関東

【ハイキング】浅間隠山(個人山行)

落ち葉を踏んで 陽だまり山行   アルバム

山頂から浅間山を望む山 域:群馬県高崎市・東吾妻町:浅間隠山1756.6m
期 日:2025年11月21日(金)
参 加:高橋 仁、赤坂、他一名
行 程:晴れ
熊谷ドーム6:00=17号=高崎=倉渕町川浦=二度上峠展望台8:30/8:40=登山口駐車場9:00=浅間隠山10:45/11:11:35→駐車場13:00=はまゆう山荘(入浴)13:30/14:10=往路を戻る=熊谷16:50                                                                       
 合併で倉渕村を吸収した高崎市は長野県堺まで領地を拡げた。その国境にある二度上峠の展望台に立てば、浅間山が山裾から山頂まで丸ごと見渡せる。三日前の雪はほとんど消えてしまったが、山頂から弧を描きながら流れる雪と山肌のラインは、いつも見る南からの眺めとは一味違う美しさがある。
 今日は、登る前から眺望を楽しんでしまったが、登山口の駐車場に戻って、改めて登山開始だ。沢沿いの道を詰めて、稜線に乗れば、平たんな道をゆったりと歩く。明るい笹原はやがてつづら折りの登りとなり、1538ピークを越えると急登へと変わる。急斜面に踏み跡がばらけて、みんなが気ままに歩いたような幾筋もの道が出来ている。こちらも気ままに、歩きやすい踏み跡をチョイスして登ろう。わらび平への分岐(南峰)を左折して一気に山頂に辿り着いた。

山頂から谷川連峰を望む
 角落山、剣ヶ峰、鼻曲山、浅間山、湯ノ丸高原の山々、遠くには八ヶ岳、奥秩父が、その奥には富士山が頭を出している。振り返れば榛名山、その奥に赤城山が、武尊山の雪も消えたようだが、さすがに谷川連峰はたっぷりの雪で輝いている。しばし眺望を楽しんだら、早めのランチにしよう。山頂は、我ら3人と単独男性1人、2人の男女の6人だけ。パン、コーヒーとカップ麺をゆっくりと食べているうち、上空に大きな白い雲がふんわりと浮かび、ぽかぽか日向とひんやり日陰を交互に作る。
 おとといの赤城・鈴ヶ岳に次いで、今日も小春日和の陽だまりハイクとなった。ピンクの実をつけたマユミの木を眺めながら、そろりと下山開始としよう。樹間の景色を楽しみながら、あっけなく登山口に到着。途中の「はまゆう山荘」の含鉄泉に浸かって帰ろう。                 (高橋仁)

【ピークハント】陣馬山

山頂に 白馬 佇む陣馬山

 山域山名:神奈川県・東京都境 陣馬山(855m) 

期日:2025年11月16日(日)

参加者:L橋本 須藤 福井 赤坂 鹿島

上:陣馬山山頂 下:陣馬の像

行動記録:熊谷駅南口6:30=関越道・中央道、相模湖IC=春日神社近くP7:50/8:05-栃尾尾根-陣馬山山頂10:30/11:10-一ノ尾尾根-駐車場13:00=(往路を帰る)=熊谷15:00

