかいところを流して終了。宿に向かう途中コンビニで買い出し。桧原湖は去年は氷の上にワカサギ釣りのカラフルなテントがいっぱいあったが、今年は凍っていない寒々とした湖でした。宿に着いて早速温泉ということだったが、外の温泉引湯管がやられてしまったようで、ぬるいお湯しか出ないとのことだったが、やっぱり温泉に入りたいので、入ってみることに。ちょうど人肌くらいの湯温。入っているだけならいいが寒くて出られない。こんな時もあるだろうとあきらめ。夕食は豪華で食べきれませんでした。ワカサギの唐揚げを自分たちで揚げて食べるのが美味い。夜も更けたころに温泉が直ったとのことで、早速入りに行くが、今度は熱くて入れず、しばらく水でうめてから入り、温泉を夜のうちに2回ほど楽しみました。 

 

 

行動記録:2/23 宿8:00=野地温泉9:15→裏山(村越先生の木)→野地温泉10:35/12:55=行田17:00

<天候:暴風雪>

北海道付近に大きな低気圧があり、強い冬型の気圧配置なので、荒れることは予想していたが、宿の外に出てみると思った以上の荒れ模様。西大巓の行けるところまで行こうと滑る用意をして外に出たのだが、スキー場のゴンドラも動かないかもしれないので、温泉でもということになり、野地温泉に行き、裏山を一本滑ってから温泉に入ることにして移動。 

 

野地温泉ホテルの駐車場に車を停めて、裏山に登る。唸るような暴風雪だが、樹林の中はさほどでもない。。フードを被ってシールで登る。30分程で村越ツリーに到着。ビールを上げて休憩してから滑降。パウダーで気持ちがいい。短いが楽しいひと滑りでした。待ちに待った温泉。白濁硫黄の温泉らしい温泉でにんまり。この後ラーメンをすすってから帰途につきました。
二日間ともちょっと滑り足りない感じでしたが、楽しく行ってこられたので良しとしましょう。
(新井浩 記) 

 

【山スキー】西吾妻山・西大巓 2020/2/29-3/1

【個人山行】

山  域:西吾妻山、西大巓(福島県)

日  程:2020年2月29日(土)→3月1日(日)

参 加 者:新井浩、 駒崎

アルバム

行動記録:2月29日 グランデコスキー場8:10/8:30→ゲレンデトップ9:12/9:20→西大嶺10:30/10:45→避難小屋11:30/12:05→西吾妻山12;20/12:45→スキー場15:25

<天気:小雪後晴れ>先週の物足りなさがあり、直前の天気予報を見て再度西吾妻山をチャレンジしました。

 予定通りの時間にスキー場に到着。気温はマイナスで寒い。リフト券も待たずに買えてスキー場トップにも予定通りの時間に着く事ができる。(翌日に分かった事ですが回数券は券売機で買えます。) リフトを降りると20人ほどのつぼ足、スノーシューの登山者でいっぱいでスキーヤーはいるのかなという感じです。

  

 

小雪が降っていて、スキーのトレースの跡に薄っすら雪が積もっている。気温が低くさらさらの雪で上りやすい。偽ピークは左に巻いていっきに西大嶺へ、視界は良くないが風は微風程度です。小休止して、シールをはずして鞍部へ滑り込む。シールを着けなおして踏み固められたトレースを避難小屋へと向かう。何度か来ているが道がこんなに踏み固まれしっかり付いているのは初めてです。小屋の周りや中も人が多いです。2階でお昼を摂り山頂へ向かう。ガスの中で視界は良くないがトレースがはっきりしているので迷うことなく頂上に到着する。

  

 

写真を撮り、南東に少し行くと開けた場所に出る。シールをはずしてスキーモードにする。雪は止んできたが視界なく方向を確認しながらゆっくり南へ滑る。ホワイトアウトでは良くある現象、自分は止まっていて回りが動いているように感じられめまいがするようだ。少し高度を下げると視界が良くなり樹林に入る。硬かった雪面も新雪が軽くのる様になり板が良く滑り快適。ノートラック、1、2人位入っているのだろうか時々滑ったばかりの跡に遭遇する。平らになり少し漕ぐようになってきたところで先行者の跡を行かせてもらう。日がさしてきて粉雪がきらきら舞うのはとてもきれい。雪は次第に重くなっていくが滑るには問題ない。