<天気晴れ>八王子JCでは少し、混んでいたものの、順調に相模湖ICを下りる。駅近くでは、何人ものハイキング客が山の方向に向かって歩いて行く。沢沿いを走って10分ほどで、登山口の駐車場に着くが、一杯なので、公衆トイレ脇の空きスペースに停める。身支度をして、まずは車道を栃谷川沿いに栃谷の集落に向かって歩く。秋が深まってきて、紅葉が進んでいる。栃谷の集落を抜けて栃尾尾根の山道に入るので、曲がり角を注意して進むと、丁寧な「陣馬山入口」の小さな表示板があり、ここから斜度のある集落内の車道を右、左と曲がりながら登っていく。民家がちらほらとあり、キクやバラなどが植えてあり、見ながら歩く。また、黄色の柚子が実り、秋の深まりを感じる。野原には、ノコンギクが色鮮やかに咲いている。途中で宿泊もできそうな立派な栃谷園地休憩所による。民家の脇を山道に入る。急坂で、歩くのもゆっくりとなる。標高が高くなり、南側の景色が広がる。秋にしては湿度が多いのか、もやが、かかっているが、冠雪の富士山がうっすらと見えた。15分ほどで尾根に着く。ここからは東北方向の陣馬山に向かって尾根を進む。落葉のある緩い山道では、おしゃべりしながら、坂がきつくなると呼吸優先で歩く。尾根だが、杉・檜の人工林か、コナラを中心とした雑木林の中の山道で、遠くの景色は林越しだ。足元には、地味だが、コウヤボウキ、カシワバハグマなどが生えている。クロモジは黄葉が進んでいる。雨が降らないので目立たないが苔も生えている。林の下草、灌木が生えているので、鹿があまりいないようだ。頂上近くになると、下ってくる登山者、追い抜く登山者がやや増える。斜度のきつい尾根を2か所ほど登り切り、落葉、紅葉した林、ススキなどの草の生えている尾根に出る。そこからは直ぐに陣馬山頂上で一気に見晴らしがよくなった。写真で見た白い馬が立っていた。登山者が一気に増え、ベンチなどで寛いでいる。西には、八王子方面の市街地が見え、北、西北には生藤山や奥秩父の山々、南に丹沢の山々が見える。南西には、富士山が見えるはずだが、白い雲で見えない。東方以外は、山々が連なっている。周辺にはススキが穂を立て、穂が動くことも無い。

 

上:明るい雑木林に心安らぐ 下:山頂付近にススキの草原が広がる 

時間が早いが、空いているベンチで、昼食をとる。風も無く、雲が多いが穏やかなてんきでおしゃべりを楽しむ。

 下山路は登りで使った栃尾尾根の西北にある一ノ尾尾根を下る。このルートは急な坂が無いせいか、登山者が多く、登ってくる登山者、下る登山者が多かった。栃尾尾根と同様に林が多いが、雑木林内では、紅葉が進み、明るくなり紅葉、黄葉を楽しめた。道には、もう落葉が絨毯のように積もっている。午前よりも晴れてきて明るい陽射しが道まで差し込む。山から車道になるがかなりの急斜面で左右にカーブしている。3か所ほど小さい無人直売所があり、柚子、エンドウ、豆などが置いてある。安いので買い求める。

 往きの道に出会い、予定の時間に駐車場に着いた。天気に恵まれ、紅葉が楽しめ、あまりきつくない登山で、楽しい登山になった。

                            (橋本記)

【ハイキング】鈴ヶ岳渋川ルート

初冬の赤城・鈴ヶ岳は粉雪の花盛り  アルバム

雪化粧の地蔵岳・黒檜山

山 域:群馬県渋川市:鈴ヶ岳1564.7m 

期 日:2025年11月19日(水)

参 加:高橋仁 高橋武 髙橋陽 須藤

行 程:晴れ

別府沼駐車場6:30=R17バイパス=旧赤城キャンプ場=登山口8:15

➝南ルート→石碑9:20→大ダオ10:14→山頂11:00/11:40→大ダオ12:30→北ルート→登山口14:00=道の駅=ふじみ=別府沼公園16:00

 

 かなり前から気になっていた、赤城・鈴ヶ岳の渋川ルートで歩いてみよう。前日からの寒波到来で、厳しい冷え込みと10mの強風という予報だったが、さほどの風も無く、日差しもだんだん暖かくなってきた。積もる落ち葉はうっすらと粉雪がかぶさって朝日に輝いている。落葉で埋もれた道を、赤布の目印を追って歩くうちに体も温まってきた。ふと足元を見れば、クマに破壊されて道端に落ちた看板のアクリルカバーに粉雪がまぶされて、ガラスのショーウインドゥみたいだ。

アクリル板のショーウインドゥ

 うっすらと汗ばむ頃に清滝観音の石碑分岐に着いたので、一息入れよう。見上げる鈴ヶ岳の山頂は木々が白く輝いている。霧氷かと思ったが昨夜の粉雪のデコレーションだった。沢沿いに急登を詰めて大ダオに登れば、新坂平(白樺牧場)からの登山道と交わり、山頂までの岩ルートの登りだ。ロープの付いた岩場を3か所も登れば、鍋割山、荒山、地蔵岳、黒檜山が望める岩のテラスがある。地蔵や黒檜の北稜は樹林がパウダースノーで飾られて、まるで桜の花が満開になったように綺麗だ。

 あまり広くない山頂は、岩と三つの山神石碑で陣取られて、つつじの低灌木で眺望が無い。樹林越しに上越国境の谷川連峰の雪山が見えるが、山座同定はイマイチ定かでない。今日の鈴ヶ岳は我ら4人の貸し切り桟敷席なので、ゆっくりとランチを楽しんでから下山開始。落ち葉と岩と木の根に滑らない様に慎重に下ろう。

 大ダオからは北ルートに下ろう。沢沿いの急坂は、霜柱と石ころの上に落ち葉と雪が乗って、歩きにくい。ここも慎重に下って、林道に出た。カラマツの落ち葉が積もった林道をテクテクと歩いて車を置いた登山口に到着。最初は寒かったが、最後は小春日和の陽だまり山行みたいな穏やかな締めくくりとなった。道の駅ふじみで土産をゲットして帰ろう。

                            (高橋仁)

【ハイキング】西上州・小沢岳 (個人山行)

5G・西上州のマッターホルンへ  アルバム

下仁田町自然史館から小沢岳を望む

山  域:群馬県下仁田町:小沢岳1089m

期  日:2025年11月10(火)

参    加:高橋仁、他4名

行  程:晴れ

道の駅しもにた8:00=小沢岳登山者駐車場8:30→椚峠(登山口)9:00→小沢岳10:25/12:10→椚峠13:00→駐車場13:20=下仁田自然史館14:00/14:50=道の駅下仁田(解散)15:00

 脊柱管狭窄症(間欠性跛行)で一人、低体温症と低温やけどで一人と二人がリタイヤしていた5G(ファイブジー=5人の爺)が4か月ぶりにそろって山に登れることになった。目指すは西上州のマッターホルンと称される小沢岳へ。

 道の駅下仁田に集合した5Gは、七久保の登山者用駐車場に着いた。かつては登山口の椚(くぬぎ)峠まで林道があったけれど、度重なるがけ崩れと大水で道路が崩壊したりで、クルマは入れない。30分ほど歩いて椚峠に到着。天気は先ず先ずだが、風が冷たい。

 登山道と並行する林道に間違えて入ってしまったので、途中から登山道に乗り換える。東北から東にかけて稲含山から白髭岩(原三角点)の稜線が見え、山腹の紅葉がきれいだ。小ピークをいくつか超えて、前衛峰を超えれば、あと一登りで小沢岳山頂だ。

小沢岳山頂から北アルプス方面を望む

 杉植林帯が終わり、つつじの紅葉に変わると展望が開けて、西側から雪をかぶった南八ヶ岳から蓼科山、北アルプス、手前には御座山から西上州の山々、荒船山、北側へは浅間山、妙義山、その遠くに信越国境から上越国境の雪山が白く光っている。180度広がる展望を楽しんだら、ランチタイムをゆっくりと取ろう。

 コーヒーを楽しみ、ミニカップ麺、5Gの持ち寄った差し入れや、11月生まれのFさんのお祝いのミニケーキ菓子などを頂いているうち、1時間があっという間に過ぎてしまった。そろそろ下山しよう。あっけないほど順調に椚峠について、荒れ果てた林道を七久保の駐車場にと下る。