 

二十日平辺りに来ると樹林は濃くなっていき、渡渉点上へのトラバースは藪になってくる。先行者は渡渉点へは向かわず、さらに尾根を進んで行っているが、我々は予定の渡渉点へ向かう。最後は急な斜面をどうにか下りる。沢は埋まってないが、少しの飛び石上で行けそうです。板を下ろし、ストックで2,3の雪をかぶった石の上を渡る。初めに靴先を少し水に付けただけだったのが靴の中に水が入ってきてとても冷たい、気を付けなければと思った。シールで少し登りゲレンデの下の方に出て駐車場に戻る。地図を見たが先行者は中ノ沢をどうして渡ったのだろうと疑問が残る。

 

 3/1(日) 

グランデコスキー場9:10/9:50→ゲレンデトップ10:20/10:40→西大嶺12:25/13:10→ゲレンデトップ13:40→スキー場14:10

<天気:晴れ曇り>今日は昨日より気温は高め。南西尾根は下部が藪だらけと思える為、西大嶺からスキー場に滑るルートに変更。

 

 

 

 リフト上から上り始めると青空が見えてくる。雪は重め。トレースは昨日のスノーシュー、つぼ足の跡が固まってぼこぼこで歩きにくい。青空で雪をかぶった木々がきれいなので雪景色を楽しみながらゆっくり上る。西大嶺はガスに覆われている。スキーヤー6名位。風はさほど強くないので、できそこないのモンスターに隠れてお昼休憩。薄日が差しモンスターが浮かび上がる。のんびりした後滑り降りる。先週よりやや左にルートをとりゲレンデへ、林間は滑りやすく、重めな雪だが板が良く回り快適に滑り下りました。

 (駒崎記)

 

 

 

【山スキー】月山 2021/5/2-5

山  域:月山1984m(山形県)

月山 スキーを背負って急斜面を登る
日  程:2021年5月2日(日)~5月5日(水)
参 加 者:L新井浩、木村、駒崎

アルバム

行動記録:
5/2 深谷⇒東松山8:00⇒行田8:30=姥沢 ほていや山の家15:00

  天気予報を見ると、天気が思わしくない。5/2-3は山は暴風雪のようである。初日は午後に滑る予定であったが、移動だけにして、朝ゆっくり出ることにした。いつものGWとは違い、渋滞知らずで月山に到着した後、宿に入りのんびりする。今回の宿は、ほていや山の家というところ。いつものところが今年はやっていないので、宿代だけで選んだ。月山の姥沢駐車場の目の前の立地。山小屋と同じくらいおんぼろ(失礼)であったが、一泊二食で7000円であり、山小屋よりも安く、食事はおいしかった。風呂に難があったが、合格点。テレビ無し。

 

5/3 観光 悪天候のため 鶴岡市市立加茂水族館、酒田市 山居倉庫

 

 今日の予報も暴風雪。よって観光の一日とした。最初に向かったのが、鶴岡市の加茂水族館。宿の人のお勧めのところ。すんなり駐車場に入れて、整理券を配っていたが、待たずに入館できた。入館料は1000円であった。近郊の川や海の魚などが展示されていて、迷路のような順路で進んでいくと、お目当てのクラゲが出てきた。イメージ通りにフワフワ漂っている。目を凝らしてみる小さなものから30cmくらいの大きなものまで居り、珍しいものが見られて満足であった。昼は館内でふぐ刺しの定食をいただく。

 

その後酒田市へ向かい、日向山公園に寄り、そこからてくてく歩き山居倉庫という昔の米蔵を見て、今夜のつまみを海鮮市場で調達して宿に帰る。

 