 途中の青倉の「下仁田町自然史館」を見学して行こう。旧青倉小学校の校舎を利用した下仁田ジオパークの拠点展示施設は、各教室が展示室になっていて、豊富な展示は短時間では回り切れない。入館料200円はお得だ。グラウンドの駐車場に戻ると正面に、山頂を鋭く突きあげた 小沢岳が存在感たっぷりにこちらを見下ろしている。今日の山行の締めくくりだ。

                         (高橋仁)

 

 

 

 

【ハイキング】横根山・井戸湿原(個人山行)

前日光・横根山と井戸湿原   アルバム

象の鼻から袈裟丸・皇海山

期 日:2025年10月8(水)

山 域:栃木県鹿沼市:横根山1373m、井戸湿原

参 加:高橋仁、赤坂、他3名

行 程:曇りから晴れ

熊谷ドーム6:00=別府沼6:20=大間々=足尾=ハイランドロッジ駐車場9:00/9:10→横根山9:30→井戸湿原10:20→五段の滝10:30/10:40→井戸湿原(昼食)11:10/11:40→象の鼻12:10/12:25→駐車場13:00=往路を戻る=熊谷17:20

 ハイランドロッジの駐車場には宇都宮ナンバーの車が1台だけ。意外にも静かな山だ。予報に反して空が晴れて来た。西を望めば袈裟丸連山と皇海山がきれいだ。牛がのんびりと草を食んでいる牧場の柵に沿って横根山に登ろう。刈払われた登山道脇は、様々なコケに覆われて瑞々しく輝いている。牛やシカの糞を踏みつけない様に足元にも気を配って歩かなくては・・・

五段の滝のダイモンジ草

 横根山はツツジの花の時季でもないので、どうということはないのだが、センブリの花がふた株、み株咲いている。まだ開ききってない蕾がびっしりと着いた株もある。井戸湿原に下ろう。苔の岩や落ち葉の木段に滑らない様にゆっくり、ゆっくり!ツツジのトンネルを抜ければ、明るく開けた井戸湿原だ。ベンチや東屋があるが、スルーして五段の滝に向かおう。草モミジを横目に見ながら平坦な道を行き、水音が聞こえ、下りになれば五段の滝だ。さして迫力のある滝でもないが、大きな岩を乗り越えて滝の下に行けば、ダイモンジ草がきれいに咲いている。

 南側を周回して井戸湿原に戻ろう。鹿よけのネットが巡らされて、何度もゲートを開け閉めして通る。湿原を渡る木道が広くなっているところで、ランチタイムにしよう。広葉樹の紅葉はまだこれからだが、明るい陽射しと青い空の下で、草モミジを眺めてコーヒーを入れる。何とも贅沢な時間が流れる。我々の後から入山したらしい、幾組かのハイカーが通り抜けていく。

 ランチを済ませたら「象の鼻」に登ろう。樹林の中の木段をゆるゆる登って、目の前に赤城山、袈裟丸、皇海と、雲に隠れてきたが奥白根、男体、女峰などが現れる。展望台でしばし山座同定を楽しもう。この広場の左端の大岩が、裏から見ると象の頭と耳と鼻に似ていて、象がしゃがんで、赤城から日光の山々を眺めているように見えるので「象の鼻」と呼ばれているらしい。

 ロッジに戻ったら、ついでに古峰神社に寄って「古峰園」を見て帰る予定が・・・・ガソリンを入れ忘れて来たことに気付いた!途中に給油所も無い。エンストの危険が迫る!これでは古峰神社などに寄ってはいられない。粕尾峠からの下りをエンジンブレーキで燃料カットしながらゆっくり下り、足尾町の給油所まで漕ぎつけることが出来た。あとは道の駅「くろほねやまびこ」で恒例のソフトクリームを頂いて帰路に着く。     (高橋仁)    

【ハイキング】鐘撞堂山・陣見山(個人山行)

鐘撞堂山から陣見山往復   アルバム

伐採で展望が広がった陣見山山頂 

期日:2025年9月22日(月)

山域:埼玉県深谷市美里町寄居町:鐘撞堂山、陣見山

参加:高橋仁、他2名

行程:ホタルの里公園8:35→谷津池8:45→鐘撞堂山9:30→円良田特産センター10:25→南コース→虎が丘城跡11:00/11:20→大槻峠11:45→陣見山12:45/14:10→大槻峠14:50→虎が岡城跡15:20/15:30→東コース→円良田特産センター16:00→鐘撞堂山北コース→谷津池17:10→ホタル公園17:15

 深谷市(旧花園町)のホタル公園駐車場からスタート。谷津池から八幡コースに入る。最近、「物好きな人」が切り開いた、トラバースショートカットの「新道」を辿ってみる。今日の長丁場を考慮して足・腰の温存のため・・・。鐘撞堂山はいつ来ても、地元のハイカーが何人かいる山で、今日もHさんの顔見知りが陣取っている。奥武蔵や浅間方面の山を眺めたら、先へと進もう。北コースから円良田物産センターへ下山する。途中に子供の頭くらいの白いボール型のきのこが出ている。名前は知らないが面白いきのこだ。(アルバムに写真いつでも誰かいる鐘撞堂山 物産センターから虎が岡城跡へは南コースを登ろう。途中にカタクリの保護群落地があったが、今は斜面崩落で無くなっているらしい。大きな東屋がある城跡は誰もいない。眺望も無いがしばらく休憩する。城跡の面影を残す切堀(空堀)を二つ超えて大下りすれば大槻峠だ。すぐ左を林道が走っていて、馬頭観音と如意輪観音の石碑がある。ここから一登りしたところに「埋設型の四等三角点」(点名は大槻峠、標高368.4m)がある。

 急坂を二登りして林道に降りれば目の前に、植林が伐採されて明るく開けた斜面が広がり、テレビ埼玉などのアンテナ塔が立つ陣馬山山頂が現れる。以前来た時は、薄暗い植林の中をアンテナ塔が占拠して、休憩する気にもならなかった山頂だったが、様変わりしているではないか!今日の最終地点の陣馬山頂で、東にひろがる関東平野を眺めながらランチタイムにしよう。……気が付けば、1時間半も経っていた。暗くなる前に鐘撞堂山を登り返してホタル公園に戻るにはチョット忙しくなったかな?大槻峠まで急下降したら、急上昇して虎が岡城跡まで戻る。ここからは東コースで、特産センターに下ろう。南より階段が少ないので膝に優しいコースだから・・・。 

 特産センターから鐘撞堂山に登り返し。山頂まで行かずに、北コースに入り「物好きな人」がこちらにも切り開いた「新道」を使って谷津池に下る。(ほんとは深谷市が立ち入り禁止措置をしているし、迷路のように枝分かれしているので、皆さんは入りこまない様に!) あとはホタル公園に降りて長い行程が終了した。日没17:45分までに30分の余裕を残して・・・            高橋仁

 

 

 

 

【ハイキング】榛名山(個人山行)

臥牛山・相馬山・蛇ヶ岳を巡る  アルバム

相馬山の鉄ハシゴを登る期日:2025年9月19日(金)

山域:群馬県渋川市:榛名山(臥牛山1232ⅿ、相馬山1411ⅿ、蛇ヶ岳1229ⅿ)

参加:高橋仁、赤坂、他3人(計5人)

行程:熊谷6:00=花園=駒寄=水沢観音=ヤセオネ峠駐車場8:00/8:30→臥牛山9:00→ヤセオネ9:30→相馬山10:40/11:30→ヤセオネ12:30=蛇ヶ岳登山口12:35→蛇ヶ岳13:00→登山口13:20=ビジターセンター13:30/14:20=往路を戻る=熊谷16:50