5/4 姥沢8:00→月山10:50~東斜面滑降1600mまで~月山13:30      ~牛首~姥沢15:00

 朝起きて付近を散歩。フキノトウがあちこちに出ている。ガスで真っ白だが、時折青空も見え、早い人たちが出かけていく。朝食を取り、準備して外に出ると青空が広がっている。8時に宿を出て月山リフト乗り場へ歩くが、ここの10分ほどが地味にキツイ。リフト券を買う列に並ぶと見たことあるような人が見えた。誰だったか思い出せなかったが、外に出てみるとなんとNPOさいたまの人たち5名であった。偶然であるが、同じような行程を考えていたのであった。月山山頂まではご一緒する。

 

                NPOさいたまの人たちに会ってびっくり!

姥ヶ岳を左手に巻きながら順調快適にシール登高し、牛首手前で尾根に乗る。1840m付近で雪付が悪くアイゼンに履き替える。風が非常に強い。板を背負うとずっしり重く、風であおられる。振り返ると、品倉尾根や姥ヶ岳、湯殿山が真っ白な穏やかな稜線を描いていて、雄大な景色が広がっている。後続のスキーヤー、登山者が豆粒のように転々と後に続いている。NPOさいたまの人たちは板をデポして登ってきている。風が強いので滑るのはあきらめたのだろ。我々は東斜面を滑る目的のために強風の中、板を背負ってあおられながら登る。アイゼンが効き、不安な感じはない。やがて山頂に着く。山頂はなぜか風がほとんど感じられなかった。

 

記念写真を撮り、NPOさいたまの人たちと別れて東斜面に向かう。東側の斜面は広大で、見渡す限りの雪原だ。谷を左手に見ながら標高差約350m程を真東に向かって滑る。斜度は物足りないが、どこを滑ってもいい斜面は気持ちがいい。あっという間に1600m地点まで降り、昼休憩をする。見上げると視界一杯に月山の雪原が広がっており、こんな広大な斜面に我々しかいない。休んでいると1グループがこちらに向かって滑り降りてくる。気持ちが良さそうだ。

 

休憩後シールを着けて山頂へ向け登り返す。途中、大雪原と呼ばれる南側の斜面も同じように広大でいつかは滑ってみたいと思う。胎内岩の露岩地帯を抜け山頂エリアに着く。まだ登って来て山頂神社へ向かう人もいる。風で雪付が悪いのでいったん板を脱ぎ、夏道沿いに1900m地点まで降りて板を履く。少し滑ると板を履くのが早かったようで雪がつながっていない。笹原の中を雪がつながっているところを探しながらに滑る。あとは広大な斜面を牛首下まで気持ちよく滑降。リフト乗り場を目指してトラバースし、姥ヶ岳の南尾根に乗り、眼下に見える姥沢の駐車場にめがけて滑り降りる。途中スキースクールの練習と思われるグループを横目に見ながら自由に滑り、宿の玄関先まで滑って本日のスキーは無事終了となる。充実感一杯である。月山の広大な斜面を滑ることが出来て、今回の目標を一つクリヤーした。志津の温泉に入りに行き、宿のおいしい夕食を食べ、夜の懇親も地酒とワインを飲みながら非常に楽しく夜が更けた。

 

5/5 姥沢8:00→姥ヶ岳9:10~西尾根~石跳川~姥沢11:00/11:50⇒東松山18:00

 

 今日は最終日。外は晴れており、朝食を食べてから宿を出る。今日は湯殿山の雪の具合でコースを選択する予定だ。リフトに乗り湯殿山の雪付を見ると、正面の雪はついているようだ。リフトを降りると、NPOさいたまの人たち2名と鉢合わせする。聞くと同じようなコースを計画していたので、一緒に行動することにした。姥ヶ岳山頂でシールを外して、西斜面まで担いで藪を越える。我々は装束場の避難小屋を目指してそこで一休みすることにしていたので、西に雪のつながっているところを探しながら滑る。NPOさいたまの人たちは石跳川沿いをそのまま行くというので別れる。