  雨が残る榛名山に向かう。「ずっと雨だったら、伊香保温泉でお茶を濁そうか?」などと言いながらヤセオネ峠についたが、まだ雨が降っている。秋雨前線は通過したから晴れなくても雨は上がるはずだ。車で榛名湖を巡って30分の時間稼ぎをしよう。ヤセオネ峠に戻り、霧の中を臥牛山(ネウシヤマ)に登る。山頂からの榛名富士・蛇ヶ岳・烏帽子ヶ岳のコラボビューは残念ながら霧の中。

 ヤセオネ峠に戻り、相馬山に向かおう。道端に花火のよう白い花を付けたつる草が咲いている。「ボタンツル」と言うみたいだ。大鳥居を潜り、広い道を行けば、スルス岩からの道と合流する。ここで一息!にぎやかな小学生の団体がぞろぞろと追い越してスルス峠に向かっていく。道は急登になり、クサリ、鉄ハシゴが次々と・・・。 

雨の後はきのこがいっぱいだ

 雨の後はきのこたちがいっぱい出ている。山頂が近くなり、緩い登りから黒髪神社に到着だ。カギもかかっていない神社の中は、ゴザが敷いてあり、休憩ができるほど広い。遠くの山は見えないが、麓の相馬ヶ原のあたりが明るく広がっている。ここで早めのランチをゆっくりと・・・。しだいに空が明るくなり、樹間から榛名富士や烏帽子ヶ岳が見え隠れする。鉄ハシゴを慎重に下り、来た道をヤセオネ峠に戻る。

 車で移動して、今年の干支にちなんだ蛇ヶ岳(ジャガタケ)に登ろう。笹の中の急登を登れば一息で山頂に着くが、樹林で眺望はまるで無し。ピークハントをしただけ・・? 即、下山して榛名湖畔のビジターセンターの庭で二度目のランチタイムを楽しみ、資料館を見学しよう。榛名山はもともとは富士山の様な形のコニーデ型火山だったが、大噴火で山頂部が吹き飛ばされた後、何度もの噴火・陥没を経て今の形になったそうだ。30個くらいのピークがあるというが、今回で半分の15個位は登ったかな?         高橋仁

 

 

 

【沢登り】白毛門沢

白毛門沢沢登り記録 アルバム
山  域  谷川山系白毛門沢
山行形態  沢登り 
日  程 2025年8月17日(日)
参 加 者  L橋本、浅見、駒崎(計3名)
行動記録  川本5:00=土合、東黒沢出合P7:25~白毛門沢出合8:30~白毛門山頂16:40/17:10~
松の木沢の頭18:05~東黒沢出合P20:50=川本23:00
 災害級の猛暑が続く中、涼を求めて白毛門沢にやってきた。天候は安定した晴れ。雪に磨かれた白い岩の上を流れる水、両側の斜面を埋め尽くす木々の緑、見上げる稜線の向こうには真っ青な空。この景色の中に身を置く幸せを感じながら歩く。
 土合駅の先で湯檜曽川は3本に分かれる。北に向かう本流と西黒沢と東黒沢だ。白毛門沢は東黒沢の支流で白毛門山頂に直接突き上げる南向きの沢だ。東黒沢出合の駐車場(680m)に7時前に到着。はじめから沢装備で出発。華化の滝は最上部を左から巻く。約1時間で白毛門沢の出合(830m)に着く。  
 ここから沢は狭まり傾斜も増す。いくつかの小滝を超えていく。このあたりで浅見がアブに刺され薬品セットの中のポイズンリムーバーと塗り薬のお世話になる。おかげであまり腫れないですんだ。フエルト靴のフリクションギリギリで登っていくが大きめの滝は左右の灌木帯を巻く。大滝「タラタラノセン」は左側を大高巻きとなる。豪雪地帯の木は雪の重みのためか根本が斜面の下方向に曲がっているので、手掛かりとしてはありがたいが、横方向にまたぐのに難儀する。沢の真ん中に立ちふさがるような大岩(1140m)の下で沢に戻る。大岩の左右に水流がある。このあたりから沢が広がり傾斜も緩み、目指す山頂とその左側にジジ岩ババ岩と呼ばれる特徴的な岩峰が見えるようになる。見上げる沢はジジ岩の右側を山頂までほとんど真っ直ぐに続いている。やがて水流も減り樹木も低くなり草原の中の岩の斜面となる。クガイソウ、キンコウカ、オタカラコウ、ニッコウキスゲ、ワレモコウなどに励まされて急斜面を登る。視界が開けると白毛門山頂(1720m)だった。時間がかかり苦労したが美しいラインで山頂に登った充実感があった。西側には一の倉沢、マチガ沢の岩壁が見えるが谷川岳の稜線は雲がかかって見えない。南側の下山路上にある松の木沢の頭の付近にヘリコプターがホバリングしている。何度か近づき日没前の僅かなチャンスを活して救助に成功したようだ。
 山頂で靴を履き替えて下山を開始。途中で暗くなり、ヘッドライトをつけて急坂を下る。視界が狭い中で木の根に足を取られないように気をつけて歩く。標高が下がって蒸し暑く汗が噴き出す。駐車場についたのは午後9時近くなってしまった。今回も上信越の沢の厳しさを思い知らされたが、充実した沢登りだった。(浅見記)

【ハイキング】赤城・鍋割山(個人山行)

鍋割山ゆったりハイキング  アルバム

山頂の先に榛名山と浅間山を遠望する

山 域:群馬県前橋市:鍋割山1332m

期 日:2025年08月18日(月)

参 加:高橋仁、赤坂、他5名 計7名

行 程:熊谷ドーム6:00=赤城道路=姫百合駐車場8:00→荒山高原9:00→鍋割山10:00/10:30→荒山高原11:20/12:00→駐車場12:50=往路を戻る=熊谷16:00

 赤城道路を登るにつれて外気温は下がり、標高1000mの姫百合駐車場は23度だった。少し湿気があるが、荒山高原への道はヒノキやカラマツの中なので涼しい。岩と木段の道と、腐葉土のなだらかな道と、岩の間を縫うような道がかわるがわる出てくるが、終始ゆっくりとした歩みで登る。登山道わきに植えられていたレンゲショウマは、消えてしまったのか全く見当たらない。風穴で一息入れたら、すぐに荒山高原に到着だ。荒山と鍋割山の鞍部は、春にはツツジの花で埋め尽くされるが、今は殺風景だ。でも芝の広場が明るくて気持ちがいい。

火起山から荒山と地蔵岳を振り返る

 樹林の中の山腹を少し登れば、稜線に出て展望が開ける。振り返れば大きく尾根を拡げる荒山と左奥にはアンテナ頭の地蔵岳がそびえる。右には釣鐘のように突き出た鈴ヶ岳が。遠方には武尊から谷川連峰まで、さらに草津白根方面まで眺望が広がる。残念ながら湿った空気で霞んでいるのが惜しい。火起こし山、竈山とゆる~いアップダウンを繰り返せば鍋割山頂だ。「火を起こし、竈にくべたら鍋が割れた」とは何ともユーモラスなネーミングではないか? 山頂の先には、榛名山、その遠方に浅間山が見える。南面には前橋市街が広がって、のっぽビルの群馬県庁が良くわかる。

 登山道で行き交う人は結構いるが、スタート時間がずれていて、山頂は誰もいなくなって貸し切り状態だ。ランチには早いので、水分とエネルギ補給でブレィクタイムだ。木陰は風も抜けて涼しいので、ポットのお湯でコーヒータイムと行こう。さてと、そろそろ荒山高原に引き返して、本格ランチにしよう。子供連れの集団とすれ違って荒山高原に降りると、ここも貸し切り状態。木陰に陣取ってランチを楽しもう。