 

装束場手前まで滑り降りて、湯殿山の尾根に雪が付いていないので、湯殿山はあきらめて、石跳川沿いに滑降する。なかなかいい斜面が続く。右手の湯殿山の急斜面が滑れないのが残念だ。行く手にNPOさいたまの人たちが見えたので、合流。ネイチャーセンターへ行くとのこと、我々は姥沢の宿まで登り返さなくてはならないので、またの機会にご一緒しましょうということで別れる。ブナの林の中で一休みして、シールを付けて姥沢まで登る。宿の前まで登り、今回の月山山スキーは終了。一日半の行動でしたが、月山の広大な斜面を堪能できました。帰りがけにフキノトウをお土産に摘んで帰った。

(新井浩 記)

【山スキー】燧ヶ岳 2021/5/15

山域:燧ヶ岳 俎嵓2346.2m(福島県桧枝岐村)

日程:2021年5月15日(土)前夜泊

参 加 者:CL新井浩、SL浅見、橋本、駒崎、谷口

アルバム

行動記録:

5/14(金) 東松山(20:00)⇒東北道=御池駐車場24:05泊

5/15(土) 御池6:00→広沢田代→熊沢田代→燧ヶ岳 俎嵓10:15/11:05→東ノ田代11:40→林道12:00→御池駐車場12:30

 

<天候:晴れ>

真っ暗な東北道から桧枝岐村に向かい順調に車を走らせ尾瀬御池の駐車場に入る。何台か停まっている。星空が凄くきれいだ。すぐに車の隣にテントを張って就寝。翌朝テントの外に出ると青空でいい天気だ。朝陽が昇ってきた。広い駐車場には10台程停まっている。後から来たH氏の車もある。雪の壁は5-6mはあるだろう。お湯を沸かし朝食をとり支度をして予定通り6時出発する。広沢田代に上る急斜面があるので、最初からクトーを着け歩き始める。雪は登りやすく柔らかめであったが、案の定登りで苦戦。広沢田代に着き休憩を取る。ここからではまだ燧ヶ岳は見えずに、熊沢田代の丘が見えるだけだ。まだここ広沢田代は雪原になっている。

 

熊沢田代へは東側の急斜面を斜行するように登り、ピークを越えると熊沢田代に着く。振り返ると会津駒ヶ岳が大きく、眼下には先ほど歩いた広沢田代がまっしろだ。燧ヶ岳も見えた。雪付は例年と同じようだ。少し下ると、熊沢田代は湿原が出ていて雪が切れているので木道をスキー板を外して少し歩く。そこから先、本峰へは夏道沿いに登るが西に少しそれたようで、雪がつながっているところを探しながら登る。夏道沿いが良いようだった。山頂付近はガスが掛かったり晴れたりしているが概ね良好だ。俎嵓の山頂まで板を履いたまま登り上がると、先客が数名休んでおり、我々も板を外して休憩。ガスの中に入って尾瀬ヶ原、尾瀬沼を見ることが出来ないのは残念だ。

 

 

休憩後待ちに待った滑降だ。山頂から北東方面に滑り込む。柔らかめのザラメ雪で滑りやすい。熊沢田代の横から東ノ田代に向かって振り子沢形状の谷を気持ちよく滑る。緩い斜度の樹林の中を、木々をよけながら滑るのは楽しい。東ノ田代では一度板を外して歩く。その先、狭い沢形状を降り、急斜面を滑り降り、沢の中を快適に滑る。2年前に滑っているが今年の方が雪付が良いようだ。斜度が緩くなってくると終了地点の林道に出た。滑っているときは気が付かなかったが非常に暑い。上着を脱いで、板を背負い御池駐車場に向け歩く。30分ほどで駐車場着。お疲れさまでした。時間はまだお昼過ぎ。皆さんの足前がそろっているので、予定よりも早く降りてこられました。帰りに道の駅で、山菜をお土産にして、明るいうちに帰ってきました。

(新井浩 記)