 ガーデニング、畑、家庭料理から世界情勢、政治の話まで果てしなく広がるおしゃべりは尽きることも無いが、そろそろ・・・と腰を上げる。岩と木の根と、木段と腐葉土の道を淡々と下れば、姫百合駐車場。あとは、赤城山麓のトウモロコシなどを買って帰ろう。  高橋仁

【ハイキング】戦場ヶ原に涼を求めて(個人山行)

別天地の涼しさ満喫・戦場ヶ原散策  アルバム

小滝の釣り人

山域:栃木県日光市:戦場ヶ原~小田代ヶ原 (1350m~1430m)
期日:2025年08月08日(金)

参加:高橋仁、赤坂、他5名
行程;熊谷6:00=大間々=竜頭の滝上駐車場9:30→石楠花橋9:45/9:55→赤沼分岐10:10→青木橋10:50/11:10→泉門池→小滝11:45/11:55→泉門池12:15/13:00→小田代原ゲート分岐→石楠花橋14:15→小田代原バス停手前15:00→石楠花橋15:35→駐車場16:00=往路を戻る=熊谷19:30 

 足尾道路から中禅寺湖へと登るにつれ気温は下がり、竜頭の滝上の駐車場は24度。湯川に沿って水音とセミの声を聴きながら、ミズナラの林の緩い登りを歩けば石楠花橋に出る。小腹もすいたからエネルギ補給をしよう。河原の岩棚には甌穴(水流で回転する礫が穿った穴、ポットホール)がいくつも見られる。赤沼分岐から戦場ヶ原へと進もう。いくつかある展望地ではホザキシモツケの大群落が広がる。ピークは過ぎているが、湿原にひろがるピンクの穂先はなかなかの景観だ。7月下旬の満開時にもう一度来てみたいものだ。たぶん湿原がピンクの絨毯のように染まるだろう。

戦場ヶ原から太郎山 湯ノ湖から湯滝、小滝、泉門池、そして戦場ヶ原の水を集めて、蛇行しながらゆったりと流れる湯川に沿った木道は、秋のような涼しさで、気持ちがいい。コバノギボウシ、フウロ、オミナエシ、オトコエシ、キリンソウ、オダマキなどが楽しませてくれる。花の終わったバイケイソウ、穂を出し始めたススキ、まだ青い実をつけたズミの木、アキアカネに名前は知らないがたくさんの蝶が飛び交う・・・
 青木橋で水分とエネルギ補給したら、泉門池はスルーして小滝に行こう。小田代橋からのコースは通行止めになっているので、川を離れて西の道を行こう。カラマツ、ミズナラ、笹原の中を行けば、小滝の水音が聞こえてくる。木段を下れば、簾のように白く流れ落ちる小滝の下の橋に出る。滝つぼには釣人が一人。マスが釣れるのかな?さて、泉門池(イズミヤドノイケ)に戻ってランチにしよう。伏流水が湧き出して池となり、湯川に注ぐ。今日は居ないが、マガモいるそうだ。
 帰りは戦場ヶ原と小田代原の間のカラマツ、ミズナラ。白樺の樹林帯を歩こう。平らな遊歩道の両脇はどこまでも笹原が広がり、爽やかな空気が流れる。石楠花橋から、予定外の「石楠花貴婦人」を見に行くことにしよう。舗装道路を小田代バス停に向かってテクテク歩き。ようやく貴婦人の見えるところまできたが、周囲の木々が葉を茂らせて「貴婦人」を思わせる孤高さが無い・・・まあ、それでもお目にかかれて納得。ツリフネソウ、ツルガネニンジン、コバノギボウシなどの花を見ながら、石楠花橋までテクテクと戻る。ついでだから竜頭の滝も観ていこう。日光のゆばソフトを食べて今日の山行(散策)が終了。          (高橋仁)